2021年初夏、15年前の乙女ゲームの男に感情をブン殴られた記録【前編】

2021年6月、とある男に恋をした。

名前は佐伯瑛(さえき てる)くん。

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season｜登場人物

首を痛めていますね。まあイケメンは顔面の代償として首を痛める運命なので仕方ないと思う

彼は2006年にPlayStation2向けに発売された、
『ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Kiss』
(以下ときメモGS2)(DS版は2nd Season)という、高校3年間の中で流行を学んだりお洒落を頑張ったり、運動や勉強、部活にバイトをして自分を磨き好きな男に粘着してデートしたりイベント起こしたり事故チューしちゃったり隣に住まう小学生の男の子に温かく見守られたり、女の子と仲良くしたり敵対したり時折攻略キャラのあまりに最先端なファッションセンスに動揺させられたりしながら愛を育み、卒業の日にお目当ての彼(または彼女)のエンディングを迎えることを目的とした、めちゃくちゃしっかり恋愛する乙女ゲーム。
に、出てくるメインキャラクター。キービジュアルにもいちばん大きく載っている。

そして、この広い世界でも5本の指に入るほどの、激ヤバ感情抱かせ人類の心臓弄び男である。

佐伯くんとの出会い

きっかけは友人Aからの布教だった。

2021年6月12日。県外にいるため、最近は通話しながらオンラインで遊び倒している友人・CとDが来るのを待つ間、AとBと私の3人で通話をしているとき、私から「ときメモGS4楽しみだね」と話題を出した。
ときメモGS4とは今年の秋の発売が決定された、ときメモGSシリーズの最新作。
それも元々ときメモシリーズをプレイしているAのRTで存在を知り、私もイケメンが大好きな面食い女なので公式サイトへキャラクターを見に行ってみたところ、氷室一紀(ひむろ いのり)という男の子にまんまと引っかかった。

ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart

Happy Cute Summer Boyこと氷室一紀くんは、初夏の青空のような髪色をしている、サーフィンによって少し焼けた肌と赤ぶちの眼鏡が特徴的な後輩の男の子。そして見てもらうと分かるが顔が可愛い。声も可愛い。しかも身長が170cmで一人称が僕。←Perfect Choice

立ち絵数枚とスチル一枚が公開されているのだが、まあ目付きが悪い。なにやら不満げな表情をしているし、サンプルボイスを聞いてみると若干口も悪い。
一応自己紹介で敬語は使ってくれているけど、敬意なんて微塵も感じられない。本当に私のこと好きになってくれるのか？と一抹の不安を覚えるほど冷ややかな目をしている。でも顔が可愛い。
顔が可愛いので何を言われても顔が可愛いなという感情にしかならないし、例え下等生物を見るような視線を向けられても「フーン、そんな顔するんだ？笑 どうせ私のこと好きになるくせに…笑」と思うとすべてを許せる。

初めて彼を見たとき、先輩に向かってなんて態度なの？これだから最近の若者は………………とパワハラバーコードハゲ課長の人格が出そうになったが、正直なところ大変興奮した。
だって顔が可愛い後輩の男に冷たい目をされるんだよ？  だけど頑張り次第で私のこと好きになってくれることが確定してるんだよ？  高揚しない人類いる？いないでしょうが。
(高圧的な態度をとってごめんなさい ただ私がローテンション生意気後輩男が好きなだけです)(財前光とかね)

そんなわけで、近年稀に見るチョロさを発揮した私はときメモGS4の購入を決意し、前述の通り通話中にその話題を出した。

その頃、私のときメモGSシリーズの知識はほとんどなく、実況者さんのプレイ動画を数年前に途中まで見たきりで、キャラクターは須藤瑞希という友人キャラの女の子しか覚えていなかった。
大谷育江の極楽ボイスで紡がれる「エクスキューゼモア？」だけが私のときメモGSのすべてだった。あと私服が死ぬほどダサい人がいるというのは噂に聞いていた。

(強いて言うならときメモを参考に作られたらしい「学園ハンサム」という、これまた別ベクトルにヤバ激オモロ頭狂い、心の弱さが見せる幻覚のようなゲームの実況動画は見た)
(でももはや完全に別物なので学園ハンサムを履修してもときメモのテストで点は取れない)

しばらくA・BとときメモGS4の男の話をしていると、Aが歴代シリーズの男たちを紹介してくれた。

(実際のLINE)

途中までは この男顔がいい〜だとか、海水浴に来ている青髪男めちゃくちゃ独特なポーズで会話してくるじゃんとか、先生の黒板消しの持ち方があまりにもcoolだとか、そんな話をして盛り上がった。この頃はまだ軽い気持ちで話していた。

そして2021年夏の初恋を奪われることになる佐伯瑛くんとの出会いが、一番下の動画である。

(下から2番目の動画にも佐伯瑛くんいるけどこの動画でしっかりと感情抱いたのでこっちが出会いってことにする)(私の世界は私がルールなので)

佐伯瑛くんとのデートイベント動画。

この動画を見て抱いた感想は、
「えっ………………？？？？好きですけど……………？？？？？？？？？？？」だった。

Aから散々「佐伯瑛はいいぞ〜」と囁かれていたし、もちろん最初見たときから佐伯瑛くん顔がいいなとは感じていたけど、自覚ある限り私の男の“癖”は 「低身長・黒髪・色白」だったので、「178cm・白髪・小麦色の肌」である佐伯瑛くんは癖の真反対男。推しになることはないだろうと油断していたのである。

ちなみにGS2の男の子を見たとき真っ先に気になったのは172cm/黒髪/色白の古森拓(こもり たく)くん

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season｜登場人物

古森くんも攻略したんですけど、ほんっっっっっとに良かった、もうめちゃくちゃ好き………泣。隠しキャラゆえにイベントが少なくて、あんまり書くとすべてがネタバレになりそうだから紹介で済ませますが、マジで佐伯くんと同率の好き度。ひとつ物申すとしたら古森くんもメインキャラにせえ、あんなにいいキャラでいいイベントでいいエンディングなのになぜ隠した？大切なものは隠す主義か？ハムの頬袋みたいなものなの？じゃあ仕方ないね 許しました 

しかしそこでぶん投げられたこの衝撃。

森田成一さんのお声を初めてまともに拝聴したのだが、気だるげなのにとめどなく可愛げが溢れてるめちゃくちゃ好みの声。そして演技がたまらなく素敵。かっこいい声なのにすごくナチュラル。自然な中におおきな魂があって、私、佐伯くんと話してる…って気持ちになる。

そして佐伯くんは見た目から勝手にクールで冷めてる一匹狼男子だと思っていたけど、聞くところによると怪獣好きでおばけが苦手で負けず嫌い。なにそれ？？そんなことある？逆に嫌いになりそうになった。
…嘘を言いました 死ぬほど恋の予感がしました。
私の中にいる数種類の人間も「え〜ッ？？？可愛い声〜」「喋り方がちょいちょい6歳児」「あまりにもcute」「好きになる以外の道がない」と揃って彼に好意を抱いた。同じく佐伯瑛くん初コンタクトだったBも「かわいい〜〜〜〜」と言ってた。

だってしょうがない。本当に可愛いから。ちょっと人類さんたち、ときメモGS2を購入して佐伯瑛くんを見てくれませんか？ 私の拙い文章を読むより佐伯瑛くん本人を見てみた方が事細かに宇宙の摂理が分かりますから…。

そんなこんなでAの布教に完璧にかかり、佐伯瑛くんに出会わねばこの生を終えられないと感じた私は、ときめきメモリアルGS2を購入したのである。

●ここまでの流れ
(私の激仲良し友達Aは私の激仲良し友達Cの姉)
①CA姉妹の影響でときメモGS実況を少し見る
②数年後の2021年春、AがRTしていたときメモGS4の宣伝を見かけ、一紀くんに心を奪われる
③ABとの通話中、Aに過去のときメモGSシリーズの男を紹介してもらう中で佐伯瑛くんと出会う
④佐伯くんと古森くんへの恋心が芽生え始めたので、GS2(DS版)を購入する

6月14日、ついにときメモGS2が届いた。
学校帰りに宅配ボックスの小包を発見したときは嬉しくて計画通りの夜神月と同じ顔で笑った。

早速部屋に篭もり、ドキドキしながらDSに
(3DSでもプレイ可ですが、DS用ソフトを3DSでプレイすると画質と音質がヤバくなることを逆転検事2をプレイして学んだのでDSを選びました。やはり逆転検事2は様々なことに気付かせてくれる最高に素敵な作品ですね。)
ソフトを挿入して電源をつけると、たそがれ時の海で寄り添う男女のシルエットが実にオシャレなタイトル画面が映った。

乙女ゲームの経験といえばテニスの王子様のぎゅっサバ※くらいしかなかったので、タイトル画面には攻略キャラの男が並んでいるものだと思っていた私は おお…ふ…とボッスンの顔で息を吐き、
とりあえず右利き用になっている画面設定を変えようとオプションを開いた。
(本体を反時計回りに90度回転させ、縦に持ってプレイするゲームのため、左利きの私が右利き用の設定にすると左手で左画面が隠れてしまう)

※テニスの王子様 ぎゅっとドキドキサバイバル
乗っていた船が嵐で座礁し、全国大会を控えた  中学テニス部員46名(うち攻略可能キャラ44名)と共に無人島に漂着したので、サバイバル生活を始める中で、白い粉の取引現場を見たり鳴き砂を踏んだりなかなか出会えない顧問の先生や救助隊に不信感を抱いたり恐竜に追われたりしながら熱い恋をする愉快なゲーム(フルボイス)

プレイ設定をひととおり見たが、利き手設定は見つからなかった。
ゲームを始めれば聞かれるかもしれないと思って はじめからを押したが、やはり出なかった。
まさか…まさかそんな…と軽い絶望を抱きながらGoogleで「ときメモGS2 左利き用」と調べてみると、「左利き用設定はない」という結果が出た。

え〜〜〜ッ本体に手がぶつかるし左画面にスチル出たら困っちゃうよ><と思ったが、まあ自分の手がスチルの邪魔をしたときはゾルディック家の方に左手を切り落としてもらえばいいだけなのですぐ立ち直った。
マジタニはわりと自業自得だけどジョネスはちょっと可哀想だよね…でも懲役があんな年数になってる時点でヤバい奴だから何も言えない。

ていうかやってみて気付いたけど、そのときの本命じゃないキャラのスチルが出ちゃったときとかマジで苦しくなるシリアスな場面のときに自然と画面隠せるからむしろ良かった。
そもそもゲームが面白すぎて手とか気にする余裕なかった(ときメモGS2ってすごい！)

このように持ち前のポジティブ精神で聞き手問題をCLEARした私は、めちゃくちゃノイズキャンセル力の優れたイヤホン(寝ながらイヤホンがおすすめです。999円とは思えないです。私はGEOで買いました)を耳の奥にぶっ刺し、現実世界-ﾘｱﾙﾗｲﾌ-から離れた。
だって今からかっこいい男の子に会いにいくのに、飼っている犬の放尿音とか見知らぬおじさんのバカデカくしゃみが聞こえたら萎えてしまう。
こういうところ乙女だな〜と思います。

改めてタイトル画面に戻り、「はじめから」を選択してまず耳に飛び込んできたのは、愛らしい男の子の声だった。

溌剌とした明るい声。しかも私のことをおねえちゃんと呼んでいる。
その子は「おねえちゃんの名前を教えて！」とものすごくかわいいことを言って私の心に右フックをかましたが、私は余裕の表情で避けた。

なぜなら、私は彼の存在をAから聞いて知っていたからだ。

主人公設定を導いてくれるcute boyの名は音成遊(おとなり ゆう)くん。肩の上で跳ねた髪がかわいらしい、おおきくて澄んだ瞳の小学生の男の子。ヒロインの隣の家に住んでいて、部屋の窓越しにいろいろと恋愛のアドバイスをしてくれる。
明るく元気でちょっとマセているがとっても優しい天使のような子。しかもCVは小林由美子さん。好きにならないわけがないよね…。事前に情報をもらっていなかったら危なかった。

心の中でAに感謝しつつ名前を入力していく。本名はきっとものすごく照れるので、あ行から数えて頭に浮かんだ美しい女性芸能人の名前を入れた。そのまま入れるのは気が引けたから少し変えて荒木悠子にした。勝手に…すみません。
そのあと誕生日と血液型を軽やかに入力すると、次に「名前の読み方」を聞かれた。 

＿＿そう。このシステムは実況動画を見たときに衝撃を受けて覚えていたのだが、なんと、
自分の名前をキャラクターがボイス付きで呼んでくれるのである。

すごすぎない？このシステム。さすがに珍しすぎる名前は候補になくて選べないが、大抵の人間は呼んでもらえる。乙女の心を持った人類に優しい最高のシステムだと思う。
(ぎゅっサバにもこの機能はあったのだか、私の下の名前が少し珍しいせいか候補になくて選べなかった。しかし、ときメモにはあった。15年前なんて私と同じ名前の女の子はもっと少なかっただろうに、なんてHAPPYなことでしょう)

やっぱスゲェや！これだからコナミさん好き！とガラスの仮面(演目：たけくらべ)物真似をしながら次に進むと、ヒロインの部屋を4パターンから選ばされた。
なんかさっぱりした綺麗な部屋、薔薇が飾られているエレガントな部屋、ポップでキュートな部屋、そして和室。

部屋？部屋でなにが変わるの？と不思議に思ったが、和室に憧れがあるので和室にした。畳の匂いって、いいですよね。

ちなみに私がガラスの仮面でいちばん好きなシーンは、「あの子まだ編み物に熱中してたから…からかって声をかけたんだけど彼女…振り向きもせず“なあに”って返事したのよ」「それがどうかしたの？」「でもあたし…“ベス”って呼んだのよ…」です

部屋を決めると遊くんの「それじゃいくよ！」的なセリフがあり、ついにプロローグがスタート。

海辺の赤焼けに照らされた、少年と泣いている少女のシルエットが画面に映る。

「どうして泣いてるの？」

「ねぇ、君は人魚なの？」

少年が少女にそう問いかけたあと、おじいさんの優しい声で、若者と人魚姫の悲しいおとぎばなしが語られる回想シーンが始まった。
食パンくわえてイケメンと曲がり角でぶつかるとこから始まんじゃね？という浅はかな予想を覆され、その素敵な始まり方に一層わくわくした。

せまい部屋にいる、小さい男の子と、少女と、おじいさん。静かな波の音がうしろで流れているのがすごく素敵。それだけで感動したからほんとにプレイしてほしい。

おじいさんが「若者と人魚はさよならの代わりに口づけを交わしました。この海で、いつかまた、会えることを信じて。」
「人魚姫は海に消え、それを追って海へ出た若者は二度と戻っては来ませんでした。」
と語り、ノマカプハピエン厨なのでそんなエンド嫌ですが…と思っていると、少年(顔は光が当たっていてよく見えない)が
「でも、僕はきっときみを見つけてみせるよ」「この海で、また会えるように」
と言ってくれた。イケメンだ…結婚して…と思ったところでプロローグが終わった。

朝の砂浜へと場面が転換し、主人公目線で本編が始まった。主人公は高校生になるにあたって、幼いころに住んでいたこの街に戻ってきたらしい。
砂浜でイェーイ海キレイ！楽しい高校生活になりそォ〜！とはしゃいでいると(実際はもう少し落ち着きのある子です)、浜の奥に塔のような建物を見つけた。
近付いて見てみると、「珊瑚礁」という名前のお店らしい。
はは〜ん海の家的なお店？星の砂とか売ってそう。小さい頃友達から瓶詰めの星の砂もらったけど秒で落として割り、星を地上にばらまいてしまったことを思い出した。
下からお店を見上げていると、突然フェードアウトして、画面が人物のスチルに切り替わった。

呼吸が止まる。

健康的な小麦色の肌。一束の狂いもない完璧無造作ヘア。この世の美しいものすべてを閉じ込めた赤茶色の瞳に、神より与えられし整った輪郭。登山家も唸る高い鼻。
お店の窓から海を眺めている、佐伯瑛くんその人だった。

え〜〜〜〜〜っっこんなはやく出会えるの！？？聞いてない聞いてないちょっと待って…顔が良すぎる…と内心大騒ぎしつつも、佐伯くんの前では聡明な女でいなきゃと思い平然を装った。
一方主人公は佐伯くんを下から見つめながら、「わ〜、絵になるな〜」とぽやぽやした感想を述べていた。えっ、それで収まる？？？あんな今世紀一の美男子見つけて…？？
挙句の果てに「っと、いけない。つい見とれちゃった。さーて帰ろう！」と何事もなかったかのように帰宅しようとし始めた。
か、帰れる！？、！？あんな世界を破壊するほどのイケメン見つけといて！？  

主人公のイケメン耐性半端ねえ…。どんな人生歩んできやがった？生唾を飲みつつ主人公の帰宅フェードアウトが開けるのを待ったが、また最初と同じ砂浜の画面が映った。
あれ？帰ってなくない？どうした？と思って見ていると、どうやら主人公、道に迷っちゃったらしい。
ええ〜〜っ方向音痴？ ぼんやりさんだなあ。私もドが付く方向音痴なので親近感湧く😄

主人公は「あれ？わたしどこから来たっけ？」とウロウロし始め、また珊瑚礁の前に辿り着いた。「今日入学式なのに遅刻しちゃうよ」と不安そうにしている。え！？入学式あるのに海に遊びに来ちゃったの！？
と…とんだお転婆ガールだな…。でもそんなところも無邪気でかわいい。主人公に対する愛がどんどん深まっていく。

主人公がカフェの前で迷っていると、ドアが開いて誰かが出てきた。カフェの制服を着こなす国宝級イケメン＿＿＿＿＿＿＿＿佐伯瑛くんだった。

さっきは主人公が一方的に見つめてたので実質これが本編での初対面ですね。
プレイして初めて知ったのだが、彼はカフェ「珊瑚礁」でおじいさんと2人で働いているらしい。こんな激イケメン店員いたら世界揺らいじゃうけど大丈夫？
佐伯くんは主人公の姿を認めるなり、「げっ」と地を這うような声を出した。初対面の女の子に吐く言葉ではまず無い。そんなに嫌い？私のこと……。私は私のこと好きだけどね。

興奮と少しの恐怖でドキドキしていると、佐伯くんはにっこり笑って、「ウチの店になにか御用ですか？ 」と別人のように優しく話しかけてくれた。あれ？紳士的だ。

「あの…道に迷っちゃって、よければ帰り道を教えてほしいなあって…」「この辺の子じゃないの？」
と会話が続き、その親身な対応に最初の冷たい顔は幻覚かとほっとしながら「ここには子どもの頃に来たことがあって…」と伝えると、佐伯くんからまた笑顔が消えた。えっ何…？私なにかした…？

不安に思っていると、「…そうか。なんだ。朝から笑うと疲れんだよ。ただでさえ寝不足なのに」と低い声で呟かれた。
き……切り替えが怖すぎる。舌打ちのひとつくらいかまされてもおかしくない雰囲気だった。低血圧💉😞🩸なのカナ😅❓

そのあと「ゴミ捨て終わったら帰り道教えてやるからそこどいて。」と言われ、彼の冷たさに戸惑いつつも駅までの地図を書いてもらい、なんとか家に帰った。
佐伯くん、無愛想…泣
(まあ氷室一紀くんへの感情でバレてるかもしれないけど私は顔のいい男に冷たくされると嬉しくなっちゃう女なので正直ありがたかった)

このシーン見てて思ったけどスマホって本当に便利ですよね。Googleマップがないと私どこにも行けないもの。何事も当たり前じゃないのだという考えを持ち、感謝の心を持たなければね。  

その後主人公が通うことになる「羽ヶ崎学園」の入学式に向かうと、なんと校門のところで制服姿の佐伯くんと再会した。どうやら同じ学校かつ同じ学年らしい。
運命と呼ぶしかなくない？どこの少女漫画の導入？ 甘酸っぱい青春の1ページじゃん。ロマンスの神様もこの人だって言ってる。

恋の予感を抱きながら顔を合わせると佐伯くんも私に気付いたらしく、驚いた様子でまた「げっ」と言われた。そして「ちょっとこっち来い！」と校舎裏かどっかに連れてかれた。構図が決闘。
目を伏せながら「お前ここの1年だったのか…」とものすごく嫌そうに言われたので、「うん。私、荒木悠子。よろしくね」と明るく返した。
主人公はとっても優しくてタフな子なので、相手に嫌そうな顔をされたってにこやかに自己紹介ができるのである。こういうスルースキルの高い女の子、私は好きです。

佐伯くんも「佐伯瑛、一年。名前についての感想は無し」とそこでやっと名乗ってくれた。まあ名前存じ上げてますが…(ｸｽｯ)(不二周助)
そのまま彼に「俺が店で働いていたことは誰にも言うなよ」とほぼ脅しのような形で頼まれた。
そもそも人に物を頼む態度じゃないですよね？笑言い方ってものがあるのでは…笑と詰め寄ろうかと思ったけど、佐伯くんと2人っきりの秘密♡と考えてなんとか己を宥めた。

彼の言葉に素直に頷くと、「よくできました。」と(無感情で)急に甘い言葉を言われた。
こ、これ、頭ポンポンするときに言うセリフランキング1位じゃん…まさか…？//と期待したけど彼は私のこと別に好きじゃないので全然してくれなかった。そして佐伯くんは言いたいことだけサッと言ってスッと去っていった。
自由な男…。でもアタシ、アイツのそういうところに惚れたの…(BARでグラスの氷をカランコロンしながら過去の恋愛を語る赤リップの女)

入学式での校長先生のありがたいお話が終わり、眠かった〜！と廊下でバカデカあくびをしたら、突然「フッ。豪快なあくびだね」と声をかけられた。
主人公、歩くたびに声をかけられる。人たらしのオーラがあるんだなきっと…。

振り向くと、そこには切れ長の瞳の美人さんがいた。なんかやたらとアネゴ感がつよくてCOOL。柳色のベリーショートが大人っぽい雰囲気によくお似合いだ。
名前は藤堂竜子(とうどう たつこ)さんと言うらしい。少し会話を交わしたのち、「アタシはサボるけどアンタはちゃんと教室に行きなよ」と言って風のように去って行った。

友達できて嬉しいけど何事……？？と思い、のちに調べてみたところ、序盤の「部屋決め」によって最初に出会う女の子が変わるということらしい。シンプルな部屋→頭のいい女の子
エレガントな部屋→魅力的な女の子
ポップな部屋→流行に詳しい女の子
和室→運動が得意な女の子(竜子さん)って感じで。すごいシステム〜！
クール美女大好きなのでラッキー🎶と思いながら教室に向かうと、はやくも新たなイケメンに出会った。

それがこちら、若王子 貴文(わかおうじ たかふみ)さん。ふわふわした髪と柔らかな目元がいかにも優しそうな雰囲気を醸し出している。
おっとりしててどこかズレてるけど憎めない主人公のクラス担任で、担当は化学。学校では常に白衣を着ている。
CVは森川智之さん。もう既につよすぎる。

そういえば白衣着てる理系の先生ってドラマとか二次元じゃよく見るけど現実でなかなか見ないよね。私が出会えていないだけで存在するんでしょうか。存在してたらいいな

わあ！ふわふわイケメンだ！こんなかっこいい人が担任だったら毎日緊張するから逆に嫌だな！と思っていると、クラスメイトの名も無き女の子たちが「あの先生、若サマって呼ばれてるんだって〜！」「天才科学者って噂もあるらしいよ！」と結構デカめな声で先生の説明をしてくれた。
ありがたさと同時に若サマって呼ばれてんの！？とびっくりしたけど、まあそう呼びたい気持ちも分かる。どことなくロイヤルな雰囲気あるしね。

