見積もりに特化したWEBディレクターの小技予習【備忘録】
こちらは備忘録であり、私はWEBディレクターとしてまだ仕事をしたことはありません。元WEBエンジニアです。新しい会社にWEBディレクターとして雇われた身分です。
クライアントワークにおけるビジネス視点
すごいデザインやすごいエンジニアをアサインし、すごいものを作る=WEBディレクター(考え方それぞれでよし)
webディレクターの魅力
・自分でハンドリングができる
・自分ができなくてもスゴイ人たちにお願いしてスゴイものが作れることができる
・提案通ったときめっちゃ気持ちいい
・コンペで競合と戦って受注したとき気持ちいい
・要望に合わせて見積もり作ったら通った時気持ちいい
・WEBを作れない人たちの思いをWEBの形にしてあげる貢献
ビジネスとは
感動や効率などのメリットをもたらす
>代わりにお金を得る
>>そのしくみを成長させること
>>>WEB増の課題を解決し、報酬を得ること
など、考え方はひとそれぞれで良し。
ビジネスができるまで
企画
↓
設計
↓
開発
↓
運用
ビジネススキルとしてのディレクション
①アイデアを形にし、ビジネスを成長・推進させるための創意工夫
②ゴールを見失わず、皆を導くこと
③ゴールを設定する際に、なるべく主観を排除して、ロジックをもって設定する。できれば数字があった方がいい。そうすれば、トラブルがあった時に道に戻れる。
④「なんか違うんだよね」って言われるのがつらいので、「これはこうゆう理由でこうしました、誰に向けてこうしました」という理由を固め、納得してもらう。
そのためには合意形成が大事!!
各フェイズごとに形成する。「言った言わないを防ぐ」
発注者と受注者という間柄なので、上下がある。発注者が上(若干)
敵味方になるのではなく、戦友になる。
合意形成するためのテクニック
ディレクションは横展開はなかなかできない、このクライアントだったらこうゆうアプローチが良かったんだな!とか復習した方がいい
ディレクターは「管理をすること」
進め方の管理>どうやってプロジェクトを進行するの?
変更と課題の管理>プロジェクト進行中に変更があった場合は?
品質の管理>クオリティ担保の基準は?
進行するにあたって、最初にすることは、
「見積もり」
見積もり=契約書=根拠
見積書・発注書は、根拠を示す大事な道具
基本契約書とは
すべての契約に共通する契約。
※支払いサイト、著作権のこととか瑕疵修補責任のことなどを毎回契約かわすのが大変になる。企業間での基本的な契約のことを基本契約書と言う。
個別契約書とは
案件ことどの個別契約=見積書(発注書)
瑕疵修補責任とは
請負契約とは特定の仕事の完成を内容とする契約です(民法634条参照)。 請負契約における瑕疵修補請求権とは、請負契約によって完成した仕事の成果物に「瑕疵」がある場合、その「瑕疵」を補填するために行う修補請求及びそれに代わる損害賠償請求のことをいいます。
口約束でも契約は成立します
実は、法律上は、、。ではなぜ見積書を作るのか?
「揉めた時のため」
言った言わない!などを避ける。
見積もる項目例
【例】
htmlコーディング
ワードプレス構築
テスト設計・実施
進行管理費
サーバーおよびドメインはご用意いただけるか?
ドメイン取得、サーバー(WEB,DB)調達代行、SSL取得代行、メールサービス調達代行、メールサービス設定などについては、本見積に含むか?
CMSはワードプレスを使用するか?
制作するページ数は?
トップページ、固定ぺージ(10ページ)、お知らせ一覧、お知らせ詳細、お問い合わせフォーム等、ページ数が増減する場合は別途相談
お問い合わせフォームはワードプレスのプラグイン「コンタクトフォーム7」を利用することを想定
PSDでデザインデータを支給いただけることを想定
CMS操作マニュアルなどのドキュメント作成は含まれておりません。
テスト設計・実施など制作を進めるうえで作成したドキュメントが発生した場合には、参考資料としてご送付させていただきますが、各種修正・加筆の対応を保証するものではありません。
・素材および文言についてはご提供をいただけることを想定しております。
・納品は所定のサーバへアップロードと想定通りのドさをすることをもって、納品といたします。
・ユーザー画面についてはレスポンシブWEBデザイン、ブラウザの横幅でPC/スマホのデザインの出し訳を行う想定です。
・テスト対象ブラウザは下記を想定しております。
【公開サイト】
(PC)
Windows10行こう/IE11/クローム
(スマートフォン)
iOS13行こう/safari
※バージョン表記がないブラウザはテスト時の最新版
等々。つまりかなり細かく記載して、トラブル防止の材料にする。
見積もりを作る方法(4段階)
①WBS洗い出し
>プロジェクトのゴール、成果物、WBS、リソース
上記4種類を細分化してまとめる。
WBSとは、
WBS(作業分解構造)は、プロジェクトを小さな作業に分解することで、作業の流れを追跡しやすくするためのツールです。
②マスタースケジュールを引く
マスタースケジュールとは、プロジェクト全体の流れが最初から最後まで分かる主要な工程表のことです。
③ガントチャートを引く
ガントチャート(英: Gantt chart)とは、プロジェクト管理や生産管理などで工程管理に用いられる表の一種で、作業計画を視覚的に表現するために用いられる。 棒グラフの一種でもあり、横棒によって作業の進捗状況を表す。
ガントチャートのフリーツールがあるそうです。こちら。
④それを見積もりにしていく
細かく書いて、説得力につなげ、揉めないようにする。
見積もり前に確認すること(9選)
①インフラや、ドメインは誰が管理するか?
②商流はどうするか?代理店の場合、○○社の○○と申します。など、どう名乗るか?
③瑕疵期間の設定!エンドさんとパートナーさんと同期間を設けてトラブルを防ぐ必要あり。
④既存システムを改修する場合、既存システムの仕様書やどのように使用していたかをドキュメントとしてもらえるか?
⑤ローンチ日時をずらせるか?
⑥脆弱性診断をするか?その方法は?
⑦CMS操作マニュアルなど、納品マニュアルはどの程度必要か?
⑧プロジェクト管理ツールは必要か?指定はあるか?
⑨連絡ツールは、チャットか?スラックか?
クライアントと信頼を与えるコミュニケーションを取るために重要なこと。
見積もり金額をゴネられた時の対処法
そもそもプラン松竹梅を用意しておく
出精値引きとして交渉する
「出精値引」とは簡単にいえば、見積りの際の値引きのことです。 ... 例えば、相手先の予算が100万円の見積り案件に対して見積金額が110万となったときに、値引の根拠となる明細を出さずに、「出精値引10万」として見積書に記載します。 なお、出精値引という言葉には「今回限りの値引き」というような意味も含まれています。
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