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プレクトラム見聞録-インドの牛肉-


 インドは13億の人口を抱えた大国です。GDPは今後ジャポンを追い抜き世界第3位に達すると言われ、国際的な影響力も益々強くなっていくと考えられます。当然、東海を代表する大企業であるプレクトラム結社も将来を見据えてインド国内に複数の拠点を構えております。
 そのインドにおいて、IT産業の中心地として世界的に注目されている地域が南インド カルナータカ州の都市bangaloreです。

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(bangaloreの位置 首都delhiから飛行機で2時間半)


 弊社の好敵手であり日々しのぎを削っているgoogleやmicrosoftが開発拠点を持つことで知られていますが、実は牛肉の産地としてもそこそこ有名です。bangalore牛といえば世界的にちょっとしたブランドになっており、現地では牛のステーキが一種の名物として提供されます。

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(bangalore牛の300gステーキ うまい)


 インドの主要な信仰であるヒンドゥーにおいて牛は神聖な動物であり、牛肉食は禁忌です。故に、牛肉を食べるだけでなく産地として積極的に輸出していると聞くと不思議に思えます。
 確かにインド人の多くはヒンドゥー教徒です(そもそも大半がベジタリアン)が、実は牛肉を食べても良いタイプのヒンドゥーもいるようです。そもそもヒンドゥー教という解釈もインド在来の信仰を無理矢理ひとまとめにしただけなので、単一宗教としての理解は不正確なのでしょう。ヒンドゥー教といっても一枚岩ではないのです。

 一応、インド中央の一部地域や北部、パキスタンに近い地域では、こういった規律が厳しく守られています。場所によっては地域住民だけでなく外国人もアルコールや牛肉の利用が制限されていたりするので、現地駐在員はあの手この手を使ってアルコールを摂取すると聞きます。
 一方でbangaloreを含めた南インドは全体的にのんびりした空気で規律もゆるく、少なくとも外国人はかなり自由に行動することができます。また治安も比較的良く※、女性が夜道を一人で出歩くこともあります。そのような雰囲気もあってか、牛肉やアルコールが摂取できるレストランも数多く存在しています。

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(南インドの都市chennaiのレストランで食べれる牛肉)


 プレクトラム音楽に従事する皆様は油ギッシュな日本のお肉を受け付けない方も多いかと思いますが、bangaloreのお肉は赤身中心なので大ボリュームでも非常に食べやすくなっています。南インド特にbangaloreにご旅行の際は、ぜひbangalore牛のステーキをお楽しみいただけれ場と思います。

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(bangaloreにあるステーキハウス)


※南インドの治安の良さは、あくまでも「比較的」という事にご注意ください。飲み屋で睡眠薬盛られてみぐるみ剥がされたり、友好的な現地民から詐欺にあうリスクは他国以上に存在しています。世界でもトップレベルに治安の良い日本とは比べるべくもありません。

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