あの…急に若王子先生ルートクリアした世界線から喋らせてもらうんですけど、みんなどっちかというと若サマじゃなくて「若ちゃん」って呼んでない？私の気のせいだったらすみません。私は心の中でピンポン先生と呼んでいます。
若王子先生ルートも愛しさと切なさと心強さといろんな感情が渦巻いていてとても良かったのでぜひ全人類にプレイしていただきたいです。先生大好きです。

その後先生にプロフィールカードみたいなのを配られ、記入しといてくださいね〜と言われた。(先生は一度配り忘れて教室を出ていくというドジを犯した)(なんてかわいい)
学園生活では何を頑張りたいですか？とか、学園のどこに惹かれましたか？とか聞かれ、なんの意味があるか分からないけどとりあえず先生の印象を良くしとこうと思って優等生っぽい答えを書いた。
そのあと「好きな異性のタイプは？」という質問がきた。そんなん学校側から聞かれることある？
まあ佐伯くんっぽいのにしとけばいっかと思って「クールでカッコイイ人」を選んだ。

ちなみにこのときの私は圧倒的無知なので佐伯くんと古森くん以外の男子は顔しか知りません(後々全員への愛しさに泣き崩れることになります)

1年目 4月

1-4

記入が終わると、自動的に学校が終わった…と思う。ここらへんメモ適当で…すみません😅

入学式を終えて家に帰ると、突然「おねえちゃん！」と可愛らしい声が響き、Pretty Energy Boyこと遊くんが現れた。
こう…部屋が隣同士で、お互い自室にいながら窓を開けてお喋りしてる感じ。…すみません、説明があまりにも下手で…。

脳内で遊くんをこれの8兆倍かわいくしといてください。

遊くんは「おねえちゃんは転校してきたばかりで知らない人も多いでしょ？知りたいことがあればおれに聞いてね！絶対だよ！」と言ってくれた。どうすればこんな優しい子が育ちます？ 音成家の親御さんは教育本を出すべきだと思う。

主人公も「知りたいことがあれば遊くんに聞こう」って言ってたから、どうやら彼は癒し要員なだけでなく、俗に言う「情報キャラ」でもあるらしい。ありがた〜い！毎日話しかけちゃお！
(遊くんには休日しか話しかけられないと知るのはまた別のお話)(当たり前ですよね。彼にも生活があるのだから)

遊くんとのお話が終わると急に自室に放り出された。やたら軽やかかつ陽気なBGMが流れている。主人公がウォークマンとかで流してるのかな。

私も小学生のころウォークマンを買い与えてもらったのですが、3年くらい毎日使ってたら壊れてしまい、入れてた60曲が全部同じ曲になりました。曲名はちゃんと表示されてるのにどれを再生してもプレゼント(トニートニー・チョッパーのキャラソン)しか流れなかった。あれは怖かった。

(突然めちゃくちゃアナログな画像すみません)

画面を見てみると、左画面にストレス、学力、運動、流行、リッチ度、芸術、気配り、魅力の8つのパラメータ。

右画面には、寝る、勉強、絵を描く、ダンベル、雑誌？、口紅、人間がふたりうつってるマーク。日付けの表示。

下部には洋服タンス、パソコン、裁判官の木槌みたいなやつ、カレンダー、メール、DATA。

急に見知らぬマークと数字がたくさん現れ、え！？何！？と焦った私は急いで攻略サイトを開いた。現代っ子なのでなにかあればすぐネットに頼っちゃうんだよなあ。あんまり良くないよね。来年までには直そうと思います。

調べてみたところ、攻略対象の男の子たちには、それぞれ定められた「必須パラメータ」というものがあるらしい。頭のいい男の子と恋をしたいなら「学力」を上げる、流行に敏感な男の子と恋をしたいなら「流行」を上げる、という感じで。
そしてそれらのパラメータを、対応しているマークをタッチして上げていき、3年目の卒業式の日までに男の子に釣り合う女になろう！ってことらしい。なるほどね〜！努力して恋を掴むって素敵。

ちなみに対応の仕方を超簡単に説明すると、      寝る→ストレスを下げる。  勉強→学力が上がる。絵画→芸術が上がる。  ダンベル→運動が上がる。雑誌→流行が上がる。     リップ→魅力が上がる。人間ふたり→女の子の友達を選んで遊ぶってことらしい。気配りや、その女の子の得意なパラメータが上がる。あと遊べば遊ぶほど仲良くなれる。らしいです(攻略サイトから学びました)

でも上がっていくばかりじゃなくて、勉強を選ぶと学力が3上がる代わりに運動が1下がる…というように下がるパラメータが必ずあるので、攻略したい男の子の必須パラメータがたくさんある場合はバランスを見ながら上げていくことが大切らしい。む、難しそう！！でも面白そう！！

そしてそして、1年ごとにしっかり365日存在し (すご！)、基本的に月曜日に選んだ行動が1週間繰り返される。日曜日などの休日は自由行動、月曜日になるとまたどれかを選んで1週間繰り返す…という感じ。
例えば月曜日に勉強を選び、木曜日が祝日で休みになった場合は、

勉強(月)→勉強(火)→勉強(水)→自由行動(木)→勉強(金)→勉強(土)→自由行動(日)

となる。その行動ひとつで一日が終わるため、365日×3年あるけど月曜〜土曜はすぐ終わる。
なお、休日はパラメータの上がり幅が平日より大きくなる。 ………なんか数学の証明問題解いてる気分になってきました。

マークとパラメータについてざっと理解した私は、次に他の謎のマークを片っ端から押してみることにした。好奇心って大切だしね。

とりあえず洋服タンスのマークを押してみると、主人公の服を着せ替えられるっぽい画面になった。でも部屋着しか持ってなくてなにも変えられなかった。
たぶん休日とかにショッピングできるタイミングがあるんだろな。幼い頃からラブandベリーに狂っていたのでこういうのワクワクする😄ワンタメとプリティーリズムも好きでした。
…私たちは、あれらに親の金をいくらつぎ込んだのでしょうね。

次にパソコンのマークを押してみると、
①「新しいお店がオープンしました！」とか「このお店ではこんなものを売っています」という広告
②何月に映画館でこの映画をやります、ライブハウスでこんなイベントをやります、というスケジュール表
③ 1週間ごとに、「勉強」「行楽」「健康」「恋愛」の調子が4段階で表された占い
の3つを見ることができた。
占いよく分かんないけど、たぶん勉強運が良かったら学力があがりやすいとかそういうことなんだろうと思う。細けぇことは気にせず生きていこう😁❗️

次に木槌マークを押してみると、これは普通にゲームの音量とか文字表示の速さとかオプションの設定だった。
これなんで木槌マークなんでしょうか？ 逆転裁判シリーズの名物・孫にはやく会いたいからさっさと有罪判決出して裁判を終わらせようとする裁判長ことサイバンチョが監修に関わっているんですかね？

次にカレンダーマークを押すと、これもまあ年間の予定が見られる普通のカレンダー。
学校行事やテスト週間などが事細かに書かれていてわかりやすい。運動会とか文化祭とかクリスマスとか、すごく充実してそうなスケジュールだ。

次にメールのマークを押してみると、「アルバイト情報」が届いていた。
へ〜〜っ、アルバイトとかもあるんだ。たぶん左画面にあるリッチ度がこの世界のお金で、アルバイトでお金をためて服とかを買うってことなんだろうな。
ONEPIECEでいうところのベリーとか、HUNTER × HUNTERでいうところのジェニーとか、その世界特有のお金の単位ってなんかいいよね。
あと竜子さんからよろしくメールも届いていた。何回か触ってみたけど返信はできなかった。えっ…一番最初のあいさつメール、無視してないよね？主人公が自動で返信してくれてることを祈ります。

最後にDATAを押すとセーブができた。セーブ可能数を調べてみると、3個×7ページもあった。
DSのゲームで21セーブってすごくない！？
でもそれだけセーブ＆ロードが重要な難しいゲームってことなのかもしれない。心してかかります。明るい未来のために＿＿＿＿＿

漏れてる情報もあると思うけど、自室でできる行動をなんとなく理解した。

そして佐伯瑛くんを攻略するには全体的にすべてのパラメータをめちゃくちゃ上げなければならないと学んだので、なにから取り掛かるべきか迷った末に、頭が良けりゃなんとかなるだろ！という考えで勉強をしまくることにした。
勉強は成績が上がるだけでなく、知識や考える力が付いて自分のためになりますからね。(学校の試験は一夜漬けしかしなかった人間ですが…笑)

どうでもいいことなのですが英語のリスニングは1単語も聞き取れずいつも0点でした。日本語で話してくれませんか？

勉強漬けの4日が秒で過ぎ、迎えた4月9日。ヤッターッはじめての日曜日だ〜〜！！💖Happy
休日になると、自室の右画面に
・電話のマーク
・ショッピングのマーク
・遊くんのマーク
が追加された。

とりあえず電話マークを押してみると、「友達」「アルバイト」という項目が出た。
友達を見てみると、6人の男の子のシルエット。
この6人が攻略対象なのでしょうか。誰とも電話番号交換してないから何も選べなかった🥲辛

アルバイトはなんだろ？バイト休む連絡とかかな(私はバイトを休んだことはないけど誰かのシフトを代わってあげたこともないです)(代わり探してるグループLINEめちゃくちゃ無視します)

次にショッピングマークを押してみると、街の一覧マップみたいなやつと行けるお店が6店舗くらい表示された。
こうやって洋服とか買って主人公を更に可愛くしちゃうってことね。なるほどね。
ブティック・デキシーとかブティック・ナナミとかいろいろある。私最近までブティックって本屋さんのことかと思ってました。

最後に楽しみに取っておいた遊くんのマークを押してみると、「おねえちゃん、なに？」と遊くんが窓を開けて出てきてくれた。
うわ〜！休日まで付き合わせてごめん！今日もかわいい！(当たり前でしょうが…。遊くんだぞ)
「なにか聞きたいことあるの？」と言われたので頷くと、「知り合いの評価を聞く」「知り合いの情報を聞く」「スキンシップのレッスン」の3つがあった。
情報は分かるけど評価って何？どういう調査してるの？恐ろしい子…。

「知り合いの評価を聞く」を選ぶと、いままで出会った佐伯くん、若王子先生、竜子さんのミニキャラと、それぞれに緑のハートが出ていた。
牧場物語をやっていたから分かる！😄✌️
このハートが主人公に対する好感度で、私を好きになればなるほどハートの色が赤に近付いていくってわけですね。毎日執拗に話しかけたりプレゼントを渡してハートの色が変わったときのあの興奮ったらないよね。
たまごっちのプチプチおみせっちでたまこ姫がお店に来たときくらいの達成感ある。

最初の好感度はみんな緑色(ふつう)で、男の子に話しかけたり休日におでかけに誘ったり、あと対応するパラメータをあげていけば男の子たちの好感度があがるらしい。彼らの気持ちが目に見えるなんて俄然やる気が出ますね🎶
＿＿＿＿現実も、そうであればいいのにね。

さらに、男の子たちが主人公をどう思っているか
ときめき＞好き＞友好＞普通＞嫌い＞なぜ生まれてきた？  
みたいな段階で教えてくれるらしい。ゆ、有能〜！(最後の1つは存在しなかったかもしれません)

次に「知り合いの情報」を選ぶと、出会ったキャラの身長、体重、電話番号、バイト先、部活、簡単なプロフィールなどを教えてくれた。
あっえっこうやって電話番号知るの！？ 番号交換してないのに電話かかってきたら怖くない？？？いいんでしょうか…。
あと遊くんマジでどんな情報網持ってんの？それで食っていけるよ…。遊くんがおねえちゃんの役に立ちたいだけの純粋な子だから良かったものの、もし私みたいな輩がそれを手にしたら悪用しまくってるよきっと…。

ちなみに佐伯くんの番号は●▲●-▲■■●-▲××●らしいです。(ガチ)これオフレコでお願いします…個人情報なので。
竜子さんの電子番号は空欄だったし、若王子先生の電話番号は不明だった。佐伯くん、意外と個人情報ガバガバなのかもしれない。心配になるな…私が守ってあげなきゃ。
あと佐伯くん7月19日がお誕生日らしくて、今年祝日移動しなきゃ海の日だったじゃん…と思った。
世間は4連休らしいけどうちの学校普通に学校あったし なんなん 負の感情しかないよ 佐伯くんに謝れ

最後に遊くんのスキンシップレッスン見ようか迷ったけど、遊くんに触れるなんて犯罪では？同時に法にも触れることになるのでは？と思ってやめた。いやっ…邪な気持ちなんて全然ないけどね。ホントに。

休日にできることを理解して、さて何をしようかと考えてると、携帯に通知が届いてるのに気付いた。
開いてみると《急募！アルバイト募集》のメール。しかも差出人は……き、喫茶珊瑚礁！？！？
えっ…これってつまり、さ、佐伯くんと一緒に働ける…ってコト！？！？ そんなんやるっきゃないじゃん？やる以外の選択肢ないじゃん？
「すぐ応募しないと間に合わないかも」って主人公が言ってたので、秒で応募した。
募集期間が「2006年」になってて時代を感じた。

あと主人公のかわいいポイントだなと思ったのが、「喫茶珊瑚礁ってどこかで…」って佐伯くんとの出会いの場所を覚えていなかったことですね。私だったらあんな奇跡的ドイケメンがいた場所は死ぬ気で覚えてるのに…主人公ったら…笑

メールにも「結果は当日中にお知らせします」とは書いてたけど、応募して3秒で合格通知が来た。そんなに切羽詰まった状況なの？大丈夫かな。

メール閉じて自室の画面に戻ったら、まだ日曜日のままだった。ひとつ行動したら一日終わると思ってたからラッキー😁🎶
例のごとく勉強した。学力が50に上がった。これ基準わかんないんですけど私どのレベルにいるんだ？ まあ最強を目指せばいっか。無量空処！っつってね(一同大爆笑)

4月10日(月)になって、2日勉強したら、水曜日に急に喫茶店の中にいる画面になった。あっ、バイト今日からなんだね。頑張れ！めげるな！社会の荒波に揉まれようと＿＿＿。
心の中で応援していると、主人公は「もしかしたらって思ったけど、このお店、入学式の朝の…」とようやく気付いたようだった。
えっ…喫茶店入る前に気付かなかった？？？ほんとにぽやぽやしてるなこの子。かわいい。

さて、佐伯くんはいつ出てくるのかな///バイト専用スチルとかあるのかな///とソワソワしていると、「いらっしゃいませ。喫茶珊瑚礁へようこそ。」の声と共に早速出てきてくれた。
まっしろなシャツにマリンブルーのコックタイ(らしきもの)を締め、オールバックをきめた完全接客モードだ。学校のときの前髪下ろしも大好きだけど、こっちも当然のようにかっこいい。全体的に色味が海みたいで素敵。

声をかけてくれた佐伯くんに、主人公が「あ、やっぱり！佐伯くん！」と反応したら、佐伯くんは「1名様でよろしいですか？お席へご案内いたします」と爽やかな微笑をたたえたまま圧倒的無視をキメた。たまりませんね。内心声かけんなこの野郎って思ってのかな。
しかし主人公はそんなこと構わず「あれ？佐伯くんでしょ？」「ねぇ、佐伯くんだよね？」とめちゃくちゃ確認し始めた。面白すぎない？佐伯くんからの好感度爆下がりでしょこんなの？

目を伏せて黙り込んだ佐伯くんは、営業スマイルと柔らかな口調はそのままに、「ちょっとツラ貸し…いえ、よろしいですか？」と店の裏まで主人公を引っ張っていった。口悪いの滲み出てて良すぎる。

お客さんから見えない場所まで来ると、佐伯くんは眉を吊り上げて目を逸らし、「なんで店に来た？」とあからさまに不機嫌な顔になった。
この切り替え、たまらなく興奮します。どんどんやってほしい。ていうか私が今日からバイトするって聞いてなかったの？ ほうれんそうを大切にね。

マジで帰ってほしそうな佐伯くんvs絶対に帰りたくない主人公のほこ×たてが始まり、
「わたし、今日からここでバイトすることになって…」
「なんでよりによってウチなんだよ？バイト先なんていくらでもあるだろ」
「だって分かんないよ！求人情報で応募したんだもん！」
「帰れ」
「そんな！」
と言い争っていると、カランコロンとドアベルが鳴って、おじいさんが現れた。

少しだけしわが見え始め、下がった目尻と微笑む口元がすごく優しそうな雰囲気を出している。
小麦色の肌と赤茶色の瞳が佐伯くんそっくりで、佐伯くんのほうが若干暗めだけど、髪と眉の色も似てる。若い頃めちゃくちゃモテてたろうなという感じのイケおじいさん。
黒縁の眼鏡をかけ、白ブラウスに相思鼠色のベストを着て、コーヒー淹れるのが上手そうなオーラが滲み出まくってる、いかにもマスターといった風貌。絶対マスターですよね…違ったら6億払ってもいいです。

「こんにちは、アルバイトの方ですね？」と微笑まれ、「あ、はい！荒木悠子です！」と慌てて名乗ると、「よろしくお願いします。この店のマスターです。あぁ、瑛の祖父でもあります」と丁寧に挨拶してくださった。やっぱりマスターでした。
佐伯くんの血縁者ってことはおじいさんの白髪は年齢のせいってわけじゃないのかな。佐伯くんどう思う？と左画面を見てみると、佐伯くんがジト目でこっちを見てた。可愛い顔してんな…。

マスターに「じゃあ、わたしなんて呼べば…？」と聞くと、それまで黙り込んでた佐伯くんが「店ではマスターって呼ぶんだ。公私混同はダメだ。」と口を開いた。良かった〜〜、渋々受け入れてくれたみたい🎶(顔と声は全然納得いってなさそうだけど)なんかおじいさんを取られて妬いてる子供みたいな喋り方しててめちゃくちゃ可愛い。

そんな佐伯くんを見て、マスターがやれやれといった風に「だ、そうです。じゃあ、マスターにしておきましょうか？」と笑った。
年の離れた私にも丁寧に接してくれるし、優しいし、素敵なおじいさんだ…。全世界の気性荒いおじいさんおばあさんこんな感じになってほしい。私も人に優しくしよう。
「はい！よろしくお願いします！」と元気いっぱい返事すると、佐伯くんに「よろしくない！帰れよ！」とまた噛み付かれた。そんなに嫌？？？？ まあ…あんまり仲良くない人に大切なお店に入ってこられていい気しない…のかな。私が嫌なわけじゃないよね。きっとそうだよ。(己を慰めるのは己しかいません)

マスターが「女の子になんて口の利き方するんだ」と怒ると、佐伯くんは「だって、学校の奴なんだ！それにボンヤリだし…絶対、店のこと学校にバラしちゃうよ！」と言い返した。
ちょ……ちょっと待って。ちょっと待って。えっ…マスターに対してはそんな感じなの？えっ可愛すぎない？？？ なんか拗ねた感じの言い方だし、「バラしちゃうよ！」とか何？？素はそんな感じなの？？ ええ…無理なんですけど……愛溢れちゃうんですけど………。あとまだ出会ってから3回目の会話なのにボンヤリ認定されてて笑う。

主人公は「わたし、バラしたりしないよ？」って言ってるけど、正直私もこの子はうっかり言っちゃうそうだなと思う。ぽわぽわしてるし。そういうところがcuteなんですけど…。
「無理。絶対バレる…。」「バレない！」とまたふたりで言い争ってると、マスターに「いい加減にしなさい、二人とも」と叱られてしまった。
よその家の子でもダメなことはダメだとちゃんと叱ってくれる大人、素敵ですね。

お店に入ると、マスターに「さっそくで悪いけど瑛を手伝ってやってください」と言われた。いや…さっきのやりとり見てましたよね？佐伯くん完全に私のこと嫌いですけど…。あえて協力させて距離を縮めさせようってこと？と思ったけど、当の主人公は「はい！」と元気に返事してた。あっ何も気にしてないんだ？ほんとに前向きな子だな？

佐伯くんのそばに行って「よろしくね！」と言ったらガン無視された。やっぱり怒ってるじゃん…。なにかと理由を付けて私をお店から追い出そうとしてくるんじゃ…。主人公もさすがに気付いたのか、「あの…怒ってる？」とおそるおそる尋ねると、「オーダー取るから付いて来い。」と言われた。
目は逸らされてるし言い方も淡々としてるけど、ちゃんと指導してくれるらしい。お、大人〜〜。

付いていくと、佐伯くんがパーフェクトスマイルで女性ふたりの接客してた。女性、こころなしか乙女の顔をしている。わかるわかる、こんなかっこいい店員さんいたらときめいちゃうこと必至ですよね。
佐伯くんはお客さんにオススメのコーヒーを説明し、「酸味が苦手で…」という方には酸味が少ない別のコーヒーをすすめていた。本当に高校生？？完璧な接客…。爽やかかつ穏やかな笑顔…。お仕事への愛が伝わってきます。
その間主人公は(なんて爽やかな笑顔！)とか(スマートな対応…さすが、モテモテだ。)とか横で見ながら実況してた。

対応が終わった佐伯くんに「すごいね！プロって感じ！」と声をかけると、佐伯くんはそれを無視して「オーダーお願いできますか？」と例の営業スマイル＆ボイスで言った。 なるほど…馴れ合う気はゼロってことか。面白ぇじゃねーの…。
主人公が「あっ、はい、バニラアイスと…えっと…」としどろもどろになっていると、トレイで頭を叩かれた。
ポコッ☆みたいなコメディ音だったけどあれは角だったのでしょうか。挙句「ボケッとすんな」と怒られてしまった。たまらない。

そんな感じでバイト初日が終わった。初日ってなにしていいか分かんないのによく頑張ったよ主人公。偉いね。あとで金折り紙でつくったメダルあげるからね。

それからしばらく勉強したり竜子さんと仲良く下校したりしていると、とある日の放課後、校門に人だかりができているのを見つけた。
有名人でもいるのかな？と覗いてみると、女の子の集団の中心に佐伯くんがいた。ある意味有名人だね。並外れた顔面の良さでいずれ世界に名を馳せるでしょうし…。

はね学のプリンス(遊くん情報)こと佐伯くん、一緒に帰ろ〜♡とか一緒に寄り道してこ♡というお誘いを一身に受けている。絶対そうだとは思ってたけどやっぱりモテモテだ。私も昔、来世はイケメンに転生してかわいい女の子と少女漫画みたいな恋愛してみたいなと思ってたけど、それが毎日となると大変だろうなと彼を見て思いました。
佐伯くんは女の子たちからの誘いを「ゴメン。ほんと、もうそろそろ行かないと」「アハハ…ごめん。あっ、今日は予備校だった！」と、喫茶店のときみたいな王子様モードで断っていた。
店あるから…って言わないの？と思ったけど、そういえば喫茶店で働いてること誰にも言うなって言われてた。ふたりだけの秘密😁💖🥳だった。

それでも女の子たちがなかなか引いてくれなくて、佐伯くんが「参ったな…」と呟いたところに、主人公が「佐伯くん！」と声をかけにいった。
えっっメンタルも強いなこの子？女の子たちから睨まれまくらない？大丈夫？と思っていると、佐伯くんは助かった！みたいな顔で「アッ！君も今帰り？」と返してくれた。学校だから私にも王子様モードなんだ…。でも素は私だけが知ってるんだ…。最高ですね。

