たくさん捨てたこと
故人の服や書類を捨てまくった一日だった。まだまだ残っているけれど、明らかに誰も着ないものをどんどん捨てていった。生前から少しずつ整理をしてあげてはいたが、やはり当人がいないと遠慮なく処分できるのが良い。他の家族が気にするようなものは残しつつ、不要なものだけを捨てていったらデカ目のゴミ袋5つ分くらいのゴミを捨てた。スペースができるのが楽しい。いらない書類を選別するのも楽しい。私は掃除や生地整頓が好き。音楽やラジオを聞きながらやるのが楽しい。
とか調子こいてやってたらバテた。まだ体力は回復途上。さすがに疲れてる。残りはのんびりやります。
「光る君へ」28話を観た。定子が亡くなる回。
興味深かったのは、帝は定子に溺れていたけれど、定子は案外そうでもなく、家とか兄弟のためにやっていたことをわりとはっきり帝に言ってたこと。帝は基本やさしいのでそれを咎めることはしないが、あの場面を経ることで帝の成長を描けるようになるのではないか。帝は彰子を同情こそしていても、好意を持っているようには見えない。だけど好意だけで人に接する必要もない。定子が小さい頃の帝に優しくしたように、帝も彰子を思いやることができる。その流れの兆しが見えたのが、なんかよかった。
定子は朝廷にとっては悪女だったかもしれない。だけどききょうにとってはヒーローだった。帝にとっては切実に必要とする女性だった。評価が定まらない女性を、高畑充希は絶妙なさじ加減で演じていてすばらしかった。
そして怒るクソ伊周。でも自分の実力不足や不遇を責任転嫁するところは自分にもあるので、伊周を他人事として切り捨てることもできない。大石静の脚本すごいなあって思いながら最近見てます。
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