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この歳になって

今日も楽しいライブがあって、たくさん弾いてきた

思うに…音楽はやはりお客様との
気持ちの触れ合いであって
技術をひけらかせば凄いかというと
ま、それはそれで結構なんですけれど(笑) 
歌の伴奏をすると、大切なのはやはりたった一本のメロディーで、どれだけの人の心に想いが届くか
それに勝るものはないんだろうなと思う

音楽の難しい知識を持っていても
それが、どーした?とね

そんな事はね、どーでもよい てか、そんな事では勝負できないって事です

シンプルであればあるほど、それは逆に難しいって事

それを、分かった上でね、難しい音楽をやる分には良いと思うんだけど、長年生きてきてね
いろんな仕事していろんな音楽やってきたけど
行き着くところは、やはり心に届いたかどうかなんですよ

それはね、例えば調子の悪い日もあるでしょ
けれど、その状態でのパフォーマンスを見ててね
別な感動があるわけ
声が出ない、咳が出てしまうて状態でも
素晴らしいライブは出来るんですよ

人に何かを伝えるって事は
どうだ俺こんなにうまいんだぜ〜みたいな事じゃないって事です

きっと、歳とればわかる

その意味がね

最近の若い人たち見てて思うのは
そこかな

上手くて知識もある

けれど、その人自身を感じることができない

私たちが知りたいのは
あなたがどんな人で
どんなこと思ってるかを
音を通して知りたいってことです

これだけ、勉強してきましたとかさ
こんなに早く弾けますとかね
俺って凄いでしょ
みたいなのは
違うのよ

脳は満足したとしても
心にまで届いたのか

今日は、そんなことを感じましたよ

幾つになっても、学びと感謝と
謙虚さは持ち続けないとね

音楽家である前に
人間としてね

人間としてたくさんの経験と、挫折と、立ち直りと、苦悩と、それらを乗り越えて生きてるかどうか

楽に生きちゃダメよ、人生は
綺麗に生きちゃダメ

音楽を極めたいならね

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