そのあと、「この子まだ越してきたばかりで道分からないみたいでさ、家も近いから送っていくよ」とうまく女の子たちから抜けようとすると、主人公はその思惑に気付かず「ううん、もう大丈夫だよ！」と元気いっぱいに返した。(絶対やると思った)(面白すぎる)
佐伯くんは咳払いして「…まだ分からないって言うから。」と繰り返した。絶対みんなにバレないように私のこと睨んできてるよ。最高だよ。ガン睨み差分ほしい。
主人公もその圧に気付いて慌てて乗り、一緒に校門を出ることに成功した。

しばらく歩いたところで、佐伯くんが疲れきった顔で「助かった。学校でグズグズしてると開店時間に間に合わないからさ。」と初めて素直にお礼を言ってくれた。お店が関わるとほんとに真っ直ぐな子なんだな…。素晴らしいな。
主人公は「そっか、佐伯くんお店が忙しいもんね」とめちゃくちゃ他人事みたいに言ってた。おいおい…笑 あなたも働いてる店だよ笑

「それにしてもモテモテだったね？」と続けると、佐伯くんは「ウルサイ。」と頬を赤らめた。えっっあっっ「当然だろ」とか「やめろよ」とか言うもんだと思ってた、えっ、照れるんだ！？ええ…照れるんだ…………ああ………そうか……………照れるんだ……どれだけ可愛いゲージ更新すれば気が済むの？この人………。ていうかウルサイ。って何…………ごめん……愛爆発しちゃって……。

「どうしてお店のこと隠してるの？」と聞くと、「ウチの店、夜遅いから問題あるし。それに…」「ゼッタイ成績に影響が出ないこと。学校では問題を起こさないこと。店を続ける条件なんだ。」と教えてくれた。ああ、だから女の子たちの前で紳士的な感じなのかな？？？素は結構攻撃的だもんね(ごめん)
ピンチを救ったからか、やけに素直にお話ししてくれる。感動で胸が震えますね。
そのあと佐伯くんは、ヤベ、店に遅れる、と言って早足で去っていった。あっ、そこは置いてくんだ。

う〜〜ん、まだ出会って2週間くらいだけど、佐伯くんがなぜ人気なのか分かる気がする。
まだ高校生なのに、自分のやりたいことをはっきり決めて、それをこなすためにどんな努力も欠かさずにいるって、すごいことだ…。ちょっとひねくれてるとこ含めてめちゃくちゃ可愛いですしね。(分かったような口きいちゃって…。)


そのまままたしばらく勉強したり運動したり竜子さんと仲良く下校したりしていると、校舎内の階段のとこで佐伯くんを見かけた。 まだ好感度普通だし、こういうのは運で発生するやつなんでしょうか。
「佐伯くん！」と声かけると、佐伯くんは「えっ！？あ、ゴメン！ホント、今行こうと…」と慌てて笑顔を作ったけど、相手が私だと分かるやいなや無愛想な顔に戻って「…おまえか。愛想作って損した。」と呟いた。
普通は男の子に特別優しくされると嬉しくなるものだと思うけど、誰にでも優しい男の子に無愛想に接されるのもまた乙なものですね😁最高❣️

もうちょっと話したかったけど、佐伯くんはすぐ女の子集団に見つかってしまい、「ズルい！今日はウチらとお昼食べる順番じゃん！」と頬を膨らませる女の子たちに「ああ、ゴメンね。ホント、今行くところだったんだ」と作り笑顔で対応しながら連れ去られていった。
去り際の「そんじゃ…。」という呟きと、俯きがちな顔がめちゃくちゃ疲れてて心配になる。胃を悪くしそう。

女の子たちみんなに優しくして、ずっと王子様みたいにいなきゃいけないのって大変だろうナ、、。
私が支えなくちゃ、と決意を固めた。

1年目 5月

1-5

それからしばらくして5月に入ると、下校中に佐伯くんに出会った。
メインキャラクターだし、今のところ佐伯くんと若王子先生にしか出会っていないとはいえ、佐伯くんとのイベント多くない？？？
嬉しい限りです。ありがとうございます。

し…しかも…あの…「ちょっと待って！歩くの早いよ！」「俺はこれがちょうどいいんだ。早く帰って店開けんだから。」という会話から察するに、い、い、い、い、一緒に帰っている〜！？！？！？！？嘘！？！？

主人公がバイトの日に佐伯くんに付いてってるのか？と思ったけど、「でもさ、これじゃ一緒に帰るとは言わないよ？」「おまえが早く歩けばいいだろ？」って言ってたからマジで一緒に帰ってるんだ……。ヤバい。あんなに私に冷たい視線を向けていたのに、めちゃくちゃ進歩してる…。進歩やばいです。ほんと。どうしようこれ。泣きそう

「言うと思った…。ねぇ、佐伯くんてば！」と主人公がちょっと怒ったら、「ああ、うるさい！わかったから…あれ？」と佐伯くんが急に立ち止まり、それに驚いた主人公が佐伯くんにぶつかり＿＿＿画面が真っ暗になったと思ったら、
チュッ
という音が響いた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿え？？え？え？？ええ？え？え？え？
チュッ？今のって？えっ？いやまさか……いやいやそんな……笑
そんなはずないですよコナンくん！笑笑(円谷光彦)いや…確かにいわゆる、せ…接吻の音がしたけど、そんな事故チューなんてベタな展開………。笑 ないない有り得ない笑

バクバクする心臓を宥め、動揺でタッチペンを床に転がしながら必死にその可能性を否定しようとしていたのに、主人公の(キス……しちゃった……)の心の声で決定してしまった。
ま、ま、マジで事故チューした…。
えっ…事故チュー……ええ…そんな……佐伯くんと………嘘………。

とりあえずタッチペンを拾って進めると、佐伯くんが「おまえ、今……」と顔を赤くしていた。
え……？？？？？？？？何その顔…………あの…佐伯くん恋愛慣れしてない……タイプ？？？？？？？？嘘？？そんな最高峰のビジュアルと声しといて？ 勘弁してほしい。血管切れそう。

主人公が「う、うん、ゴメン。だって佐伯くん急に止まるんだもん…。」と謝ると、佐伯くんも「あぁ…まあ、そうだけど………。」とアワアワし始め、沈黙が訪れた。き、き、気まず〜！！！！

すると突然佐伯くんが神妙な顔で口を開いて、「なぁ、おまえ…初めて、だよな。こういうの？」と謎の確認をし始めた。「そ、そんなこと聞かれても…。佐伯くんこそ、どうなの？」と聞き返すと、何かを思い出そうとするように目を閉じて、「俺、なんか前にも……」と呟いた。

……あの……マスターが出てきたあたりから思ってたんですけど、プロローグで幼い頃、またこの海で会えるように。って約束を交わしたあの少年少女ってもしかして…………。
…いや、やめましょう無粋な話は😅

「前にもしたことあるの！？」と主人公が声を大きくすると、佐伯くんはまた顔を赤らめて「ハァ！？初めてに決まってるだろ！ いや、違っ…なんの話だよ！？」と焦り始めた。
エゥウッ初キスなの？？ていうかいつも超クールなのに女の子とキスしちゃったことに対してハチャメチャ焦っちゃう佐伯くん可愛いな〜〜〜！！！！！？？？？かわいいな！？！？！？！？思春期だな！？(そういう問題？)
「えっ！？だっていま唇が、」と確認しようとする主人公に被せるように、「事故だろ！？事故だよ、これは！」と言い放ち、しばらくの無言の末に「誰にも言わないように」と約束を交わした。そして「店あるから！」と走り去っていった。

ええ〜〜〜〜〜〜っっっちょっと待ってよ………………。事故チューて…。事故チューて…。佐伯くんの反応も含め たまらんオブザイヤー2021ですが…………。
えっ？これどの男の子を攻略しようとしても必ず佐伯くんとキスするイベント起きるの？？？？
気になって調べてみると、
「入学式のプロフィールカードで選んだ異性のタイプによって事故チューの相手が変わる」
らしい。え？？たまたま佐伯くん選んじまったってこと？？？？運命？？？？

っていうか誰かとは絶対に事故チューするの？すごいなこの世界

イベントを終えるとゴールデンウィークの3連休に入った。かわいい服着せてあげたいしショッピングしに行こ〜🎶
とりあえず外に出て、ブティック・ソフィアという店に入った。フリフリでシンプルだけど可愛い服が揃えられていて調子に乗っていっぱい買ったら、家出るときは120リッチあったお金が37リッチになってた。＿＿買い物怖。

お会計が終わるとポイントカードにスタンプが押された。10個たまると次の買い物で10%オフ、30個たまると50%オフになるらしい。
めちゃくちゃいいシステムじゃん…。でも私は28個しか押してもらえなかった。あと2個頑張れば良かった。ていうかポイントカードのデザイン、クマの皮を被ったガイコツだった。どんなセンス？

次に商店街に向かい、ジュエリーショップを漁ってお店を出ると、私服の佐伯くんに出会った。
このゲームの佐伯くん遭遇率半端ないな？運命と呼んでも差し支えないですか？
「佐伯くん！」と駆け寄ろうとすると、「ストップ！」と制された。犬だと思われてる？

主人公が何事かと困惑していると、間髪入れずに佐伯くんが「ああっ！」と絶望の声をあげた。
どうやら佐伯くんが落としたコンタクトを踏んで割っちゃったらしい。さ、佐伯くん、コンタクトだったんだ………(ときめきの音)。

またしても何も知らない大泉洋さんこと主人公が「あれ？コンタクト割れてるね？」と他人事発言をかますと、「おまえが踏んだんだ！ああっ、もう！だから来るなって言ったんだ！」と普段より1.7倍くらい幼い声で怒られてしまった。ソフィにお風呂を掃除されてまじないを解かれたときのハウルぐらい悲痛な叫びだった。

急いで謝ったけど、「コンタクト…。この前割っちゃって、買ったばっかりなのに…。」としょぼくれてしまった。えっ？ちょっとほんとに佐伯くん3歳児みたいな喋り方してるんですけどどうした？？そんなにコンタクト大切だった？マジごめん…。

重ねて謝罪申し上げたけれど、「もういい…。こんな時におまえに会ったのが不運だったんだ。」「ウルサイ。おまえなんかどっか行け。」とそっぽを向かれてしまった。言い方が可愛すぎて全然反省できない。ごめん。
素直に去ろうとすると、「待てよ。」と引き止められた。あっち行けって言ったり待てって言ったり………とんだワガママボーイですね。顔と声がかわいいからって何でも聞いてもらえると思っているのでしょうか。いや何でも聞きますけど(元はと言えば私が悪いし)

どないした？と見守っていると、「俺は近視な上に乱視もひどい」「すごく危ないんだ。裸眼で道歩くの」となにやらぼそぼそ喋り始めた。
あの…「すごく危ないんだ。」の声が、マジで、誇張なくめちゃくちゃ幼くて可愛いので、ほんと、皆さんに聞いてほしい。ほんとに可愛い。何あれ？
主人公が「うん」「それで？」と保育士さんみたいな相槌を打ってると、佐伯くんが顔をちょっと赤くして、目を逸らしながら「メガネ屋…連れてって」と呟いた。

いやなにそのおねだり？？？？？？なに？？？かわいいな？？？なに？？？、？なに？？
コンタクト割られて怒ってあっち行け！って言ったけど、そういえば1人で道歩けない…どうしよう…てなって、結局メガネ屋さんへの案内頼んでくる佐伯くん何？？？？
最初から最後まで可愛いとかいうレベルの騒ぎじゃないんですけどどうしろって言うの？？？？？？マジでそういうところ。佐伯くん。そういうところ。マジ。

感情が追いつかないままイベントが終わってしまい、悶々とした気持ちでゴールデンウィークを過ごした。は〜ッ……佐伯くんマジ…。

ゴールデンウィーク明け、学校に行くと、下校時間にまた佐伯くんに会った。登場キャラが3人しかいないとはいえ遭遇率…🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️頭抱えちまうわこんなん…。
竜子さんとか先生ともたまにある、全キャラ共通下校イベントかな？と思って見ていると、(ちなみに先生は二度誘って二度断られました)
佐伯くんはほっぺを赤くして「…な、なんだよ」と
動揺してた。佐伯くん最近ずっと顔赤いけど大丈夫？？？私のこと好きなのかな？？

「良かったら一緒に帰らない？」とお誘いすると、「…べつにいいけど、あんまり近づかないこと。」と釘を刺された。主人公距離感バグなタイプか？と思ったけど、そういえばこの2人、事故チューして一週間も経ってない。
商店街でコンタクトイベント起きたときは普通に接してたけど、キスしちゃった相手とすぐ元通りなんて普通に考えて無理にも程がある。
主人公、それでも「何のこと？」みたいな顔してた。この子メンタルと忘却能力が鋼なんですけどどんな育ちしてきたんですか？？？

帰り道、「佐伯くんはいつから珊瑚礁を手伝ってるの？」という話題になった。めちゃくちゃ気になりますそれ。佐伯くんの新情報ありがたいです。
本格的に始めたのは高校入ってからだけど中学のころから手伝ってはいたらしい。ええ〜〜〜〜〜ｯｯｯ偉(えら)が過ぎる………。私中学の頃なんてファミレスのスープすらうまく注げなかったよ…。

「それであんなに板についてるんだ」と返すと、「中学のときは皿洗いとウェイターしかやらせてもらえなくてさ」とのこと。いや、中学生で接客できるの立派すぎるよ。折り紙で作った金メダルあげたい。(主人公とお揃いだね🎶)
「でも今は、コーヒーも淹れさせてもらってるし、ときどきブレンドもさせてくれる。」「そうだ！ この間じいさん、俺のことお客に、ウチのバリスタがって言ってたんだぜ。」とめちゃくちゃご機嫌に話し始めてくれた。お店のことになると少年みたいになる佐伯くんヤベたまらんな〜〜〜〜〜😢😢😢😢😢好きだ…。

「バリスタってコーヒーを淹れる人？」と聞くと、「それだけじゃない。…何て言うか、最高のコーヒーを飲ませる人だよ。俺なんか、まだまだだ。」「今は学校があるからなかなか時間が取れないけど、卒業したら勉強して、それでさ、」と興奮したように無邪気にまくしたててきた。た、楽しそ〜〜〜。かわいい〜〜。
「うんうん」と微笑ましく聞いていたら、急に我に返ったのか「……まあ、そんな感じだ。おわり。」と口を閉ざしてしまった。
ほっぺが赤いから、たぶんテンション上がって普段の自分からは想像もつかないくらいニコニコで話しちゃったことが恥ずかしかったんだと思う。もう佐伯くんの虜になるしかないじゃんな？こんなの…………。いい加減にしてほしい。

下校の些細なイベントすらこんなにも最高のときメモGS2、幸福度エグいな〜〜〜ッ。これ…実際にプレイしたら、めちゃくちゃ幸せだろうな〜〜ッ。

5/21(日)、こんだけイベント起きてりゃ少しは佐伯くんも私のこと好きになったでしょ笑と余裕の表情で遊くんに好感度聞きに行ったら全然変わってなかった。超普通だった。＿＿＿＿＿……
まあ彼は安い男じゃないってことだよね。しょうがないしょうがない。解釈一致。

それからまたしばらく竜子さんと下校したり竜子さんと遊んだり、はたまた竜子さんと下校したりしていると、とある日の朝、校門のところで誰かとぶつかってしまった。
「キャッ！」という可愛らしい悲鳴に顔を上げると、まるで少女漫画から飛び出してきたような、浪漫ティックに乙女チックな風貌の女性がいた。

カールしたまつげが縁取るきらめきの瞳、フリルのあしらわれたブラウス。ゴージャスなブロンドの縦ロールと、大きな青いリボンが頭の後ろで揺れている。微笑む唇さえもエレガント。
姫川亜弓さん、もしくはタチミサーカスのミリカちゃんと同じ星の血を引いていらっしゃるのではないだろうか。舞踏会みたいな高貴なBGMすら流れ始めた。
思わず見とれていると、「あなた、危ないじゃない」と注意されてしまった。ホァ〜〜〜、声と口調まであまりにもロイヤル。

「ごめんなさい！急いでたので…。あの、あなたは？」とお名前をお尋ねすると、「わたくしは、花椿 姫子。姫子って呼んでね？」と自己紹介をしていただけた。姫子様…。
1をプレイしていないので詳しくは分からないけど、花椿家はめちゃくちゃ有名なファッション一家らしく、「ファッションのことなら姫子におまかせ♡ いろいろ教えてあげるわね？」と言ってくださった。

浮かんだ言葉も出せずに忘れてしまうようなその迫力に生返事をしていると、「可愛いお返事ね♡ 貴女のことはデイジーって呼んじゃおっかな。」「花言葉は希望。そして無邪気。貴女にピッタリじゃなくって？小悪魔のデイジー♡」と、この方以外には一生呼ばれることのないであろうニックネームが流れるように決定した。姫子様、さてはとんでもないな…？
布教元である友人Aが主人公を「デイジー」と呼んでいた理由がやっと判明した。
響きがcuteなので私もデイジーって呼ぼう。SKETDANCEの生徒会書記、特技は牛乳パズルのデージーちゃんを思い出しますね。

1年目 6月

1-6

6月に入った。
デイジーのパラメータは、学力60、運動58、流行55、芸術59、気配り50、魅力50 になった。
全体的に平等にあげてるつもりなんですけど、佐伯くん必須パラメータを細かくは把握してないので届くか不安です。届かなかったら課金してパラメータ買おうと思います。KONAMIさんよろしくお願いします。

夏になってもなお佐伯くんの遭遇率は高く、また靴箱で会って一緒に帰ることになった。
「一緒に帰ろ！」と誘ったら、めちゃくちゃ嫌そうな顔で「なんで？」と言われたけど渋々承諾してくれた。 一緒に帰ろ、になんで？って返されることあるんだ。新しいご挨拶ですね。

帰り道、「体育祭が近いね。調子どう？」と聞くと、「どーでもいいよ、あんなの。高校生にもなって、運動会もないだろ？」と心底興味なさそうに言われた。
はね学って体育祭って呼ぶの？運動会って呼ぶの？ 結構学校によって違いますよね。佐伯くんの中学では運動会って呼んでたのかな。

運動会マジめんどい系男子佐伯くん、「やりたいヤツだけでチーパッパやってればいいんだ。興味ないね。」とも言ってた。チーパッパって言う人初めて見た。二次元でも三次元でもなかなかいないと思う。佐伯くんがいる限り日本からチーパッパは絶滅しないのでしょうね。ありがとう佐伯くん。
あまりに運動会をこきおろすので「もしかして走るの苦手とか？」と聞くと、「誰に言ってんだよ？ 中学の頃は3年連続でクラス対抗リレーのアンカーだったんだぜ？」とご自慢をいただいた。文武両道才色兼備を体現するなんてさすが佐伯くん…。でも、そこには確かに血のにじむような努力があるのでしょうね。(佐伯くんのお店に対する思いや身の上を知ってから涙腺が弱くなって…すみません)

でも「へえ〜！すごいね！それじゃ今年も？」と聞くと黙り込んでしまった。あれ？地雷踏んだ？
明らかに触れてほしくなさそうにしてるのに、デイジーは聞こえなかったと捉えたのか「今年もアンカー？」と言い直した。もはやわざとやってるんじゃないだろうか。面白いからどんどんやってほしい。
佐伯くんは「べつにいいんだ、あんなの。陸上部の筋肉バカにでもやらせとけば…。」と拗ねたように呟いた。
あっ！！！やりたかったんだね…。でもタイム負けちゃってアンカーできなかったんだね…。だから運動会なんて楽しくないって言ってるんだね…。なんて愛らしいんだ…………。私が自費で運動会開いて佐伯くんをアンカーにしてあげるからね…泣

デイジーはそんな佐伯くんを見て、(なんか、いろいろ屈折してるみたい…)と思ってた。性格がひねくれてる人のこと屈折って呼ぶの初めて聞いた。デイジーってほんとおもしれ〜女だな…笑

下校イベントが終わると体育祭が始まった。
門のところで頑張るぞー！と意気込んだあと、いきなり「競技に参加する」「参加しない」の選択肢が出た。えっ？体育祭って自由参加なの？はば学のフリーダム度すごいな？

参加するを選ぶと、出る競技を「借り物競争」「二人三脚」「パン食い競走」の3つから選ばされた。何も分からないのでとりあえず借り物競争を選ぶと、ミニゲームが始まった。
なんかひとつ借りるもののお題が出て、それに関連する人(例：コーヒーのお題が出たら佐伯くん)をタッチして借りたあと、ゴールに向かってひたすら走ればいいらしい。百聞は一見にしかずという家訓があるから難しいことは考えずCHALLENGEしてみようと思います。

スタートしてお題があるところまで走り、紙をめくると「コーヒー」が出た。えっこれ説明のとこで例に書いてあったやつじゃ〜ん。lucky！
佐伯くんをタッチしてコーヒーを借りると、「ほら、走れ！脱兎のように！」と応援の声をいただいた。脱兎のようにって何ですか？私脱兎見たことないのでお手本みせてもらえますか？
佐伯くんってもしかしてウサギが好きなのでしょうか。愛が溢れるからそういう可愛いとこ出すのやめてほしい。

そのあとゴールまで脱兎のようにひた走り、見事1位を取ることができた。ありがとう佐伯くん！
佐伯くんに1位報告をすると、「1位か、やったな！よろしい、よろしい。」と褒めてもらえた。ヤッター〜〜！！！ なんだよ佐伯くん、運動会なんてやりたいヤツだけでチーパッパしてればいいんだ。とか言ってたくせに楽しそうじゃん😁笑
佐伯くんが嬉しいなら私も嬉しいよ///
そういえばずっと気になってるんですけど、私と佐伯くんって同じクラスなんですか？
1位で喜んでもらえるってことは同じクラスなのかな？でも佐伯くんと会うときいつも廊下とか階段とかだから分からない。クラス表ください。

個人競技が終わるとフォークダンスが始まった。フォークダンスって私人生で一度もしたことがないんですけどはね学では必須科目なんでしょうか？男子と手を繋いで踊るってハードル高いよ。
チーパッパ🎶チーパッパ🎶とご機嫌な音楽が流れ始め、順番が来て佐伯くんと踊ることになった。私が相手だと分かると佐伯くんは「ゲッ…おまえか。」と呟いた。あれ？？？？仲良くなれたと思ったんですけどまだ私のこと友達とも思ってない…感じですかね？？？？笑 そこのところ詳しくお聞かせください。

日プ初回鶴房ムーブをしていると、「気をつけろよな？ ヘンなとこ…ぶつからないように」とちょっと頬を赤らめていた。えっ？？？？これってもしかして事故チュー限定台詞？？？？？？？？え…なに…かわいい…………まだ気にしてたんだ……(ごめん)デイジーがあまりに気にしてなさすぎてちょっと忘れかけてました。フォークダンスすることになって事故チュー思い出しちゃう佐伯くんあまりにも高校1年生＿＿＿＿＿。

佐伯くんの可愛さに浸っているといつの間にか体育祭が終わってた。
翌日が休日だったので遊くんに評価を聞いてみると、あんなにたくさんお話しとか下校したのに佐伯くんの好感度は先月とまるで変わっていなかった。……まあまだ2ヶ月だしっ。泣かないし。
メールが来てたので見てみると、ブティックで浴衣フェアをしますよ〜とのことだった。
浴衣とかもあるんだ……。季節のイベントに対してめちゃくちゃ“ガチ”だなこのゲーム。ものすごく信頼できます。四季を楽しむ方に悪い方はいませんしね☺️

