卒展IAMAS 2020を見に行く

2020/02/22(Sat.)

 今日はIAMASの卒展「IAMAS 2020」を見にいきました。今のところ卒業してから毎年のように卒展に顔を出しています。暇人という悲しい事実もありますが、定期的に教員に顔を見せることで活動していることを覚えていただいたり、後輩たちの活動をチェックして一緒に活動できる仲間を探してもいます。実際に卒展をきっかけに活動の機会をいただいた例として、昨年の金沢21世紀美術館でのパフォーマンスや9月に大阪で開催した「Nagashi」があります。今年も面白い話があるかなと思い、会場へと向かいました。

 卒業から3年が経っているため、在校生の多くは初対面の方が多かったですが、何人かは事前に連絡を入れてお話ができました。今年の印象として、AiやVR/MRをテーマにした作品が印象に残りました。またアーカイヴをテーマにした作品では映像とテキストを綿密に絡めたものが多く、厚みのある活動も多く見受けられました。空間デザインの観点ではメイン会場の壁が黒塗りだったため締まった印象の空間になっていました。

 ただ卒業できた学生数が少なかったためか会場での作品数が少なかったこと、またコロナウイルスの流行の影響なのか来場者が少なかったことも印象に残りました。先に述べたことはネガティブな印象かもしれませんが、鑑賞者の立場からすると作品間の空間が空いており、会場も混み合っていないので比較的集中して作品を体験できたことは良かったことです。

卒業して3年が経ちますが、IAMASは何度来ても刺激を受ける場所です。続く後輩たちのモデルケースになれるように活動を続けようと改めて決意しました。


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