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小さき者へ

重松清の作品。

重松清の作品は、よくわかんないけど毎回泣ける。すっごく感情移入!!!とかいう感じじゃないんだけど、なぜか泣いちゃう。

重松さんの作品を読むまでは、小説で泣いたことなかったんだけどねー。

今まで家族や友達にこっそり抱いていた感情とかすべて見透かされた感じで、すごい。この人は。

この作品は、六個の短編小説。私が一番気に入ったのは、『団旗はためくもとに』。
自分の将来に疑問を抱き始め、父親とうまくいかず、そして老いる父を目の当たりにする感じが、なんとなく自分と重なったかな。

普段頑張ってるけどふとした時に年取ったなぁって思っちゃう自分のお父さんに。もう無理しないでよ、って思っちゃう。そんなところがなんか重なったなー。

とても良い作品だったんだけど、今回はだらだらと間をあけて読んじゃったせいで、名前とか記憶が薄れてしまった。時間がある時に読みたい。
重松清ってすごい人だよねー。

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