その次の日また下校イベントが起きて、3度目で初めて若王子先生と一緒に帰ることができた。課外授業断りまくってるからって私のこと嫌わないでくださいね先生。
「試験勉強はどうですか？」と聞かれたので「まあまあですかね」と答えたら、「まあまあではいかん！頑張りたまえ！」と怒られてしまった。
えっ？そういうキャラでしたっけ先生？とびっくりしていると、「…今の、「いかん」と「たまえ」が、先生っぽくありませんでした？」と微笑まれた。か、かわいいなこの先生…？？？？？？？？？軽率に好きになってしまうからやめてほしい。

来月は、もっとみんなと仲良くなれるといいな♪(ロコちゃん)

1年目 7月

1-7

7月。佐伯くんの誕生月だ〜！🎉イェイイェイ
デイジーのパラメータが
学力63(＋3)  運動62(＋4) 流行65(＋10)
芸術64(＋5) 気配り52(＋2) 魅力60(＋10)
になった。
佐伯くんの好感度は相変わらず緑(普通)だけど、先月よりちょっとハートが大きくなった。嬉し〜！

7月2日(日)に竜子さんと遊び、休日が終わるとすぐにテストが始まった。デイジーが全教科が終わるたびにピースサイン決めてたから結構良さそう。
結果は総合367点で90位だった。微妙〜！！！
佐伯くんは総合462点で9位だった。すごすぎる。学校が終わったらすぐにお店なのにいつ勉強してるんだろうか。ちゃんと寝ているんだろうか。
ダメだ…佐伯くんが何かを成し遂げるたびに賞賛の気持ちと同時に心配が生まれてしまう。

テスト結果を見ながら「こんなもんかな」と思っていると、佐伯くんが寄ってきて「成績はフツーって感じだな。まあ、がんばれ」と言われた。
えっ、成績に対してコメントくれるんだ。フツーか…まあそうだよね。佐伯くんの81番も下だもの。次は頑張ろう。佐伯くんに褒められたいし😄

テストが終わり、家に帰ってパソコンを開くと、花火大会と海開きのお知らせが来ていた。
え〜〜っ！！！そういえばデートとか全然してなかった！！！佐伯くんと海とお祭り、行くっきゃないじゃん！？！？
さっそく佐伯くんに電話をかけると、「…分かってる。例のことか？」と言われた。えっ//もしかして花火大会、誘ってくれるのかな？//と思ったけど、デイジーが「例のこと？」と聞き返したら「いや、関係ないならいい。…で？」とはぐらかされて終わった。……そうだよね。私のこと友達とも思ってないし、誘ってくれるわけないよね。あ〜あ、私ってほんとバカ！笑

気を取り直して花火大会に行かない？と誘ってみると、「俺とおまえで？なんで？」と言われた。理由問い詰めるの好きだな彼。まあ友達とも思ってない人から誘われたらなんで？ってなるよね…。なんでってこともないけど…と口ごもると、「まあ、いいか。」と了承してくれた。良かった〜〜！！！🎶

浴衣買わなきゃいけないな。お金足りるかな。
…ていうか、ふたりきりで花火大会行ってくれるって、脈アリってこと…？？もしくは私のことマジで全然何とも思ってなさすぎて来てくれるの？？？はァ…佐伯くんのことが分からない。私ばっかり好きじゃん…。まあ花火大会でデイジーのとびきりの浴衣姿披露して惚れさせればいい話ですよね。

次の日の帰り、また靴箱で佐伯くんに出会い、一緒に帰ろうと誘ったらOKしてくれた。いまのところ全部の誘いを受けてくれている。佐伯くん、優しい。
「佐伯くん、もうすぐ誕生日だよね！」と声をかけると、「そうだった。ハァ……。」とめちゃくちゃ憂鬱そうな返事をされた。
嬉しくないの？と聞くと、「この歳で誕生日にピーヒャラ浮かれるのは、お前くらいだ。きっと。」と言われた。あら…誕生日にも屈折しているのかな佐伯くん…。
ていうかチーパッパシリーズ第2弾出ました。ピーヒャラ浮かれるって何？何の音？ラッパ？
ちびまる子ちゃんと提携してピーヒャラ絶滅阻止団体でも運営しているのでしょうか。

デイジーが突然のピーヒャラに動揺しながら「そんなことないと思うけど…」と言うと、「あるんだ。だいたい、誕生日っていうとやたらケーキが…。」と更に項垂れてしまった。
ケーキが嫌いなのかと聞くと、「普段は好きだけど、誕生日は主に女性のお客さんに奢られまくるからしんどい」らしい。顔がいいっていうのも大変なんだなァ。
「断れないの？」と聞いたら、「断れっこないよ。お客さんからのプレゼントなのに。」と、喫茶店店員として最高の答えを返された。何回でも言うんですけど、喫茶店のことになるとどんなことに対しても心から応えようとする佐伯くん、本当の本当に素敵な人。ホロリと泣いてしまう。はやく卒業して、存分に自由に生きてほしい。
私が火影になってからはね学を変えてやりますね。

7月18日、佐伯くんの誕生日プレゼントを買いに行こう！のイベントが起こった。
プレゼントの選択肢は、「貝殻細工の写真立て」「大怪獣大図鑑」「世界のサーファー写真集」のみっつ。
えっ……難しすぎる。写真立てを選んだら「なんだよこれ、何の写真飾れって言うんだよ。」って言われそうだし、怪獣の図鑑選んだら「図鑑でルンタッタ喜ぶのなんて小学生までだろ。」って言われそうだし、サーファー写真集選んだら「サーフィンは写真じゃなくてやるのが好きなんだ。」って言われそう。私に対してのイメージ激悪でごめん佐伯くん。
3分くらい迷ったけど、まあ間違えたらセーブ＆ロードという魔法を使えばいいやと思い、1番上の貝殻細工の写真立てを選んだ。値段は1リッチだった。この世界の物価ってどうなってるんですか？

7月19日、お誕生日当日。女の子に見つからないよう人気の少ない屋上に呼び出すと、「なんだよ？こんなとこに呼び出して。」と不機嫌な顔をしていた。まあそんな態度もこれを見れば一発よ笑と誕生日プレゼントを渡すと、「俺に？なんで？」と心底不思議そうに首を傾げられた。
佐伯くんはマジで私を友達とも認識してないんだな…何回か一緒に帰ってるし花火大会デートも承諾してくれたのに…。泣
ちょっと悲しくなったけど、中身を見たら「すごくいい、俺の好みよくわかってる。大事にする」と笑顔を見せてくれた。プレゼントチョイス合ってたみたい！良かった〜〜！！！😄❤️‍🔥これでまたひとつ仲良くなれたね🎶……なれたよね。

次の日曜日、佐伯くんを海デートに誘ってみると、例の通り渋々ながらも承諾してくれた。海とか好きそうだからOKしてくれたのかな。2人きりで海ってもうそれは友達だと思うんだけどどうかな…//

7月24日、私の誕生日が来た。家のチャイムが鳴ったので開けてみると、竜子さんがわざわざプレゼントを持ってきてくれた。中身はおしゃれなバッグだった。嬉しくて………涙ちょちょ切れそう。
佐伯くんはおめでとうすら言ってくれなかった。あれ？私佐伯くんの誕生日お祝いしたんだけどな…笑

7月30日、浴衣を買ってないことを思い出したのでブティック・ソフィアに行くと、浴衣売ってなかった。大きい店にしかないのか？と思ってショッピングモールに行ったら置いてあった。
こういう細かいところまで…すごいなこのゲーム…。尊敬が止まりません。
かわいい浴衣も手に入れたし、佐伯くんとのデート楽しみだな〜！
あっ、ショッピングのスタンプも30個たまりました。幸先良🎶

1年目 8月

1-8

8月。夏だ！海だ！花火だ😄🎇🏖🐠☀️❗️
デイジーのパラメータが、
学力65(＋2)  運動71(＋9) 流行64(－1)
芸術64(±0) 気配り67(＋14) 魅力70(＋10)
になった。竜子さんと遊びまくってたら運動と気配りが爆上がりした。そろそろ勉強しよう。

8月6日、初めての休日がいきなり花火大会だった。
浴衣を着て駅で待っていると、「あ、もう来てたのか」と佐伯くんが少し遅れて現れた。
し、し、しかも、スカイグレーの浴衣姿。右胸に白と黒の霧雲と満月が描かれていて実に風流。
めちゃくちゃ似合う。めちゃくちゃ似合う。めちゃくちゃ似合う。めちゃくちゃ似合う。めちゃくちゃ似合う。私とのデートで浴衣着てきてくれるなんて…。泣
デイジーが「佐伯くんの遅刻だよ？」と軽く注意すると、「まあな。行くぞ。」と躱された。
遅刻に対して謝りもせず「まあな」って言う人初めて見た…。ときメモGS2、私の人生の初めてをいともたやすく奪っていく。なんて面白いゲームなんだ。

すると突然セリフが消え、右上に「スキンシップ！」の文字が出た。どこを触れば？と焦りながら佐伯くんの肩あたりに触れてみると、小さいハートが10個くらいボワッと現れて、佐伯くんに「落ち着けよ。」と窘められた。
これは…スキンシップ成功？分かんないけど嫌がられなかったから成功ってことにしたいと思います！！！

スキンシップが終わると、佐伯くんがデイジーをまじまじと見ながら「おまえ、それ…。」と呟いた。「うん、浴衣だよ。どうかな？」と聞くと、「…ああ。………うん。」と濁されたので、「あんまり好きじゃなかった？」と言ったら、「好き」と目を逸らして頬を赤らめた。
えっ……？？？？？？？好きって言ったよこの人。そりゃ、あの……浴衣のことだとは思うんですけど！！私に対して好きって……うわ………うわ〜〜〜………！！！！！！！じわじわくるタイプの佐伯くんですねこれ。心臓撃ち抜かれました。

花火まで時間があるからどうしよっかーってしてると、佐伯くんがちょっとテンション高めの声で「縁日見に行こうぜ！」って誘ってくれた。
何〜〜！楽しそうじゃん！ねえ！人混み嫌いそうなのにお祭りは好きなんだ？夏が好きなのかな？それとも花火が好きなの？ねえ？佐伯くん。……佐伯くん？…………………答えてよ……。
縁日を見て回ってると、デイジーなにも言ってないのに「ダダこねてもなんにも買わないからな？」と言われた。「佐伯くん、お父さんみたいだよ…」とデイジーが苦笑いしてた。このカップルめちゃくちゃ可愛いと思うんですけど付き合ったらどうでしょうか？ (野次飛ばし人間)

しばらく楽しんだあと花火の時間が近付いたのでそろそろ移動することにした。
これまた突然２回目のスキンシップが訪れ、左の襟あたりを触ると、ちょっと照れた様子で「着るよ。俺だって、浴衣くらい。」と言われた。
うん………着てくれてありがとう。世界一似合っTERUよ。
画面が暗くなって夜空が映り、花火が何発か打ち上がった。色とりどりでキレ〜。やっぱり夏の風物詩ですよね。今年はなかなか見られなくて残念でした。私が花火になって打ち上がったろかなと思ったもんな…。

花火が終わると、佐伯くんに「これだけ近いと、なんかさ、手が届きそうな気がするな。」と言われた。可愛いこと言うな〜〜！と思ってると、
1.夜空は花火のキャンバスだね！
2.花火の中ってどうなってるのかな？
3.音がうるさかったね
のみっつの選択肢が現れた。これ分かる＿＿＿、選んだやつによって好感度変わってくるやつじゃん。慎重に選ぼう。
まず③は場が白けそうなのでないと思う。
①は「おまえなに言ってんの？」と引かれそうだけど、②は「こんなキレーなんだから野暮なこと考えんなよ」ともっとウンザリされそう。いや…そんなこと言うタイプなのか分かんないけど。

悩んだ末に消去法で①を選ぶと、「まあ…昼に上げても見えないだろうしな。」と冷めた感じで言われた。
普通に印象悪くなった。えっ…ダメなんだ…こういうロマンチックなセリフ…。私は佐伯くんのチーパッパやピーヒャラを受け入れましたけどね。

そのままなんかめちゃくちゃ最悪な感じでデートが終わってしまったので、いままでのことは悪い夢だと思い込んでもう一度8月6日を始めた。
紺の浴衣に身を包み、駅に向かい、遅れてきた佐伯くんを軽く注意し、まあな。と言われ、浴衣を「好き」と言ってもらった。また佐伯くんの「好き」が聞けたのでやり直した甲斐がありました。人生ポジティブにいかなきゃね😁

あとスキンシップ、1回目と同じように右肩を触ったら、目を逸らして照れた顔で「どこ見てんだよ」と言われた。えっっ…なにそのsexyな感じ…。デイジーどこ見てたの？？？？

その後縁日を回り、佐伯くんのお父さんムーブを味わい、花火を見て、あの選択肢が来た。今度こそ間違えるわけにはいかない。
さっきは1番良いと思った①を選んで最悪評価だったから、もしかしてダメだと思ったやつを選べば逆に良いのでは？と思い③の「音がうるさかったね」を選ぶと、
「近いからな。でも、血湧き肉踊るって感じだろ？ゾクゾクした。」と楽しそうに笑ってくれた。(やったね！バッチリ好印象！)というデイジーの字幕が出た。
ええ〜〜っ、これ多分最高評価じゃん…。私、対佐伯くんのセンス皆無かもしれん。辛すぎて泣いちゃう…赤子の如く。

花火が終わり別れ際、先程 ハァ…お前おもんな。マジなんなん？萎えぽよマジックなんすけど…帰るわ…と言われた場面で、「なんかさ…デートみたいだったけど。なんだったんだ、今日？」と言ってもらえた。…これが、成功人生ってやつか…。
家に帰るとなんと佐伯くんからメールが届いてて、「まあ、楽しかったと言えなくもない」と言ってもらえた。おかげで激HAPPYになり悪い出来事すべてを忘れた。単純な脳みそを持ってるとこういうとき便利ですよね🎶✌️

翌日、勉強コマンドを実施しようとすると、突如電話がかかってきた。
竜子さんかな？と思って出ると、なんと佐伯くんからだった。ええ〜〜っ！！！佐伯くんが……私に電話を……！？？(感動嵐滝涙)(感謝感激雨嵐)
いや、しかし迂闊に喜んではいけない。小倉トースト現地に行って買ってこいとかかもしれない。気を引き締めて臨むと、「おまえ今日も暇だろ？天気いいし、海日和だし、これから浜に来ないか？」とお誘いしてくれた。
嘘…………こんなんデートじゃん……まって…………昨日の花火大会で私のこと好きになってくれたのかな…………！？？！？！？(T_T)

行く！と即答すると、「決まり。じゃあ、急いでな。水着忘れんなよ？」「言っとくけど、スクール水着とかいうボケは無し…いや、今時はかえってそういうのも……」とぼそぼそ呟き出した。
なんのこっちゃと思ってると、我にかえってちょっとだけ焦りながら「とにかく、早く来いよ。あ、ほら、じきにビーチ混むからさ。珊瑚礁で待ってる。」と言って電話を切られた。

や、や、やったあ〜〜！！！佐伯くんからの初めてのお誘い電話！！！🎶🎶

ルンタッタ気分で場面転換を待ってたら、頭にオレンジのバンダナを巻き、裸にエプロンをして両手にありえない量の料理を載せて運んでいる佐伯くんのスチルが現れた。
ん？？？なんか…遊ぶ側じゃなくて海の家のお兄さんスタイルだね？😅💦
知らないうちに買い出し行かされてたデイジーが「モヤシとそば玉買ってきたよ！」と声をかけると、「お疲れ！じゃあ次は焼きそば3番テーブル！」と次の指示出された。察した。

デイジーも同じことを思ったみたいで、「…………ねぇ。今日誘ってくれたのって、もしかしてお店のお手伝い？」とおそるおそる訊ねると、
「考えるな。働け。話はそれからだ。」と早口で返された。やっぱりお店のお手伝いじゃん泣泣
でも、急に呼び出すくらい私のこと信頼してくれてるのかな…///と思うと全然もう許せた。私、いつか顔のいい悪人類に騙くらかされて全財産巻き上げられそう。分かっていてもどうしようもないんですよね、顔のいい男は世界の宝なので…。

「さっさと水着に着替えてエプロンつけたら、フロアな。」と続けられたので、「それ、どうしてもやるの？恥ずかしいよ」と言ったら、「恥ずかしくない。水着エプロンの女子高校生が珊瑚礁に与える経済効果を考えろ。」と斬り捨てられた。
目線が変態親父じゃん。デイジーも「佐伯くんのオヤジ！悪魔！」と非難の声を上げたけど、「なんとでも言え。つーか焼きそばはやく持ってけ」と開き直られてしまった。
再三焼きそば！焼きそば！と言われ、デイジーもヤケになって働き始めた。怒りを力に変えたんですね。デイジーいつかペインパッカー使えそうですね。今後に期待が高まります。

…それにしてもデイジー、急にデート装って呼び出されてお店の手伝いさせられても、結局全力でがんばってて偉い。佐伯くんと軽口叩け合うようになったのも最初の冷たさからは考えられないし、佐伯くんもお店にデイジーが入るの反対してたのにお手伝い頼むようになってて…。
ふたりの関係性が確実に変わっていってて嬉しくてホロリしてしまう。

イベントが終わって次の休日になって思い出したけど、そういえば私この日に佐伯くんと海デートする約束してた。
これ…先週のお手伝いイベントの穴埋めのデートみたいにならん？回収完璧じゃない？
自分のスケジュール管理が天才すぎて鳥肌立ちました。改めて自らの天才的行為に触れると背筋ゾクリとしちゃいますよね。
丸井ブン太の血でも引いてるのかな私…。

あとちょっとあの……いまセーブしようとして気付いたんですけど、先週までセーブ画面のアイコンはデイジーと竜子さんのミニキャラだったのに、デイジーと佐伯くんに変わってる。(友好以上でいちばん好感度高いキャラのアイコンになるらしい？)
えっこれつまりあれ…ですよね？佐伯くんと友達になれたってコト…ですよね？笑 えっ…まってめちゃくちゃ嬉しい。ええ…嬉しい…うそ…幸せ…佐伯くんと友達になれたんだ…………………。こんなんもう籍入れる日もそう遠くないでしょ。

ウッキウキな気分で黄色いcuteな水着を鞄に詰めて駅に向かうと、また佐伯くんが遅れてきた。
また遅刻からのまあな。パターンか？と思ってると、「悪い、遅れたな。待ったか？」と素直に謝ってくれた。
ウッ…ウウッ…ウウウウウウ……泣
これが友達パワーなんですね…。佐伯くんが遅刻を謝罪してくれるなんて………。(なにかおかしなこと言ってます？私)

デイジーが「わたしもいま来たとこ。」とデートの常套句を返すと、わざとらしく「もう少し遅れても大丈夫か…」と軽口を返された。
でもデイジーが無言で睨むと「冗談だよ。行くぞ？」と笑ってくれた。
えっもう超仲良いじゃん。大親友じゃん。前世から友達だったと告げられても納得できる距離感じゃん。
感動してたらスキンシップモードになったので、また肩あたりを触ったら、目を伏せてちょっと照れた顔で「手とか繋がない主義だから。」と言われた。
チョ〜〜〜〜〜〜〜〜泣泣 待ってって泣 知らんって泣 聞いてないって泣 なんでそんなに可愛い？？？？ 花火大会(失敗時)のとき手触ったら「触んじゃねーよボケカス」的なこと言われた気がするんですけど…(ショック死したので記憶曖昧です)佐伯くんたまんね〜〜〜わ…。

あからさまに距離が縮まった嬉しさに咽び泣いている間に海に到着したので、着替えてからまた集合することになった。
朝選んだ黄色のビキニを着て出ていくと、水着姿の佐伯くんに「へえ………ん？いや、別に。」と謎の反応をされた。「似合ってないかな…。嫌い？こういうの」と聞いてみたら「…好き……すごく。」と小さい声で言ってくれた。ダ〜〜〜〜〜〜〜泣泣 私も好き〜〜泣泣
ほっぺ赤くしてちょっと微笑んでるのがまた可愛い。たまらない。森田さんの激デカ感情大殴りボイス、やばすぎる。

あまりの尊さに右目から一筋の涙を流していると、佐伯くんに「さてと、どうする？」と聞かれた。
海の家とかパラソルの下でお昼寝とかの選択肢もあったけど、佐伯くんと海に来たんだから泳ぐしかないっしょ！泳ご泳ご！6億キロ泳いで自然に呑み込まれ海と一体化しちゃお！と誘うと、
「だよな！待ってろ。ボディーボード持ってきてやる」と嬉しそうに言ってくれた。やったね！バッチリ好印象！！！✌️😸🔥❤️❗️(絵文字グラデーション)

そのあと2度目のスキンシップに入ったので、いけないとは思いつつ…ドン引かれるかもしれないとは思いつつ…セーブという後ろ盾に頼って己の欲望のままに鎖骨の下あたりを触ると、目を逸らして「見んなよ……エッチ。」と言われてしまった。え、え、え、え、エッチ！！！？？何その反応！？！？というかどの口でそんなことを！？！？エッチなのは私じゃなく佐伯くんの方だと思うんですけどどうですかね！？果たして！？？
これ一生の謎なんですけど、エッチなのって興奮する側なんでしょうか。興奮される側なんでしょうか。私はされる側だと思ってます。もちろん相手がエッチなのをいいことに欲望丸出し行為をしたなら悪いのは100%興奮した側ですが…(唐突な冷静人格)(北村晴男)

スキンシップが終わると、明るい青だった空が夕焼けに変わっていた。けっこう長い間遊んでたんだな…。デート大成功だな…。
佐伯くんも笑顔で「今日、俺、笑ってばっかだ」と言ってくれた。なんかもう佐伯くんが楽しそうにしてくれてるだけで私は嬉しいです。
にも関わらず、佐伯くんは「ちょっと遅いな。送ってやる。」と言ってくれた。えっっ…そんな………花火大会(圧倒的夜)のときはお先。ってスタコラ帰ったのに、まだ明るめな今日は送ってくれるの……？？？友達パワーマジヤベェ…。

3度目のスキンシップに入り、出来心でまた手を触ってみると、なんと、な、なんと、照れ顔で「手、つなぐ？」と言われた。
待ってちょっと待って、待って、待って、聞いてない聞いてない。えっ？？？だって今日の最初のスキンシップのときは「手とか繋がない主義だから」って…え？言ってたよね？え？
もしかしていま私が送ってもらおうとしてる佐伯くんって最初の佐伯くんじゃないんでしょうか？？いや………でもこんな完璧造形美激可愛人間ふたりもいたら世界爆発して全人類バッドエンド迎えちゃうし………。佐伯くんほんと勘弁してほしい………………………手は繋ぎます。

ひとりで興奮してる間にさっさと家に着いてた。Cute Girlデイジーを送り届けてくれてありがとう佐伯くん。「送ってくれてありがとう」と声をかけると、「どういたしまして。…じゃあ、また。」と言って帰って行った。
＿＿＿＿＿＿＿＿「じゃあ、また。」
それってつまりまた誘ってもいいぞってことじゃん………。もうやめてよ。とっくに止まってるよ、私の心臓は。お母さんに言い付けるよ。
部屋に帰ると、また佐伯くんからメールが届いてた。「で？何たくらんでんだ？まあ、いいけど。またな。」とのことだった。

