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ちゃんなべは何故愛されるのか

2022年3月11日

1.はじめに

 ちゃんなべはささぼーチャンネルで活動するYouTuberである。ささぼーチャンネルとは、主にカードゲームやアクションゲームを配信、動画投稿しているYouTuber集団であり、メンバーはささぼー、ちゃんなべ、おっしーの3人を中心としている。世にも珍しい全員が長男のYouTuber集団である。

 本稿ではメンバーの1人であるちゃんなべについて述べていく。おっしーについては先月の「押野直樹生誕祭2022」のnoteでも述べたが、おっしーと同様にちゃんなべは、ささぼーを主人公、リーダーとした場合のサブキャラ的な立ち位置である。しかし、ちゃんなべの人気は軍団一と言っても決して過言ではない。Twitter上では連日連夜、通称ちゃんなべ大喜利が行われており、ちゃんなべの顔を見ない日は無い。その頻度といえば「道で出会ったら反射的に殴ってしまうかもしれない」と評されるほどである。配信が始まる時にはコメント欄で「こんちゃーす」というささぼーの挨拶を使わず、わざわざ「こんなべ~」という挨拶をする熱狂的なファンも多数見受けられる。

 以上の事を鑑みても、ちゃんなべは愛されている本稿では何故ちゃんなべがそれほどまでに愛されるのか、その理由について個人的な考えを述べる

2.ちゃんなべとは

 ちゃんなべは本名渡邊敬大、2022年現在30歳である。ささぼーとは小学生の時にデュエルマスターズを通じて出会い、それ以来友人となる。おっしーとは成人してから出会っており、YouTuberを始めることをきっかけに知り合った。
 中学時代までデュエルマスターズを通じてささぼーとの交流はあったものの、高校時代にちゃんなべはアメリカへ渡っており、ささぼーが2006年にデュエルマスターズの公式大会「サマーギャラクシーリーグ」で優勝した頃にはアメリカにいた。その後は帰国して大学に進学し、紆余曲折あってちゃんなべちゃんねるを開設する。(ちゃんなべちゃんねるはもうすぐでチャンネル登録者1000人に到達しそうなので是非登録してあげて下さい。なお、おそらくこれ以上更新はされません

 しかし、ちゃんなべちゃんねるでの活動も軌道には乗らず、他の道を模索することになる。そこで、ちゃんなべの言葉を借りるならば、「ささぼーがデュエルマスターズプレイヤーの時のファンの多さ」「喋る才能」にちゃんなべが目を付けたのがささぼーチャンネル開設のきっかけとなった。ちゃんなべがいなければ、今もささぼーは押し入れで暮らしていたかもしれない。ささぼーとおっしーをYouTuberにしたのは他でもないちゃんなべであり、言わばちゃんなべはささぼーチャンネルの原動力である。

 また、ちゃんなべは他の2人とは違い、雀荘でのアルバイトによってYouTube以外での収入があり、軍団唯一の大卒、しかも名のある大学出身だということもあってか比較的一般的な感覚を持っていると思われることもある。しかし、大学では麻雀にうつつを抜かして1浪2留、様々な隠し事、拍手の仕方、リアクションの大きさなど、彼のことを知れば知るほど一般人との距離が大分ある人間と言わざるを得ない。

 しかし、ちゃんなべは愛されている。ささぼーとおっしーからはもちろん、視聴者からも愛されている。(繰り返しになるが、ちゃんなべ大喜利が盛んに行われている様、例の画像をTLで見かけない日はないということからも自明である)そして、多くの人に愛されている理由こそ、ちゃんなべの持つ「非人間らしさ」と「人間らしさ」だと結論づけたのである。


3.ちゃんなべの非人間らしさ

 本項ではちゃんなべの非人間らしさについて述べる。まず「非人間らしさ」というのは、ここでは「一般的な感覚」「一般的な言動」を逸脱したものと定義する。つまり「普通」ではないということである。(一般的、普通というのも非常に曖昧だが、あくまで投稿者自身の考えを基準としていることを留意しておいてほしい)
 そして、ちゃんなべの非人間らしさを構成する要素は「脊髄会話」「リアクション」「飲酒」だと思われる。


