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Maker Faire Kyoto 2019(1日目)ワークショップの開催

2019/05/04(Sat.)

今日から2日間Maker Faire Kyoto 2019※1が開催されます。僕は今年のメインで取り組んでいるスケートボード型楽器「滑琴(かっきん)」と視覚玩具によるゾウをモチーフとした3部作を展示しました。

また今回は京都精華大学の名義で触角型楽器「Shake Bug」を制作するワークショップを開催しました。Shake Bugのワークショップは、これまで岡崎ワールドミュージックフェスタ2017やSOUNDやろうぜvol.17で開催してきたので、プレゼン資料などの基本的な構造はすでに用意していました。しかし、今回は今までで最大人数の10名同時に組み立て作業を行ううえに、参加者のほとんどが小学生となるため、開催当日まで参加者全員が無事に組み上がるか不安でした。そこで参加者のサポートとして自作装置に興味がある学生さんにアルバイトとして参加してもらいました。
実際にワークショップを開催すると、小学生は保護者と同伴で参加することを条件にしていたので、保護者からのサポートも得られて無事に参加者全員が完成に至りました。作ったShake Bugで会場内を歩いてもらいノイズの演奏をしてもらいましたが、いろんな変な音を鳴らそうと触角を指でこすったり人に触角を当てる小学生の姿が見られました。ノイズの合唱という感じで見ている僕も楽しかったですし、ワークショップ後のアンケートも肯定的な意見が多くて安心しました。今後は組み立て後の演奏体験をアップデートしていきたいです。

▲ワークショップの様子

ブース展示では滑琴の触れる実物展示の他に、丹羽さんに作っていただいたパネルと、ディスプレイでのアーカイヴ映像を展示しました。ただ初日はディスプレイの電源ケーブルを忘れるトラブルがあったため、急遽iPadで映像を写しました。
展示してみた感想として、実物に触って音を確かめられることや、パネルとディスプレイによるコンセプトを伝える試みは上手くいったと感じました。一方で滑琴はアスファルトの凹凸で弦を振動させて発音するのに対して、今回の展示では机の上に置いて展示したので、多くの来場者が手で弦を鳴らすものと勘違いしていました。今後はタイルなどを持ち込んで擬似的な路面を設置して、実際に滑琴に乗りながら音を鳴らせるように設計した方が良いと反省しました。

▲机の上に展示された滑琴

視覚玩具の展示では、金田さんと制作しているギャラリーのおかげで綺麗な暗室が作れました。外観は普通のダンボールなので来場者の目を引いている印象でした。フェナキストスコープとソーマトローフは展示では無事に動いてくれていたので良かったです。ただモーターの振動で勝手にダンボールの中を移動して、キチンと映像を写せていない時があったので、ちゃんと床面に固定した方がよかったかもしれません。
またストロボの回路が途中から動作が不安定になり点滅しなくなったため、こちらも急遽iPadで試作中の映像を上映しました。原因としては光量をかせぐために電圧を高く設定したことが電子部品の負担になったのかもしれません。2日目までにストロボ回路の予備を制作します。

▲視覚玩具の展示の様子

明日はパフォーマンスがありますが、まだ全然内容を決めていないので、これからゆるりと決めて行きます。とりあえず打ち上げには九州から展示しに来てくれた松浦知也さんとYüiho Umeokaさんと一緒に地球屋に行きました〜。明日も頑張るぞ!

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参考URL
1.Maker Faire Kyoto 2019
Maker Faireは世界各地で開催されるものづくりDIYのお祭りです。京都で開催されるのは今回が初めてでした。
https://makezine.jp/event/mfk2019/

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