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1人でも生きていけるように留学行くし勉強頑張るし転職も頑張るし貯金もする、自分を強く持つ①

気づいたら25歳になっていた。人生100年とすると、4分の1を終えた。
大学時代から付き合いのある会社に2年勤め、副業もさせてもらい、頻繁に会える友達が近くにいて、職場以外の縁にも恵まれ、時々実家に帰って親の顔を見て、一緒に居て心地の良い彼氏がいる。
なんの不満のない、むしろ簡単には得ることができない有難い環境に自分はいる。

このまま此処にいれば、特に困ることはないだろう。活躍できる仕事の領域は広がり、やりがいがどんどん出てくる。副業の農業も、できることが増え仲間が増え、ライフワークになっていくんだろう。実家にもしょっちゅう帰って家族団欒して、とてもいい環境だと感じる。

ただ、どうしても、「今」、人生の岐路に立っているんじゃないかと思うようになっていた。思うようになっていたというか、最初は小さい変化が欲しかっただけで、いつの間にか大きな決断をいくつかしていて、人生の岐路になっていた。私は常に変化を求める人間なようだ。同時に、平常運転でいられれば、どれだけ楽で穏やかで平和な人生なんだろうとも思う。それでも、変わる方を選んでしまう。

退社、引越しを決意

素直に書く。
今思えば、最初に退社したいと思った理由はとても稚拙で無責任でちゃらんぽらんなものだったと思う。「彼氏と一緒に居たい」「遠距離を理由にこの人との縁が切れてしまうのは嫌だ」、そんな理由だった。稚拙で無責任でちゃらんぽらんなもの、と表現するのは彼に失礼かと思うが。今思えば、彼氏のために人生を変えるのは、自分がないなぁと思う。「彼氏と一緒に居たい」と願っているのも自分だが。

そんなことを思い始めたことが、自分の人生を考えるきっかけになった。中高から海外に興味を持って親に頼んで海外研修に何度か行かせてもらい、大学4年でいざ留学というときにコロナの流行。学生のうちに留学に行くという夢を断ち、ゼミで学んでいたのもあり地域で生きる人間を志して就職。海外志向な人生は諦める流れなのかなと思った。でも、25歳で退職という選択が浮かんで、このタイミングでないと海外で生活するという人生はないんだろうなと思った。早いうちに結婚して子育てしたい、子育てするとなると20年くらいは子ども第一な生活になる、となると・・・。会社を辞めるのも、海外経験をするのも、今しかない。

でも、退社をするってのはこんなに周りに影響があるものだってことを初めて知った。学生までは、自分が何を始めて何を辞めようか、だれと付き合おうか、どこに住もうか、ほとんど自分への影響だけで済んだ。責任は特に伴わなかった。
社会人になって、会社に入って、仕事して、人脈も広がって、それらを断つとなると周りからしたらどれだけ迷惑なことか。「留学行くんだ、がんばってね」と言ってもらえるけれど、ありがたさと申し訳なさで複雑な気持ちになる。

留学に行きます

大学時代に諦めたはずの留学を再度志すことになったのは、偶然なのか私の周りに海外経験のある人が何人も現れて、話を聞く時間が豊富にあったから。一番影響受けた人は、会社にて隣のデスクに座っている先輩。普段の何気ない会話の中でも、物事をいろいろな視点で考えられているのがうかがえる。対して、私は自分視点でしかものを語れない。憧れる。大学のサークルの後輩はオーストラリアでワーホリしている。彼の言葉を引用すると


「まじで行動するかどうかだと思います」
「渡航前仕事も家も英語力もなにもなかったからドキドキしてうだうだ言ってたけど飛行機の待ち時間で英語力以外全部ゲットしたんで多分大丈夫です」
「自分の世界だけで生きてれば幸せなのにそれによって不幸になる人がうじゃうじゃでてきたので、外の世界に興味ないことはいいことだと思いますよ。俺はそれでも外の世界をみたい人間なのでがむしゃらにやりますけどw」
「日本とか特に英語に頼らなくても国力むちゃんこあったのに、今その優秀な人たちが英語話して海外で働いてるから国力下がって英語話すしかない国になりそうってのが怖いねぇ
立ちんぼとかみるけどだんだんベトナムとかタイみたいになってますよね日本の一部」

元々なんとかなるの精神が人一倍あって、でも彼のコミュニケーション力で本当になんとかしちゃって、それでいて海外から日本をみる機会があるからこそ今に危機感をもって行動していて。憧れる。シェアハウスで一緒に住んでいる人も、ニュージーランドで働いていた経験があって、「日本にいて困難なシーンがあっても、ニュージーでもっとハードな経験があったから、言葉が容易に通じる日本でのハプニングなんてどうってことないよ」って言ってた。憧れる。

こんな人たちに囲まれているおかげで、私は日本の生活だけで生涯過ごすのは嫌だと思った。もっといろんな価値観に触れて視点を変えてものごとを考えられるようになりたい、「なんとかなる」の気持ちで常に積極性をもっていたい、ハプニングがあっても「あのときこうだったから」と動じない精神がほしい、ついでに英語が喋れるようになりたいし、外資系企業に転職したい。そんなフワフワした気持ちでお金かけて海外で生活するのかと思う人も居るかもしれないけれど、これが今思うこと。

やらないであとになって「あのときああしてればよかった」と後悔するより、もし後に後悔するかもしれないけれど選択ができるうちにやっておきたい。やらないで後悔よりやって後悔。


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