 まず、脊髄会話である。ちゃんなべどころかチャンネルの特色とも言えるのが脊髄会話である。脊髄会話とは、通常の会話のように話の筋道に沿って会話するのではなく、連想ゲームのように相手の言葉や起きた現象に対して意味や語感の似た言葉を発するというものである。例を挙げれば、ゲーム等で虎が出てきた際には「タイガー・ウッズ」、「ヒェー」と叫べば「比叡山延暦寺」、「要らん」→「イラン人」、「天変地異」→「天変チー」→「天変ポン」など挙げていくと、枚挙に暇がない。
 ささぼーも脊髄会話を得意としているが、長年の友人であるちゃんなべも当然得意としている。特にちゃんなべは、ささぼーよりも語彙数が多いため多種多様な語彙を用いた脊髄会話がちゃんなべの持ち味である。脊髄会話は特にゲームに集中しながら話している時に多く見られ、カードゲーム等の考えながらプレイする場面では頻発する。学生時代ならば仲間内でノリとしてこのような会話も珍しくはないが、アラサーの男性3人がこのような会話をしているというのは非常に珍しい光景であり、ちゃんなべの「非人間らしさ」の1つである。
 

 次に、リアクションである。ちゃんなべはリアクションの大きさに定評がある。以下のリアクションを見て頂きたい。

 ちゃんなべ リアクション集

ちゃんなべリアクション①

ちゃんなべリアクション② (1)

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 カメラの前とはいえ、こんなことを出来るのがちゃんなべである。しかし、YouTuber全体で見ると彼のリアクションが特段激しい訳ではない
 問題は他2人との温度差である。おっしーはそもそもリアクションはそれほど大きくない。ささぼーも大きなリアクションを取る時があるが、その際には他2人にフォローを求めるため、場は持つ。しかし、ささぼーはちゃんなべがリアクションを取っている時にはそれを鼻で笑っているフォローをしない結果、変な感じになるのである
 しかし、ちゃんなべは大きなリアクションをやめようとはしない。気付いていないのか、おいしいと思っているのか、特に理由はないのか、視聴者に判断することはできないが、ここにも非人間らしさが垣間見える。


 そして、飲酒である。ちゃんなべは度々飲酒をして配信に臨む。配信タイトルに前もって「飲酒」という言葉が含まれる時はもちろん、雀荘で勤務して、途中から配信に参加する場合等は酒気を帯びていることもしばしばである。ちゃんなべ曰く「酔っている訳がない」ようだが、飲酒している彼は明らかに平素の様子とは違った様子である

参考動画

 まず、声が非常に大きくなったり、へにゃへにゃ喋ったりするようになり、感情の起伏が激しくなって急に叫び出す。果てには、しょうえもんに求婚したり、ささぼーやおっしーの二の腕を触ったりする。飲酒をしたからといって、このようなことをするだろうか。
酒が人間を駄目にするのではない。人間は元々駄目だということを教えてくれるものだ」と、かの立川談志は語ったそうだが、よくよく考えてみればちゃんなべは、自分で「酔ってる訳ないでしょ」と何度も言っている。したがって、彼の言動は飲酒しているとはいえアルコールとは全く関係のない言動であって、飲酒配信において彼の言動の全ては、本心からの言動と言える。ちゃんなべは本気でしょうえもんと結婚したいのだ。


 
これら以上のことはほんの一部ではあるが、ちゃんなべの非人間性を示すには十分な事柄である。しかし、一般的な日常生活を送っている視聴者からすると突飛でおかしな性質を持っていること人間であることがちゃんなべの魅力であり、ささぼーチャンネルのいわゆる「YouTuber集団らしさ」を一手に担っていると言えるのではないか。彼はYouTuberであるということを人一倍理解しているがために、視聴者の期待に応えようとしてあくまでわざと非人間らしさを出しているのではないか。そのように考えると、視聴者は彼の頑張りを認め、そして賞賛しなければいけないのではないだろうか。

(まぁそんなことは全く考えていないと思うが・・・)


