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when your life is stopped like almost two decade,but still half of your life

(追記:一部追記と修正を行いました)

どうも。

今回はめっちゃ大遅刻なったんですけども、主な理由はネタが無かったことですかね。
Risk of Rain2のDLCを控えてたせいもあるんですけど。

前回から1月ぐらい掛けて考えた末に、出てきた紹介したいタイトルはいくつかあったわけですが、正直2月が色々ありすぎてそれどころじゃなかったんですよ。
(3月もそろそろ終わるけど)

今回はご存知の人が最も多いタイトル。

同時にやったことない人も多いはずなのでご安心を。

今流行ってるゲームも大抵血を引いてるから、ホントに。


Half-Life

あのValveの処女作だ

Valveの最も有名な作品として発売されているこの作品は、今から24年前、
1998年の11月18日にCDROMとして販売された。

1998年という時代は、FPSにとって全てが3Dになってからそう長くない時代。
当時出ていたFPSは、QuakeⅡや、Turok2(日本ではバイオレンスキラー)、
そしてUnrealなどが発売されていた。

そんな世界はFPSが銃を撃って突き進むだけの時代に、Valveは一石を投じる。

Half-LifeはGoldSourceと言われるエンジンで稼働しているのだが、こちらは
QuakeのId Tech 2を魔改造したものから誕生している。

Half-Lifeは何よりも、戦うこと以上に、物語やドラマ性を持たせた事が革命。
プレイヤーが唯一無二の存在ではなくて、割と普通の人間に近い存在なので、
かつてのFPSの様な強い武器と防具で突き進むというシーンは少ない。

当時のジャンルはサバイバルホラーだったような気がする。

トラップや地形も危険まみれの意地悪な傾向が割と多いが故に、普通の人間なので引っかかると即死というシーンも多い。
だからこそ、プレイヤーはNPCという概念を頼ったりする必要があるわけで。
(NPC無しでは進行不可になったりする)

彼らの助けを得ることで有利に進められたりする

今まで紹介してきたFPSにおいて、ストーリーを気にしながらやれる内容は、そう多くなかったと思う。
DOOMもBLOODも、ハッキリ言ってむしろ知らないほうが多いだろう。

ぶっちゃけHalf-Lifeでも知らない方が多いんだけどこのゲームがなければ、ストーリー重視のFPSは生まれなかったので、やろうと言った考えが大事。

Half-Lifeは、始まってからストーリー性や繋がりを持たせる事で、世界観には深みが出るので、没入感を最高に高めているのに成功しているのだった。


どんなゲームなのか

本作は先程も書いたが主人公が一般的な人間という設定で始まる。
ゴードン・フリーマンという物理学者が生き延びるという筋書き。

ただこのゴードンフリーマンが作中で人外じみた動きをするのはご愛嬌。
というのも、一般的な人間という設定でもやっぱり昔のFPSの俊敏さを持って動き回るのでどうしてもそういうことになってしまうのだけれど。

やはり銃もまだADSの概念が無いので殆どは真っすぐ飛んでいってくれる。
ただある程度精度の概念はあるので武器一本だけで、とはいかない。

ゲームのコンセプトは、走り、考え、撃ち、生きる。

コンセプトは結構作品を捉えていて、作中でわざわざ歩くシーンは少ない。
というかフルスピードで走るフリーマンはめっちゃ速い。
それも相まってかスピード感はFPSではかなり早い方。
正しい判断を短い時間で、という意味を込めてThinkなのではないか。

撃つ点においてももちろんシューターゲームなので撃ちまくる。
最初の方は割と弾も少ないが慣れたり後半になると結構使える。

そして生きる。
言わずもがな生きて最後まで辿り着く事を意味している。
QSを前提としているので初見の死亡回数はかなりのものになるはず。

ゲーム本編はSFテーマではあるものの、死ぬ時は割と労災案件が多い。
というのも、機能停止かつ半分崩壊した研究所が主体なので危険な機械にも入っていかなくてはならないこともある。