はあ〜〜〜〜〜忙しい忙しい………。8月やばい………。勉強して寝て勉強して竜子さんと遊んで勉強して寝て、遊くんとおしゃべりして勉強して寝て竜子さんと遊んで寝て寝て、だった私の人生、一気に薔薇色になりました。とんでもねェ〜〜泣🌹💫

その後の2週間は死ぬほど寝て死ぬほど勉強してまた色のない日々を送りました。

1年目 9月

1-9

9月になった。夏が過ぎるとせつない気持ちになりますね。
デイジーのパラメータが
学力75(＋10)  運動68(－3) 流行65(＋1)
芸術70(＋6) 気配り70(＋3) 魅力69(－1)
になった。引きこもって筋肉をなくした代償に学力を手に入れました。
あと…ずっと思ってたんですけど、勉強コマンド実行したら魅力が下がるの何？？
勉強を頑張る女の子もとても魅力的だと思いますけどね…。(急にシステムにケチを付けるな)

いつも通り勉強コマンドを実行していると、デイジーが「遅刻遅刻〜っ！」と言いながら校門に駆け込むシーンが始まった。なんかデジャブ。
また姫子さんに出会うのかな？と思っていると、授業のチャイムが鳴り、誰かの「アウトッ！！」の声が響いた。
何事？？と思っていると、3人目のイケメンが現れた。

氷上 格(ひかみ いたる)くん。CV鈴木千尋さん。
少し吊り気味の目に、きっちりセットされた爽やかな青磁色の髪(色をスポイトで取り、いちばん近いものを探しました)。色味めちゃかわいい。
見た目通り、真面目で利発的な男の子。
でもけしてあたまの堅いタイプではなく、冗談に乗ってくれたり、こちらの軽口に笑ってくれたりもするものすごく素敵な男の子…。
この後氷上くんとも恋をしたんですが、友人Aに「氷上くんのストーリー良かった」と聞いていた通り、なんか…関係性というか、仲良くなる過程が微笑ましくてすごく良かったので、氷上くんも全人類仲良くしていただきたいです。かっこいいし可愛いんだけどマジおもしれぇ男でした。

氷上くんはチャイムギリギリで学校に滑り込んできたデイジーをきっと睨みつけ、
「君にも予鈴の音が聞こえただろう？厳密に言えば、君はすでに遅刻している。」と厳しく言い放った。そんなに厳密に言わずとも…泣
「で、でも、走れば間に合うかも…。」とか色々言い訳したけど、「それはまた別の問題だよ。校内で走ることは禁止されている」とすべての言葉を校則という弾丸で論破された。
「でも、あなたは…」と聞くと、「僕は生徒会執行部風紀委員、氷上格だ。」と腕章を見せつけられた。風紀委員って感じするわ〜。

その後べつの違反者を見つけて走り去っていった氷上くんの後ろ姿を見つめながら、デイジーが「漫画に出てくる秀才クンみたい」と思ってると、また「急ぎたまえッ！」と怒られてしまった。デイジーのぼんやりが秋も健在で嬉しい。

氷上格くん、最初の名乗りシーンを間違えてタッチして飛ばしてしまい、2週目をプレイするまでずっと「ひかみかく」くんだと思っていました。この場を借りて謝罪致します。

氷上くんとの出会いを終えると、すぐに若王子先生のお誕生日が来た。
「ナウい言葉辞典」「授業中に描いたマンガ」「忘れ物防止術」の3つがあり、ちょっと反応が見てみたくて授業中に描いたマンガを選んだ。若王子先生、いまのところあんまり絡みなくて謎すぎるから、なにが喜ばれるのか分からない。賭けに出るのも…大切だよね。(人生はバンジーのないジャンプなので)
ていうか3つぜんぶ同価格の1リッチだったんですけど、授業中のマンガ1リッチってどういうこと？？デイジーじゃなくて他の人が描いたやつを買い取ったの？？メ▲カリ？

9月4日の誕生日当日、わくわくしながら先生にプレゼントを渡しに行くと、「あぁ…残念。今朝、教頭先生から、生徒からプレゼントを貰わないようにと注意されたばかりです。だから、ごめんなさい。」と断られてしまった。あっ…受け取ってすらくれないんだ…。
確かに生徒からの贈り物受け取ったらちょっと問題になりそうだしね…。しゃあないしゃあない。気を取り直していこう。

次の日曜日、遊園地にサーキットコースができたらしいので佐伯くんを誘おうと電話をかけると、「もしもし？」「あ、わたしだけど」「番号見りゃ分かるよ。で、なんか用か？」とめちゃくちゃフレンドリーに対応してくれた。私の番号覚えてくれたの？？？泣けてくるね……。
だって最初電話したときは名乗っても誰だコイツ？みたいな反応されたもん………。興奮はしましたけど。
遊園地に遊びに行かない？と誘ったら、佐伯くんはひとつため息を吐いたあと「…ホント、物好きだな。なんか企んでるだろ？」と疑ってきたけど、「まあいいや。待ち合わせは？」とすぐに誘いに乗ってくれた。「遅れたらチョップな」とも言われた。いままでのデート全部佐伯くんが遅刻してたこと忘れちゃったんだろうか。ったく…笑

迎えたデート当日。そういえば過去2回は浴衣と水着に頼りきってて、私服で行ったことがなかった。セクシーと迷ったけど、「無い色気出そうとしてんじゃねえ」とかちょっと言ってきそうだな…と思ったのでカワイイ系の服にした。
いざバス停に着くとやっぱり佐伯くんは遅刻。まあ謝ってくれるようになったからいいですけど…笑(友人の余裕)
最初のスキンシップで肩に触れると、「やだよ。つながないよ、手なんて。」とまた照れ顔を拝めた。いや手には触れてないつもりなんだけど…。佐伯くん、手繋ぎに対する抵抗すごいな。さては恥ずかしがり屋さんだな〜？？😁笑

一瞬間があったと思ったら、「その服さ….。俺、そういうのすごく、なんていうか、その……好き」と褒めてくれた。
良かった〜〜〜！！！佐伯くんはフェミニンで可愛いピュアな服が好みらしい！！あと普段はひねくれてるくせに、褒めるときはしっかり「そういうの好き」って言葉にしてくれる佐伯くん、世界一の男だな…。人間国宝を選定する団体も動き始めてるだろうな。

遊園地に到着し、レースを見に行こうと誘ったらすんなり乗ってくれた。きらきらした目でレースを観戦し、「すごいな、やっぱり本物は…。なあ、俺、レーサーになろうかな？」とか言い出した。無邪気でとっても可愛い。でも怪我が心配だから正直100%賛同はできません。(保護者目線で物言うのやめてもらえますか)
デート選択肢の中から「じゃあ車に珊瑚礁のシール貼ろう！」を選ぶと、お気に召したようで「ハハッ！それ、いいな！チーム珊瑚礁だ！」とゴキゲンスマイルになってくれた。ごめん、正直珊瑚礁の名前を出せば喜んでくれるだろなと思って選びました。でも恋の駆け引きってそういうもんだよね…。知らないけど…。

次のタイミングで2回目のスキンシップが来たので顎をなぞったら、「顔がいいのは生まれつき。」と言われた。ほっぺ赤いから照れ隠しの一種ではあると思うんだけど、顔がいいこと自覚してたんだ………。まああれだけ女の子にキャーキャー言われてしんどくなるほどモテてたら嫌でも気付いちゃうよね。ていうか鏡見るたびイケメンすぎてびっくりしそう。私だったら毎朝腰抜かしますね。それはそうとして顔の良さ自覚してる男めちゃくちゃいいな……………好きだ…………。

その後家まで送ってもらい、「なにたくらんでんだ？」のメールをもらい、3回目のデートは無事終了した。いや〜〜〜これは順調に愛育ってるよ。

翌日、いつも通りなるべく平等になるようにコマンドを実行していると、下校時の校門のところで「今帰り？」と佐伯くんに声をかけられた。えっ何？？とドキドキしながら「うん。佐伯くんも？」と返すと、「ああ。まっすぐ帰るんだったら、その辺まで一緒に行くか？」と誘ってもらえた。
こんなん……こんなん放課後デートじゃん。制服のまま夕日を浴び、伸びる影と同じようにふたりの心まで寄り添っちゃうハッピースウィートタイムじゃん。ハッピージャムジャム最高かましちゃうよこんなん………………。

普段より一歩進んで、お茶して帰ろう！と誘ってみると、「まあ、敵情視察ってことで」という名目だけど乗ってくれた。佐伯くん……ほんとになんでも受け入れてくれる。許容範囲バリ広。
カフェに着くと、佐伯くんへの質問コーナーがスタートした。
とりあえず好きな食べ物を聞いてみると辛いのが好きだと教えてくれた。辛味が好きってよりは「これみよがしに激辛！とか言われるとイラッとするから、いろいろチャレンジしてるうちにクセになった」とのこと。
負けず嫌いすぎない？？そんなところで張り合う？？可愛い人だな本当に。 可愛すぎて逆に……逆にこう………逆にデコピンとかしたくなっちゃうね。ガチでやったら息の根止められそうだけど。
クールで淡々としてるように見えて実は勝負好きなの良すぎる。今日も今日とて佐伯くんへの愛が深まりました。

23日土曜日、佐伯くんを明日空中庭園に行かない？と誘ってみると軽く承諾してくれた。私前日に誘われたら絶対行かないわ………相手のことが相当好きだったら行くけど………つまり佐伯くんもそういうことなんでしょうか？私のこと好きなの？ねえ？佐伯くん？……………返事してよ。

翌日(この世界の休日は電話をかけると一日が終わります)、前回とまったく同じ服を着ていくのはちょっと恥ずかしくてインナーだけ変えて待ち合わせ場所に行くと、なんと佐伯くんがもう来ていた。ていうかデイジーが遅刻してしまった。
「ごめん！待った？」と声をかけると、「いや、いま帰るとこ」と言われた。
うう……佐伯くんのそういう不意に出るワードのセンス、めちゃくちゃ好きだ……………。ぶっきらぼうだけどオモロくて最高………………。
再度謝るとチョップをかまされた。自分が遅れたときはなんのお咎めも受けないくせになんなの！？！？顔と声と喋り方と不遜なところと珊瑚礁に対する真面目な姿勢が大好きなので許しますけど…。

空中庭園に到着し、色とりどりのお花たちを眺めながら「空中庭園か…納得。」と呟いた佐伯くんに冷たくツッコんでもらおうと思って「正確には空中じゃないね！」を選んだら、「確かに！おまえときどき鋭い突っ込み入れるな」と感心されてしまった。エーン、素直で可愛い。
お花よりも佐伯くんが可愛いと言いたいところですが、お花だって懸命に咲いているのだから比べるのは失礼よな。
でもお花より佐伯くんが可愛いです。

1年目 10月

1-10

10月だ〜〜！4月スタートだったのでようやく1年の折り返し。短いようで長い半年だったなァ。

デイジーのパラメータが
学力78(＋3)  運動70(＋2) 流行65(±0)
芸術71(＋1) 気配り75(＋5) 魅力69(±0)
になった。
減ってはないけど上がり幅も微妙。まあデイジーは元々が超魅力的な子なので無問題ですね。

そういえば夏と初秋の服しか持ってなかったので、最初のお休みでショッピングに行くことにした。長袖の服を3着くらい買ったらポイントカードがいっぱいになった。ヤッタ〜〜！！！これをドラゴンボールの代わりにして世界支配しようと思います。

8日日曜日。15日から紅葉狩りに行けるとパソコンで情報を得たので、佐伯くんに紅葉狩りデートしよう！と電話したら承諾してくれた。誘った私が言うのもなんですけど、佐伯くんって断れないタイプなんでしょうか…。嬉しいけど無理してないか心配。
当日、今月買ったばかりのニットの服を着て行くと、また佐伯くんが先に来てた。チョップされた。
スキンシップでほっぺ触ると、「なにニヤニヤしてんだよ？」と言われた。佐伯くんが喋るたびに頬筋肉がダルダルになる呪いにかかってるので、これデイジーじゃなくて画面越しの私のキモ笑顔に言ってるのかな。自意識過剰でしょうか？

山に到着し、登っていくと、一面赤と黄色に覆われて、はらはら紅葉が舞ってた。実に風流ですね。佐伯くんも「すごいな。地面が落ち葉だらけだ…」と感動している様子だった。「赤や黄色の木々が綺麗だね」と言うと、「確かに、よく見ると透き通っててキレイだ」と賛同してもらえた。佐伯くんも…すごくキレイだよ。
デイジーによると選択肢はいい感じらしい。良かった良かった。
紅葉で思い出したんですけど、先日仲良いバイト先の先輩に「和菓子苦手なんですけどもみじ饅頭だけはいけました」って言ったら「昨日のアメトーク見た？」って返された。会話ってものを知らないのかなあの人。

翌週の22日日曜日、今度はバイクレースがあるということで佐伯くんをまた遊園地に誘ったら、二つ返事で承諾してくれた。優しいな佐伯くんは…。
今月末は文化祭があるのでデートは11月にしました。スケジュール管理のできる人間なので😁

勉強に失敗し続けて(佐伯くんに叩かれた)4日後、文化祭のクラスの出し物が喫茶店に決定した。え〜〜！！喫茶店でバイトしてる私めちゃくちゃ役に立っちゃうんじゃない？一躍人気者？
あと文化祭の準備期間2週間しかなかった。結構短いんだね…うちの高校3週間くらいあった気がする。
懐古趣味があるので突然特にオチもない思い出を語りますが、高2の文化祭でハロウィンカフェをすることになり、白ワイシャツを赤い塗料でぐちゃぐちゃに汚して簡易仮装したの、懐かしいな。恨みつらみをすべて発散するかのようにクラス全員で赤塗料まみれになったあの放課後、楽しかったなあ。

29日(日)から文化祭準備期間になって、右上に「文化祭」のコマンドが出てた。文化祭の準備をがんばるためにその日は寝た。やっぱりね、体力がないとなにも出来ませんから。
翌日あらためて文化祭コマンドを実行してみたら、主人公がひとりで校門のところに飾るであろうデカめの看板を作成してた。脚立まで使って…なぜ誰も手伝ってくれないの？男子はデイジーが可愛すぎて話しかけられないのだろうから仕方ないとして、佐伯くんと仲良くしたから女の子に遠巻きにされてるの？🥲  
…いや、被害妄想はダメですね。この世界は美しいのだから。
それから2週間ずっと文化祭コマンドしたけど8割くらい失敗した。何が悪い？この世界？

1年目 11月

1-11

❣️❣️文化祭当日❣️❣️(この絵文字生まれて初めて使った)(そうでもないかも)
校舎内がカラフルな風船やお花で飾り付けられてて、まさにイベントといった感じだ。楽しそう！

そういえば、今月もう1人女の子の友達ができました。
名前は小野田 千代美(おのだ ちよみ)さん。ふちの細い眼鏡をかけ、藤色の髪の毛を後ろでひとつに結んでいる、背の小さい女の子。
生徒会役員の子だからか、学力コマンドを実行しつづけてたら出てきてくれた。真面目で正義感が強くて基本的に敬語だけど、たまに出るタメ口がかわいい。

小野田さんと校舎内で遭遇し、声をかけようとしたけど準備に忙しそうでゆっくり話すことができなかった。がんばれ小野田さん。

またしばらくほっつき歩いてると、佐伯くんに遭遇した。佐伯くんだ〜〜！！❤️‍🔥2週間ぶり！！！！
嬉しくなっちゃって「佐伯くん！」と声をかけると、「タダ働きに勤しんでるみたいだな。コマネズミのように。」と言われた。
ええ……？？文化祭で出展することタダ働きっていう人間います？？？佐伯くんの物の捉え方ほんと意味わかんなくて面白い。本出してほしい。
あと運動会での「脱兎」に続くげっ歯類シリーズがきました。佐伯くんほんと小動物好きだね？かわいいゲージ壊れるからそういうこと言うのやめてくれない？ もっと他の人のこと考えてよ。

コマネズミって名前は聞いたことあるけどなんだ？どういう意味？と思って調べてみたら、「コマネズミのよう(に働く)」っていうことわざがあるらしい。佐伯くん博識…。私、佐伯くんより年上なのに知らなかった…。年上失格だ。もう一度前世からやり直してきます。

「時間あったらうちのクラス出展にもおいでよ！」と誘ってみると、佐伯くんは得意げに目を伏せて「ああ、そうだな。じゃ、俺は優雅に高みの見物…」と言いかけたところで女の子たちに見つかってしまった。
声掛けられた途端「ヤバ…や、やあ！」って人格切り替える佐伯くん。プロ根性ですね。ずっと5歳児みたいなゆるゆるの話し方してたのに、「やあ！」から急にキメキメボイスになるのちょっと面白い。
佐伯くんは女の子たちからウチにも来てよ〜！はやくう〜！と急かされ、「じゅ、順番に、ね？」「ハ、ハハハ…じゃあ、またね。」と困り顔で連れられていった。こんな日なのに大変だなあ。

以上の会話から得た良いニュースと悪いニュースがあるんですけどどっちから聞きたいですか？
分かりました。悪いニュースからいきます。
どうやらデイジーの「うちのクラスの出展にも来てよ」という台詞から察するに、佐伯くんとは同じクラスじゃなかったみたいです。(でもテスト受けるときは隣の席です)(何で！？！？！？)

次良いニュースいきます。佐伯くん、私がクラス出展誘ったら普通に来てくれる。つまり友達。ほかの女の子たちに話すときよりずっと肩の力を抜いた喋り方をしてくれるから嬉しい。
少しは心を開いてくれてるのかな…///
嬉しいことこの上ないですね。

佐伯くんと別れ、担当の時間になったのでクラス出展に入った。クラスメイトであろう女の子たちが制服にエプロンつけて注文を取ってる。いいな〜！楽しそう！この中にデイジーもいるのかな？
クラスの喫茶店にお客さんが増えすぎて(回しきれないかも…！)って慌ててると、女の子たちを振り切ったのか佐伯くんが現れて、「なにキョドってんだ？ ハムスターか、おまえは。」と言われた。
一日に二度もげっ歯類シリーズが更新されるなんて！！ ！貴重な瞬間ですよこれは…。火星調査もグンと進むことでしょう。

人手が足りなくて、と佐伯くんに相談すると、「人手は足りてる。手際の問題だ。効率悪すぎだな」といきなりの辛口コメントをいただいた。ご褒美です。ありがとうございます。

効率といえば、テニスの王子様の乙女ゲームで「柳蓮二」（様々な情報のデータを分析して生きている人）という中学三年生の男子と大人気のラーメン屋さんに行ったとき、店主の働き方を見た柳くんが
「手際が悪すぎますね。しかもこれとこのラーメン、同じ種類なのにもやしの量が違いすぎます」とか言い出した挙句「じゃあお前がやってみろよ！！！」とブチ切れた店主に謝るでもなく「では、お言葉に甘えて」と狂った受け答えをし、店主に変わってラーメンを茹で始めたイベントがあったのを思い出しました。あれ今考えてもめちゃくちゃ頭おかしいと思ってます。
突然来てもやしの量にケチをつけ、お前がやってみろ！！とキレられたら本気で厨房に立ち出す中3男子、さすがに嫌すぎる。(でもあとでちゃんとやりすぎたことを謝って店主と和解してたからいい子です)

テニプリ、顔の良さでいろいろな違和感を帳消しにしようとする悪癖があるよね。おもしろいからオールオッケーですが…。

珊瑚礁の生きる伝説・佐伯くんに「ちょっと手伝ってくれない？」と頼むと、「ゴメン、ほら僕、お客だから。ホットコーヒーひとつ下さい。」とめちゃくちゃ腹立つ返しされた。言い方もわざとらしく気取ってて、鼻で笑ってる感じだった。さすが森田さん…。ほんとに演技が素敵。

するとデイジー、「ケチ！佐伯くんプロなんだからいいじゃん！」と大声で言い出した。
喫茶店のことをバラされそうになって「わっ、 バカ！」と慌てる佐伯くんを尻目にエプロンへと誘導すると、 「おまえなあ…」と呆れた声とともに画面が暗くなっていった。
分かるわこれ。絶対手伝ってくれる。

画面が明るくなったと思ったら、制服に水色のエプロン着けた佐伯くんが「次あそこのお皿下げて」とか「そこ2人で回すな」とかテキパキ指示出してくれてた。さすが……。でも他クラスの生徒を出展に参加させるって許される行為？？先生とかいなかったの？？
と思ったけど運動会すら当日参加の学校なんで多分なんでもアリですね。
しばらく経ってお店が落ち着き、「ありがとう！さすが佐伯くん！」と褒めると、「まあな。俺に仕切らせたらざっとこんなもんだ」と得意げな顔をしてた。かわいすぎる。ていうか手伝ってくれて本当にありがとう。せっかくの文化祭なのにごめんね。
「疲れた〜！コーヒーくれ」「1リッチです」「取んのかよ！」と夫婦漫才を挟みつつ、1年目の文化祭は無事成功で幕を下ろした。
佐伯くん、人とノリが良すぎる。優しい。

文化祭が終わり、初めての日曜日。
デートコマンドが出てたおかげで思い出した。私佐伯くんとデートする約束してたんだった！♡  Happy Days ~LOVE~

ちなみにデイジーのパラメータが
学力84(＋6)  運動71(+1) 流行69(+4)
芸術76(＋5) 気配り81(＋6) 魅力73(+4)
になった。
なんか上がり幅微妙だけど育ってきてるのでいいですね。デイジーはのびしろのある子。偉いねデイジー。

佐伯くんとのデート、ワインレッドのプルオーバーにピンクのニットショールを羽織り、グリーンの巻きスカートで出かけた。色味けっこうとっちらかっててヤバめだけど季節感だけ考えときゃ何とかなると思ってます。

ときメモGS2、夏に長袖着てたり冬に半袖着てると「今何月か分かってる？真逆の世界を生きてる？悪い付いていけねーわ」と好感度が下がるシステムがあるらしいです。作り込みエグ

バス停の待ち合わせに遅れてきた佐伯くんと今日も「今来たとこ」「もう少し遅れても大丈夫か…」「…」「冗談だよ！」のラブラブやりとりを交わし、スキンシップで頬に触れて「顔がいいのは生まれつき。」の最高ドンピシャLOVE名言をいただいた。これがなきゃ始まんないよね🎶

遊園地に到着し、レースがあるから見に行こうと誘ってみたら即賛成してもらえた。佐伯くんレースとか好きそうだもんね😄😄😄❣️(知ったような口きくな)
2回目のスキンシップ、鼻先に触れてみたら「なにニヤニヤしてんだよ？」とからかうように言われた。うわ〜〜〜んやっぱりこの台詞も好きだ……。だって最初は腕に触れただけで触んじゃねーよみたいなこと言われてたのに…。その冷たさも大好きなんだけどね…笑

バイクのレースを見てたら、不意に佐伯くんに「バイクってさ、四輪よりも難しいのかな？」と聞かれた。ごめん…私普通免許さえ持ってないから分かんないや。教習所サボりまくっててこの前そろそろ来いって電話来たし…。
とりあえず「そのぶんスリルがあるよね！」と乗ってみたら、「そうだな。風が直にあたるんだもんな。時間が出来たら免許取るかな…」とちょっと微笑みながら言ってた。
え！佐伯くんバイク興味あるの！え………めちゃくちゃ似合う………うそ…バイカーってかっこいいよね…。私の3次元の推しも見た目は華奢で色白で黒髪の大人しい青年って感じなのにバリバリバイク乗るんだ…。ごめん突然推し語りして。
ていうかこれ、もしかしていつか佐伯くんのバイクの後ろにデイジーが乗ってるスチル来ます？(夢を持つのって、大事だよね)