4.ちゃんなべの人間らしさ

 ちゃんなべは前項で述べたように「非人間らしさ」を存分に見せつけてくるが、ちゃんなべの「非人間らしさ」が目立てば目立つほどに逆にちゃんなべの「人間らしさ」が際立ってくる
 本項では、ちゃんなべの「人間らしさ」を示している要素を「演技力」「隠し事」「本番に弱い」の3つとし、それぞれについて述べていく。

 まず、演技力である。ちゃんなべの演技力はおそらくYouTuber全体でも最低レベルである。それは棒読みや演技のクサさではなく、演技のわざとらしさによるものである。ささZONeCupにおけるCMではちゃんなべのくどい演技力が遺憾なく発揮されている。

 ZONe関連のCMはいくつかあり、有志の方がそれをまとめた動画をアップロードしているので、興味のある方はそちらも見て頂ければより詳しく分かるが、明らかに演技が過剰である。これはもはや「過剰に演技していることを楽しんでもらいたい」というちゃんなべの意図を感じる
 これは推測ではあるが、ちゃんなべは演技をするということを「恥ずかしい」と思っており、「わざと過剰な演技をしている」ということを視聴者に印象付けることによって、真剣に演技をすることを避けて、恥ずかしさを軽減しているのではないだろうか。この仮説の真偽は確かめようもないが、もし推測通りだった場合には恥ずかしいことを避けたいという人間らしさを感じる。もっとも、もっと恥ずかしいことは結構沢山やってきたように見受けられるが。

 次に、隠し事である。ちゃんなべはささぼー、おっしー及び視聴者に対して隠し事をする。代表的なものを示すが、余りにも多いため以下箇条書きにする。

・デュエマ・プレイスコラボデッキの購入
・デュエル・マスターズプレイスでシークレットカードを手に入れたこと
・デュエプレの順位・レーティング
・カラオケ動画をYouTubeに投稿していたこと
・スポーツジムと契約したこと
・出かける際の用事
・トランプ遊びのスピードを練習したこと
・「スーパーマリオサンシャイン」を配信外で練習していたこと
・おっしーのクレジットカードで漫画と扇風機を買ったこと
・仕事が昼番か夜番か
・ポケモンカードの大会に出場したこと及び結果 等

 事の大小問わず様々な事柄をちゃんなべは隠す。特にささぼーは知らないこと、知らされていないことが多い。(おっしーは知っていてささぼーが知らないことも多々あるので、ささぼーにも問題はありそうだが)
 ちゃんなべは「何で報告しないの」とささぼーに聞かれた際に「大人だから」と答えていたが、報告することとしないことの区別の仕方が常人とは違うのだと思われる。また、後々明らかに発覚するであろうことも言わないため、後から報告することによって相手を驚かせたいという気持ちも多少あるのではないかと考えられる。以上の事から、自分を必要以上に知られたくない、知らせたくないというちゃんなべの人間性が見える。これもある意味「人間らしさ」と言えるであろう。

 最後に、本番に弱いという点である。ちゃんなべはデュエル・マスターズプレイス(以下デュエプレ)の大会に何度も出場しているが、大舞台であればあるほど結果を残せていない。ささぼーチャンネルが2021年に主催した「ささBATTLE ARENA ちゃんなべ予選」では1次予選は突破したものの、2次予選敗退。その他、公式大会であるBATTLE ARENA、ささぼーcup等でも華々しい活躍をしているとは言い難い。その度に落ち込み、反省し、次への抱負を語る。そして何より決定的だったのは、記憶にも新しい2022年2月19日配信のデュエプレ公式番組でのちゃんなべの様子である。

 ちゃんなべはこの配信以前に一度「配信者王決定戦」に出場したささぼーの応援としておっしーと共に出演していた。その時も非常に緊張した様子を見せていたため、視聴者からは非常に心配されたゲストとしての出演だったが、結果ほとんど喋らず、不安で緊張した表情をしながら画面右端に座っている人間として出演していた。加えて、ささぼーとタッグを組んで対戦したタッグバトルにおいても勝利を掴むことは出来なかった。後日の配信にて、ちゃんなべは相当に緊張していたことを視聴者に報告していたが、これほど本番に弱い人間がいるだろうか。配信ではあれほど饒舌であるにも関わらず。

