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【後輩育成の話】あっという間に先輩になったあなたへ。

こんにちは。

㍿WAKUWAKUで人事をしている古田裕香です。

5月は弊社にとって、期末にあたります。
社会人になり初めての期末と5回目の期末では環境も感覚も違いすぎて、時の流れの速さに少し恐怖を感じる今日この頃です。

今日は、昨年私がコーディネーター配属の新入社員6人の最初の1ヶ月を受け持った時のことを書こうと思います。

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昨年は、緊急事態宣言が4月に発令され、20年入社の新入社員10名は6月に配属スタートの予定でしたが、4月末に配属決定▶︎5月配属スタートに急遽変更になりました。

急な変更と前例がないことに取り組むことは、弊社では当たり前なので、4月末に次からの2ヶ月間BeatHOUSE事業部へレンタル移籍になることも驚きませんでした。

今日の記事は、
「急に新人の教育をすることになった。」
「自分もまともな研修を受けてないのに、後輩を育てられるか不安。」
という方に、ぜひ読んでいただければと思います。

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【前提】昨年の状況

前提として、昨年のBeatHOUSE事業部の新人受け入れ体制について共有します。
近しい状況の方がいらっしゃったら、どうしていたのかぜひ教えていただきたいです!

【受け入れの状況】
・事業部で新人育成という体系的ものを過去にやったことがない
・新人6名を一斉に受け入れるのも初めて
・フルリモートも初めて
・仕事内容は、まずはアポイント取得からスタート。ただ、今後1年の仕事内容について明言できない
・5月は期末で全員ゴリゴリに忙しい

【スタンス】一緒に歴史と文化を創っていく

去年しきりに新卒メンバーに伝えていた事、それは
「皆も初めてだけど、私も初めて。会社も初めてだし、世界中の人が初めての経験の中で今頑張っている。皆は一人じゃないし、きっとこの経験は人生の中でも貴重で大きな経験になる。」リモートスタートで初めての業務だったとしても決して一人で頑張るのではない。ということです。

あとは、会社としても私個人としても初めての試みであることも伝え「皆は、WAKUWAKU研修の実験台でもある」「感じた事は全部言って欲しい、それが来年の後輩教育をより良くさせていくし、WAKUWAKUの新人育成の土台を作ることになる」とも伝えていました。(ここを伝えてもシラけないメンバーだという確信がありました。)

与えられる存在ではなく「会社を一緒に作っていく仲間であり、同じ状況をチャンスに変え大きく成長させていこう」というスタンスでした。

【設計】最初に物事の全体像を伝える

物事の全体像を伝えるため、物事は大枠から伝えるようにしていました。(業界の仕組み▶︎自社の立ち位置▶︎事業部の目的▶︎目標▶︎行動)
自発的に物事を考えて行動をするには、全体像がわかっている必要があります。
例えば、不動産業界とは?から、仲介という立場の役割を伝え、改めて自分たちは何をしようとしているかを理解してもらうことで、「目標に対してアクションを自分で考えて」と伝えてもトンチンカンなアクションではなくなると考えます。

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【コミュニケーション1】自発性を伸ばすこと

自発的な行動を促す質問をする。
「どうしたらいいと思う?」は相談が来た時の決まり文句のように話してました。
ひとしきりアドバイスを伝えた後に「自分でもどうしたらいいか考えてみて」ではなく、その場で考えてもらいます。
私はせっかちでおしゃべりなので、すぐ話したくなってしまうのですが、相手がなにか考えている間は待つように心がけていました。

自発的な行動に対して否定しないこと。
どんなに自分の考えになかったアイディアでも否定しないこと、もし「そんなのででうまくいくのか?」と不安があるなら、「どうしてそう考えたのか?」と背景を聞いて、思いつきのやっつけ案でなければ、うまくいく方法を一緒に考えることを大事にしてました。

【コミュニケーション2】連絡の取りやすさを自分から作ること。

今年の新卒は「ホウレンソウがない」とプンスカしている人、違いますよ。
ホウレンソウの癖(習慣)がないのです。
「連絡してって言ったのに連絡がこない!!」となんで言ってもできないんだ!と思った時期が過去の経験でもありました。
でも、恋愛でも友人関係でも家族関係でも、なんかこの人とはずっと連絡を取っているなと思う人いませんか?

「ホウレンソウがない、量が少ない」のは、単純に私と連絡を取ることにまだ慣れていないだけです。
なので、ホウレンソウの癖を早くつけるような「常に連絡を取っている、こんなことも報告している、あんなことも相談する」という状態を早く作るために自分から連絡を取ることが最善の方法だと私は思います。

【覚悟1】勝ち癖をつけるために絶対絶対絶対達成。

なんとしても結果に拘らせる。
何事も最初が肝心だと聞いたことがあると思います。
配属された初月ほど結果に拘らせることが大事だと考えます。
やると言ったことをやる、掲げた目標達成する、日々の勝ち癖が新たな目標達成への意欲を掻き立て、中毒のようにもっともっと上を自ら求めていくようになる。その最初の成功体験をさせるのが私の仕事でした。

相談は何時でも聞く。
私自身は指導者ではなく伴走者のイメージです。
いつでも何時でも相談を聞きます。上に引き上げるのではなく共に成長するためです。
自分も話を聞きながら沢山の学びを得てました。
物事の捉え方や考え方、課題の捉え方や乗り越え方、人それぞれな分一人一人に向き合う必要があります。

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【覚悟2】できると信じる。

信じる事が実は一番大事だと思う。
できていない事をイジったり、煽って焦らせたりは禁物だと自分に言い聞かせていました。自分の経験から「失敗イメージ」が浮かんでくるうちは心にどこか妥協が生まれている、失敗しても仕方ないと失敗の理由を探している時だと思っています。
ひたすら、山を乗り越えた後の絶景を想像し、想像させ「こんな最終日を迎えられたら最高じゃん!」と声をかけ、絶対できると信じる事ができれば、失敗イメージを持つ事自体が時間の無駄だと前を向くようになります。


あっという間に先輩になったあなたへ。

この時私がみていた新卒メンバーが、あっという間に先輩になり、今は今年の新入社員の先輩としてコミュニケーションを取っているかと思うと、感無量ですね。本当に。

ありがとう。
もっともっと山は高いし、まだまだ頂上は見えないけれど、誰も見た事のない絶景を一緒に見にいこう!!!

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#おまけ

5月衝撃のニュースは、星野源さんと新垣結衣さんがご結婚されたことですね。

ミーハーな私は星野源さん著「いのちの車窓から」という本に"新垣結衣という人"という章があることを知り、どうしても読みたくて同期に写真を送ってもらいました。

昔、母から書き物を生業にしている人は、「好き」という言葉を文字にせず、読み手に「あぁ、主人公はこの人のことが好きだんだろうな」と思わせることができるんだと聞いたことを思い出しました。

そのぐらい、源さんの言葉にはガッキーへの「Love&Respect」が溢れ出ていました。

私も、そんな素敵な言葉を使える人になりたいです。

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