3回目のスキンシップ、顎をなぞると照れた顔で「やーめーろ！」と怒られてしまった。そんなめちゃくちゃ可愛い顔で怒られても全然やめようと思わない。やり直し。私になんの興味もない冷たい顔でため息吐いてほしい。でも無理だよね…佐伯くんどんな顔しても可愛いし、もし冷たい顔をされても可愛いなと思っちゃうし、顔面が良いせいで…。ホントに顔面がいいな。前世で国救った？

遊び終わり、遊園地の出口で佐伯くんがすごく爽やかな笑顔で「今日、俺、笑ってばっかだ。」と言ってくれた。学校では疲れた顔ばっかり見てたからこうやって笑ってくれて嬉しいことこの上ないよォ🥲😢😭
4回目のスキンシップ、左腕の近くを触ってみると、「いいよ、寄っかかっても」とまたまた照れた顔で言ってくれた。目も逸らしてた。いやもうほんとさ〜〜〜〜〜！！！こんなにかっこいいのにあんまり女の子とのスキンシップに慣れてないというかすぐ照れちゃうの可愛い！！！！！！もう！！！！！！寄っかかっても良いって何？そんなに傍にいることを許してくれるの？？？電車が急停止してバランス崩したとき咄嗟に腕掴んで「危ないな…。いいよ、寄っかかっとけよ」って言ってくれるタイプじゃん？佐伯くんほんとに勘弁してほしい 色々と(※全て幻覚)

「遅いから送ってく」と言ってくれて5回目のスキンシップ、手に触れてみると「手…つなぐ？」と言ってくれた。たまんね〜〜〜なほんともう繋ぐ繋ぎます繋がせてください えっ…無理…佐伯くんと手繋ぐとかドキドキしすぎて死んじゃうから無理…..。触らないで。
当たり前のように言ってくるけど手繋いで帰るとかそんなんもうラブラブカップルだからね。
そのまま家に着くまでフェードアウトしてったけど繋いだの？これは繋いだの？ねえ…繋いだの？！？！？＿＿＿＿誰も教えてくれない。

家の前で本日最後のスキンシップ、目を見つめてみると「おまえ、はしゃぎすぎ。疲れたろ？」と言われた。なぜかまた目を逸らして照れてた。そんなこと言って佐伯くんだってはしゃいでたじゃ〜ん！！なあ！？笑 楽しかったな？佐伯くん？なあ？ なあ？佐伯くん？なあ？
はしゃぎまわるほど楽しいデートだったんだな…。相性バッチリじゃん😁✌️🎶

いや〜久しぶりのデート、通算6回もスキンシップしちゃいました。このスキンシップの回数ってランダムなのかな？めちゃくちゃ触っちゃった気がする。 ごめんねベタベタ触って…でも佐伯くんも嫌がらないからさ？嫌だったら嫌って言ってね？

翌日からまた勉強に励んでると、とある日に学校の体育館の画面になった。生徒会選挙の日らしい。うわ〜懐かしい、中学であったなこんなの。
生徒会長に立候補した氷上くんのスピーチが始まったのだか、「私語を慎みたまえ」「自分だけじゃない、と考えてルールを守れない生徒が多いのではないか？」とド正論をぶつけた結果、生徒の反感を買ってしまい、氷上くんは生徒会長に選ばれなかった。
廊下で氷上くんを見かけたので声をかけてみるとひどく落ち込んだ様子だった。そりゃそうだよね…氷上くんは心から学校や生徒を思って正しさをぶつけたのにそれが逆に皆を怒らせちゃって、正しさとは？ってなっちゃうよね。

氷上くん、「正しいことを言っても理解されない。…まあ、いつものことなんだけれど。僕が間違っているんだろうか？」「また嫌な奴だと思われたかな…。でも、自分の考えに嘘はないし…。結果は結果として受け止めなきゃな。」と目線を落としながら呟いてて心が辛くなった。彼にこんな切ない顔をさせるな！！！誰のせい？この世界か？
彼と仲良くなればこのイベントは防げたのだろうか。こんなん見ちゃったら氷上くんを幸せにしたくなっちゃうじゃん………。ごめん、氷上くん。ちょっと待っててね。いつか必ず……。

モヤモヤした気持ちのままセーブしてたら、セーブアイコンが佐伯くんから竜子さんに変わってた。あっ！？えっ！？もしかして佐伯くんに嫌われた！？！？！？とめちゃくちゃ焦りながら遊くんに評価を聞いてみたら、佐伯くんの評価が下がったんじゃなくて竜子さんが私を好きになってくれただけだった。よ、良かった〜〜！！！
竜子さんとの友情も順調に育まれてて人生薔薇色って感じです😄💖
そして遊くんは今日も超絶可愛かった。季節問わずかわいいんだな〜遊くんって。

翌日、下校時間に先生に会ったので一緒に帰りましょ！と誘ったら、「まだ学校に用事があるので帰れないです」と断られてしまった。先生全然私と関わってくれない…と切なくなったけど、私もたまにある先生の課外授業のお誘い断りまくってるから仕方なかった。いつもすみません先生。

23日、木曜日だけど祝日だったから佐伯くんをデートに誘お！🎶と思って電話で臨海公園に誘ってみると、「ああ、悪い、なんか気が進まない。パス。」と言われた。う…嘘………………断られた…。佐伯くん臨海公園嫌いだった？それとも私が嫌いだった？ 正直受けてもらえると思ってました。
こういう思い上がりが自分を苦しめることになるんだよね。……ほんと、私って馬鹿。
でもこういう行きたくないとき、「用事ある」とか嘘つかず正直に「気が進まない」っていうの、信頼おける。

そしてまあ私にはロードという魔法があるのですぐ木曜日の朝に帰ってきた。え？いまなにかありました？分かんないなちょっと…………。
電話で次の日曜日水族館に行こう！と誘ってみると、「ホント、物好きだな…」と呆れた感じだけど受けてくれた。やった〜〜！！佐伯くん相変わらずフッ軽だなあ！！！

26日日曜日、前回のデートからスカートだけ変えて待ち合わせのはばたき駅に向かうと、佐伯くんもう来てた。長袖のライトグレーのシャツに、ネックラインと両肩と右胸部分にのみ黒いラインが入った、氷帝学園のユニフォームをモノクロにしたみたいな服を着てる。ラフな感じで…イイネ！
遅刻を怒られながら早速最初のスキンシップが起きた。目を見つめてみると、「や、やんのか？上等だ。」と言われた。顔が赤いよ佐伯くん。きっと照れ隠しにそういうこと言ってきてんだな…。可愛いな佐伯くんほんとに…………。やんないよ。

水族館の入口で2度目のスキンシップ。嫌がられそうだなと思いつつ唇に触れてみると、「なっ……キス魔かおまえは！」と目を見開いて真っ赤な顔で言われてしまった。えっっっデイジーマジでキスしたの！！！？？だ……大胆だ………。えっ？このセリフって事故チューしないと聞けないやつだったりする？？？いや…うわあ……めちゃくちゃ照れてるけど嫌がってなさそうな佐伯くんも佐伯くんよ？？？ あーーっっ…かわいい………。
でもスキンシップモードが終わった途端スッと真顔に戻られて笑ってしまった。

水族館に入ってお魚さんを見ていると、「いいな…ここにいると、海の中みたいだ。」とすごく穏やかな顔をしてた。やっぱり佐伯くん海が好きなんだなあ。私はクジラに飲み込まれる夢を見てから若干深海恐怖症になっちゃったけど佐伯くんとなら海に行きたいな。でも…魚って正面から見るとめちゃくちゃ怖そうじゃない？水中でふと顔を上げて魚と目が合ったらちびるかもしれん。ダイバーさんマジ尊敬する。
「あっ、きれいな魚だよ！」と水槽を指さすと、「あぁ、スズメダイ…だな。俺も好き。」と言ってくれた。見ただけで分かるんだ！？すごいなあ。ときメモ界のフータとお呼びしても？今度化石掘り起こしたら佐伯くんに見せてみよう。

夕方、水族館の出口で「今日俺笑ってばっかだ」をいただけた。これを聞くためにデートしてるとこあるよね。佐伯くんが笑うと世界が輝くので。この世界は佐伯くんで溢れるんだよ…(微笑)
スキンシップ、また調子に乗って唇に触れてみると、「あっ……！おまえっ、今…」とまた真っ赤になった。か、か、かわいい………。すぐ唇に触れちゃう無節操な女でごめん…。これでまだ好感度「友好」なのマジ？好きとかときめきになったらどうなっちゃうの？これ……………。

家まで送ってもらい、最後にええい！ままよ！とまたもや唇に触れたら、「なにがしたいんだ、おまえは。」と青いハートが出て好感度の下がる音がした。あ……そりゃそうだよね。1日に3回も触っちゃうのはやりすぎだよね。調子に乗りすぎました。ごめんなさい(ｶｰｯ)…………。
羞恥で顔を真っ赤にしながら部屋に戻ると、佐伯くんから「おまえ触りすぎ、つーかはしゃぎすぎ。俺もだけど」というメールが来てた。
デイジーによると「やった！佐伯くん、すごく喜んでるみたい！」らしい。あっ、最後の失敗あんまり響かなかったみたい！！良かった〜！！😄

翌日、学校の帰りに竜子さんから「一緒に帰ろう」と声をかけてもらった。承諾すると「ツレができて嬉しいよ。」と言われた。どこの組の姉御なのでしょうか？？私も嬉しいです竜子姐さん。

また翌日、急に教室の画面になった。デイジー、当番だから早く学校に着いたらしい。早起きしてて偉い！かわいい上にしっかりしてて偉い。デイジー。…好き。ハハッ！(昔の焼きおにぎりのCMの五郎丸選手)
「一番乗りかな？」と思いながらドアを開けてみると、衝撃的な光景が飛び込んできた。

中には既に佐伯くんがいたのだが、

なんと＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿眼鏡をかけていた。

佐伯くんが眼鏡をかけているスチル。佐伯くんが眼鏡をかけている。眼鏡かけてる。佐伯くんが。眼鏡。佐伯くんが。かけてる。

佐伯くんが眼鏡をかけている。

太めの黒縁眼鏡。左手には単語帳を持っている。私にはまだ気付いてないっぽい。
ていうかまって。佐伯くん。眼鏡かけてる。かっこいいとかいうレベルの騒ぎじゃない。似合う。超似合う。待ってもう…好き…好き〜〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
好き好きオブザイヤー大LOVEカーニバル………………こんなことある？？？ただでさえかっこいいのに眼鏡まで似合っちゃうの何？かっこいいから眼鏡が似合うのか？ん？もう分かんなくなってきた。かっこいい。ええ…………めちゃくちゃかっこいい………。ええ！！！？？！！！？？？めちゃくちゃかっこいい！！！！！！！！！めちゃくちゃかっこいいよ〜！！！？？？

アレっ、ていうかやっぱり佐伯くん同じクラスだったの？でも文化祭のときは他クラス感出てたような…。あれ？どういうこと？
いや、佐伯くんがかっこいいので深くは考えないことにしよう。多分この日だけ同じクラス、もしくは文化祭のときだけ他クラスだったんだな。~TERU MAGIC~

デイジー、そんな佐伯くんを遠目から見て何を思ったかというと、「メガネかけてる！わあ、珍しい…」だけだった。嘘でしょ？？？？？
デイジーの何事にも動じない強さが好きだけど、これに関しては分からない。だって佐伯くんの眼鏡姿、一国や二国軽く落とせてしまえるくらいかっこいい。ていうかコンタクトなのに勉強するときだけ眼鏡かけるタイプなの？こんな朝早くから勉強してるの？もうなんかもう偉すぎて何も言えん………好き………………。3兆出資したい…。

デイジーが机にぶつかったのか物音を立ててしまうと、佐伯くんはようやくデイジーに気付いたみたい。
「ん？」と顔を上げてこちらの姿を認めるなり、「おまえさ、黙って見てんなよな。趣味悪いぞ。」とちょっと呆れた声色でお小言をもらってしまった。ご褒美以外の何物でもないです〜〜すみませんが…………………………。

謝りつつ、どうしてこんな早い時間にいるのか聞くと、「昨日の夜、仕入れのチェックが多くて、授業の予習できなかったんだ。店にいるとつい仕事しちゃうし。」とのことらしい。
いや……普通に言ってるけど毎日授業の予習してるの……………？？？？佐伯くんマジで努力型だ…すごいよ……えらいよ………お店のことも学校もめちゃくちゃ全力で取り組んでて偉い。こういうところ心から尊敬する。
デイジーが「学校とお店の両立大変だね」と言ったら、「別に。勝手にやってるだけだし」とさも当然そうに言ってのけた。自分で選んだ道を一切手を抜かずにやり遂げる姿勢が世界一かっこいい。顔や声ももちろんだけど、心が最高に素敵なんだ………。好きにならざるを得ない…。

「メガネ持ってたんだね？びっくりしちゃった」と言うと、「目、悪い奴はフツー持ってるだろ？本読む時はこっちのが楽なんだ。」とどことなくムッとした口調で言われた。え〜〜ッなんか不満そう？可愛いね？どした？お腹空いた？アルフォート食べる？買ってくるよ。
「なんで普段コンタクトなの？」と聞くと、「だって……なんかカッコ悪いじゃん。メガネ。」と気まずそうな顔をしてた。カッコ悪いわけないだろうが！！！！！！！！！自分の顔面偏差値理解した上で物言ってる？？佐伯くんマジでカッコ悪くなる方が難しいと思うよ。
いや…自分じゃなくてメガネそのものをカッコ悪いと思ってるのかな。エーン、高校生っぽくてめちゃくちゃ可愛いから最高。何しても最高。存在してくれてありがとう。

似合ってたよ、と心からの感想を伝えると、「似合ってないんだ！ 」「あぁ、もう、あっち行けよ！みんなが来る前に終わらせんだから！」と怒られてしまった。もしかしてこれ佐伯くんのちょっとした反抗期を体験できるコーナーですか？

そこでイベントは終わったけど、いや……みんなが見てないところで努力してる佐伯くんほんとにかっこいい。見える部分をかっこよく繕うことは誰にだってできるけど、見えない部分まで磨いてて偉い。それもこれもすべては珊瑚礁のためなんだよなあ。すごいなあ。
激デカ台風が来たときは私が悪魔に魂を売ってでも珊瑚礁を守ってあげたいなと思いました。

1年目 12月

1-12

楽しいイベントで溢れてる12月になりました！！クリスマス！！！年末！！！………ええと……………
……………クリスマス！！💖💖💖
佐伯くんとの仲を深めるチャンスだ。頑張ろう。

デイジーのパラメータが
学力87(＋3)  運動73(+2) 流行75(+6)
芸術78(＋2) 気配り86(＋5) 魅力75(+2)
になった。
…遊びまくってたせいであんまり変わってない気がする……。…今月から本気出すので！😁

12月入ってそうそうテストだった。デイジーピースしまくりで結構良さそう。
結果見てみると、なんと学年で14位になってた！すごい！すごいよデイジー！！だって前回90位とかだったよ！！！大躍進…………。偉い。
ちなみに1位は氷上くんで、佐伯くんは12位。
ちょっとずつ佐伯くんに釣り合う女の子になれてきてるんじゃないだろうか。佐伯くんも私にだんだん心開いてきてるし？ねえ？佐伯くん？ねえ？

佐伯くんが「やるな…。」と声をかけてくれたので嬉しくなってると、「やめろ、馴れ合いは無しだ。上位常連組はそう甘くないぜ？」と悪い笑顔で言われた。佐伯くんここでも負けず嫌い発揮してるの？？？かわいいね？？？？
学年1位も見えてきたのでトップを目指そうと思います。佐伯くんと一緒に1位取りたいな。

次の日曜日、佐伯くんにデートのお誘い電話をかけた。佐伯くんの「もしもし？」の声、ちょっと気だるげで素な感じがたまらなく良い。寝転びながら電話してそう。(佐伯くんてゴロゴロするのかな)
以前のリベンジとして臨海公園に誘ってみると、今度は受けてくれた。良かった〜〜！！！なんで前断られたんだろ？？？ まあいいや。未来だけを見ていよう。

17日、デート当日。服を6着しか持ってないので同じやつばっかり着ちゃう。
待ち合わせの駅に向かうと佐伯くんまだ来てなかった。しばらく待つと、緑がかった海のようなコスミックのインナーにファー付きの黒いコートを着た佐伯くんが現れた。この服めちゃくちゃ似合うな…かっこいいな……………好きだ。(囁き)
でも鎖骨が見えてるから隠してほしい。誰に取られるか分からないので。
もうちょい遅れても大丈夫か…ハハ！冗談だよ！行くぞ！のいつも通りのやり取りを交わし、服を褒めてもらったのち、臨海公園へ向かった。毎回同じやり取りしても笑えちゃうくらい仲良しなんだな…(微笑み)

到着して、煉瓦路か展望台の選択肢が出たので、なんとなく煉瓦路歩くことにした。
スキンシップでまた懲りずに唇に触れると、少し照れた顔で「ちょっと、あったかくなった。」と言われた。か、か、か、かわいいなあ…………！！！？？？？！？！？かわいいなあ？！！！？？これ多分冬限定のセリフなんだろうな。あったかくなったか。良かった良かった……。例え寒波が訪れようと私が佐伯くんをあたためるからネ….。Hot Love Heart。

煉瓦路を歩いてると、「なんかさ、この辺り、開発が進んでるよな。」と言われ、
①「おしゃれな場所だね！」
②「こんな場所、他にもできないかな？」
③「自然が減っていくのはイヤ！」
の選択肢が出た。
む、む、難しい……。佐伯くんオシャレなイマドキ男子って感じするからそういう系でいったほうがいいのかな。でも海大好きだから自然を大切にした方がいいの？？？分かんないよ…難しいよ佐伯くん………。

でも波の音がするし、ここは自然大切アピールをしていこうと③を選ぶと、「なんかな…海から見て、海岸線が変わっていくの、やっぱ、寂しいしな。」と同意してもらえた。良かった〜！少なくとも最悪選択肢ではなかった。
佐伯くんの基準って海が多いよな…。一貫性があってブレないところ、素敵。好き。

その後何回かスキンシップがあったんだけど、前回のデートと同じとこ触ったから同じセリフだった。失敗が怖くて冒険できないけど、もっと色んなとこ触ってったほうがいいのかな？？

家の前でのラストスキンシップ、首に触れてみると、「うん、いい具合に疲れた。」と笑ってくれた。佐伯くんの笑顔なんてなんぼあっても良いですからね。
ウキウキで部屋に戻ると、また「おまえ触りすぎ、つーかはしゃぎすぎ。俺もだけど」と最高評価っぽいメールもらえた。良かった〜💖💖💖
佐伯くんが楽しんでくれると私も嬉しい。愛が心に溢れます。

ちょっとストレスが溜まってきたのでその後1週間は寝て過ごした。寝るコマンド選ぶと、デイジー学校でも永遠と寝ててウケる。健やかな子だね😁

23日土曜日になった。あともう少しでクリスマスだ！！！！！！もしかしてクリスマスデートとか出来ちゃったりするのだろうか？？期待大ですよこれは。

そういえばメールに着物フェスの開催予告が来てたから買いに行こう！と思ってお店に行ったら、お金が無くて買えなかった。振袖、300リッチもした。佐伯くんの誕生日にあげた写真立ての300倍の値段なんですけど？？？？
写真立てが300円としても9万円する。ま、まあ……振袖ってそんなもんだよね…。しょうがないしょうがない。
気を取り直して普通に買い物しようとブティック・ソフィアに向かうと、ドレスコードのあるお店に着ていけそうな綺麗な服が売られてた。何に使うかは分かんないけどなんか必要そうだから買っとこう。

家に帰ると、パーティーがあるから交換用のプレゼントを買いに行こう！というイベントが起きた。カレンダー見てなかったけどクリスマスパーティーあるんだ！？めちゃくちゃ楽しそう。ドレスもそのためらしい。買ってよかった〜！
ていうか学校でドレスコード有りのパーティーってはば学ってもしかしてお金持ちしか通えない高校なんだろうか。私が知らないだけで普通やってるものなのかな？

プレゼント、選択肢が10個以上あった上にセーブも出来なかったから攻略サイトに頼ってしまった。…すぐ考えることを放棄する。私の悪い癖ですね。
しかも佐伯くんが喜ぶプレゼント、「木製恐竜クラフト」らしい。小学生男児？？？？かわいいな佐伯くん？？？？恐竜作って遊んじゃうのか？ワクワクさんなのか？佐伯くん。私ゴロリやろうか？

その後すぐパーティー当日になった。
昨日買った、ウエストの部分に大きめのリボンが付いた白いドレスを着てパーティーに向かうと、たくさんの料理が並べられた体育館らしき場所が、きれいに着飾った生徒で溢れかえっていた。めちゃくちゃ楽しそうじゃん…マジモンのパーティーじゃん…私服で来なくて良かった。

教頭先生のスピーチで乾杯したあと、竜子さんが「メリーだね」と話しかけてくれた。
メリーだねって何？？？？？？メリーだけども……メリーだねって話しかけられた経験無いので戸惑ってしまいました。竜子さんの世界では「メリー」がクリスマスの挨拶なんですね。メリーだね、竜子さん。
竜子さん、襟元と袖口が柔らかなフリルになった黒いドレスを着ている。金の大きめなイヤリングも合わせてめちゃくちゃ似合う！大人っぽい！素敵！エレガント！絵にも描けない美しさ！

竜子さんはデイジーのドレス姿を見て、「色っぽいじゃねえか、今日のアンタ。」と目を細めて笑いかけてくれた。な、な、なにその笑顔……イケメンが過ぎない？？？竜子さんもめちゃくちゃ色っぽくて綺麗です……………。

竜子さんと別れ、しばらくパーティーを楽しんでいると、佐伯くんが話しかけてくれた。
向こうから話しかけてくれるなんて………泣
佐伯くん、胸元の開いた黄色いシャツに黒いネクタイを締めて、ネイビーのジャケットに身を包んでいる。に、似合うな〜〜！！！クリスマスでも変わらずビジュが最強。

佐伯くんもデイジーを見て、「…ドレスだ。」と言ってくれた。少し顔を赤くしてて、言い方もなんか……なんか…なんて言うんだろう…いつもより幼くて舌っ足らずな感じ。何もう？？かわいい。可愛さでもキレる人は一定数いるから気を付けてください。

ドレスどうかな？と聞いてみると、「え？あぁ、まぁ…、似合わないでもない。」ともにょもにょしたので、「どっち？」と言うと、目を伏せて「……似合う。」と素直に褒めてくれた。
佐伯くんのさ〜〜！！！この…最初はツンデレかましてくるけど、デイジーが強めに出たら素直になる感じ？！？！良すぎる。たは〜〜〜〜ッ、かわいい！！！私がケトルだったら愛しさのあまり一瞬でお湯沸かした挙句蒸発までさせてたよ。

しばらく話したあと、佐伯くんは王子様ボイスで「じゃあ、またね？」と愛想良く微笑んだあと、私にだけ聞こえる声で「あんまり食べすぎんなよ？」と意地悪く笑ってくれた。はあ………佐伯くんと過ごす聖夜、最高。

次にプレゼント交換会の時間になった。来ている生徒全員で持ち寄った中からランダムでプレゼントが選ばれるらしい。規模壮大すぎない？？？？
「せっかくだから佐伯くんのプレゼントが回ってきて欲しいなあ」と願っていると、サンタさんがプレゼントを渡してくれた。
開けてみると、「イルカ型つぼ押し君」とかいうものが入ってた。つぼ押し君…。イルカの形の…。渋いのか可愛いのかよく分かんねーな！(石田たくみ)(1988年7月6日生まれ)