ブラフbotちゃんなべ

 しかし、公式配信はともかく、デュエプレにおいては一般ユーザーからすれば高いハードルともいえるいわゆる「最終100位」を達成したこともあり、配信でささぼーの代わりに対戦をする通称「代走」では安定感のあるプレイを見せることもある。決して実力がない訳ではないのである「本番に弱い」というのは裏を返せば「実力は認められている」ということであり、それだけちゃんなべに期待を寄せているということである。しかし、ほとんどの人間はその期待やプレッシャーを跳ね返すことが出来ず失敗する。ちゃんなべもその一人である。それでも応援したくなる。否、だからこそ応援したくなるのである。

 以上のことから、ちゃんなべは非常に親しみやすく応援しがいのある人物だということが分かる。特にちゃんなべにスポットライトが当たる機会ではそれを意識してのことなのか、本来の実力を発揮出来ないこともあるが、それも含めてちゃんなべの「人間らしさ」なのだ。
 

5.結論

 以上のことから、ちゃんなべは「非人間らしさ」と「人間らしさ」の2つの要素が混在した人間である。一般人とは異なる感覚や反応によって一見取っつきにくい人物であると同時に、非常に親しみやすく共感できる人物でもある。この二律背反こそがちゃんなべの魅力である。この人間としてのバランスが強烈な個性となってささぼーとおっしー、そして視聴者の心を掴んで離さないのである。
 ちゃんなべは多くの人に愛されている。それは、ちゃんなべの人間性が魅力的だからである。そして、ちゃんなべを知った多くの人達がちゃんなべの人間性そのものを愛して止まないからである


ちゃんなべへ
30歳になったこの1年も健康に気を付けて、楽しく活動してくれたら嬉しいです。我々視聴者はあなたがどうしようもなく好きで、いつも応援しています。今後はTwitterの更新頻度を高めてくれたらもっと嬉しいです。                                  

                                              

おあじ




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サイコパスとは、「感情の一部が欠如している」という点において特筆される精神病質者のこと。自分以外の人間に対する「愛情」「思いやり」などの感情が著しく欠けており、そのためにきわめて自己中心的に振る舞う傾向にある。また、道徳観念や倫理観、あるいは恐怖などの感情もきわめて乏しい傾向にある。(weblio辞書、実用日本語表現辞典より引用)(https://www.weblio.jp/content/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%91%E3%82%B9

 私は本稿を書く際に1つ決めたことがあった。それは「サイコパス」という言葉を使わないということだ。「ちゃんなべ=サイコパス」ささぼーチャンネルの視聴者ならば当然知っているであろうこの事には一切触れずに本稿を書き終えたのである。

 それはなぜなら、私が1つの疑問を持っていたからである。本当に「ちゃんなべ=サイコパス」なのか。ささぼー、おっしーや自分以外のリスナーがちゃんなべに対して言う「サイコパス」という言葉や風潮に流され、自分で良く考えずにちゃんなべのことを勝手にサイコパス認定してしまっているのではないか私自身がそうであるように他のリスナーもそうなのではないか。自分自身でよく考えず、ちゃんなべを「サイコパス」と決めつけるのはちゃんなべに対して非常に迷惑で失礼極まりないことをしているのではないか
 そう考えた私はちゃんなべが受けている「サイコパス」という評価を覆すため、ちゃんなべの今までの行いについて精査し、再評価していこうと考えたのである。なお、ここから先は完全なる蛇足である。

 以下にちゃんなべがサイコパスであると根拠になった代表的な場面を5つ挙げ、それぞれについて分析していこうと思う。熱心な視聴者であればほとんど既知の事と思うが、出来る限り先入観を持たず、公平な目でもう一度配信を見返して頂ければ幸いである。また、読んでいる途中に読者の皆さんは私の分析に異論、反論、疑問等が出てくるとは思うが、最後まで読んで頂きたい。

①「魔女の家」

(13:28~18:56)

 1つ目はフリーゲーム「魔女の家」をプレイ中の出来事である。「魔女の家」ではストーリーを進めるために探索をする必要がある。
 彼らが探索をしているとぬいぐるみの入ったカゴがあり、「わずかに隙間」があると表示された。そこで他の所で拾ったぬいぐるみをその隙間に入れればよいと考えた彼らは、カゴの元へ戻りぬいぐるみを入れようとするが、「手足がつっかかって、カゴの中に入らない」と表示されたのである。すると、ちゃんなべはテキストを読み終えた2秒後に「(手足を)ハサミで切りにいくのか」と正解を導き出したのである。

