“あげまん”と呼ばれるもの
“あげまん”という言葉について、多くの語源や由来があるのは承知の上で、“あげまん”と呼ばれるものとは何なのか、を自分なりに考えたい。
これは「そういう女性と一緒になると出世したり儲かったりする」という現象を生む、ということを指しているのだと理解しているが、これって女性だけの話なのか。
これまでの日本は、男性が外で働き、女性が家を守る、という構図が成り立っていたのでこういう表現になったのだと思うけれど、少しずつ社会が変わりつつある中で、この表現は使えなくなっていくのではないかなと。
あげまん現象って、すごく様々な要素を包括していると思っていて。
相手をとにかく観察し、その気持ちを察することができるか、そこからどんなことをしてあげたらいいか考えられるか(つまり想像力があるかどうか)、それを実際に行動に移せるか、そして究極は相手を信じることができるか。などなど。そしてまだまだある。
でもこれらって結局のところ
【相手を立てることができるかどうか】
なのではと。
しかも「受け身」のように見えて極めて「能動的」。だからすごい。
これは本当にスペシャリストの領域だと思う。ということは「受け身の姿勢を崩さない人」はあげまんにはなれないのかもしれない。
そうやって考えていくと、あげまんの本質に女性も男性も関係ないのではと思い至る。
でもこの言葉の持つ旧来の意味から「なんで男ばっかり立てなきゃいけないのか」という人もいて。今の時代にあって、それはその通りだなとも思えるのと同時に、【相手を立てられない人は結局自分も立ててもらえない】ということに気づかなくてはならないなと。
この状況を今風?に表現するとこういうことなのだろうか。
あなたはパートナーに何を“give”できているだろうか。
“give”されてばかりになってやいないだろうか。
なんでこんなことを考えているの?と思われるかもしれないが、そもそもの発端は、私の会社である株式会社plan-Aの信条が
「関わる全ての人の人生に、良質な化学反応を起こしていきたい。」
なのだけれど、これってもしかして見方を変えると“あげまん”現象なのではないか、と気づいて。そう思ってから、あげまんについてあれやこれや考え続けていたのです。
そういう意味で、
現代における、あげまんならぬ
“あげびと”
で目指さねばなと。
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