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東名高速道路開通の日

◇昭和44年の5月26日、東名高速道路が全線開通した。
自動車の保有台数は昭和45年のマイカーブーム以降
貨物車の数を乗用車の数が上回り、現在まで推移している。

 高速道路を使って発電しようという試みがある。
車が道路を通るときの振動を発電に使おうというものも考えられているようだが、いまのところの主流は、アスファルトの代わりにソーラーパネルを道路に敷設しようというものだ。

 2011年にカルフォルニアで発案されたとのことであるが、西側諸国が先進で、中国でも挑戦が続いている。田畑をつぶすよりも高速道路に敷設したほうが効率がよく、アスファルトよりも耐久性がよいのなら、舗装を繰り返す手間も減り、さらには電気自動車のワイヤレス充電も視野に入れている斬新さだ。

2018年の発電する道路 中国の挑戦 という記事では

ソーラー道路は、西側諸国が先行していた。主要な競争相手は、フランスのコラス社だろう。駐車場も含めて、すでに25カ所でソーラー道路をテストしている。フランスが中心だが、カナダや日本、米国にも進出している。最大の現場は仏ノルマンディーの地方道にあり、1年半前にできた。ただし、路面の広さは済南市の半分しかない。それに、高速道路での運用となると、安全上の理由からまだかなり慎重だ。

 記事にはなんでも裏をとることが必要だ、いったいコラス社がどんな会社で(そもそもそんな会社はあるのか、とか)現状はどうなってんだとか・・・とにかく新聞社のいうことに鵜呑みは禁物だ。

 2019年の7月の記事から

Le ciel se couvre pour Wattway. Le concept de route solaire, porté par l'entreprise Colas et dont un prototype est expérimenté sur un kilomètre de départementale dans l'Orne depuis 2016, accumule les mauvais points. Cette installation pilote ne s'avèrerait en effet ni rentable sur le plan économique, ni efficace sur le plan environnemental, si l'on en croit nos confrères du Monde.
抄訳)ワットウェイ構想は曇り空だ。ソーラールートのコンセプトは、コラス社が請け負っているのだが、そのプロトタイプは2016年からOrneで1kmの道路で試運転されたが、問題は山積されている。モンド紙の記事を信じるなら、この試運転により経済的にも利益をあげることも、環境面で良い結果をもたらすこともできないという結果である。

 たしかに慎重派といえばそうだが、実際にはワットウェイ構想自体がしぼみ気味で、コラス社自体は乗り気だ。

Du côté de Wattway, l'ambiance est plutôt à la déception : "Notre système n'est pas mature sur le trafic interurbain et la logique de production d'énergie n'est, en effet, pas pertinente", admet Etienne Gaudin, directeur associé de Wattway, auprès de nos confrères. "On n'est pas encore compétitif", et d'admettre que "le modèle de la route de Tourouvre n'est finalement pas celui que l'on va commercialiser. Nous privilégions désormais de petits modules de 3, 6 ou 9 m² destinés à fournir assez d'électricité pour une caméra de vidéosurveillance, l'éclairage d'un abribus ou une borne de recharge pour vélo électrique." Tant et si bien que l'avenir de Wattway est totalement incertain, 6 mois avant l'expiration du contrat de garantie liant le Conseil général de l'Orne à la filiale de Colas. Le département souhaiterait toutefois continuer à bénéficier de la notoriété induite par la route solaire, et a voté dans cette logique une subvention de 100.000 € fin juin dernier dans l'optique d'accueillir un autre projet de Wattway sur son territoire, parmi ceux que l'entreprise ambitionne de commercialiser d'ici la fin de l'année.
抄訳)Wattway構想では、希望はほとんど絶望になっている。
「私達のシステムは、都市間の交通網についても、エネルギーのロジックについても未成熟で、実際のところ的確ではありません」 Wattwayの監督指揮権をもつWtienneGaudinはこう認めた。「まだ商用競争できるような状態じゃないんですTourouvreの道路のモデルは商品にまでならないとみています。私達は今後は3.6あるいは9平方メートルくらいの小さなモジュールで監視カメラとかバス停の照明がせいぜいで、電気自動車の再充電とかは限界があるでしょう” それにもかかわらず、コラス社の小会社とOrne評議会との契約は6ヶ月延長され、ソーラールートへの募金を募りました。さらに10万ユーロの資金が集まっています。そして彼らはそれを別のWattway構想経由で(2019年)年末までに商用ベースにのせようとしているのです。」

 上の記事の中では、枯れ葉が付着し、雨水などで腐食が進み、ソーラー装置が故障してしまい動かないであるとか、これを防ぐためには専門家から傾斜をつければいいという意見があるが、そもそも傾斜なんてつけたら、進むのに動力がかかりなんのための省エネなのかわからないという意見まで書いてある。まだまだ技術的に研究が必要な段階というのが実情なのだろう。

 Le Monde紙がこの計画がうまくいっていないと警鐘していて、さらにこの記事が追随している。そして、それなのに、資金を集めてしまった側(コラス社陣営)はやる気なのだと・・・2018年の記事と大きく差がやはりあるように思える。したがって中国での開発はかなり無謀なのかもしれないが、技術的課題が解決されている可能性があり、なんとも判断できないのである。とにかく日本の新聞社の記事の情報とはかなり違った印象の情報がフランスの記事では書いてあるということである。

 さて、皆さんならWattway構想に投資はするだろうか。
不動産関係者のお知り合いがいたなら、ソーラー装置をつけ、電気の自由化構想での儲け話をきいたことがあるのかもしれない。儲け損なうといけないので、投資をやめろというつもりはないが、正しい情報を得て判断すべきだと思う。東北の大震災のあと、放射能騒ぎで安愚楽牧場への投資が破綻した、この問題で牛に投資していた人に東電が援助したことでさらに物議を醸したのを、ふと思い出した。投資というのは常にリスクを伴うことを承知しないといけないのではないだろうか。とにかくネット情報ではロクな情報は得られない(本当か?・・・・)

 ちょっと寄り道が過ぎたので、東名高速道路に話を戻そう。
高速道路では、SA、PAに立ち寄るのが結構好きである。最近は(といってもコロナ前の話だが)立ち寄るというより、SA(PA)に立ち寄るのが目的のドライブも流行った。自分がちょっと調べて気になったグルメをふたつ挙げようと思う。


●1つは由比PA(上り)の由比薩埵峠めしである。

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● もう一つが、富士川SA(下り)の長太郎飯店の豚まん

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ほかで人気なものもあったが、どうして牧場が有名でもないのにソフトクリームなの?だったり、なにもここでクレープやメロンパン食べなくてもみたいな・・・・かなり独自目線で選んでしまった。
ほら、結局ネットからは確かなことはわからないのである、と書くと叱られそうだ。冗談はともかく、上記2点は、気になったので 平時になったらドライブがてら試してみようと思う。


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