〇反応
 
おっしーからは「ゲームを以前にプレイしたことがある」もしくは「ぬいぐるみの手足を実際に切ったことがある」ということを疑われ、評価としては「一般人との距離が大分ある」というものだった。ささぼーもちゃんなべがすぐに正解に辿りついたことに驚き、おっしーの評価に賛同していた。
 視聴者のコメントでは「サイコパス」「バケモン」「テディベア刻んでそう」といったものがあった。

〇分析
 これは一見すると「カゴに入らないからぬいぐるみの手足を切るという常人では即座に思いつかない考えである。ただ、彼らはその直前に鎖で繋がれたハサミのある部屋を探索しているのである。しかも、その部屋にはそれ以外に目立ったものは無かった。そこで頭脳明晰、軍団唯一の大卒であるちゃんなべは「作者が探索する意味の無い部屋を作るはずがない」「なにか仕掛けがあるはずだ」という推理をして見事正解を導き出したのである。ちゃんなべはゲーム開始十数分でゲームの特徴を理解し、応用して答えを弾きだしたのだ
 ただ、解決方法が少し暴力的だったがために、サイコパスという評価を得てしまったのである。しかし、本当ならばちゃんなべがすぐに正解に辿りついたことを賞賛すべきであり、彼の頭の回転の速さや聡明である点を評価するべきだと考える。ただただ、ちゃんなべはゲームをクリアしようと夢中になっていただけなのである。

② ちゃんなべの提案企画

お手数おかけしますが少し間があるのでその間は飛ばしてください。
飛ばさない方は途中、ささぼーの謎理論等が出てくるのでご注意ください。

(2:26:56~2:28:41) (2:34:35~2:35:44)

 ちゃんなべはいきなり「撮りたい動画がある」と言い出し、植物を育てる際に水以外にミルクティーやコーラ等をあげたらどうなるのか」という疑問を基に動画を撮りたいと言い出した。ちゃんなべはこの企画をささぼー、おっしー宅のミルクティーの空き箱、飲みかけを片付けている際に残っているのがもったいないと感じ、着想を得たそうだ。おっしーからは「植物もかわいそうみたいな思いが無い?」と聞かれていたが、ちゃんなべは夢にも思わなかったようで、心底感心した様子だった。

〇反応
 おっしーはこれに対し、「サイコの着想」「この人(ちゃんなべ)危ないね」と評した。
 視聴者は「サイコパス」「植物虐待チャンネル」「虫、動物にしか優しくない男」「ほんとにMARCH出た?」等のコメントを残した。

〇分析
 ちゃんなべは非常に好奇心旺盛な人物であり、心から湧いた疑問をささぼー、おっしー、視聴者と共有して解決したかったのだ。そして、自分がYouTuberであるということを自覚しているちゃんなべは、「自分以外にも同じ疑問を持っている人がいるかもしれない」「これを動画にすれば多くの人の関心を得て、ささぼーチャンネルがもっと大きくなるかもしれない」という思いを基にこの企画立案に至ったのではないだろうか?この上なく視聴者ファーストな男である。
 ただ、その思いが強すぎる余りに植物への配慮、視聴者が不快な思いをするかもしれないという想像が少し足りなかっただけのことである。このちゃんなべの熱い思いを「サイコパス」の一言で片づけるのはいかがなものだろうか。

③ 飴

以下、2つの配信があります。
どちらも同じ話なのでどちらかお好きな方をどうぞ。

ささぼー&おっしーVer (3:28:30~3:34:08)

ちゃんなべ&おっしーVer(02:01~13:03)

