味は匂いに勝てない
と思うんですよ私。
・想像してほしい。街をぷらぷらしてる時に唐突に鼻に入ってくるお茶の良い香り。「はっ この近くにはお茶屋があるのか?!」と思ってしまうあの瞬間。
でもお茶って、飲んでもあの匂いが直で口に入らないじゃないですか。匂いがピーク、というか。口に入れた瞬間に「美味しいけど…なんか違うんだよな…」って思いません? その話です。
・例えば、牛丼も最高の匂いだし、めっちゃ美味しいけど、匂いの方が「美味しいですよ!」度合いが高い気がしてる。匂いによるアピールで評価が加点されてる印象を受ける。まぁ美味しいんですけど。
ほら、新宿駅の地下のお茶屋さんあるじゃないですか。匂いめっちゃ美味しそうですよね。冷えた抹茶みたいなやつ。
(あとちょっと話ズレるんですけど、水出し抹茶とかめっちゃ美味しいですよね。冷えた氷がお茶で、成分がギュッてなってるやつとか特に。ちゃんとしてる抹茶アイスとかも美味しいですよね。)
飲んでみようと思っても、匂いがピークである可能性を経験則で知っていたり、単純に店内に入り「いい匂いがしてきたので入ってしまいました。すみませんが一杯いただけますか?」という気持ちが足りないので入れない。あそこ入れなくないですか?!
「いい匂いする!」って思って「飲もう!」ってなって入った人、ほんのちょっとだけ興味あります。
・「今日何食べよっかなー」って時、誰にも迷惑がかからなければ大抵匂いで決める。適当にぶらぶらしながら、フードコートとか散策しながら、何食べよっかなーって考える。
※「そういう時間が好きだ」的な発言をしたかったが、よく思い出してみると大体「自分一人で飯食うのにお金払いたくない…」って思ったりするからあんまりいい気持ちで探したことない。そういえば大体匂いでピンとくることも少ない。食に関して頓着がない。肌荒れしなければ3食ポップコーンとマッチとかでいい。大学の時よくやってた。めっちゃ肌荒れした。今でも跡が残ってる。非常にやり直したい。
・そういえばこないだ深夜3時にポップコーンを食べた。ポップコーンの匂いは最高の匂いがする。味も匂いには勝てないものの、3口目くらいまで最高の味がする。でも舌が慣れてきたら消化試合である。
家系ラーメンも同じ。3口目までがピーク。
深夜3時ポップコーン翌日は、胃もたれして11時までお腹空かなかった。
・上記のように「味は匂いに勝てない」って考えてたけど、最近「匂いがしなくて美味しいもの最強じゃん」って会話を誰かとした。Ex.)パフェ
匂いがそもそもなければ味が最強になる、という点は盲点だった。その会話が出た時「マジじゃん!」って思った。20%くらい感動した。
「いやでも結局は味は匂いに勝ててないんだよな…」と思う深夜1時。まだやりたいことはあるのにだんだんと体が寝たがってくる。
ここ最近、眠りたがってくる、というより、寝転がりたくなってくる。そして、毛布の適切な暖かさに安心したくなってくる。んで気づいたら寝てる。今から「ベッドに寝転がって気づいたら朝になっている」という人生で再三繰り返した起床をしてくる。
最近毛布のオキシ漬けをした。
毛布が最高の食感に戻った。寝るのが楽しみになるレベルだ。
毛布は最強になった。味は匂いに勝てないが、私は毛布に勝てない。
二年前の正月、年を越した友達と桃鉄100年を始めた。
途中で毛布くるまったらいつの間にか寝てた。私は毛布には勝てない。
…五条悟すごい!
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