狭い空間に大きな刃、想像したくない死に方が伺える

もちろん大変なのは災害だけでなく、現れたエイリアンもそう。
この手のゲームではやはりというか、凶暴で非常に有害であり、そして強力。

以前紹介したHaloとは違って知性のある者は多くないが、その分野性的。
組織化されていないので、仲間割れを起こすこともあったりする。
(というか、天敵みたいな感じなのだろう)

ヘッドクラブに乗っ取られた人間


実はそんなに重要じゃないストーリー

さて、ストーリーが大きく評価されたHalf-Lifeはどんな内容なのか。

ストーリーの方を説明すると、流れは意外とシンプルで聞き覚えがあるかも。

アメリカ、ニューメキシコ州の政府の研究所、"Blackmesa"。
世界でも最も進んだ研究を勧めている施設の一つ。

朝8時47分。
ゴードンフリーマン博士は、トラムに駆け込む。
一言で言えば、遅刻だった。

目的の部署に到着した後、控えていた実験に備えてH.E.V.スーツに着替える。
(早い話がハイテク防護服)

フリーマンのその日の仕事は、宇宙からの物体を装置に入れるという物。
悪くなりようがない、彼は訓練されたプロhighly trained professionalなのだから。
そのはずだった。

あらすじ

というのがHalf-Lifeの筋書き。

みんな知っているとは思うけどとりあえずここまでで。

雑に言えば、よくあるSF物の始まりって所だろうか。
舞台がSFで、こういう事は結構多いのだが、この作品はゲーム内からストーリーを感じられるようになっているのが先程も言ったストーリー性だろうか。
(これまでのFPSが説明書からでしかストーリーを書いていなかったので)

今まではE1M1本編という所からゲームが始まるわけだが、このゲームはおかしくなる前の日常風景を流すという手法をFPSで行っているというわけだ。

トラムで進行するオープニングはFPSに置いては目新しい物だった

一方で主人公のゴードンフリーマンは没入感のために言葉を失っているのでどう思うかはプレイヤーの気持ちが反映されるところだろう。


ゲームのシステム面とか

Half-Lifeは、オールドスクールと現代のFPSの半分を併せ持つと言える。
武器は作中に出るものは全部持ち歩き、後から取り出せるタイプのFPS。
所謂ケツの穴に武器が全部入るやつ。 (作中ではスーツの機能とされている)

一方で戦闘ではヘッドショットの概念もしっかりあるので、ちゃんと狙えば少ない弾薬で大きなダメージを与えることが可能だったりするのがミソ。
特にこのゲームは相手がいつも銃を持っている相手とは限らないので。

難易度はEasy / Normal / Hardの三種。

大まかな違いは回復量と受けるダメージ、敵の挙動の違い。
特に回復量はHardに置いては理不尽なアーケードゲームと同じ少なさ。

プレイヤーの最大ヘルスとアーマーは100で、この手のゲームでは少ない方。
なのにHardでは受けるダメージが50以上とかなのに回復量が20って話で。
昔見たgeocitiesの攻略サイトを思い出す。
"肉を切らさず骨を断て!”と書かれていたのが印象的だったよ。

難易度は後から自由に変更可能…と思わせておいて、なんと一度始めたら後 から変えられないハードコア仕様。
実感するまでが長いので、後悔しても遅いこと多数。
(間違えて変更可能って書いちゃった、ごめんね)

実績の概念が無いので、Easyでも正直大丈夫。
ゲームらしさを求めるならNormalぐらいで止めておこう。

くどいようだが、戦闘外の死亡と言えばトラップしか無いので即死ばかり。
そりゃ死ぬ時は死ぬし結局NormalもHardも変わらないといえば変わらない。

プレイヤーも少しミスを犯すとすぐに肉に変わる

ただ、Hardの戦闘難易度はオールドスクールFPSでもダントツぶっちぎりで
ゲキムズと言える。
書いた僕自身、Hardをクリアできる自信が全く無いのでオススメはしない。

