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花園ジンジャーティー

毎年11月に日本に帰国します。今年ももう少ししたら帰国する予定です。

大抵一ヶ月程度の滞在でアメリカに戻ってしまいますが、今年は卯年という事でうさぎ好きの私は滞在を伸ばして日本でお正月を迎えました。ここ数年考えていたことは、どの神社に行き、どんな卯年授与品をいただくかの事ばかり。計画を練りに練って帰国し、おかげで可愛いうさぎの授与品を沢山入手することができました。

新年を大いに満喫して、しかも3月まで滞在でき、桜の季節の京都へも足を伸ばすことができました。色んな神社に参拝に行き、授与品や御朱印をいただきましたが、中には面白い御朱印のおまけがありました。

それが、この新宿の花園神社の切り絵御朱印とともにいただいた花園ジンジャーという紅茶。

パッケージを見ると唐辛子と生姜のイラスト。きっと神社だから絶対生姜は入れたかったんですよね。(ちなみに神田明神のカフェにはポークジンジャーや、神社声援という名のジンジャーエールがあります)

原材料を見ると【内藤とうがらし使用】の文字。母と一緒にいたので「うわ〜この紅茶、唐辛子入ってるって〜!」と話すと、母が「あら、さすが新宿の神社。新宿って唐辛子の産地で有名だったのよ?」

「え?新宿が?とうがらし?はぁ〜?ウッソだぁ〜」
「あらやだ、内藤宿って言ったら唐辛子で有名だったんだから」

などという会話をし、帰宅して検索したら本当でした

内藤とうがらしは、江戸時代の宿場町、内藤新宿で育てられた野菜のひとつ。当時、蕎麦が流行していた江戸では、薬味として瞬く間に人気となり、新宿近郊の農家がこぞって栽培をしていました。

内藤とうがらしは地域ブランドとして確立されていましたが、やがて新宿宿場の繁栄の中で、畑がなくなり、新宿から唐辛子の栽培がなくなりました。

内藤とうがらしプロジェクト

江戸時代?母よ、あなたは江戸からタイムスリップしてきたんですか💨

新宿御苑ではとあるイベント時に内藤とうがらしの苗の販売もあったらしい。内藤とうがらし、気になりますな、育ててみたいですな。さらに上記サイトによると、百人町にある今田新聞店には内藤とうがらしの自販機があるそうなんです。出汁の自販機や昆虫食自販機など変わった自販機は各地にありますが、内藤とうがらし自販機はここだけの模様。

近くには皆中稲荷もあるし、新宿散策の折に訪ねてみよう。日本滞在中の楽しみが一つできました。

実際に花園ジンジャー紅茶を飲んでみると、とうがらしっぽさは若干の喉越し時のピリピリのみ。辛さは苦手ですが、これは余裕で飲める。いや待て、ジンジャーも割とピリピリするからこれはどっちのピリピリ!?
しかし、渋みのないあっさりして飲みやすい美味しい紅茶でした。


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