20190502_iphoneのストロボ

フェナキストスコープの影絵装置の実験

2019/05/01(Wed.)

今日は驚き盤(フェナキストスコープ)の回転装置をつくりました。回転装置といってもDCモータとプーリーで円盤を回転させるだけの簡単なもの。工作のような感覚で作ってみました。単なる驚き盤ではつまらないので、円盤に穴を空けて影絵のアニメーションを現れるようにしました。
作品のアイデアとアニメーションのイラストは丹羽彩乃さんが担当しました。漢字の「像」という字は、ゾウを見たことがない当時の日本人が想像(イメージ)している様子を「像」と表したという説があり、作品のモチーフとして動物のゾウを動かしました。ちょっとした洒落ですね。原理自体はよく知られた技法ですが、コンセプトの面で洒落を効かせて魅せる点はテクノ手芸部的で好きなアイデアです。

制作した驚き盤にはストロボを当てて、より鮮明に影絵がアニメーションのように動く仕組みにしました。装置で円盤を回転させてiPhoneのストロボを当てたところ、影絵がぼやけてしまいました。単縦な仕組みのはずなのに絵が表示されない原因はiPhoneのフラッシュの構造のようです。どうやらiPhoneのフラッシュは光を拡散させて投光するので、影がぼやけてしまったようです。

▲モチーフのゾウさんがボケる

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