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「ミスチルの桜井さん」の抑揚で「ノクチルの浅倉さん」と言ってみよう

灯台下暗しみたいな感覚だったんですが、

ノクチルってミスチルじゃん

という話。

日夜ディスコードで「シャイニーカラーズのアイドルがCM出たらどの企業のどういうやつか?」という話を永遠にやってきた者たちは恐ろしいスピードで趣旨を理解しつつも侃々諤々の午後を過ごしたのだった。

「架空の清涼飲料水のキャッチコピーを作ろう」という企画なのだが、仮にシャニマスのオタクでなかったとしても、日本で20代30代まで生きていれば大体ほぼ確実に「ポカリのCMの美少女と青春の感じ」は刺さってきている。つまり、それなのだ。

綾瀬はるかが走る、Mr.Childrenの「未来」のポカリスエットのCMを想起した君も。「山の神様がくれた水」サントリー南アルプスの天然水の、清流でお芝居の稽古をしている女学生のCMを思い出した君も。

あとなんでかよくわからないけど広末涼子の「からだ巡茶」のいい感じに爽やかにエロいCMを思い出した君も。よしとしよう。そう、つまり、

夏のアイドルって清涼感だ

まあそれはそれとして悶絶しながらやっていくとして、2018年にリリースされたMr.Childrenの最新アルバム「重力と呼吸」は聴きましたか。

ミスチルは僕が生まれた頃から今日まで売れ続けているし知らない人はいないロックバンドだと思っているんだけど、今年や来年はなんと「2000年に生まれた子らが成人式を迎える」年だそうで、若い人々との常識の差異・隔たり・ジェネレーションギャップは意識しておかなければならない。「両親が好きでなんとなく聴いてたけどよく知らな~い」というのもある。聴けよ!そういう感じで松任谷由実とか山口百恵を聴いて震えるのも音楽だろうが!まあでもミスチルそのものを知らなくて話についてこれなかった場合は「ミスチル知らないほうが悪いっしょ」と思う。

しかしミスチルはメジャーすぎて「メチャメチャ聴いてる人」が意外と少ないようにも感じる。好きな曲や耳に残っている曲が何曲かあるのと、歌詞とメロディー出てくるけどこの歌なんだったけなぁ~!っていうベイカーベイカーパラドックスにおちいる曲が超いっぱいある(ひとりにつき平均12曲ぐらいあるはず)。

「そう何度でも~ 何度でも~ 僕は生まれ変わってゆけ~ぇる」という歌詞を見て「うわー!なんだっけなんだっけ曲はすげぇ分かるのに!!」となる感じが平均的な日本人のミスチルの認知である。

そういうのもあり、「最新のミスチル」ってあんまり気にしてる人は多くないんじゃないか?と思ったところでもあり、今回のオタクのプレバトを受けて、シャニマス→CMのキャッチコピー→ポカリスエット→清涼感→ノクチルの相性→ミスチル→「未来」→ミスチルの「未来」が流れる中、夏の通学路を走る浅倉透→あれ?

ノクチルってミスチルじゃん

もっというと、Mr.Childrenの最新アルバム「重力と呼吸」で大きな反響があり、こんなにシンプルで単純かつ気持ちいいビートロック、バンド始めたてのフレッシュな青年たちのような、ここまでド直球な曲あっていいの!?というか、それをミスチルがやっていいの!?となったのが

海にて、心は裸になりたがる



いつだって僕らは


天塵のシナリオ書いた人、この曲をリピート再生しながら原稿書いただろ



歌詞も置いておこう



いやいやいやいや


ノクチルのステージ見たあとネクタイゆるめながら砂浜に走っていく
プロデューサー見えるじゃないですか



という気付きを報告したかったというお話でした。

これまでは「樹里ちゃんが『名もなき詩』をカラオケで歌うのは智代子さんが居るときだけ」という説をとなえてきたり、「美玲ちゃん(早坂美玲)がStarting Overを歌うインディヴィジュアルズのラストライブ、観客が星屑になるぐらい泣く」という想像をして仕事中に泣いたりなどしてきたが、浅倉透という透明すぎる光がオタクに差し込んでまだ間もないが、その神性にオタクはあらゆるロックスターの在りし姿と重ね合わせ、目を眩ませられながら歓喜に咽び、そしてノクチルという"CHILDREN"の成長を見せ付けられていくこととなる。




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