MaxPayneとそう変わらないといえばそうかもしれないが。


フリーマンのケツの中身だぞ

興味がなければスキップしてね。

オタクの一言コメントも入るよ。

Crowbar (バール)

一般的な工具だ

最初に手に入る、何の変哲もないかなてこ。
このゲームは物の破壊で何かを得ることが多いので使う機会はそれなり。
戦闘で使うのは相手を選ばないと自殺行為。

後の作品ではコレ一本で~とか話を盛られていたりする。

良い子は真似しないでね


ハンドガン

このローポリ具合が堪らない

後を追ってすぐに手に入る武器。
標準的な発射速度で連射出来るのだが、精度が恐ろしい。
40m先も正確に撃ち抜けるので、遠くの敵はコレでカットできる。

水の中で戦うことは少ないが、水中で撃てる。

こういうギミックや動かない敵を倒すのに有効

セカンダリはGlockよろしく高速連射なのだが、ウリの精度が失われるので
死んでいる機能と言って差し支えない。

ちなみにGlock17にフルオート機能はない。


ショットガン

モデルになったのはこの世で最もポピュラーなショットガンの一つだ

入手時期はプレイヤーによってマチマチだったりする。
一度の発射で6発の散弾を発射する普通の散弾銃。
Valveのゲームでのショットガンの信頼度は高いので使う機会も非常に多い。

セカンダリは2発同時発射で、12発の散弾を発射する。
発射レートも下がるし消費弾数は増えるが、それを引いても威力は絶大。
コレの使い方でショットガンの強さを左右させていると思う。

中堅の敵も2発で済むなら安いものだ

有名なネタだけどSpas-12は2発発射なんて当然出来ない。
Valveはこういう所拘らないからよくある話なんだけど。


グレネード

MGSでもパイナップルという呼び方をされていた

シンプルな手投げ爆弾。
Half-Lifeはグレネードを1ボタンで投げられないゲームなのでちゃんと装備。
左クリックを押すとピンを抜き、離すと投げる。

シンプルだが相手の事を把握していないと使い方は結構難しい

押している間だけ手に持っているが、5秒で爆発する。
長押しして"料理"することで時間を上手く調整するのは今も昔も変わらない。
5秒以上持っていると投げた瞬間に爆発するので要注意したい。
(スピードランではこれでスピードを得るとかしてたけどね…)

この手のエンジンのゲームを嗜んでいる人ならご存知かもしれないが、
前進や後退、横移動しながら投げるとグレネードの挙動が変わる。
(この性質は現在のCS:GOやApexにも受け継がれてたり…)

SMG

アングルが微妙だけどちゃんとMP5

雑に表すなら、押しっぱなしで弾がモリモリ出るハンドガンという感じ。
50発も装填されているのだが、持てる弾数が最大250なので撃ち放題。ただしハンドガンと弾薬を共用しているので使いすぎると結構面倒なことに。

精度は悪いと思っていたのだが、直近のアップデートで修正されていた。
(マルチとシングルの性能がごっちゃになってたらしい)

このゲームではそれなり使う武器になると思う。

セカンダリはグレネードを発射する。
手投げの物と違い着弾と同時に爆発するので相手を逃さない。
同時にグレネードとは違う専用弾薬なので貴重。

ダメージを受けずに、逃さずに姿を表さない攻撃ということが可能


.357 マグナム

シルバーカラーがよく似合う

序盤の中頃で手に入る高威力大型拳銃。
精度もバツグンでハンドガンの倍以上の精度があると言っていい。
その分弾も少なめなので小さな敵にバカスカ使えないのも魅力の一つ。