 ちゃんなべは深夜にささぼー、おっしーとタクシーに乗った際、運転手から飴を貰ったがそれを口にしなかった。そして、食べなかったことを運転手に悟られないように飴を包装から取り出し、包装のみをゴミとして手渡した。ちゃんなべは飴に薬や毒が仕込まれている可能性を考え自分の身を守るために運転手を欺いたのである。ちゃんなべは降車した後、ささぼーとおっしーに手に握っていた飴を見せ、飴を食べなかった理由を2人に話した。また、仮に何かが仕込まれていた飴を食べた他の2人が寝てしまった場合、ちゃんなべは2人を置いて逃げたそうである。

〇反応
 おっしーは「ちゃんなべがサイコってことが真実味を帯びてきた」と言い、「運転手にリターンがない」「6千兆回に1回のことケアしなくない?道歩いてて隕石降ってくることケアしないじゃん」と正論で返した。
 ささぼーは「それ以前に他人から貰った食べ物は全て食べていないのか」ということを質問し、ちゃんなべの生態に迫ろうとした。
 視聴者は「サイコパス」「やる側の思考だ」「ハンター試験の話でもしてるのか?」「殺し殺される生活を送ってた人の発想だ」とコメントしている。

〇分析
 ちゃんなべの洞察力、危険察知能力の高さがよく分かるエピソードである。また、ちゃんなべが自分が陥る可能性のある罠や企みを事前に察知し、回避することが出来る人間だということの証明である。そもそも、見ず知らずの他人から貰った物を食べないというのは特におかしなことではない。薬や毒はさておき、賞味期限や腐敗、保存環境等は分からないことが多いため、体への影響を考慮して食べないということを責めることはできないはずだ。「2人を置いて逃げるつもりだった」というのも、実際にその状況になった場合にはちゃんなべは冷静に判断して一旦車から離れ、すぐに警察や周囲の助けを呼んで2人を助けるのではないだろうか。きっと。

④ ペンギン

(1:04:10~1:08:20)

 ちゃんなべは「スーパーマリオ64」において、子供ペンギンを親ペンギンの元へと届けるという目的を達成しようとしていた。途中に何度か危機があったものの、それを乗り越えて無事に親ペンギンの元へ辿りついた。その後、出現するスターを取ればクリアなのだが、ちゃんなべはそれをせずに親ペンギンから子供ペンギンを奪い取り、崖下に落としてしまった

〇反応
 ささぼーは「やめろ、戻れなくなる」と強い言葉で制止しようとしたが、ちゃんなべが落としたのを見て「サイコ!」と叫んだ。おっしーも「サイコ」と評したが、「自分も1人でやってんならやった(ペンギンを落とした)かもしれない」と言っている。
 視聴者は「サイコパス」「大犯罪者」「低評価おしたわ、、、」といったコメントをしていた。

〇分析
 
ちゃんなべはペンギンを崖下に落としたこれは変えようのない事実である。ただ、ちゃんなべが1人でプレイしていた場合、ペンギンを崖下に落とす光景は見られなかったと思うのだ。つまり、そそのかした人間がいる。
そう”おっしー”である。

(1:04:33~)
おっしー「これちなみに残酷な話、こいつ(子供ペンギン)を場外に葬り去ること出来るんすよ」
(1:06:20~)
おっしー「このペンギンを場外の淵とかに持ってって、パッって落とすこと出来るんすよ」
ささぼー・ちゃんなべ「落としたらどうなるの?」
おっしー「いやもう、気持ちがすごく暗くなる」

 おっしーは、ちゃんなべにペンギンを崖下へ落とすことを2回も促しているのである。ちゃんなべはサービス精神が旺盛な人間であり、おっしーからの期待、そして視聴者の望みを叶えるために仕方なくペンギンを落としたのだ。このシーンでサイコパスと言われるべきはちゃんなべではなくおっしーなのである。ちゃんなべはペンギンを落としたくなって落としただけだ。

⑤ お手製のサイコパス診断

(2:37:13~2:40:48)

 これは、配信中にゲームのダウンロードを始めたため、時間をつぶさなくてはいけなくなった際にちゃんなべがいきなりささぼー、おっしー及び視聴者に向けて「サイコパス診断」を出題した場面である。やたら身近な人物を例に出して行われたサイコパス診断だったが、ささぼーが回答するとちゃんなべは感嘆の声を漏らした。そして、2人がサイコパスの回答例をちゃんなべに聞いたところ、答えは言ったが「それが俺の答えですね」と最後に付け加えた。しかし、ちゃんなべの回答ではなく、サイコパスの回答例を聞きたかった2人がもう一度聞いてみると、「サイコパス診断」はちゃんなべの自作であり、模範解答はちゃんなべの回答であることが判明した

