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2024-25セカンドエプロンどうする⁉

TDLが終わったばかりなのに、このテーマも何だかなと思ったけど、なんか気になったので、この題材。
設定サラリーをタックス17.5M以上上回る状況がセカンドエプロン
今季と来季、どちらもセカンドエプロン濃厚なチームもあれば、今季が抜ければある程度解消されるチームもあるし、逆に来季セカンドエプロン突入しちゃうようなチームもある。
この辺をどう考えるべきか考察してみようと思う。


1.今季はセカンドエプロン⇒来季解消予定

1-1.ゴールデンステイト・ウォリアーズ

まずは今季はセカンドエプロンに入ってるけど、抜けるであろうチーム。
1つ目がウォリアーズ。
一番の要因はクレイ・トンプソンの契約が終わるから。
再延長が全くない訳ではないけど、さすがに一時代を終えて、クミンガの急成長やウィギンスの復調を考えれば一度セカンドエプロンを抜けた状態をキープしそう。

現状:調子が安定せず、若手の中心軸にシフトしつつあり。
来季予想:本格的にクミンガ・ウィギンスを軸に新しい血を入れて行くだろう。セカンドエプロンに入る可能性は限りなく低い。

1-2.ロサンゼルス・クリッパーズ

そして次に抜けそうなのがクリッパーズ。
こちらはハーデンが契約が切れるから。
こちらもFAで再契約して今のチームをキープする可能性がない訳ではない。
ウォリアーズよりは引き続きセカンドエプロンに突入する可能性は高いように思える。
ただポールジョージとラスがPOなので、ここの動き次第。
特に、ポジョが非常に気まぐれなのは、過去に実績を残してしまっている。
ハーデンまで残す可能性はかなり低いか。

現状:目下絶好調。
来季予想:今のチームをタックス的なリスクを背負いながら、残す可能性も無くはないが、かなり低いだろう。ウォリアーズよりやや高いくらいか。

2.今季も来季もセカンドエプロンが濃厚なチーム

2-1.ミルウォーキー・バックス

実は今季はギリギリ抜ける可能性はあるけど、両年厳しいのがバックス。
少し前のウォリアーズと同様の厳しさが見えてきてる。
それは「主力の高齢化」デイムがそもそも33歳で、ブルロペが35歳、ミドルトンも32歳。ヤニスが来季で30歳になる歳でまだ衰えが見える様子はないが、この中で不安要素はミドルトン。
ここをオフでどうにか軽減しないと高順位を保ててるとは言え、多少変化の必要性が見えてきてるバックスには動きが取りにくくなるのではないかなと思う。
最年長のブルロペは来季までなので残すだろう。

現状:順位は悪くないが内部でイマイチゴタゴタが収まらない。
来季予想:ミドルトンをどうにか動かして少しでも軽減したいところか

2-2.フェニックス・サンズ

少し前までは今季セカンドエプロンまでは達していなかったが、ロイスオニール加入で晴れてセカンドエプロン入りしたサンズ。
来季はブッカーのサラリーが高騰するため、来季もセカンドエプロン突入濃厚となっている。
ロールプレイヤー数人が来季まで契約がある中なので、中核付近は問題ないのだが、如何せん攻撃力はともかく、弱点が多くバランスが悪いチームなのでそこを改善出来なさそうなのが辛い。(ビッグスリーの意味・・・)
今オフの指名権を持ってない(2巡目はプロテクトバックでSASへ)為、オフはロールプレイヤーのトレード含め2巡目でも取れればいいのだろうが、なかなか難しい所か。
悩ましい時期に陥りそう。

現状:ビッグスリー形成も負傷などで揃わず、結果にも繋がってない。
来季予想:全員万全ならあわよくばはあり得るが、他チームも強力な為、先行き不透明。

3.来季セカンドエプロン突入が濃厚なチーム

3-1.ボストン・セルティックス

ここからが最も多いパターン。
来季サラリーキャップがそこまで伸びなさそうな為、あまりタックスレベルが引き上げにならない予想がされる。
まずはセルティックス。
今の戦力をキープすることは濃厚だが、ホーフォードとドリューホリデーが30代以外は軒並み主力は20代で案外悲観するポイントはない。
ちなみにドリューはPO。
強いて言えばサラリー軽減の為に今季の1巡目はうまく放出して、2巡目で育てる方向性にするなど、存外自由が利きそうなのがこのチーム。
問題ないだろう。

現状:チームバランスもよく良好
来季予想:必要な動きも少ない為、来季セカンドエプロンに入ってもそこまで慌ただしくなる事もないだろう。


3-2.デンバー・ナゲッツ

ジークナジなど含め順調向上の結果、来季はセカンドエプロン突入しそうなナゲッツ。元々チーム的にもうまく行っている為、そんなに大きな問題はない。KCPがPOだが、ここは破棄せず行くような気もする。
小さくもない潜在的な懸念を挙げるなら、チームNo.3のサラリーのMPJが実力的にもNo.3と言える活躍を示さないと、数年先で負債にしか成りえない。
順位的にも上のチームが増えただけに、チーム作りとして一見うまくやれている部分に綻びが見えてもおかしくはない。

現状:ディフェンディングチャンピオンとして悪くないシーズンは進めてると思うが、難しさもあるだろう。とは言え安定している。
来季予想:今の体制を来季も進めるだろう。KCP次第ではあるが大きくは問題はないか。

3‐3.ミネソタ・ティンバーウルブズ

実は今季タックスオーバーすらしていないウルブズだが、来季はアンソニーエドワーズのMAXが始まり、ジェイデンマクダニエルズも新契約が始まり、他の2チームほど濃厚ではないがセカンドエプロンに掛かる可能性は高い。
何故なら、ロスターが9人しか契約が決まっていない状況で175Mとなっており、ここにマイクコンリーやカイルアンダーソンなどローテ中心軸に近いロールプレイヤーが入っていない為。
特にPG陣は皆今季限りとなっており、一人以上の延長は必至。コンリーについては年齢的な問題はあるものの、彼がいる事で今の戦術がハマってる要素は強いのでベテランミニマムで残るかどうかは難しい状況。
不幸中の幸いなのは今年のドラフトの指名権を持っている為、ここでしっかりいい人材を拾えれば、来季以降もかなりいい状況が期待できる。

現状:チームがようやく好転してきた為、当初ほどの懸念はない。
来季以降:チームの戦術のカギになるPGをうまく残せるかで状況は一変しそう。セカンドエプロン突入しても若手のコアがいる為、実はリスクはそこまで大きくはなく、ギリギリの部分を攻めて戦力を整えたい所。

4.最後に

もちろん動きだけの問題ではなく、セカンドエプロンオーバーは色んな問題はあるけど、多くのチームはそこに対応できるだけのチームを作って来てる。今回挙げた中ではサンズが色々難しい所か。
ペイサーズには縁がなさそうなセカンドエプロン。
うまくコントロールしていきたい話ですね。

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