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GSダブル テラパゴスルナアーラ

12月17日に開催されたにちじょうさん主催の藍の円盤配信後初のGSダブルの仲間大会に参加しました。その時に使用した構築の記事になります。

構築の経緯とテラパゴスの強み

藍の円盤で新規追加された禁止伝説であるテラパゴスの性能理解する為に、まずは使ってみようと考えました。テラパゴスは種族値600と禁止伝説の中では低い方ですが、下記の強みがあります。

特性テラスシェルによる全耐性

体力が満タンの時に攻撃を受けた際、その相性を効果が今ひとつに変えてしまいます。ざっくり言うとテラパゴスは単ノーマルの為、格闘技以外を半減、格闘技を4分の1までダメージを抑えてくれます。なお、ゴースト技については無効のままと非常に都合の良い性能をしています。

テラスタルでの種族値と特性の変化

テラスタルを使用することによりステラフォルムへと変化し種族値が700まで上昇します。上昇するのはHP、攻撃、特攻の3つで、下降するステータスはありません。また、オーガポンのようにテラスタル時には特性が変化します。変化した時のみ、天候とフィールドを消すという特性で、パラドックスポケモンやカイオーガ、ミライドン、コライドンを弱体化することができます。なお、テラスタイプは今回初登場のステラ固定です。

特に1の特性テラスシェルは強力で、これを生かす構築を目指しました。

コンセプト

テラパゴスの特性テラスシェルは体力が満タンの時のみ有効になるため、猫騙し+格闘技、範囲攻撃+格闘技のような連続攻撃を受けるとあっさりと倒れてしまうリスクがあります。それを防ぐためにこちらも猫騙しによる妨害とグラスフィール・食べ残しと守るによりターンを稼ぎ、連続定数回復⇒テラスシェル復活のシナジーを活用しました。それにより瞑想を複数回使用し、テラクラスターで一掃することをコンセプトとしました。

個体紹介


テラパゴス

特性:テラスチェンジ→テラスシェル→ゼロフォーミング
持ち物:たべのこし
テラス:ステラ
技:テラクラスター/だいちのちから / まもる / めいそう
ステータス:195-*-131-172-131-112(テラスタルフォルム)
      260-*-131-200-131-112(ステラフォルム)※ノーマルは割愛
追い風時に黒バド抜き、C252、残り耐久

今回の構築の軸になります。まず前述のとおり猫騙しを強烈に誘うため守るを採用しています。次に専用技のテラクラスターとコンセプトである瞑想を採用しました。残り1枠にはミラーに強い吠える、ノーマルと相性補完が取れる悪の波動と大地の力が候補になりますが、今回は大地の力を採用しました。ステータスは低すぎる火力を誤魔化すためCを全振りに性格補正までかけて、Sを最低限ラインの112、残りを耐久に振っています。

ルナアーラ

特性:ファントムガード
持ち物:ルームサービス
テラス:あく
技:シャドーレイ / こごえるかぜ / トリックルーム / おいかぜ
ステータス:227-*-118-207-128-126
追い風時にスカーフ100族抜き、S-1時に最遅90族抜かれ、C252、残り耐久

テラパゴスがノーマルタイプのため、格闘技を無効化できるポケモンを相方へ採用したいのですが、候補として黒バドレックス・ギラティナ・ルナアーラ・月食ネクロズマが挙げられます。今回は複数の素早さ操作手段を持ちたいため、追い風・こご風・トリックルームを使えるルナアーラを選択しました。残りの一枠は専用技のシャドーレイです。ステータスはまず各素早さ操作と相性が良いS126を設定しました。また、サポーター禁止伝説は盤面で腐るのが一番怖いと個人的に考えているため、控えめC全振りにしています。残りは耐久です。

ガオガエン

特性:いかく
持ち物:ぼうじんゴーグル
テラス:フェアリー
技:ねこだまし / すてゼリフ / しっとのほのお / てだすけ
ステータス:201-121-130-101-132-84
最遅90族抜かれ、残り耐久

