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自己認識とイメソン

先日の健康診断で、「石蕗さんは元々不整脈気味なんで、多少心拍強いとかあってもそこまで気にすることないですよ〜!」というようなことを言われた。
えっ、ごめん全然初耳なんだけど……?寝不足か?寝不足が原因か?

閑話休題。
今の自己認識として、現時点の自分のイメソンを記録しておくのよさそうじゃない?と思ったのでnote3本目です。


推しカプのイメソンがあるなら自分のイメソンもあるよね


これは私そのものだ、と思わされる曲がある。
アイナ・ジ・エンドの『金木犀』だ。

どうして出会ったかは忘れたのだけど、私が認識している私そのまんまじゃん!と打ち震えたのは初めてだった。

歌い出しからもう天を仰ぐほど分かりすぎる……。
就活の時は適当に長所とかでっち上げたけど、もはやそれが何だったか覚えてないほどに「ない」。
今、自己紹介して、と言われても「長所はありません!」と言えるくらいには長所が分からない。
もちろん他の人からは見えるものがあるのだろうし、実際かけてもらった言葉はある(それらは大事にスクショして保管してる)。あるのだけど自己認識としてはそれを長所とは思えていない。
多分、絶対評価じゃなくて相対評価なんだと思う。いや私よりすごい人は五万といるし、と。こういうところ変に完璧主義というか、他の追随を許さないようなものになって初めて自分の長所と言えるのだろうあたりに0か100思考を感じる。他の人にはそんなこと一切思わないのに。

その後に続く歌詞もこれまでの自分を思い出す……。
これまでそれなりに親しくなった人はいたものの、心のどこかで常に終わりを考えていて、線引きをして、一番柔らかい心の内は絶対に曝け出せなかった。どんなに好きでもその先の未来を考えると懸念事項がある人たちだったのもあったのだけど、そうでなくても線引きはしてたんだろうなと思う。
そんな感じで相手を安心させられなかったからか、相手がだんだん私への執着心を強めていくのを言動の端々で認めると、余計に離れたくなる。
2番のAメロも本当私のこと見てたの?というくらいまんま。せっかく築いた関係も、結び目を解くように少しずつ、しかも相手が自分から離れていくように、そうやって切り離して終わらせてきたから、この歌詞にはちょっとゾッとした。

思ってはいたけどこうやって文字にしてみると本当に陽じゃない上に悲観的で自己否定が強いな……。
変わりたいか?と問われると、この感性は残しておきたい部分もある。というか、多分根がこれなんじゃないかと思っている。
とはいえ自問自答で変わる部分もあると思っていて、数年後自分で選ぶイメソンがこれから変わるか変わらないかも楽しそうだなと思う。変わらなくてもそれが自分の大事な要素なんだねと思えるかもしれない。

今の自分を今の視点で捉え直したところで、次のnoteはキーワード探ししようかな、と思う。

今のプレイリスト

イメソンついでに今の私の好き(世界観、関係性、メッセージ性などなど)を集めたプレイリストも作ったので備忘録として記載しておきます。よかったら聴いてみてください(一部リンクないのもあります!)。

Running Through The Night - Seori

月光に瞳を濡らし、で始まる歌詞が好き。直訳だと月の光に瞳を浸し。好き。
綺麗な声に導かれて、月の綺麗な夜に透明になれそうだけど、個人的には朝聴くのが好き。


フレンズ - REBECCA

子供の頃からずっっっっっっと好き。一緒になれなかった二人という関係性が好きなのは、この曲と萩尾望都のスター・レッドのせいだと思う。


ウタカタ - 天野月子

これも一緒になれなかったタイプの関係性の曲。箱庭も好き。
このPVのウェディングドレス、100年待ち続けた花嫁をイメージして、100年前の3着使って作られたものなんだそう。


Fake Love - BTS

Fake Loveはジンくんの声がロックサウンドにピッタリ合ってて泣きそうになるくらい好き。
自分を偽って好きな人の望むような男(=人形)になろうとしたけどそれは偽りの愛だったよ、という曲。
自分を偽ってまで一緒にいようとするのは不健全だよね。


Trivia 轉: Seesaw - BTS

ユンギのソロ曲。シーソーゲームのように愛の重さを競ってたけど、惰性になってしまった関係に蹴りをつけようとする。“君”がいなくなったシーソーの上を未練がましく降りられないであるのが……ね……。


My Immortal - Evanescence

ボーカルのエイミーが亡くなった妹さんを思って作った曲。それまでピアノメインだったのが、ラスサビ前からバンドサウンドになるのが苦しいくらいぐっとくる。


Black Swan - BTS

A dancer dies twice - once when they stop dancing, and this first death is the more painful

ダンサーは二度死ぬ。最初は踊りをやめたとき。そしてこの死は耐え難い苦痛だ。

Martha Graham

Black Swanは、舞踏家マーサ・グレアムの名言を引用し、それが根底をなしている曲。
彼らの自己表現である音楽に情熱がなくなってしまったら、音楽をやめてしまったら。恐らくそれは彼らにとって最初の死なのだろう、と。


花冠 - 天野月子

またこれも一緒になれなかったタイプの曲。始まりから全てが終わったあとの情景が目の前に広がる。
うちはイタチとか夏油傑とかに似合うと思う。


空言の海 - 音々

これは公式の音源なかったので収録アルバムのリンク貼っておきます。
TOMOSUKEの曲はどれも好きなんだけど特にロックが好き。揺り動かさないでほしい、一人でいさせてほしい。
ちなみにジャンル名はRUINだった気がする。
https://amzn.asia/d/3SQnMP1


Alive - Sia

生きていることを全身全霊で叫ぶこの曲を定期的に聴いてたときがあった。土屋太鳳さんが踊ってる動画も生の躍動を感じられておすすめ。


Si - Zaz

もし私が神様の友達だったら、お金持ちだったら、そんなことを考えながら、実際は何にも持たない自分でも誰かと手を取り合えば世界を変えられるよね、という祈りの曲。


バニラ - サンタラ

フォーク・ブルースが気持ちいい、歌詞がめちゃくちゃ不穏なさよならの曲。


Eblouie Par La Nuit - Zaz

死ぬほど眩しい閃光の夜に目が眩んでって言われたら、大通りで車のヘッドライトに照らされたのかなと思う。
そんな光だけが強烈な夜の色のない通りで100年待った、多分腐れ縁の相手は口笛を吹いてやってくる。そういうカプありそうだね。


Sorrows - 吉廣麻子

こちらはAppleMusicのリンクを。
pop'n music 16の収録曲。今は廃止されたみたいだけどかつては曲名以外にジャンル名というのがあり、SorrowsはEMOというジャンル名がつけられていた。
そのまんまピアノの旋律が美しいエモロック。


The Grey - Icon For Hire

たまたま某動画サイトの某MMD動画で知った曲。
選択肢を選べなくてもう戻れないって分かっていながら立ち尽くすときってあるよね。


Wild Flower - RM

キムナムジュンという人は根っからの詩人なんだと思う。巡り合わせの結果BTSのリーダーをしている今とは違う世界線でも、きっと詩人をしているだろう。
あれだけ名声を得ながらもこんなに等身大であれるのはなんでなんだろう。花火に憧れた自分とそうなれないことその全てを飲み込んで、野花である自分を誇る。すごい人だ。


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