華麗に頭を撃ち抜くとほとんどの中型は一撃で沈んでくれる

弾こそ真っ直ぐ飛ぶが、ズーム機能とかはなく、精度の良さが逆に正確なAIMを要する武器になっている。

こういう武器、好きなのよね。


トリップマイン

SFらしい武器の登場だ

壁や床に設置するトラップ式爆弾。
設置すると青い線が貼られ、そこを通過したり、本体を攻撃すると爆発。

敵はこの線が見えないのかズカズカと入って爆発を起こす

一手先を読む使い方が必要が故に使うのは結構難しいと言える。
無理して使わなくてもそんなに困らない。

スピードランでは足場にされていたのが印象的。


サッチェルチャージ

軍用のリモコン爆弾と言えばわかりやすいか

手投げのリモコン爆弾。
左クリックで一つ投擲、リモコンを出した状態でもう一度左クリックで爆破。

壁の向こうで音がするなら一個投げて隠れよう
後はポチリと行っちゃってね

その火力は絶大も絶大で、これをマトモに食らった相手は殆どは肉になる。

使い方はSMGグレネードと大差はないが、火力と持てる数が違う。
強力な分事故が起こると大惨事になる。

チートで補給しまくると起爆するまで無限に投げまくれる。


クロスボウ

パワフルで無音なのが売りだ

スコープ付きのクロスボウで、発射の際に音を出さないのが売り。
なんでこんなのがこの施設にあるのかはわからないけど。

鋭い鉄の棒を飛ばしてるだけあって威力はやはりスゴい。
頭じゃなくても当たると殆どは息絶える。

ただし着弾までにラグがある武器でもある。
似た武器のマグナムと比べ弾薬は少し多いがそれでも動いている相手に
当てるのは苦労するはず。

コチラも水中で使用可能。

水中で撃つって時はこういう時だ

余談なんだけど、初期段階では神経毒としてあくまで無力化だったのだが、
いざ発売されると殺意マシマシの鉄棒が発射されている。


スナーク

可愛い見た目(?)だが危険な生き物だ

中盤以降で謎の物体から拾える生き物。
左クリックで放り投げて、後は勝手に攻撃させるタイプの武器。

相手が普通の人間の時のみ攻撃を仕掛ける。
人間でなかったり、何もいない時はそのまま帰ってくるので要注意したい。

究極的に言えば、対人間用の生きたグレネードと言う言い方になるのだろう。

後半以降は正直出番がないとも言える


ガウスガン / タウ粒子砲

単二電池が付いててチープな見た目だがパワーは比例しない

コイルガンとも言われる武器で、レールガンみたいなものという認識で良い。
(正確には違うらしいがよくわからない)
弾薬には☢のマークがあって危険物感が非常に漂っている。
これを作っていたブラックメサ、やはり怪しい研究所。

ゲームのエフェクト的にはビームみたいなのを連射している。
既に高火力なので小さい敵はこれでバラバラになる。
これを連射できるフリーマンの腕とは一体。

右クリックを押すと押した長さでビームの強さが強化される。
最大強化されたビームは文字通りレールガンだが、弾薬を10倍も消費する。
反動もその分凄まじいのでスゴいノックバックする。

タメて撃った攻撃はヘリも戦車もメじゃないのが恐ろしい


ハイブハンド / ホーネットガン

グロテスクな見た目だがどう持っているのかは不明

またしてもエイリアン兵器。
これが結構悪くない性能なので恐ろしい。

最大の特徴は弾薬が時間で回復するので、他の武器をケチれる所。

左クリックで僅かに追尾性能を持つハチ(?)を発射する。
威力はピストルぐらいなので案外悪くない。

右クリックで追尾しない高速連射をする。
追尾しない分ピストルより精度がある上DPSを出せるので案外悪くない。

当たった時のズゴズゴ言う効果音も癖になる。


グルーオンガン 

左の人が作りました

グルーオンは正直良くわからないが、ビームが出る武器という認識でOK。
その破壊力は凄まじく、射線上の相手は粉々にされていく。
一方で弾薬消費も激しい上に、上記のガウスガンと共有なので貴重。

発射モードはこれだけだが十分過ぎる火力を持つ。

文字通り粉々にされる様子は爽快


フリーマンのケツの中身は多いけど弾薬の都合上使うシーンが限られるのが残念。


Half-Lifeは名作だったのか?

