イーグルズゲート

死と向き合い、未来に生きていく


まさか、
このタイミングで、この場所で、

こんな強烈なボディーブローを
受け取ることになるとは予期していなかった。

鋼鉄の玉がドスッドスッと
肉体にめり込んできた。

言葉は刃物と言うけれど、
スパッでもグサッでもなく、
振り回されたチェーンがぶつかってきたような衝撃。

愛情が捻れてしまった家族

そうだった。

歪んでしまった感情の波が、鎖のようにつながり、
最終地点として、私のところへ押し寄せてくる。

忘れかけていた。

家族と離れ、鎧を脱ぎ、
穏やかに暮らしていた生身の体に
太い鎖がムチのように真っ赤な跡を残していった。

けれど、それだけじゃ済まない。

相手の言い放ったワンシーンが、
走馬灯のように現れ、
その場にいたそれぞれの人の心境も伝わってくる。

恨み、憎しみ、呆れ、不信感、疑心、、、

そこには、美しいと感じるものがひとつも存在しない。

長年蓄積された心の闇

どんな光も吸収してしまうような真っ黒なエネルギー

自分自身を守るために築いた砦に意識が囚われて、
思考回路が遮断されてしまっている。

恨みの渦の底から、漏れてしまった言葉が、
その場の生命をすべて凍らせてしまっているのが見えていない。

自分たちと同じように人生を狂わされてしまう立場のものを、
今、自分自身が生みだしているのも知らずに。

強化された防御力は、人を愚かにし、生命力を奪っていく。


私の家族の愛情ラインは、
どこからこんなにねじれ始めてしまったのだろうか?

何が人の関係性をこんなにも歪めてしまうのだろうか?


もうこんなループは終わりにしよう。
過去のパターンから抜け出そう。


異物を自動反応で吐き出すようなことも辞めよう。

どんなに醜いと感じても、
それはまぎれもない自分のダークサイド。


だから、丸ごと飲み込んで、ゆっくりと消化させていこう。

暗い世界でしか氣づけない自分が放つ光に出会う旅。

またひとつ苦しいプロセスを経て、大きく変容していく。

今までの自分を越えたところに、真の家族といえる人たちが待っている。




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