立場の違い?

先日、とある方から次のようなことを質問された。

「相澤さんはこれまでの事業主側の立場から、請負側の立場に変わりましたが、やりづらくなりましたか?」

この言葉を言われて「そうか、立場が逆になったのか」と気づかされた、というのが本音。そしてそれと同時に『実は何にも変わっていない』というのも本音だった。

というのも、そもそもモノづくりにしても新たな企画を通すプロジェクトにしても、ひとつのものをみんなで創り上げる、というシチュエーションに変わりはないわけで、そこに変な上下関係など不要。そういう意味で、これまで主として立場が事業主になる企業にいた身ではあったものの、所謂“事業主っぽい態度”で臨んだことは露のひとつも無かった。

それどころか、イノベーションを起こしていくような提案をするにあたっては事業主側だろうが請負側だろうが、基本線として「受け入れられない」ということを認識しなければやってられない。そのシチュエーションに慣れていると、立場がどうとか気にしなくなるし、問題はそこには無いということもわかってくる。社内外なんてものも関係ない、ということでもある。


先日、とある企業のコンペに参戦してきた。

事業主側の方々に、請負側の立場としてガッツリ提案してきたわけだけれど、違和感なんて1ミリも無かった。

どちらの立場にせよ、実現可能性を高めるにはどうすべきか、ということを脳内フル回転で考えまくってその場にいることに変わりはないのだから。

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