★★☆ The Rose 蔷薇之恋 NG集

U-NEXT

2003年!
すごい 前のだ。

日本の少女漫画 吉村明美『薔薇のために』 が原作だそうだ!
小学館よりコミックス全16巻、文庫全9巻。 1994年に小学館漫画賞を受賞。

だから人の名前が日本名。不思議に思ってた。
リアルな漫画家事務所が出てくるのが不思議に思っていたが、なるほどこれも納得。

41話ありよる。
映像が古い。BGMがダサい。

俳優さんたちの今の映像がYouTubeにあるんだけど、年取っていて別人。
時の流れを感じる。

内容はなかなかの ぐちゃぐちゃな人間関係。
兄弟でとか姉弟とでとか ほのかに好き?ほのかでもない?
主人公の女の子は年中、泣いている。
ブスの劣等感を抱えている上に兄弟に ブス、チビデブ それとトロいとひどい言われよう。
配役の女の子が微妙に可愛いが、ブスチビデブって設定に適役。

母親が自由奔放でわがままでこれまた言葉の暴力がすごい。
そして父親が全部違って、父親が同じで母親は違うとか。

それぞれの愛情不足が痛々しい。

長男の恋人は亡くなっていて、長男はその女性をずっと愛している。

途中、その、そっくりさんが出てくるが、その女性の性格は死んだ女性とは違い性格が悪い。
が、長男には見抜けない。と、言うより死んだ女性にそっくりならそれでいいという事で。
結局、そのそっくりさんは本命の男性に騙されてそれがきっかけで主人公の女の子とは仲直りができてそっくりさんとは友人としておわかれ。

そっくりさんも長男との縁は終了。



次は毒母問題にテーマは代わる。

ドラマが何話も長いから、人間関係の複雑さも微妙さも描けるのかも。
それなりに見るものがあった。

問題の構造が見えてくるので、人間関係のぐちゃぐちゃも回収されるのかも。

あり得ないほどに登場人物が図々しくてその上ものすごいボルテージでギャンギャン叫ぶように話す。
アジアの登場人物は、この手が多い。へたばる。


原作マンガが、こんな風なのかは読んでないので分からない。

だんだん嫌気がさしてくる。素敵な場面や深いなぁと思う所もあるのに。

もう一つのテーマは、主人公のチビデブブス。
このコンプレックス。
ハンパないハンサム二人に始めはいじめられて、そしてさすが少女マンガが原作、シャワーのような愛情をかけられる。
一人は実の弟。弟の苦しみとそのラブ。
一人は血がつながっていないのが分かるが、死んだ婚約者がいてその葛藤の中からのラブ。

まぁ、作り物だからね。
あり得ない設定状況のオンパレード。

まぁ、その中での心理描写などには深さはある。

突っ込み所満載ながらも、気になる。

最終回、菫(長男)との結婚式に着るドレスに体型を合わせる事になる。
さてどうなるか。

死に際の婚約者から託されたネックレスと指輪は、どうなった?
菫はしみじみ触り眺めて感慨に耽っていたが…。
新しいのにしたのかな。

定番のハッピーエンド。

毒親は困ったもんだという、感想になるのかな。

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