GS界のトップメタです。今回は新規習得の手助けを試してみました。他の技についてはコンセプトの猫騙しとそれと相性がいい捨て台詞、最後にはほんのりとザマゼンタに抵抗ができる嫉妬の炎です。特殊ガオガエンは火力が低いのが弱点でしたが、手助けのおかげで気になりませんでした。素早さはトリル下のグラードンとカイオーガに先制できる最大値の84で残りは耐久です。

ゴリランダー

特性:グラスメイカー
持ち物:きせきのタネ
テラス:みず
技:グラススライダー / とんぼがえり / ねこだまし / まもる
ステータス:201-176-111-*-107-112
追い風時に黒バドレックス抜き A実数値11n 残り耐久

2枚目の猫騙し役です。あまり考察の時間がなかったので他構築の流用したためステータスと技はいまいちですが単純に要素がかみ合っていたため大活躍でした。S112はテラパゴスと同速なので、テラパゴスと並んだ時にテラパゴスは守る、ゴリランダーはとんぼがえりをすることでテラパゴス側がノーリスクでS関係を把握できるプチテクニックを使うことができます。鉱山のカナリヤですね。ちなみにここまでの4体の組み合わせを使っているプレイヤーは今回の大会で3人もいました。

ピッピ

特性:フレンドガード
持ち物:しんかのきせき
テラス:あく
技:このゆびとまれ / まもる / おさきにどうぞ / いやしのはどう
ステータス:177-*-96-*-96-36
耐久値が高くなるよう振り分け

相手の格闘技からテラパゴスを守るためフェアリータイプのピッピを採用しましたが、コライドンはフレアドライブ、ザマゼンタはヘビーボンバーがあるため、あまり良い選択肢ではありませんでした。選出回数は1回でその1回もコライドンのフレアドライブで吹き飛ばされてしまいました。

ヒスイゾロアーク

特性:イリュージョン
持ち物:きあいのタスキ
テラス:あく
技:うらみつらみ / しっとのほのお / こごえるかぜ / バークアウト
ステータス:131-*-80-177-80-178
CS

ザマゼンタに対して抵抗できるように、上から嫉妬の炎を打て、ルナアーラに飛んでくるゴースト技、テラパゴスに飛んでくる格闘技をそれぞれ無効にできるヒスイゾロアークを採用しました。試合開始時にテラパゴスへ化けるとノーマルフォルムのままなので注意です。今回は1試合しか選出していませんが各種デバフが働き、テラパゴスの瞑想積みをうまくサポートすることができました。

選出

先発:テラパゴス+ゴリランダーorガオガエン
後発:ルナアーラ+ガオガエンorゴリランダー
が基本選出です。
とんぼがえりや捨て台詞、交換を駆使して猫騙しを再装填しつつ、テラパゴスの体力満タン状態を維持しながら瞑想を積んでいきます。
瞑想は2回積めれば攻撃に移ってよいと思います。

重いポケモン

今回の大会で重かったのはディンルーでした。カタストロフィ・じわれ・ふきとばしのどれもが瞑想テラパゴスにとって致命的になります。
また、火力が低いのにも関わらずテラクラスターのPPが8しかないため、高耐久プレッシャー持ちのムゲンダイナやアナザーギラティナも重くなると考えています。特にムゲンダイナはどくどくもあるため鬼門になりそうです。あとは言うまでもないと思いますが単純に格闘技が強力なザマゼンタとコライドンですね。

最後に

テラパゴスは藍の円盤の看板ポケモンですが、それに恥じない能力を持っているといってもよいでしょう。弱点自体はわかりやすいので、その対策手段の潰し合いが試合の焦点になってくると思います。将来使う予定がなくとも、ルナアーラ テラパゴス ゴリランダー ガオガエンの並びは一度は体験してみると何か収穫があるかもしれません。ぜひ使ってみてください。

以上、ご閲覧ありがとうございました。


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