星のかけら
星のかけら 重松清さんの作品。
薄くて、文字は大きくてすいすい読める一冊。電車での移動中、1時間ちょっとあったから読んでたら終わってしまった。
なんというか、重松清の作品は家族とかいじめとか、生と死とか題材にしてるものが多いと思うんだけど、なんか、あぁ、またかぁと思ってしまった...
というのは、レビューとかで、生きることとか小学生のいじめのこととかをもう一度考えるきっかけになった、っていうものが多かったとおもう。
でもわたしの職業柄、わりと毎日生と死に向き合ってる現場だし、子どもと関わる機会も多いし、あぁ、子どもって思ってるより大人なのね、とかそういうのはもう気づいている...。
それを気づいた上で、このセリフはなんだかなぁ、とか思ってしまったり。こう、作られた感がなんかちょっと好きではなかった。
小学五年生?六年生?だかに掲載されたらしいけど、確かにその年代であれば読みやすいかもしれない。私にとっては物足りない一冊だったなぁ。
あとは、いってみれば、幽霊に会うということだし、そこまでのファンタジーは今は欲してないなぁ。多分大事なところはファンタジーな部分ではないし、そのファンタジーな部分を利用して1番伝えたいことを伝えてるんだろうけど。
うーん、ちょっと残念だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?