それを眺めてると佐伯くんがまた近寄ってきて、「おまえ、いいの引いたぞ。それ、俺が出したやつだ。」と教えてくれた。佐伯くんどんな気持ちで買ったの？このプレゼント。絶妙に意味分かんなくてかわいい。
そして佐伯くんの引いたプレゼントはまさかのデイジーが出した恐竜クラフトだったらしい。この人数の中でお互いのプレゼント引き当てるって運命と呼ぶほかなくない？？？？？もしくはあのサンタさんこのカップリング推しだったのかな。

お互い間接的にプレゼント交換したことが分かると、佐伯くんはちょっと笑いながら「なんか、ずいぶん遠回りしたな。直接渡せばすんだのにさ。」と言った。
………このセリフやばくない？？？？直接渡せばすんだのにさ、ってお互いにプレゼントし合うのもやぶさかではないってこと？？？来年は2人きりでパーティーしようぜってこと？？？？これから先も一緒にいようなってこと？？？
佐伯くん、そういうところが命取りだと言ってるのに………………。フゥ(大ため息)

そして佐伯くんは恐竜クラフトを「俺用って感じだ」といたく気に入ってくれた。
こうして佐伯くんとの運命の悪戯にときめきつつ、2006年のクリスマスイブは幕を閉じた。
…私の世界では、あと数ヶ月で2021年のクリスマスが来ます。
時の流れって、すごいなあ。

31日、大晦日。アルバイト頑張ったな〜と1年の振り返りをしていると、遊くんが「おねえちゃん、何してるのー？」と突然家に来た。かわいい！！！！年末もかわいい！！！！！この調子じゃ来年もかわいいぞこの子？？大丈夫か？？
その後遊くんと一緒に例の赤白のアレを見て、年越しそばをすすって過ごした。
はあ………………こんな可愛い子と過ごす年末、そうそう味わえるもんじゃないよ。年越しそばもさぞ美味しいことでしょうね。
年末に運使い果たした気がして怖いけど、来年はも〜っといい年にしようね！ハム太郎！聞いてるか？ハム太郎

1年目 1月

1-1

年開け、みんなから年賀状が届いた。そんなことまであるんだ？？？ほんとにすごいなこのゲーム？？
佐伯くんからは、朝焼けの海のイラストの年賀状。メッセージ書いてないところも佐伯くんっぽくていいなあ。素敵だなあ。

先生からは、元素記号の背景に(？)お餅をアルコールランプで炙っているイラストが描かれた(？)年賀状。マジですべて分からないので気にしないことが賢明な気がする。

竜子さんからは、イノシシのイラスト付きの和風な年賀状。シンプルでかっこいい！
小野田さんからは、梅か桜のイラストに手書きでメッセージが書いてある年賀状。

今時こうやって年賀状送り合うのも減ってきたよなあ〜、なんだか切ない気もしますね。でもSNSで気軽に人と繋がれるのも素敵なことですよね。

ちなみに私は一度に6人の友人に年賀状の宛名の漢字を間違われたことがあります。そんなことある？まあ…友達とはいえ漢字で名前を書く機会なんてそうそうないしネ。仕方ない…よね。

そういえば氷上くんから年賀状来なかったんですけど？？？私のこと嫌いなのかな氷上くん。悲しくなってきた。
一人で泣いてると突然電話がかかってきた。少し期待しながら出ると、期待通り佐伯くんからの電話だった。はい今元気6億倍になりました〜〜アンパンマンさんは100倍でしたけど自分その600万倍いかせていただきます……笑    

電話に出ると、佐伯くんは「もしもし？俺。」と言ってきた。俺。で分かってもらえると思ってるの？そんな関係値だと思ってるってこと？私のこと大好きなの？私も大好きです。
新年の挨拶を交わしたあと、佐伯くんが「なあ、初詣行かないか？」と誘ってくれた。
………私のこと大好きじゃん……………(ごめん)初詣一緒に行くのはもう恋人なんよ…………。高校生ならまだ恋人とすら一緒に行かんかもしれんのよ………..。どんな関係？？？

行く！と即答すると、「オッケー。じゃあ、ちょっとしたらそっち行くから」と言われた。佐伯くんお迎えまで来てくれるの…？？？最高人間じゃん……。こんなことなら借金背負ってでも振袖買っとくんだった。どうして私はタイムトラベルができないんだ？このダメ人間め…。
とりあえずあったかい格好していこう。

しばらくして佐伯くんがお家に来てくれた。
「行こう。これ以上ここに居ると、外に出んのイヤになる…。」と言ってた。「行くぞ」って言いそうなのに「行こう」なのめちゃくちゃかわいい。もしかして佐伯くん寒いの嫌いなタイプなんだろうか。なのに初詣誘ってくれたの？もう……これ以上好きになるの怖いのでやめてほしい。私の心臓をどうする気なんだろうか彼は。

私事ですが、外から晩ご飯のいい匂いがしてきました。お隣さん、今日は焼きそばかな？おいしそう🎶

神社に着いた。鳥居のところで溢れかえる人々を見た佐伯くん、「混んでるな…。よし、頑張れよ！」とすべてを丸投げしてきた。「佐伯くんも行くの！」と怒ると、「あぁ…………」と絶望の声を上げていた。人混みも嫌いなんだね佐伯くん。そんな感じするね。
でも！初詣に！誘って！くれたんだね！！！人混み＜私と初詣 ってことだよね！！！！ありがとう！！！！世界！！！！！！！！！(地盤を揺るがすほどの大声)

お参りするときに「今年は何をお願いしようかな？」で恋愛成就、健康成就、学業成就のみっつの候補が出た。うわっっ、強欲の壺なので全部叶えてほしい。
正直恋愛成就したかったけど、浮かれポンチ野郎だと思われたくなかったので学業成就にした。
佐伯くんと一緒に学年トップ取ろうねって約束もしたし………//// 妄想の中で。

次におみくじを見つけた佐伯くんが、「おまえ、どうする？引く？」と聞いてくれたので、引いてみよう！と言うと、「よし。じゃあ、俺はここで。グッドラック。」とまた丸投げされた。
なにがよしなんだ佐伯くん。そういうとこ面白くて大好きだからもっとやってほしい。
「佐伯くんも引くの！」とまた怒ると、「エェ！混んでるよ！」と嫌がってたけど強引に引かせた。デイジー意外と尻に敷くタイプなんだろうか？？最高ですね。

私の今年の運勢は末吉だった。末吉ってなんなんだろうね。嬉しくも嫌でもないよね。末吉引くくらいなら凶を引いてひと笑いしたいんですが….。そういえば私の姉が去年の初詣で凶を引いたんですけど、凶引いた人限定の「開運グッズ」として巾着袋もらってた。めちゃくちゃ可愛かった。実質大吉じゃない？そんなの…。(嫉妬)
対して佐伯くんは大吉だった。流石だな〜、もう存在が大吉だもんね。生まれた瞬間から大吉だもん。そりゃ大吉の方から寄ってくるよね。

「すごい！良かったね。」と言うと、「う〜ん、そうか？」「今年が大吉って言われもな。10代だぜ？将来はどうなんだよ。ビミョー。」と吐き捨てられた。げ、現実的な子だな〜〜〜。デイジーはそんな佐伯くんを見て、(お正月から屈折してるなあ…)としみじみしてた。
屈折ってワードほんとにおもしろい。デイジーのワードセンス最高に好き。ひねくれBOY佐伯くんもかわいい。

その後寒いから帰ろうぜということになり、また家まで送ってもらった。寒いの嫌いだけどちゃんと送り届けてくれる佐伯くん、紳士だなあ。
佐伯くんと初詣行けたんだからその後なにが起きようといい一年ですね！

家に帰ってパラメータを見ると、学力が104になってた。20くらい上がってない？？？？神様の力強すぎない？？？ありがとうございます🎶😁❣️❤️‍🔥😸🎖🎇🎆🌠🌄🌆🌇🇯🇵🐽🌕☄️🌺🦊👑🌱🦒🍓🐰🍮✈️👽🐶

1月8日、佐伯くんを海のお散歩デートに誘って、早速来週の約束を取り付けた。いや、私はもう付き合ってると思ってますけど…………。2人があくまで友達だという顔をするもんですから。

翌日、竜子さんの誕プレを買いに行くイベントになった。選択肢は「映画のポストカード」、「推理小説」、「有名ブランドの財布」。
えっ………どれも正解じゃないの？？これ…。推理小説はまあ強いていえば違いそうとして、あとのふたつどっちも喜んでくれそうじゃない？
でも有名ブランドの財布選んだら「アタシたちの友情は金で買えるもんじゃないだろ」とか言われるのかな？？？(竜子さんそんな青春ドラマみたいなセリフ言うでしょうか)

消去法でポストカードにした。翌日、早速プレゼントを渡すと、「アンタいいセンスしてるね」的な褒め言葉をもらった。良かった〜！！

14日、佐伯くんとの海デートの日になった。ちょっとだけ遅刻してしまったために佐伯くんのチョップをもらい、スキンシップで「顔がいいのは生まれつき」をもらい、「その服…俺、好き。」をもらい、いつも通りの順調なスタートを切った。

海に着くと、夏よりも幾分か激しい波の音が響いた。こういうとこにもちゃんと季節差ついてるんだ…。制作陣の方々の愛が込められてるなあ。
佐伯くんは、「ハァ！気分いい。人気も少ないし、いいな冬の海。」とゴキゲンな様子だ。泳げなくても好きなんだ！佐伯くんが嬉しそうで私もとっても嬉しいです😁
2度目のスキンシップで首筋をなぞると、「春になったら倍にして返す。」と囁き＆照れ顔で言われた。それ…それどっちの感情なんですか？？？怒ってる？怒ってるの佐伯くん？どっち？デイジーの手が冷たくてコノヤロウ…って感情なの？それとも首あっためてくれてサンキュ。春になったらお返ししてやる。の感情なの？？ねえ佐伯くん…。

海岸を歩いていると、「冬の海って、夏と全然表情が違うよな…。」としみじみ言われたので、「ちょっと感傷的になっちゃうね。」と返したら、「ああ。夏のこと、思い出すからかな…。俺、冬の海も好きだ。」と笑ってくれた。
俺、冬の佐伯くんも、好きだ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

3度目のスキンシップ、鼻筋をシュパ！！！！！！！！！！！！と触ったら、「寝るなー、死ぬぞー。」と言われた。何だそれは！！！かわいいなオイ！！！！！！しかもめちゃくちゃ寒そうな感じだった。は〜ーっっ、佐伯くんほんとノリがいいな。顔もいいのにノリもいいってどういうこと？？？世界の均衡が保てなくなるからやめてください。スキンシップにまで季節限定ボイスがあるのやっぱりすごい。

まだ外めちゃくちゃ明るいのに「ちょっと遅いな。送ってやる。」と言ってくれて、嬉しくなってほっぺにソフトタッチかますと、「危ないから！」と怒られてしまった。でも照れてた。
家に着いたとき外真っ暗になってたから、海からデイジーの家まで4時間くらいかかったのかもしれない。送ってくれてありがとう、佐伯くん…😊

部屋に戻ると、「まあ楽しかったと言えなくもない」とツンデレメールもらった。フフっ…佐伯くん、ちゃんと、分かってるからネ😁今日の海🏖🌊、楽しかったモンね❓❓😁

翌日、下校時間に先生に会ったのでダメもとでお誘いするか〜と思ってると、自動的にデイジーから「一緒に帰りませんか？」と誘った。
自動で誘うこともあるんだ！？デイジーの意思が垣間見えて嬉しいです。

またしばらく寝たり竜子さんと遊んだり寝たり寝たり寝たりしてると、今度は佐伯くんに出会った。名前の呼び方を変えるシステムが出てたので、思い切って「瑛くん」と声をかけると、「おう。」と普通に返してくれた。
て、て、瑛くん呼びを許されました！！！！！！瑛くん！！！瑛くん！！！瑛く〜〜〜〜ん！！！！！！！！！…………瑛くん。(感涙)

でも瑛くん呼びを許されたのは私でなくてデイジーなので私はこれからも佐伯くんと呼ばなきゃ…だよね。自惚れはしない女なので…。

「一緒に帰らない？」とお誘いしてみると、「俺、急ぐんだよ。知ってるだろ？」とちょっと意地悪く笑われた。あっ…断られるかな…と思いながら「そっか…しょうがないね…」と諦めかけてると、「行くぞ。急げ。」と言われた。
なんだよ〜〜〜〜〜！！！！！！！！！一緒に帰ってくれるんじゃん！！！もォ〜〜！！！笑笑////
佐伯くんと楽しく下校した。

28日日曜日、来月4日に佐伯くんとボウリング場に行く約束を取り付けた。今から来月が楽しみになりました。こうやって先々にいい予定を入れることで、人間は生きることが楽しくなるのだと思います。私は毎日楽しいです。

次の週、魅力アップコマンドを選んで1週間連続成功し、佐伯くんに「ん？なんかさ、おまえ、最近おしゃれだよな？」と言ってもらえた。
誰のためにおしゃれしてるか分かってんの！？！？！？佐伯くんに釣り合う女の子になるために毎日頑張るデイジー、可愛い。
…いや、私はもう佐伯くんの虜だけどデイジーはまだどう思ってるか分からないので、勝手な考察はすべきじゃないよね。ごめんねデイジー。

デイジー「いいよ」

優しい………。

1年目 2月

1-2

2月！2月といえば！バレンタイン！愛し合う者たちの季節ですね❣️

デイジーのパラメータが…アッ先月のパラメータメモるの忘れてた。え〜ん…私のおたんこナス。ウスラトンカチ。クソナード。アカツノチリゲムシ。

デイジーのパラメータが、
学力103(＋16)  運動76(+3) 流行81(+6)
芸術82(＋4) 気配り93(＋7) 魅力81(+6)
になった。(12月比)
神様が学力あげてくれたのでついに3桁の大台に突入した。ありがとうございます、すみませんねなんか………笑

2月4日、佐伯くんとボウリングデートの日！！
待ち合わせ場所に行ったら、佐伯くんまた来てなかった。私が遅れたらいっつもチョップしてくるけど佐伯くんだってちょいちょい遅刻するじゃんね？好きだから許すけど……(好きだからこそ怒らなきゃいけないときって、あると思います。)

あと佐伯くん待ちのセリフが「瑛くん、まだ来てないみたい。」に変わってた。瑛くん呼び定着するんだ！！！うわあ！！！付き合ってんじゃんもう！！！！！！
しばらくして、佐伯くんがかっこいい顔で現れた。(かっこいい顔はいつものことですね)
ブラウンのシャツにグレーのふわふわファーコートを着ている。なんかいつもより大人っぽいね？でも顔が可愛いね？Cute Love Faceめ…。

ボウリング場に着くと、「俺は、どっちでもいいけど。どうする？」と聞かれた。何？何のこと？将来一緒に住んだとき犬と猫どっち飼うかの相談？佐伯くんって猫っぽいけど意外と犬派みたいな顔してるよね。
どうやら「ボウリング」か「ダーツ」どっちで遊ぶかの相談だったらしい。どっちもしたいんですけどどっちかじゃないとダメなの？？
迷った末にボウリングにした。ナウでヤングなアベックのホットな逢い引きスポットっつったらボウリングっしょ。

私事なのですが、高2のころ友達数人とボウリングに行ったときに手が滑ってうしろに球を投げてしまい、「殺す気か？」「謝ってどうにかなる問題じゃない」「ストライクを出して謝罪の気持ちを表せ」と総怒られしました。ガターでした。

佐伯くんに「ボウリングやるの、かなり久しぶりだ」と言われたので、お？保険か？「どっちが勝つか真剣勝負！」と持ちかけたら、「誰に勝負を挑んでるか分かってないみたいだな…。行くぞ！」とノリノリで返された。
選択肢絶対これだと思ったんですよ。佐伯くん勝負好きだモンね…笑😁(また分かったような口を…)

その後いい調子でデートが終わり、また月曜から竜子さんと遊んだり勉強したり先生の課外授業を断ったり氷上くんに一緒に帰るお誘いを断られたりしながら日々を過ごした。
氷上くんマジで私のこと嫌いじゃん…。めげないけども。

2月9日、竜子さんに一緒に帰ろうと誘われて帰ってると、「もうすぐバレンタインだね」という話題になった。竜子さん、毎年チョコもらってるらしい。さすがモテモテだ…。
高校が女子校だからかもしれないんですけど、髪が短い運動部の中性的な女の子はバレンタインマジでモテます。バレンタインじゃなくてもモテます。ファンの女の子同士がマウントの取り合いとかしてました。すごいなと思いました。

13日、デイジーが「わたし、バレンタインチョコ買ってなかった！」とボンヤリさんを発揮したので、すぐさまスーパーに買いに行った。佐伯くんにだけあげればいいやと思って高級チョコを1個買った。GODIVAかなこれ。カカオマジック？ベル・アメール？ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ？(高級チョコと検索して出てきた名前をコピペして打っています)
でも家に帰ったら遊くんとチョコ手作りするイベントが起きた。えっ、買わなくて良かったじゃ〜ん。ていうかおねえちゃんのチョコ作りに付き合ってくれる遊くん、どこの天界出身の天使なの？

「では、はりきってまいりましょう！」というデイジーの謎のMC台詞でチョコ作りミニゲームが始まった。遊くんの出すプラカードに書いてある向き通りに、ボウルに入ったチョコをかき混ぜればいいらしい。なんだァ簡単じゃん！！！😄

と思って臨んだらめちゃくちゃ難しかった。
もう尋常じゃないくらい難しかった。判定が異常に厳しいし、向きも複雑だし、結局8回くらいミスった結果、誰かの頭蓋骨が浮いたドス黒いチョコが生まれてしまった。
怖！！！？？？誰の骨！？！？！？！？異物混入の歴史を覆しちゃうよこんなもん……………。

でもあと3回くらいやり直せたので、またちょいちょいミスりつつ、泣きながらなんとか最高のチョコを作り上げた。大きなハートのピンク色だった。混ぜる方向間違えただけでなんで色まで変わっちゃうの？大丈夫なチョコ？これ……。
結局セーブ＆ロードを活用しつつ4回やり直したので、たぶん深夜3時くらいまでやってたと思う。遅くまでごめん遊くん………。

翌朝、家の前で遊くんに会い、「いよいよバレンタインだね。昨日のチョコレート、ちゃんと持った？」「あんなに一生懸命作ったんだから、おねえちゃんの気持ち、きっと伝わると思うな。」と半端なく優しいお言葉をいただいた。気遣いの鬼？？？？人生6週目？？？？
遊くん………泣 本当にありがとう…おねえちゃん………頑張るネッ……！！！！(大感涙大鼻水)

教室に入ると、「高級チョコは誰に渡そうかな」と今まで出会った男の子の名前が表示された。ああ…そういえば買ってたなGODIVA……。
チョコ作りが過酷すぎて存在忘れていました。これはあとで自分で食べることにします。
さて、はりきって作った手作りチョコを佐伯くんに渡そう！！！😄🍫✌️

屋上に呼び出したら、「や、やぁ！」となぜか焦った感じで来てくれた。人気のある場所だからプリンスモードだ。
「はい、これ。バレンタインのチョコレートだよ。」と渡したら、「あっ、これ、手作りだね？」とすぐに気付いてくれた。…そういえば佐伯くん、人の作ったチョコ食べられるタイプの人かな。大丈夫かな。
不安に思っていると、佐伯くんは早速中身を見て、「へえ、けっこう手が込んでる…。思ったより器用なんだな？おまえ。」と上から目線で褒めてくれた。素の言葉遣いだからかちょっと小声だ。表現が細かいな〜！！信頼しか置けない。

ときめいてると、佐伯くんはちょっと目を細めて「まあ、まだ俺には敵わないだろうけどな？サンキュウ。」と得意げに笑った。
な、な、生意気〜〜！！！！！！でもその通りだろうし何よりかわいい〜！！！！！！可愛さが生意気さを軽く凌駕し、生意気ささえも可愛さに昇華された〜〜！！！！！！心を開いてるからこそそういうこと言ってくんのかなと思うと更にかわいい〜！！！！！！！佐伯くん！！！好きだ！！

佐伯くんの憎まれ口のかわいさを噛み締めつつ家に帰ると、デイジーが「高級チョコどうしよう」と悩み始めた。ああ……また忘れてた。かわいい出来事が起こるとなんでもかんでもすぐ忘れちゃう病気かもしれない。
「自分で食べる」か「遊くんにあげる」の選択ができたので遊くんにあげることにした。今回のバレンタインのいちばんの功労者だしね🎶
窓を開けて、「遊くんにチョコだよ〜」と声をかけると、「わ〜〜い！！今行くからちょっと待ってて！！」「あのお店のだ！並んだの？おねえちゃん、ありがとう！」とめちゃくちゃ喜んでくれた。か、か、かわいい〜〜。
バレンタイン、最高だな…………。

2月18日、日曜日。せっかくだしもう一回冬の海に行こう！と佐伯くんとデートの約束をした。
海に誘うと100%来てくれるな佐伯くん…。分かりやすくてニッコリしちゃう。
それから小野田さんに下校の誘いを断られたり、氷上くんが校門で違反を起こしてる先輩に注意してる様子を見かけたりしながらデート当日になった。私眼鏡かけてる人に嫌われる運命(さだめ)なの？

26日、今回のデートは私が遅刻してしまった。スキンシップで唇に触れて「キス魔かおまえは！！」と怒られ、穏やかな気持ちになった。
海について2回目のスキンシップ、首筋に触れてみたら、「人が寒いのがそんなに楽しいか？」と不満げに言われた。佐伯くん寒がりなのかわいいねえ……。マフラーとか巻いてきなよ…。そこら辺で小狐つかまえてきて首に巻いてあげようか？マリー所長みたいに。

並んで海を見つめていると、「冬の海って…風の音が、やけに大きいような気がする…。」と言われたので、「なんか怖い感じがするね…」と返したら、
「本当だな。夏より人気がない分、自然の厳しさを感じるのかもしれない。」となんだか大人っぽいことを言われた。私そんなの生まれてこの方思ったこともないよ…。
でも遊園地とかにある氷点下の世界のホッキョクグマの模型、自然の恐ろしさを感じてめちゃくちゃ怖いです。あ…そういうことじゃない？

3度目のスキンシップ、鼻に触れると「おまえ、鼻、真っ赤。」と笑われてしまった。なんかこう、愛しいという感情をそっと添えたみたいな顔しててたまらない………。
さ、佐伯くんだって真っ赤じゃ〜〜ん！！！と言い返したかったけど全然赤くなかったから言えなかった。

4度目のスキンシップ。
アタシらマブだし？笑 もうどこ触ってもオッケーっしょ！笑と軽い考えで首と輪郭の境目あたりを触ると青いハートが出て、
「いや、ありえないから、それは。」
とドン引きされてしまった。
えっ？？？？？？鼻とか唇は許してくれるのにここ駄目なの？？いや…ごめん…………なんか調子乗っちゃって………アハハ…………………………。
………………………………………………。
……………自分、時間巻き戻してもいいですか？

というワケで朝に戻ってきました。
イケメンに冷たくされるのは大好きなんですけど、ラブラブのときとの温度差が酷すぎてなんかものすごく切なくなってしまった。ごめん…メンタルが墨汁にまみれた半紙並にやわやわで………。
最初のスキンシップ、どうせなら普段触らないとこにしようかな〜と思って頭を撫でてみると、
「あんまり見んな。減る。」と言われた。言葉はトゲトゲしてるけど顔がさあ………。めちゃくちゃ照れてる………。そんな顔で言われたらもう全然反省できないからさ…………。ごめん…………。