古いゲームを触ると、よく言われる言葉としては、”今となっては古いが…"
もちろんHalf-Lifeもその定例なのだが、僕は古いからと言ってそれが欠点に
なり得ることは非常に少ないと思っている。
(というか、古いせいで遊べない事のが問題は大きい)

元に僕はHalf-LifeやDOOM、Blood等色々紹介しているわけだしね。

ではこの言葉は間違っているのか?と聞かれたら、僕は正しいとも違うとも言えない。

Half-Lifeに限らず、時代を超えても尚色褪せない部分がどこかにあるので、
今もなお遊ばれ続けるゲームになっている訳がちゃんとあるのだ。

そういうところを踏まえて色々紹介していきたい。

ディテールの濃さ

僕が散々擦ってきた言葉としてはValveの細かいディテールがゲームを凄く
良くしている、という言葉。

じゃあ実際の所どんだけ細かいのさ?と言うわけで動画(英語)をお借りして。

当たり前にも見えるギミックだが、98年であることを忘れずに

敵の賢さの話かと思う人もいるかもしれないが、そうではない。

これはAIに匂いという概念を組み込んでおくことで行動をさせるという物。

例としては、危険な肉食エイリアンに対しては最近死亡した死体から匂いを感じ取って食べに行くというもの。

十分な肉を食べると満腹を検知して落ちた肉を食べなくなったりもする。
直前に戦闘をしていると飛び付かずに暫く警戒をするのも生き物らしさを しっかり出している。

匂いの反応を持つのはこのエネミーだけではなくて味方NPC等にも存在し、
最近死亡した死体の匂いを感じ取ってコメントをしたり、ゲームのキャラに
しっかりと命を吹き込んでいる作りが良い。

続いてコチラ。

生き物の2番目に強い感情、恐怖も組み込まれている

味方NPCもただ付いて歩いてくるだけではないのが特徴。
非戦闘NPCを一つとっても、いろいろな工夫をされている。

近くで大きな音や戦闘が起こると、見た目に大きなパニックを起こしたり、
敵を一方的に発見した際も、恐怖を感じながらも付いてきたりする。

追従中に負傷すると、プレイヤーを置いて逃げ出したりもしてしまう。
ゲーム的にはややこしいが、良くも悪くも人間的に出来ていると言える。

と言ったように、ただNPCが舞台上の飾りとして雑に存在するキャラには
ならないようにしっかり生き物らしいシステムを組み込んでいる。

極めつけにはゴキブリのAIもバッチリ作っているのだが、ローポリでも虫が
苦手な方は注意して自己責任で閲覧していただきたい。

シンプルながらわかりやすく動画を作ってくださってるので見てみてね。

なんかCod Ghostで魚にAI付けてるって話しあったよネ


サウンドデザイン

僕は音楽に詳しくもないし音源にこだわるタイプの人間ではない。
ただ、それを取ってもHalf-Lifeのサウンドデザインは優秀と言える。

何が何の音なのかが非常に特徴的で力強い。
なので、どの効果音も非常に耳に残る。

特に足音なんかは足元の素材によって効果音が変わっている。
98年はFPSに足音があるかないかのような時代なので、コレも画期的だったと言える。

そして忘れてはいけない、キャラクターにも声が付いているのは割とスゴイ。
全編フルボイスのゲームなんてこの当時はときメモぐらいなのでそう考えるとアクションゲームとしてはバッチリ力を入れていると思う。

この研究員のボイスライン、たまんないね

生き物が肉になっていく効果音は、不思議と癖になる

効果音だけでもない。
環境音も勿論手の混んだ物になっていて、臨場感を盛り上げる材料としては
バツグンに完成している。

例えば狭いダクトや、コンクリートの広い空間ではしっかりと反響を起こす。
しかしただの反響ではなくて、水のある狭い空間や空気の振動を感じる物等、
エコーのかかる空間を沢山用意してあるのである。

