見出し画像

麻雀プロを目指そうと思った決断(その①)

ぷらむは皆さんの予想を遥かに超える年令です。同世代の麻雀プロの方は、ビックネームの方ばかり。過去に様々なビッグタイトルを獲得したり、団体の要職に就いている方ばかりです。

私は関東で、まだバブルの頃、ごくごく普通のサラリーマンとして、何不自由なく暮らしていました。
マスコミ業界で働く息子の姿は、両親にとっても自慢の息子だったんだろうなとも思ってます。
ですが、自分のマイノリティーに背を向けて、着たくもないスーツ姿にネクタイ姿で、生涯を終えることが、自分にとって本当に充足した一生だったのか?と聞かれると答えはNOでした。

今までの繋がりのない、全く知らない地・大阪に来たのは2002年の1月です。
今までの据のない土地で、人生をゼロから始めたかったからです。
お給料は安くとも女性としてOLとして働ける!
それだけで私は大満足でした。
ですが次第に”元々男だから“という理由で
男性の力仕事の比率は増える一方でした。
なので転職をしました。
本来なら“性同一性障害(性別違和症候群)”の方は
女子として女子がする仕事・生活をしたい。
ただ生活していく上で私が選んだのは
生活レベル維持のためのニューハーフという道でした。
ドレスを着て、踊って、お酒を飲んで、時には上半身半裸のコミックもしました。
恥ずかしかったですし辛かったです。
30才を過ぎての業界に入ったのも並大抵の辛さではありませんでした。10才以上年下の先輩がたくさんいる訳ですからね。

前置きはさて置き
テストを受けようと思った理由は
一昨年の友添プロのツイートを読んだからです。
①年令関係なく②性別も関係なく挑戦してみませんか!?
見た瞬間に衝撃を受け受験を決意しました。
2020年1月から生まれて初めて雀荘に行き
常に勉強なんだ!と自分を鼓舞してきました。
私の持つ年令や知識不足で
テストに合格できるかはもちろんわかりません。
感覚としてはまだ若輩な私が新しいことに挑戦して、失敗を恐れない感覚で挑戦します!!

ただ①この年令で②セクマイで
19〜20才の若者と一緒に受験に挑むことは
私と同じような境遇の方に
“僕も(私も)挑戦してみようかな”
という希望や力を与えられるなら、
それもアリなのかもしれないと思います。

47期後期の最高位戦のプロテストを受験します!

最高位戦を受ける理由はもちろん
この気持ちに気付かせて頂いた
友添敏之プロが所属しているからです。

今まで様々な経験の積み重ねはありますが、この年令で団体にどんなメリットを提供できるかは不透明です。

合格・不合格は別にして
せっかく出会った麻雀の世界。
これからも楽しく歩みたいと思います。

2022年2月10日 ぷらむ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?