28歳OLの雑記@石垣島への道程
「いい人ねー、もうみんな結婚しちゃってるんだよなぁ」
彼氏はいるの?というよくある質問。
久しぶりな知人や、これから仲良くなりましょうな人たちとの会話。
「いやーフリーなんですよねー、誰かいい人紹介してくださいよ。」
すると返ってくる冒頭の台詞。
何度こんな会話を繰り返したのだろう。
良い人がいれば紹介してほしいという他人任せな気持ちに嘘はないのだけれど、本音の部分では新しい人間関係をつくりだす主体性と社交性の低さがやんわり拒否している。
「いい人」がさっさと結婚しているのは知ってる、そこに乗れなかった自分を呪いながら、まあ私なんぞこんなもんと思い込むことで溜飲を下げる。
本当のことを言えば、心に引っかかっている人がいる。期待を捨てきれない。どうにかなったとして、それは私にとって幸せなのかも疑問がある。それなのに、それなのに、うまく振り切れない。我慢強すぎるのか、新しい空っぽな世界に進む勇気がないだけなのか。物理的な距離の問題なのか、時間がまだ足りないのか。なんとも、よくある話でよくある話どおりに沼にはまっている。
さまざまな人のアドバイス、ありとあらゆる恋愛コラムや、占いに一喜一憂し、期待も絶望もする。
正解らしき人生ゲームには遅れをとりつつあると思う。仕事も恋愛や結婚も上手くやっている(ように見える)知人たちを見て、すごいなと羨み、焦る。
じゃあ人生ゲームに追いつけるよう急いで行動せよとも思うのに、一歩足を踏み出すのが苦しい。私を年齢や容姿や、条件だけで選ばないでと思う。自分は条件をこっそり振りかざすくせに。
では自分ならではの、自分の道をひけ、となると足がすくむ。正解を外に出て求めて見つからなくてたじろぐ。評価に晒されるのが怖い。勇気がない。無駄になったら嫌だと思ってしまうし、可能性がなくなることが怖い。自分の惨めさをまじまじと知るのが怖い。自分を信じてやってみることがこんなにも怖い。
私にとっての正解なんてだれも教えてはくれないし、そもそも誰も知らないはずなのだ。当たり前、だけど。答えを自分の外に探し回ってしまう私にとっては結構重たい事実だ。
気心知れた狭い世界にいるのが楽で、それでいて飽き飽きしている。
人生においてごくまれに起こるビビっとくるものが落っこってこないかなぁ、とぼんやり期待している。そんなご都合主義。
でも本当は、私がうまいこと選べなかった人生を生きている人達を後悔させるくらい、ひたむきで、きらめく人生を生きたい。
自分が憧れるものに自分がなる覚悟を決めろということなのか。そういう人生の流れな気がしてきた。そろそろ人の目ばかり気にして、評価をされることを避けてはいられない、と。
なんだか最近高校時代の友人たちに会う機会が多くて、自分の高校時代を思い出すことが多かった。
高校生の私は多分無茶苦茶で青くてしょうもなかったけど、ぼんやりだけど色鮮やかな未来を思い描いていたはず。
わたしは当時の私がうらやむ人生をおくれてる?
と旅に向かう道程で考えた。
旅に出たからといって新たな自分になれるとかそんなことないって分かっているけど、ちょっぴり期待もしてる。
スタートを切るためのエネルギーをチャージできる旅になると良いな。いってきます。
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