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いまさら聞けない 原油高

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、会社員として働きながらFPとして活動しています。

昨今の原油高は私たちの生活にも大きな影響がありますよね。

この原油高、いったい何が原因なのかを探ってみましょう。

原油高の大きな原因3つ

さっそくですが、原油高の原因を3つに分けて考えます。

① 経済活動が再開したこと

新型コロナウィルス感染症(以下「新型コロナ」)は日本でも5類に移行されました。世界中で新型コロナによって停滞していた経済が回復に向かっています。

すると、みんなエネルギーとなる原油が必要になるので、高くても買うから値段があがるという需要と供給の関係が起きます。

② 原油の減産、天然ガスの供給低下

まず大前提として、原油は取れる地域が限られています。
日本で自給自足しようと思っても、物がないのでできません。

そして生産している国としては、先ほどの需要と供給の関係から、少ない量しか輸出しなくても、単価が高ければ嬉しい!というわけであまり供給してくれないのが現状です。

またロシアも世界的な産油国ですが、こちらも戦争で輸出するより自国の軍事にお金や人を割きたい現状となると、なかなか増産というわけにはいきません。

③ 円安による輸入コストの増加

最近進んでいる円安は、モノを海外から輸入するときには大変な現象です。
詳しくは別の記事にしていますので参考にしてみてください。

100ドル分のガソリンを輸入したいとき
1ドル100円なら10,000円払えばいいですが
1ドル150円になると15,000円払わないといけません。

すると今のように円安が進んでいる中では海外から輸入するしかない原油の値段はどんどんあがってしまうというわけです。

原油高がもたらす影響は幅広い

あちらこちらで価格の見直しが増えている現代。
原油の影響はさまざまなところで出ています。

車関連の影響、産業油をたくさん使う製造業は直接影響がでます。

それ以上に、全部の事業に影響するのが電気料金です。
火力発電に使われている燃料も輸入しているので、電気料金が高騰する→ほとんどの事業が影響を受けてしまいます。

すると、自分の収入以上に物の値段があがっていくことになりますよね。
急激な物価上昇が起きてしまうのはこのためです。

家計をしっかり見直して対策を

もちろん経済全体の流れを知っておくことも大切です。

知った上で家計を見直して対策を取れるといいですよね。
今日は現状の紹介ですが普段は家計についての記事をあげていますので、また見てくださいね。

なにかのプラスになりましたら幸いです。

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