カフェでパーティー?

反対のものの組み合わせっていいですよね。

苦いものと甘いもの。例えば、コーヒーとスコーン。抹茶と豆大福。
熱いものと冷たいもの。例えば、ピザとコーラ。真夏とプール。
苦い言葉と甘い言葉。例えば、嫌いと好き。
辛いものと楽なもの。仕事とお風呂。

どちらか1つだけだと味気ない。その2つが組み合わさることで、大きな魅力を手に入れている気がします。苦さがより一層甘さを引き出して、熱さが冷たさの心地よさを教えてくれて、嫌いが好きをもっと大きくする。

反対のものの度合いが大きければ大きいほど、味わえる満足感は大きくなります。普通の日にお風呂入るより、1日中運動した後に入るお風呂のほうが絶対気持ちいいですよね。そういう満足感を得るために、僕は日々反対のものの組み合わせを探しています。

みなさんはどうでしょうか? マイ・ベストな組み合わせはありますか? 
ちなみに僕は、抹茶と豆大福です。

まあそんな感じで、身の回りの反対のものを探しながら過ごしていると、先日奇妙な組み合わせを発見しました。

「カフェパーティー」

え、カフェでパーティー?

カフェってあれか、コーヒ−飲んだりカフェラテ飲んだり紅茶飲んだり、スコーン食べたりする場所だよな。

カフェでパーティー……初めて聞いた組み合わせだ。

異色のパーティーに参加することになった僕は、ボタンをかけ間違えたような違和感を感じつつも、初体験を前にして、緊張とワクワクで胸がいっぱいでした。

初体験…いい響きだ。
やっぱ初モノって、いいな。
慣れてきちゃうと、緊張もワクワクも減ってつまらない。
初めて新大陸を発見したコロンブスのような、初めて穴を発見した童貞のような、初めて棒を発見した処女のような、緊張感あふれる心と下半身でいたいなあ。たぶんね、コロンブスってギンギンだったと思うんですよ。あれだけ責任重大な任務を任されて、常時緊張っしっぱなしで。そりゃもう何からナニまで緊張しっぱなしですから、それがデフォルトになってたんじゃないですかね。あ、そっか。最近緊張感に欠ける生活してたから僕のは(ry

そんなことを考えつつ、僕は僕の初体験を捧げるべく開催地である品川に足を運びました。

そして帰って来ました。

なんだろう、このもやもやは。
機能不全ではなかったけど、フィニッシュまでいけなかったかのような物足りなさ。

簡単にパーティーの趣旨を説明すると、
会社と家の往復になってる日常を打開しようぜ! もっと楽しもうぜ! ビバ交流! 
的な、大学のサークルみたいなノリのパーティーでした。

集まっている人は20、30代の人が多かったかな。
とにかく会話が薄っぺらくて、「韓国人みたいな顔してますね!」「肩幅広いっすね!」「かたはばひろしとか笑えるwww」とか、ほんとどうでもいいことばっか言われてました。
初対面だとどうしても外見的な話になりがちなのは分かりますが、みんな社会人なんだからもっと話術あるやろ! 営業どうやってんのよ! とか心の中でツイートしてました。

だって、パーティーですよ?

パーティーっていったら、オペラ座の怪人みたいな人がいたりブーメランみたいな仮面被ったりして、オホホヨホホーって自分とこの政治についてだったり求婚相手探したりとかそんな感じなんじゃないんですか?いい人いたら求婚しようと思ってダンスの練習しちゃいましたよ!(ダンス参照:仮面舞踏会

それなのに、「かたはばひろいっすねwww」「私の倍くらいあるんじゃない?www」で終了ですよ。なに、バカにしてんの?ええ、広いですよ。30メートルくらい後方から「あの肩幅は!」って発券されるくらい広いですよ。いいんです。全然気にしてません。肩幅と器の大きさは比例すると言いますからね。器の大きい僕はそんなこと気にしませんよ。

まあ多少の思い違いはあったものの、「ふっ、今日はこの無味乾燥な会話に付き合ってやるか庶民共め」と、器の大きさを見せつけてきました。

ただひとつ、これだけは許せん!と思ったことが…

カフェパーティーの「カフェ」は、なんと店名だったということ。中は普通のバー。しかも座席数15名くらいであろう小さいお店で立食45人。人多すぎて肩身の狭い思いをしました。初体験のドキドキを返せ!

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