これらの効果音や環境音を強調するために、あえてフリーマンを無言にして
いるのだとしたらコレは凄く成功していると思える。

地下通路で風が吹き抜ける音に水滴が垂れる音など、没入感は素晴らしい

MODフレンドリー

やっぱり、これは外せない。

ゲームを長生きさせるのはMod文化であると結構言っているのだが、
Modの入れやすさも敷居を下げていて、誰でもModやマップパックを
楽しめる様に出来ていたのは、非常に高得点だと僕は思っている。

ValveはModの出来が本当に良いと、チームを呼び出してこういうのである。

ゲームの権利買うからウチでゲーム作らない?

Valve Corp.

そういうわけでMod文化の話はもう少し続く。


Quakeの血を引くのにMod文化がない訳がない

以前話したQuakeの話では、Mod文化が豊富である話はしたと思う。

その一方でHalf-LifeもQuakeの子孫である事は忘れてはいけない。
Valveの創始者、ゲイブがDOOMやQuakeに感銘を受けてゲームを作り始め、
そうして完成したゲームのエンジンが血を引いているときたら。

勿論ゲームはMod文化が豊富になるわけで。

そこから発展した第一号のゲームはやっぱりコレ。

Counter-Strike

2019年の投稿なのがなんだか感慨深い

QuakeのModでタクティカルシューターを作っていた製作者が今度はなんと
Half-Lifeで、しかもPvPのタクティカルシューターを作り始めてしまった様子。

まぁこのタイトルは皆さんご存知なので沢山は説明しないが、ここから全てが始まったと思えば歴史の深いゲームなのだと思わせてくれる。

しかしModで育ったゲームはこれだけじゃないのでどんどん紹介。


Team Fortress Classic

今は無きRock2、Saysoundやハッと言い続けるジャンプ音、僕にとっては青春

コレもまた有名作品の一つ。
元々QuakeModだったTFをHalf-Lifeに移植しただけと言えばそうなのだが、
一方でエンジンの進化で出来ることが増えたおかげでマップも進化した。

TF2になってからTFCで失われたものは非常に多いが、一言で言えばややこし
い限りだったので、まぁこういうものなんだろうなと少し思う。
皆さんご存知のクソマップDustBowlもここから生まれてしまったりした。


Sven-Coop

Half-Lifeコミュメンバーがゴミ圧縮機で渾然たる事になっている様子(NSFL)

55:38

コチラはHalf-LifeをベースにしたCoopが出来るMod。
何がスゴイって1999年発で今もSteamで遊べる。
(上記の2つも遊べるけどな!)

やっぱり大人数でやれば全部お祭りになるのが強みで、多少ゴリ押しが聞いてしまうのもご愛嬌。
(その一方で何十人も肉になっていく様子もなかなかすごい)

”Takecover! Medic!"と叫びながら狭い通路を32人で進んでいく様子は、
やっぱりHalf-Lifeだなと思わせてくれる。

サーバーさえ建てれれば最高のゲームなんすけどね、コレ。


They Hunger

Half-Lifeにも負けない序盤のクソ長オープニングは必見

これはシングルプレイヤーModで、Half-LifeのホラーModでもかなり初期の物。

なんと3部作という巨大Modで、シングルプレイヤー好きには堪らない。
一方でホラーと言っても、現代ホラーの様な物ではなくて、古き良きゾンビ。
後やっぱり銃が使えるのが(当たり前だけど)割と強気になれる。

余談だが、昔のPC Gamerの様なゲーム雑誌にCDでデータを配布してたりして
Modを広めていたそうな。


YEAR OF THE DRAGON

もうSpyroのModかHalf-LifeのModかわかりゃしねえな

youtube comment

コレはPS1のSpyroというゲームとHalf-Lifeを合体させてしまった謎コラボ。
DOOMにも負けない謎テクノロジーModで、現在も開発中らしい。
何がスゴイってSpyro用にマップやライティング、UIを作り直している所。

