趣味なんだから・・・・

 久しぶりに執筆。。。
最近官能小説(マガジン『壊れゆく女』『スマホ恋愛から』参照)は全く書いておりません。申し訳ありません。
で、いきなりバンドを始めまして、そっちで頑張っておる訳です。
2月に会社・役職が変わり、社会人になってから初とも言える『毎週土日・祝祭日休み』という生活になり、世の中の人々とサイクルが合い、バンドとか複数人数でやる趣味の時間が持てるようになったのが理由です。
 で、バンドを約20年振りに始め、当たり前ですがドラムも約20年振りに再開しました。
 若い頃にはプロになる事を夢見ていてですね、そりゃ~もう練習の日々だった訳ですよ~。ほぼ毎日ね、、、、スタジオに篭って叩いていましたよ。
 で、デビューとか目前となった頃、いわゆる『ありがち』な理由で引退。。。それ以降は中途半端に叩く気がしなくて・・・・一切スティックを握り気が起きなかったんです。
 でも、さすがにこの歳になると・・・・ね。ですので、今度は本当に『楽しむ』ためだけに、、、、バンドを再開する事にしたんです!

 この20年の間、考え方は変わりましたね、やっぱり。昔は『上手く叩く事・上手い演奏をする事』が至上目的で、『楽しみ』は二の次でした。。。でも今は、『楽しみ』だけです。
 上手い下手じゃなく、自分たちが楽しめるか・・・・そして同じ趣味の方々も巻き込んで、どれだけ無邪気に楽しめるか・・・・を追求したくなったんです。
 これには、ある人の影響が大きいんです。

 まだバンドでバリバリ嫌な性格で走っていた頃、地元のミュージシャン仲間にシゲさんって先輩がいました。そのシゲさん・・・地元では有名な人で、才能もあり人気者でした。
 20代・・・・その年代の若造って、少し上手かったり人気があると、高飛車になったりするでしょ?でもシゲさんは違ったんです。
 イベントやなんかで一緒に参加すると、出場バンド全てに満面の笑顔を向け、拍手し握手を求め・・・・『イェ~凄かったよ!最高っ!』って言ってくれたんです。
 その頃の僕なんか、自惚れ絶頂でしたから、シゲさんにそんな事言われても、冷めた笑顔で握手に応えるだけ、、、、内心『当たり前ぇだろ』みたいな事思ってましたっけ。。。
 今思うと恥ずかしい限りです。

 これだけの事なんですが、今思うと・・・・シゲさんのように『無邪気に』楽しめるって大事だと思うようになりました。
 自分から『楽しむぞ!』って姿勢と言うのでしょうかね?その姿勢って周りを引き込み、みんなをハッピーにしてくれるんじゃないだろうかと。。。。

 そうそう話変わりますが、僕・・・・模型作りなんかも趣味だったりします。うふふ・・・今では模型の方が有名かもしれない。いわゆるプラモデルですが、自分で塗装して精巧に作るんんですが、これも楽しい!
 職場・役職が変わってしまい、こちらの趣味はあまりできなくなっちゃいましたけどね~。でも本当に楽しんで作りましたよ~。
 ホームページなんかも作って、出来上がった作品を公開したり、コンテストに出したり、受賞したり。。。(ホームページはhttp://tucker.syuriken.jp/)

 んで、、、、この趣味の上での『楽しみ』なのですが、シゲさんの経験から、一つの疑問みたいなのが浮かんできたんです。プラモデルもバンドも・・・・。
 この手の趣味・・・・同じ趣味の人って口々に『上手い下手じゃないんだよ・・・楽しむことが大事』って言うでしょ?まるで合言葉のように、ほとんどの人が言うと思うのです。
 でも、その割に・・・・・ネットの世界で公開されている作品って上手いものばかり、、、、未完や失敗作って見かけないですよね?なんでだろ?
 物凄く高い割合で『上手い下手じゃないんだよ・・・楽しむことが大事』って皆口々に言うのにですよ、なぜか明らかに下手なものや明らかに失敗作って、、、、やっぱり見かけない。

 今度組んだバンド『The River'en Bridges』の一回目のスタジオ練習を録音したもの、公開しましたよね。。。
 もちろん優しい皆様は、批判的な事など一切なく、暖かい応援メッセージを下さいました。ありがとうございます。
 でも、そんなメッセージの中『一回目の演奏を公開するなんて、勇気ありますね』みたいなご意見もチラホラ頂きました。
 なんで?
 なんで?
 なんで勇気?
『上手い下手じゃないんだよ・・・楽しむことが大事』なんでしょ?じゃ勇気なんかいらないじゃんっ!
 『下手でもなんでも楽しんでいるんだ~!』『上手い下手じゃない、俺たちはこんなに楽しいんだから、みんなもやろうぜ!』って気持ち。

 だって上手い下手じゃないって皆言うでしょ?
プラモデルの方も同じなんです。『上手い下手じゃないでしょ~楽しければいいんですよ』って皆言うわりに、失敗とか失敗作は公開されず、とても上手な作品しか出てこない・・・・
 上手い下手ではないと言いつつも、やはり皆『完成度』に囚われている気がしちゃう。違うのかな?

 この辺の感覚って、日本人は特に強い気がするんです。
テストの勉強を凄く一生懸命やっているのに、友達には『やべぇ~全然勉強してね~よ~』って言っちゃう国民性みたいな。。。。
 『上手くなりたい、完成度の高いもの作りたい聴かせたい』って、難しい顔して作ったり練習していたりしているのに、、、、『全然だめ、練習してないし・・・』みたいな事いっちゃう。。。。
 『便秘気味でウン○がなかなか出なくて、トイレで力んでいるくせに、お通じ快調』みたいな事、言っちゃうかんじ・・・(いや、これは違う)

 プロではなく趣味でやっていレベルで、ちゃんとした作品を公表公開しつつ、『上手い下手じゃないでしょ~楽しければいいんですよ』なんて言ってばかりな人・・・・・今の僕には嘘臭くて嫌なんです。

 で~、始めたのがココnoteでのThe River'en Bridgesのマガジン!
 『嘘じゃない!
  本当だぜ!
  上手い下手じゃないんだぜ!
  俺たち、こんなに楽しんでるんだ!
  みんなも下手でもいいから楽しもうぜ!』

 そんなメッセージを込めて立ち上げました。
 『やっちまった!
  こんな下手くそになっちまったよ~~~!
  みんなで笑ってくれよ~!』
とかね・・・・・

 あ~なんか書き始めと構想が変わってしまい、何を伝えたいかよく解らなくなってきた~!

 と言う、滅茶苦茶な内容のも・・・・いいんです!
一緒に、たのしみましょう!

 シゲさん
もう再会の可能性は低いけど
今になってシゲさんの事が解ってきた感じがします。
無邪気に、素直に自ら楽しむ気持ちって大事ですよね
シゲさんの満面の笑顔・・・・今も思い出せます!

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