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映画『アメイジング・グレイス』(前編)


近所のミニシアターで、これを観てきました。
平日の午前中ながら、客入りはまずまず。ほとんどが中高年なのはアレサの何たるかを知っている年代だからか。

1942年生まれ・1961年デビュー。最初はメロウなものを歌っていたが、アーメット・アーティガンとジェリー・ウェクスラーのアトランティックレコードに移って開花。大ブレイク。
駐米トルコ大使の息子アーメット・アーティガンは幼少時、ハーレムに入り浸って黒人音楽の洗礼を受けた。それでブラック専門のアトランティックレコードを設立。アレサにもそのホームたるゴスペル色を前面に出した黒いやつを歌わせた。然して彼女、一世を風靡。

〝I Never Loved A Man〝やオーティスをカバーした〝リスペクト〝、キャロルキングの〝You Make Me Feel A Natural Woman〝等でご存知の向きあろう。

もしかして一番有名なのは、映画『ブルース・ブラザーズ』のこのシーンか。
◆Think

https://youtu.be/RTXszRHc0qs

ア「ご注文は?」
ブ「ドライトーストと鶏の丸焼き、あとコークな」

というね。

このシーンをご覧になるとわかるとおり、彼女はセザンヌである。自由自在に高低とリズム、ボーカルの奥行きが半端じゃない。←「半端ない」なんて日本語はありません
セザンヌが画家の底なし沼であるならば、アレサはソウルの底なし沼。「レディ・ソウル」と称されたのは、68年の超名盤、そのタイトルではあるが、歌唱自体がまさに。

アレサの偉大については何度も書きました。映画はバーブラ・ストライザンドとロバート・レッドフォードの『追憶』を撮った、シドニー・ポラックが監督。

https://youtu.be/kxRpq_6kjg8

なんか涙が出てきた。。。

なので、続く。

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