中身はHalf-Lifeのそのままとは言え、Spyroに違和感なく動けるようマップも改良されているのも手が込んでいる。

マップ以外はエンティティの置き換えだと思うのだが、それでもメディキット等を動く物に置き換えてしまっているのもスゴイ。
このModの今後に期待したい。

因みにSpyroは日本のPS1でも出ていたが、カメラの改悪などで売れなかった。


他にもModは沢山あるのだが、ここでは紹介しきれないので割愛。
みんなも興味があれば探してみてね。


音楽もやっぱり良いんだよね

基本このゲームは音楽が無く、環境音などで雰囲気作りをしていくのだが、
一応流れるシーンは流れる。

その上でしっかり良いサントラを用意してあるのがValve。
でもやっぱり環境音優先なのか、長くても1分半ほどなのが拘りを感じる。

いきなりブチアゲBGMじゃねーか!

コチラは人間勢力を前に最初の激しい戦闘が起こるシーンで流れるBGM。
曲名から見るに、極度の緊張状態にアドレナリン分泌で起こる興奮を表した様子。
フリーマンは一言も喋らずに大量殺戮を起こしているが、中身はこんな感じなのだろう。


コチラはメインテーマ(とされている)兼エンディングテーマ。
アップテンポでグッドエンディングっぽいが、実際の所そんなに良いオチではなかったりする。

…でもそれは置いといてやっぱりいい曲である。

実は1の曲の大半はHalf-Life2でも使われてたりする。


やっぱコレだね

皆さんご存知のValveゲーのデーン…のテーマ。 (寧ろその印象のが強いかも?)
Half-Life作中でも流れるシーンは一応あり、断崖絶壁を渡るシーンなのだが、風が吹き抜けるような音は、フリーマンの状況を表している用に感じられる。


いくつかを紹介したが、実際にプレイすると感じられないぐらい短いので 気付かないかもしれないね。
でもHalf-Lifeのサントラはゲームを持ってるとサントラ自体は無料なので、
安心(?)して後から聞ける。


今からHalf-Lifeを知って、遊べる?

勿論、何かの拍子でHalf-Lifeを知ることはあるけれど、やっぱり古いし…
となってしまうのが現実なので、

これはやっぱり大きな課題なのではないかと僕は思う。

勿論本当ならオリジナル版をオススメしたいのだが、ここにハマるかどうかが意外と大きな壁になったりする。

ただ、DOOMやBloodと違ってちゃんとSteamから前準備無しで遊べはする。

だからと言って、当時の味を食べたところで美味しいとは限らない。

勿論僕の目線ではHalf-Lifeはオリジナル版を今遊んでも面白いゲームだと
思うが、それはあくまで何度も遊んでいるからであってなのである。

そこで朗報がありまして。

Black Mesaは非公式リマスターだが、Steamで売られているのでお手軽。

Half-Lifeを今風アレンジした作品なので、全く知らない人でも全くOK。
しかもちょうど全部完成した作品で最後まで遊べる。
また、日本語化MODもバッチリ存在している。

マルチプレイヤー(過疎)も存在するし、Workshop(コチラは豊富)も搭載。

なので今から遊ぶならBlack Mesaが僕的にはおすすめ。

ん?

お、お前たちは!
エキスパンションパックと言われた幻の個別ゲーム!
Half-Lifeがなくても遊べちまうんだ!

え、アレ…?

ちょっとまって!?
ギ…
お前ェ~~~~!!!!!!!


…とまぁ、両方ギアボックス製になっているが、ゲームは普通なので安心してほしい。

ギギギギ…ギアボックスに金を払うことを勧める羽目になるとはァ~…

一方でコチラにはリメイクがないのか?と言われると…残念ながら…

なにーーーーっ!?

存在してるじゃ…

"冗談で言ってるのか?"

というわけでじっくり待ちましょう。

…今度は何?

Half-Life:Source!?
お前なんか話す価値なんかもないわ!あっち行きなさい!


…今回はそんなところで。


大遅刻してすいません