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pLRayer 3rd single「できるだけpureに」 15年の時を経て。

ん?15年??



いやいや、15年かけてレコーディングしたとかじゃないよ。
この「できるだけpureに」というタイトルは

15年前から存在していた

というおはなしです。





遡ること2006年。
あの頃はbeatもなく、verseもなく、
ただ「できるだけpureに」という言葉が浮かんで、"仮サビ"みたいなものを口ずさんでいた。

それがどうして今こうしてリリースになったのか、その経緯を綴りたいと思う。




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自分はおそらく「内省的」な人間。
10代の頃からツレと遊んだりバスケしたり、そして音楽を始め、恋愛を重ね、仕事を幾分かこなし。

そうやって生きてきたこの半生、

思えば、ひとりになると "その日の出来事" をいつも振り返って生きてきた。
とにかく振り返ることが癖だった。

5,6歳までの頃なんて、その場にいる人が喋った言葉をそのままその場でボソボソ繰り返して輪唱してたもんな。(こっっっわ)


ははは。
青年になってからも、


「あ。あの言い方まずかったんかな」
「じゃあどう言ったらよかったん」
「あいつが言ってたアレってどういう意図?」
「ああ言ったってことは、こういう考えがあるから?」
「ってことは...? 」
「おれのことどう思ってるんかな」
「ああ、つまりこういうことか」
「....?ちがうかな。どうなんだろう」


超高速で頭の中をいろんな考えが巡ってしまい。
ひどいときは相手の語尾の語気や表情やその前後の所作すべてに対して過敏になったり。

結果、こちら側がダメージを負わないために「攻撃的」になったことも、「ずるく」なったことも、「ドライに」なったことも、「利己的」になったことも、「虚無的」になったことも、「自分に浸った」ことも、「勘繰りが行き過ぎた」ことも、多々。
いま振り返ると、それが故に反省すべき出来事も沢山起こしてきてしまったかもしれない。



ただ、、、
なかなかどうして。
前述した諸々の処理で心に決着がついたことはあまりにも少なく。



やっぱり、

ぶつかり合って、摩擦して、愛を交換して、

"ようやくお互いの心の落としどころが見つかった" ことばかりだった。
(大切に思う間柄なら、尚更)



そしてそんなときに生まれた"やりとり"は、
たとえばそれが怒りや暴言でさえも、そのすべてが "純粋でそこには愛しかなかった" よなぁと、振り返って、おもう。



そしてそんなやりとりを経た仲間とは、今でも固い関係性が続いていて。
そのことが何よりの証拠だとも、おもう。
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.....みたいなことを、15年前に悶々と考えていました。


そして、

「ああ、やっぱりできるだけ純粋(pure)に生きよう。それがいい」

というアイデンティティが、当時、いちばん "しっくり" きたんよな。




しかしながら世の中、
"そうもいかないことも多い"
ということは当時から十分わかっていて。


だから、この
「できるだけ」
があるんですよね。



そしてこのアイデンティティは、
今も何も変わっていなかった。

まるで今作のジャケットのふたつの顔つきのように。




《人それぞれに正義の色が違い白黒がつけられないグレイな世の中でも、「できるだけ」純粋に愛を交換し合えるような生き方ができれば、あのとき羽を無くした天使たちは皆、きっとその歩を明日に任せ進むことができる。道中たとえ汚れてしまっても、また晴れ渡る空から降りそそぐ朝陽が、もしかしたら心を洗い流してくれるかもしれない。僕達は愛を受け取ることができ、そのときにふと涙を流すことができる人間なのだから。》







よし。
あとは、歌詞を読んでやってください_φ(・_・

晴れのち曇り、曇りのち雨
そしてきっとまた晴れ渡る
羽を無くした天使もこの街で
"生き抜きかた" を覚えたようで
それはあのときの土砂降りのせいかも?
それとも弱かった自分のせいかも?
答え無く また say hello...
たとえば あの人の生き方 あの人の毎日
それによる結果が導き出した "正義"
つまり解釈は 当たり前 100人いたら100色
黒じゃないグレイ
白じゃないグレイ
知るほどにちょっと冷めてきた my pray
でも、かき消す闇
できるだけこう生きたい


できるだけpureに生きる
できるだけpureに生きる
でもどうしてかな?汚れていく
月日重ねれば重ねるほど...
それでも陽はまたのぼりくりかえす
もしかしたら朝陽が洗い流してくれるかもしれない


移りゆく街並、押し寄せる人波
それと皆ひた隠す "人となり"
いつの間に あの日に抱いてた疑問の答えが出てないことも忘れ
毎日が流れゆく
自分さえ 変わりゆく
なんでかな?変わりたくないから
ふと、また涙流す 愛に触れたとき
全部知るのは不可能
"今を生きる" それはきっと可能
なら、ただ、流れのまま
また新たな まだ見ぬ光の中
身を投げ出してみてから
答えならまだまだあとから
きっと皆あのとき無くした羽根
今は歩を明日に任せ


できるだけpureに生きる
できるだけpureに生きる
でもどうしてかな?汚れていく
月日重ねれば重ねるほど...
それでも陽はまたのぼりくりかえす
もしかしたら朝陽が洗い流してくれるかもしれない


どうか、歌詞を追いながら聴いてやってくださいね。
なにか共有していただける言葉があったり、
気持ちが安らいでくれたりすればなと願います。




▼pLRayer 3rd single「できるだけpureに (pro. illr)」
配信先はこちら (2021年8月15日、各配信サイトにて公開)

Jacket designed by Junya Kawakami (club NEO)




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illr のビートに出会うまで成仏できなかった「できるだけpureに」という題名案。

実は彼とは10代からの繋がり。
そんな illr のビートで偶然決着がついたのも、もしかしたら必然なのかもしれない。
聴いた瞬間に、「あ、"できるだけpureに"のbeatについに出逢えた...」と。
安堵感と高揚感がセットで押し寄せてきたあの日の居酒屋セッションが懐かしい。


2人ともDAを敬愛していて。
"陽はまたのぼりくりかえす"という言葉をサンプルできたのも個人的には最高だった。

illrよ、この曲の構想に何度も付き合ってくれて感謝。
ほんとに感謝。(レコーディングも、MV撮影も、手間かけちゃったな〜泣)



MVについては、次の記事で綴ります。
(MV公開は、8月21日の予定)



▼pLRayer Official YouTube channel
https://youtube.com/user/pLRayerOfficial

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