ベストポジション

中学の時の同級生に、YouTuberをはじめた子がいる。

中学の時から、
目鼻立ちがくっきりとしていて、
眺めているのが好きだった子。

根が真面目で、
だけどちょっと不器用な、
目立ちたがり屋さん。

芯がしっかりしていて、
決めたことには猪突猛進。
そんな子。

あんまり仲良しではなかったけど、
用事がある時には気兼ねなくお話し出来る。
そんな子。


だから、私は眺めている専門。
今の、YouTuberと視聴者という、
この距離感が、正直、とても心地よい。
ベストポジション。

それから、その子の考え方が好き。
しっかりしている"芯"のところの考え方。

だから、より一層心地よい。


動画の中で、
彼女が哲学的なことを話していた。

彼女の哲学的な話を聞きながら、
昔の彼女の提出した課題を思い出した。

係で私はよく掲示物を貼っていて、
クラスの前に大型休みの時の課題を貼っていた時、
真面目にやっている子の課題を
貼りながら眺めるのが好きだった。

内容は、それなり。
私が先生なら、合格点で中の上。
でも、書き方とレイアウトがうまかった。

話したいことを話す、
言葉の選び方や話の運び方は、
昔と変わらず上手だなぁ、と感心した。


動画で話している内容も、
話し方や動画の構成も、
更には彼女の出で立ちが好きとなると、
ちょっと、彼女と久々にお話ししたくなった。

でも、きっとしない。
眺めているのが、一番心地よいのだ。

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