〇反応
 ささぼーは「それはバケモンだ」「すごいねちゃんなべ」と非常に驚いた様子を見せた。おっしーはちゃんなべの「自分が作った問題ですね」という衝撃発言に怯むことなく「サイコパスだからもう出題する側に回ったと」という不可思議な状況をすぐに理解し言語化することに成功した。
 視聴者は「サイコパス」​「すごいけど怖さが勝つ」「距離をおこう」「​1回3人で話し合った方がいいぞ」等のコメントをしていた。

〇分析
 
まず、この時間はゲームのダウンロードのために生まれた予想外のものであった。そこでちゃんなべは機転を利かせて、サイコパス診断を自作して時間を埋めたのである。これはちゃんなべの配信者としての意地、視聴者を飽きさせてはいけないという気持ちの表れである。少々自分の評価が下がったとしても友人と視聴者を楽しませたいというその意味の分からない心意気。どこか見習わなければならないところがあるのではないだろうか。


 以上、5つの場面をそれぞれ見ていくと分かるように「ちゃんなべ=サイコパス」というのは、イメージや風潮に流されているだけであって、彼の行動1つ1つにはしっかりとした理由や考えがあったことがよく分かる。
 したがって、ちゃんなべに対して簡単に「サイコパス」と言ってしまうのはいかがなものかと思う。
視聴者の皆さんも今後配信を視聴する際には、ちゃんなべの行動1つ1つの意味をよく考え、サイコパスかどうかを判断してはいかがだろうか。













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 これ以上自分の気持ちに背くことは出来ない。1年に1度、せっかくの誕生日だが、どうしたって出来ることと出来ないことはあるのだ。ちゃんなべはサイコパスである

『①「魔女の家」』
 あの結論に辿りつく速さは完全に人形の手足をハサミで切り落とした人間、もしくは目的のためには手段を選ばない、感情を働かせない人間の思考である。

『② ちゃんなべの提案企画』
 この企画は道徳観、倫理観を全く無視したものである。自分の疑問解決、好奇心を満たすためであれば他のものは何が犠牲になってもいいという考えが見える。また、自分の言動が他人からどのように見られるのか想像できていない

『③ 飴』
 これは明らかに考えすぎである。仮に薬で20代後半の男性3人を眠らせたとして、タクシー運転手はどうするのか。おっしーが配信中に言ったようにメリットが皆無である。また、「人間は鏡」「蛇でいてくれて、ありがとう」配信でも頻発される言葉だが、その通り。ちゃんなべが実行するかしないかは関係なしに、薬や毒を盛るという思考がちゃんなべにはあるのだ。

『④ ペンギン』
 「おっしーに言われたから」「撮れ高を作るため」いくらでも言い訳は作ることが出来るが、10年以上付き合っている親友のささぼーのあの迫真の「やめろ、戻れなくなる!」という言葉を聞いてなお実行するだろうか?一部感情が欠如しているのではないかと疑ってしまう。

『⑤ お手製のサイコパス診断』
 そもそも「サイコパスだからもう出題する側に回ったと」というおっしーの分析に対して「そうそうそうそう」とちゃんなべは答えている。ちゃんなべは自分自身をサイコパスと認めているのだ。彼は自他共に認めるれっきとしたサイコパスなのである。

 ちゃんなべからすると「配信のためにやっている」等の言い訳は簡単に出来るとは思うが、ささぼーチャンネルが始まって以来、定期的にサイコパスエピソードが生まれている。これを演技や建前で出来るだろうか?その範疇はとっくのとうに超えているように思う。もう既に「ちゃんなべがサイコパスか否か」と議論する段階はもう終わっており、「ちゃんなべはどういうサイコパスなのか」を考える段階に突入しているのだ。
 ちゃんなべの今後の動向にも注目していかなければならない。


結論

ダウンロード

最後まで読んで頂きありがとうございました
一緒にちゃんなべの誕生日を祝いましょう



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