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副業を始めました

先月から、コーヒー屋さんでアルバイトを始めました。
接客業は学生の時以来だし、ちゃんとコーヒーを淹れたこともなかったから、とても不安でしたが、
丁寧に指導してくださる店長のおかげで何とかやっています。

本業は辞めてません。
いわゆる副業というやつです。
お金に困ったから、仕事に飽きたからではなく、「このお店で働きたい」と思ったから始めました。

以前から好きでよく訪れていたお店で、先月始め、バイトさんがいなくて困っているという話を聞いたので、じゃあ僕が、と手を上げてみました。

働く前は、大好きな場所で働ける!という喜びでいっぱいだったけど、
いざ働き始めると、お店の雰囲気を壊してしまうのでは?と不安でいっぱいです。

店長さんからは、「あなたの時間です。どうぞ自由にしてください」と言われました。
じゃあ、まずは大好きな店長さんの雰囲気を真似てみようかなと思います。

店長さんは歩くのが好きで、1日10kmくらい平気で歩くそうです。
だったら僕も、移動はなるべく徒歩にしてみます。

読む本は、川端康成とかドストエフスキーとか、いわゆる名作といわれるものばかりだそうで、
そういう名作は国語の授業で触れたくらいで、苦手意識はあるけど、頑張って読んでみます。

小説も書くそうです。
じゃあ僕も。

そうやって行動を真似ていけば、かもし出す雰囲気も似るのでは?とわずかな期待を胸に。

けれど似ないだろうな、とも思っています。
無駄だとは思いません。
店長が作り上げたお店の一部になるのだから、店長の思考をなぞり、沿うことは大切で必要なことで。

真似ている時、最初は店長さんはどんなことを考えてやっているのかを意識してやると思います。
そうしていつか、店長さんはどこかにいって、自分が考えたいことを考え始めるんだと思います。

店長と自分は違う人なのだから、やることなすこと全てが違うのは当たり前なんだけど、
自分のなかに別人格のように、店長を真似る自分が居着いてくれたら、このお店に似合う人間になるかもなと、
かすかな期待を胸に、いつも歩き、本を読み、文を書き、コーヒーを淹れています。

本業に支障をきたさない程度に、余白の時間で精一杯頑張ってみます。

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