アッセンブリッジ・ナゴヤ2019の会場下見
2019/08/25(Sun.)
10月に山下残さんの新作のお手伝いをさせていただく関係で、名古屋の会場を下見に行きました。会場はポットランドビルという場所で、かつてデパートだった場所を改装した町づくり関係の活動をする団体の事務所やギャラリーがあります。今回の新作パフォーマンスではビルの屋上を使います。
実際のパフォーマンスは夜に開催されるのですが、会場をしっかり見学するために昼の明るい時間から現場に行きました。野外でのパフォーマンスということで天候や周辺地域を配慮したシステムを考える必要があります。不安定な環境での公演なので調整作業が大変です。何度か名古屋に滞在しての制作活動になるでしょう。
▲会場下見の様子
昼間の見学後は名古屋港周辺を自転車で散策しました。かつては港町だったらしいですが、現在は別の場所の港が栄え、ビル周辺の港町は廃れてしまったようです。再開発として90年代に水族館や遊園地が建てられたようですが、未来を意識した建物のデザインが余計に退廃的な雰囲気を醸し出していました。名古屋港を自転車で見学している時間は、とても贅沢な時間でした。特に目的もなくフラフラと街にいるだけの時間は、余計に街の細かなディティールに目がいきました。山下さんはいろんな場所で滞在制作をされているそうですが、こういった贅沢な時間を通して新たな物の見方を身につけていくのかなぁと想像しました。
実際のパフォーマンスを行う夜の時間も屋上を見学しました。当初、想定していたほどには屋上は暗くなく、街頭やお店の看板の影響で明るかったです。実際の夜の様子を確認できてよかったですが、また別の演出を考える必要がありそうです。
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