海に着いて2回目のスキンシップ。唇にオラ！！と触れると、「！！バカ、冷たいよ！！」と怒られてしまった。
言い方がすごい…すごくいい。めちゃくちゃいい。バカ冷たいよ！ってマジでナチュラルな感じ…演技じゃなくてほんとに言ってる…………。泣
本当に冗談抜きで、森田さんの読み方ってそこにいるんだな、って思っちゃうほど自然で素敵…。こんなん全人類が恋しちゃうわな…………。

そしてまた鼻真っ赤！！と笑われ、先程ドン引きされた4度目のスキンシップ。
また罵倒されたらどうしよう………とおそるおそる頬に触れると、「いいんじゃないか、こういうのも？」と肯定してもらえた。良かった…本当に良かった……。(滝涙)
そのあと手を繋いで家まで送ってもらった。
これで付き合ってないって誰が信じてくれるんでしょうか。5歳児にも疑いの眼差し向けられちゃうと思う。

家に帰ってセーブすると、な、な、な、なんと、なんと、なんと、セーブアイコンがまた佐伯くんに変わってた。
………あの……………これって…………佐伯くん、私のこと、その…………「友達」から、「好きな人」になっちゃった………………ってコト？？？
えっ、そういうこと？そういうことなの？これは？えっ？嘘…ちょっと………無理、もうすでに心臓バクバクしてきた。ど、どんな顔で話せばいいの〜〜〜〜っ！？！？////////

………竜子さんと遊ぼう。

竜子さんと遊びながら迎えた2月28日、学校の中庭らしき場所で佐伯くんに話しかけられた。
「あぁ。えぇと……今度の日曜さ、おまえ、空いてる？」と聞かれた。「今度の日曜さ！」にめちゃくちゃ力入ってて緊張が伝わってきた。
こ、こ、こ、これって、これって………まさか、デ…………？？？？？いやいやいやいや、期待するの早いって笑 まさかそんな………………ね笑

ドキドキしながら空いてると伝えると、「臨海公園、行ってみないか？海が、すごくきれいに見えるんだ。」とお誘いをいただいた。
デートじゃん！！！！！！！！！！！！デートの！！！！！！！！！お誘い！！！じゃん！！！！！！！！！！！！
これ完全に私のこと好きになってるよね？？？ええ待って困る……困る困る………私も好き……。

佐伯くん、ほっぺ赤くしてすごく嬉しそうな顔で「きまりな？」「寝坊すんなよ？じゃあ。」と言って去っていった。うわうわうわやばいって……やばいって…………“恋”しちゃうって……………。
心臓バクバクでベッド転がってたら、さっきまで飼ってる犬が寝てた部分のシーツがヨダレでビショビショになってて急激に気持ちが冷えた。現実に返してくれてありがとう犬。乾かしてから帰れ。

翌日、学校に向かってると、向こう側から自転車に乗って左手を真横にピーン！と伸ばした氷上くんが現れた。＿＿＿＿＿何……？
しかも赤い二重ラインが入った白ヘルメットを被っている。ひ、氷上くん……。そんなガチヘルメット被ってる高校生、存在するんだ……。

デイジーも若干ハワワ…としながら「氷上くん、そのヘルメット…」と声をかけると、氷上くんはすごくいい笑顔で「ああ、校則にあるだろう？安全第一だからね。」と返してきた。
「そうか………。じゃ、その手は？」と聞くと、「これは手信号だよ。車のブレーキランプと一緒だね。」「自転車も交通手段の一つなんだから、ルールを守って乗りたいね。それでは、お先に！」と快活に走り去っていった(自転車で)。

………氷上くん、なんておもしれ〜男なんだ……。

もっと彼の生態を知りたいと感じた2月であった。

1年目 3月

1-3

3月！！！🌸🌸見上げた空の色、もう春ですね。佐伯くんと出会ってからもう1年が過ぎようとしてるのだなと思うと、なんだか嬉し切なし…といった感じです。

デイジーのパラメータが、
学力103(±0)  運動83(+7) 流行83(+2)
芸術83(＋1) 気配り102(＋9) 魅力85(+4)
になった。
やばい。神様の助けがあるしなwとかまけてて勉強全然してない。竜子さんと死ぬほど遊びまくってたのがバレちゃいますね………。笑

それはそうと佐伯くんにデートに誘われた3月4日になったので早速出かけなきゃ！🎶🎶

待ち合わせの駅に行ったら、また佐伯くんが先に来てた。最初はめちゃくちゃ遅刻してきてたのに、少しずつ佐伯くんのほうがはやく来てくれるようになって……それだけ大切に思ってくれてるのか？と深読みしちゃうョ…………。

「ごめんね、待った？」と声をかけたら、若干呆れたように「まあな。」と言われた。ま、前までは「いや、今帰るとこ。」って悪態付かれてたのに………。いや、素直に「まあな。」って言われるのも若干皮肉かもしれない。どちらにせよ好きです佐伯くん。
「…ゴメンね？」と重ねて謝罪申し上げると、「………もうちょっと可愛く言ったら許す。」とちょっと頬を赤らめて悪戯っ子な笑みを浮かべた。な、な、何もォ〜！！！！！！好き〜〜！！！

悪戯な笑みとか悪戯っぽく微笑むとかよく聞くし私もわりと使っちゃうんですけど、ほんとに便利な言葉ですよね。眉を釣りあげて目を細めて口角をきゅっと上げて、無邪気で意地悪なほんとに「悪戯な笑み」って感じ。まだ使ったことの無い方はぜひ使ってみてください。星５。

佐伯くんの揶揄うような言葉にデイジーが「もう！」と怒ると、「ハハ！行こう。」とめちゃくちゃ優しく言われた。こ、こ、こんな優しい言い方されたの初めてなんですけど………？？？？？なんかもう言葉の柔らかさから愛が伝わってくるんですけど………？？？？？

「好き」モードでの初めてのスキンシップ。
ここはもう唇にいっちゃうしかない！！と思って触れてみると、「フツーにするかな……焦るだろ。」と目を逸らされた。めちゃくちゃ照れてらっしゃる〜〜〜〜〜〜〜〜。勘弁してほしい。かわいい。かわいい。ねえ。かわいい。
お気づきかもしれませんが佐伯くんの顔周りを触るのが癖になっちゃってます。家庭の事情でね。

臨海公園に到着して、また煉瓦路を歩くことにした。2回目のスキンシップ、髪の毛に触れてみると、「いい感じだろ？髪。」と自慢げに笑ってくれた。うん……いい感じどころか最高…。笑顔も含めて26億点……………。

いい感じ  どころか最高  瑛の髪
                           笑顔含めて   26億

いま14秒で考えました。辞世の句、これにしようかな。

海を眺めながらふたりで歩いていると、佐伯くんが「散歩なんて、ひとりじゃ、まずしないな。」と呟いた。
海っぽい話すれば喜んでくれるのでは？と思って「潮風の匂いがするね。」と言うと、
「海、近いからな。町が新しくなっても、風の匂いで自分の場所って気がする。」と応えてくれた。
海の香りがする場所が自分のホームだと思ってるんだね佐伯くん。海育ちの男の子って感じで素敵だよ佐伯くん。この世界はすべて美しい君のものだよ佐伯くん。

3度目のスキンシップ、目を見つめてみると、「……色仕掛けか？」と言われた。なんか最近ずっと顔を赤くして目を逸らしている。
佐伯くん色仕掛けとか嫌いそうだけど、好きな女の子からだったらなんでも嬉しいんだよネ…きっと…。
帰り道、まっすぐこちらを見つめながら、「今日さ、なんて言うか、サンキュー。俺、また誘うから。」と言ってくれた。
「今日さ」の前に、幸せを込めたみたいなため息が吐かれていて、これアドリブ？めちゃくちゃ幸福が伝わってくる…………。すごすぎる……となった。人間って息のひとつでこんなに感情を溢れさせることができるんだ。なんかもう心臓ドキドキしてたまりませんね。

ここからまた送ってもらえる流れかな〜と思っていると、「なあ、まだ時間あるなら、ちょっと寄り道してこうぜ？」と言われた。
ええ〜〜〜ｯｯｯ！！！！！！デート延長！？！？！？そ、そんな………好感度が上がった途端トンデモ神展開ガンガンくるじゃん…。
時間ありまくります…。ブラジルにでも行く？

スキンシップが発生したので右腕にそっと触れてみると、「手。…手で分かれよ。ほら。」とそっぽ向きながら言われた。か、か、か、か、か、可愛い〜〜〜〜！！！！！！！！！かわいい！！！
ちょっと不満そうなんだけど、怒りからじゃなくて照れからくる呆れって感じ！？！？なんかもうやばい！！かわいい！！すごい！！！SUKI！！！

はあ…佐伯くんと手を繋いでしまいました。
そしてどこに行くのかなと思ってたら海にきました。海大好きだな佐伯くん。

急に佐伯くんへの質問コーナーが始まったので、どんな音楽が好きか聞いてみると、「流行ってんのとか、あんまり聴かないけど…。クラシックギターの曲かな。」とのこと。流行りそんなに興味ないんだ佐伯くん…。そんな感じするね。
お店でクラシックギターの曲が昔から流れてたから好きになったらしい。珊瑚礁の申し子と呼んでも？
「もしかして自分でも弾く？」と聞くと、「ちょっとだけ。店に、装飾用なんだけど、いいギターがあるから、それで時々。」と話してくれた。佐伯くんギターまで弾くの！？！？！？
もう…かっこいい要素てんこ盛りすぎて器からこぼれ落ちちゃうって……………。いや、器が元々死ぬほどイケメンだから大丈夫か。安心した〜、もっとやってください。

今度ギター聞かせてよと頼むと、「ヤダ。ちょっとだけって言ってるだろ？」「嫌だ。ヘタなんだ。」とめちゃくちゃ拒否されてしまった。
佐伯くんの「ヤダ」、可愛すぎて軽い打撲くらいならすぐ治ると思う。あとギター下手なの？？かわいいね……。ギター好きだけど独学だからなかなか難しいのかな？頑張れ佐伯くん。

それでもデイジーが食い下がって、「またまた！佐伯くんのことだから、ホントはスゴイんでしょ？」とキラキラした目で(予想)聞くと、
「いや……ホントにヘタ。弾くのは好きなんだけど、どういうわけか……。」と切実な声で返された。
佐伯くん、マジでギター下手らしい。冗談でも上手いって言えない腕前らしい。そういえば前にAから「佐伯瑛はリズム感がヤバいのでカラオケも嫌い」って聞いてかわいい〜！！！ってなったことある。

完璧な男の子に見えるけど、根っから苦手なこともちゃんとあるのいいなあ…。魅力的ですよね。でも、そういう部分も努力で覆してしまう力があるところも佐伯くんのすごいところだよね。
頑張れ佐伯くん。いつかきっと、ギターで世界を変えられるよ。(ギタリスト志望攻略してる？)

家に到着して、ずっとやろうと考えていたことを実行してみた。
最後のスキンシップで唇に触れてみる。
友好段階のときに一回触れてみたときは、「なにがしたいんだ、おまえは。」とドン引きされた行為だ。あのときは下唇を噛んで申し訳なさに咽び泣くことしかできなかった。

震える手でタッチすると、佐伯くんは若干赤い顔で「……ここじゃマズイだろ？」と言った。
赤いハートがぽぽぽぽんと現れた。
う、う、う、打ち勝ったぞ〜〜ｯｯｯ！！！！！！！！！佐伯くん、ほんとになんでも許してくれるようになっている………………。
しかも「ここじゃマズイだろ？」って何？ここじゃなければいいのか？満更でもないのか？なあ………なあ佐伯くん……………。
ていうか家のド正面で佐伯くんの唇に触れるデイジー大胆通り越してて面白いな。将来とんでもない大物になると思います。

翌日から期末テストが始まった。やばい。全然勉強してない。ごめんデイジー、あとは任せた。
大丈夫かな……と思ってたけど、結果はなんと堂々の4位だった。前回より上がってる！！！
すごいよデイジー。どんどん頂点＜トップ＞に近付いてるよ！！！偉い！！
相変わらず氷上くんは学年トップだった。
佐伯くんは14位。はじめて勝ってしまった。これは褒めてもらえるでしょ〜〜！！！😊😊😊

そう言えば褒めるって漢字、赤ちゃんを表してるらしいですね。 保の部分が赤子で、衣がオムツ…てなんかどっかで聞いた気がします。いろいろ覚えようとしすぎて逆に全部忘れちゃうタイプなんで定かでは無いです。タハハ…(苦笑)

わくわくしてると、早速佐伯くんが話しかけてくれて、「好敵手って感じだな？俺たち。」「なあ、一緒にトップ狙ってみようぜ？ トップと上位じゃゼンゼン難易度違うし。どうする？」と強気なお誘いまでいただいてしまった。
そんなん………そんなん…………トップ目指すっきゃないじゃん！！！？？？？！？！？佐伯くんとトップ取って最強カップルとして名を馳せるしかない。今回芸術がちょっと低かったのでそこを重点的に鍛えようと思います。
ちなみに佐伯くんの「好敵手」は、好敵手と書いてライバルと読まない方の好敵手でした。

しばらく寝て過ごしていると、急に遊くんに家の前で「おはよう。おねえちゃん。」と挨拶してもらえるイベントが起きた。何事？と思ってると、ホワイトデーのお返しをもらっちゃった。
そっか！今日ホワイトデーなんだ。佐伯くんからなにかお返しがもらえるのでは？？🎶
あとデイジーも言ってたけど、遊くんこの歳でしっかりお返しくれるってすごいな。ていうかめちゃくちゃモテてお返しが大変らしい。そりゃそうだ、あんなに可愛くてかっこよくてしっかりしてて優しいのだから……。

教室に着くと、佐伯くん(ver.プリンス)が「やあ、どうも。」「ちょっといいかな？」とお呼び出ししてくれて、屋上でお返しをもらった。
「嬉しい！ありがとう！」とはしゃいでいると、「ああ、まあ…早くしまうように。」と真剣な声色で言われた。
そうだよね。佐伯くんからのお返しなんて全世界の人間が喉から手が出るほどほしいものだもんね。見せつけているときっと争いや諍いが起こってしまう。
深く頷いて仕舞うと、「よし。…じゃあな。」と微笑んで立ち去っていった。
中身を見ると「手作りクッキーの詰め合わせ」だった。こんなん絶対おいしいじゃん…？？佐伯くん料理もできちゃう系男子だもんね…。ありがとう、1日ひとかじりずつ食べます。佐伯くんが作ってくれたものが腐るはずないので。
ていうか手作りもらえたのって、たぶん全世界でデイジーだけだよね…？ だからはやくしまえって言ってたんだよね？もう、佐伯くん…。もう。

その後しばらく竜子さんと遊びまくっていると、靴箱のところで佐伯くんに呼び止められた。
この雰囲気…分かる。デートのお誘いじゃん！？！？
日曜日空いてるか聞かれて空いてるよ！と答えたら、「植物園行ってみないか？あんま好きじゃないんだけど、どういうわけか、そんな気分。」と言われた。
あんまり好きじゃない場所でもデイジーと一緒なら楽しくなっちゃうってことだよね？？ピンポンですね？？(ピンポンですね？)
またひとつ生きる楽しみが増えてしまいました。笑

翌日、また下校時に靴箱で佐伯くんに出会った。「瑛くん！お茶して帰らない？」と声をかけると、「いいな！俺も丁度＿＿」とぱあっと明るい笑顔になったと思ったら、「丁度そのぉ………あれだ。敵情視察っていうか……。」と徐々にしどろもどろになって照れ始めてしまった。う〜〜ん、素直に喜びを出せない屈折男子、あまりにかわいい。食べちゃいたいくらい可愛いよ…(cv:黒田〇矢)

鈍感気遣いガールデイジー、敵情視察と聞いて「邪魔だったらまた今度で…」と身を引こうとすると、「邪魔なもんか！………いや、ほら、高校生のカップルみたいな振りした方がさ。」と慌てて引き止められた。振りじゃなくてマジモンカップルになっちゃえばいいのにネ笑(仲人おばさん帰ってくれませんか？)

カフェに到着し、趣味を質問してみると、「あぁ、趣味なら波乗り……は、まあ、置いといて。」「店は……趣味って言うより、本業にするつもりでやってるし。」←カッコイイ
「ギターは、ちょっとな……。」「……ダメだ。俺には趣味が無い…。」と落ち込んでしまった。
佐伯くんたまに超真面目でちょっとめんどくさいとこ出るよね。そんなところも最高にかわいいね。私は息をするのが趣味…カナ。特技でもある。

見かねたデイジーが「じゃあ、一日の中で好きな時間とかは？」と聞き直すと、「それなら…朝、コーヒー飲みながら海を見てる時だな。」「知ってるか？ 夜明けのちょっと前って、海も空も短い間に、真珠みたいに色が変わる。」ときらきらした目で語ってくれた。佐伯くんにとっての宝物をこうやって共有してくれるの、すごく嬉しいな。
私の宝物は佐伯くんですけどね。
「へえ…綺麗だろうね。」とうっとりすると、「ああ。一緒に見せてやりたい。」と笑ってくれた。プロポーズじゃん！！！デイジー気付いて！！！プロポーズだよこれ！！！！！！！！！永遠の愛誓っちゃって大丈夫だよ！！！！！！

デイジーが「一緒に、夜明けの海を……。」と復唱すると、「……おまえ今、すごく不純なこと考えたろ？ やらし〜」と言われてしまった。
「やらし〜」が揶揄い160%って感じで最高にいい…………………………。あとジト目なのが更に良い……。加点。
でもそういうこと言う方が考えてるんじゃないですか？佐伯くん。そこのところどうなんでしょうか。ちなみに私はすごく考えましたけど。

21日水曜日。祝日だったので、佐伯くんをお花見に誘おうと思い立って電話をかけてみた。そしたらスケジュール的に花見もう終わってた。……私ってどうしてこうも管理がバカなんだ。佐伯くんとお花見したかったよォ〜〜〜〜……泣泣
まあ来年すれば良いよね🎶🎶 切り替えの鬼を自称する所以がここにあるので。
変わりに臨海公園に誘ってみたら、留守電を折り返してオッケーをもらった。やったね！

25日日曜日。先週佐伯くんから誘ってくれた植物園デートの日！
佐伯くんから！誘ってくれた！デートの日！

待ち合わせ場所に行くと佐伯くんまだ来てなかった。珍しい。しばらく待つと、「悪い、遅れた！待たせたな。」と息を切らしながら来てくれた。
彼、少し前まで「俺の遅刻？まあな。」とか「もう少し遅れても大丈夫か…」とか言ってたんですよ。信じられます？
挙句、「わたしも今来たところだから」と伝えたら、「そっか。ナンパとか、大丈夫だった？」と心配までしてくれた。
前まで「おまえをナンパするやつなんてどこにいるんだよ」とか言ってきそうな感じだったのに！？！？すごい……佐伯くんて好きな子にはデロデロに過保護になっちゃうタイプなの？？
最＆高＆Beautiful Worldじゃん………。

早速1回目のスキンシップ、目を見つめたら、「あんまり見んなよ……。バカップルみたいだぞ？」と照れ顔であまりにもかわいく注意されてしまった。バカップルいいじゃん！なろうよ！なあ！なろう！バカップル！ならない？なあ…なろうよ…………。

植物園に着くと、「ここっていつ来ても静かだよな。」と言われた。植物が多いと空気がおいしいね！とルンルンで返すと、佐伯くんは「ああ。空気が、夏の匂いだ。好きだな、もっと早く来ればよかった。」と微笑んでくれた。
もしかして佐伯くん、初植物園？
ウウッ………(感涙) お気に入りの場所に連れてきてくれるのもすごく嬉しいけど、初めての場所に行く相手に選んでもらえるのも幸せだね。

ちょっと待ってなんかすごい目が痒くなってきた

治った。
2回目のスキンシップ、顔をテレレンとなぞったら黄色いキラキラが出て、「今の…いいかも。」とほわっとした様子で言ってくれた。今の好きか？佐伯くん今の良かったか？そうかそうか…。(ティッシュにくるんだお小遣いを孫に渡す田舎のおじいちゃんの微笑み)

帰り際、前回同様寄り道に誘われたので二つ返事で承諾した。佐伯くんの手の感触が忘れられなかったのでまた手を繋いでもらった。
海に着き、「最近学校どう？」と聞いてみると、「最近どうって、おまえはサラリーマンか。」と独特なツッコミされた。別にサラリーマンとは思わなかったかな…私は。どっちかというと盆正月に集まった親戚のおじさんじゃない？(価値観の違い)

「まあ、相変わらずだな。煩わしいことばっかで、面白くもなんともない。早く卒業したい。」「俺、店あるし。学校の奴らとチンタラやってるヒマ無いし。」とめちゃくちゃ後ろ向きな答えが返ってきたので、「でも、せっかくの高校生活なのに、そんなの寂しいよ。」とデイジーが言うと、「俺の高校生活だよ。ほっとけよ。」とまたも寂しい言葉を言われてしまった。
「ゴメン………でも、自分の問題だから。」と言ったっきりお互い黙って、その日のデートは終わった。

確かに寂しいとは思うけど、佐伯くんって常に気を張ってみんなに優しい王子様、文武両道の完璧な男の子でいなくちゃいけないから、そう思っちゃうのも無理はないのかもなあ。
将来やりたいことが明確に決まっていて、そのために出来ることもたくさんあるのに、それをやるためにまずやりたくもない学校での生活を最大限頑張らなきゃいけないのってきっとすごくきついよね。
佐伯くんが笑って過ごせる学校生活になったらいいのにな……………。

ハチャメチャにしんみりした気持ちのまま、3月が終了した。来月はもっともっと佐伯くんを幸せな気持ちにできるよう頑張ろう。

2年目 4月

2-4

ついに2年目に突入した！！！！出会いの季節だ〜！！！！！！😄😄😄
なんだかワクワクしますね。花見できなかったのまだちょっと引きずってるけど。

デイジーのパラメータが
学力103(±0)  運動94(+11) 流行87(+4)
芸術87(＋4) 気配り103(＋1) 魅力91(+6)
になった。
神様にいただいた学力のぶんだけ他を上げようとしてるんだけど、上手くいってるのかいってないのか分からない。まあ上手くいってるってことにしとこう。芸術と流行はなかなか上げづらいなあ。
平日に芸術とか流行のコマンド実行したら新しい男の子に出会っちゃって、目当ての男の子の攻略がややこしくなるからあんまりしないほうがいいらしいです。(学んでて、エライ！)

4月1日日曜日、さっそくデートの日だ。でもいま2日ぶりにやってるからどこ行くか忘れた。
もう春だしニットは暑いかなと思ったので脱いだ。冬の間、ずっとありがとう＿＿＿＿。ファブっとくね。

駅に向かうと、サーモグラフィーを通した陰陽魚太極図みたいなマークがついている、モスグリーンのパーカーを着た佐伯くんがいた。どこで買ったの？その服 どこかの国の体操服？
いや……佐伯くんがせっかくデイジーの服をほめてくれたのに、こっちがとやかく言うのはダメだよね。ゴメン。

そして本日のデートスポットは臨海公園だったらしい。遊覧船に乗れるらしいので誘ってみると、嬉しそうに賛成してくれた。
お船も好きなの？佐伯くん。勝手に三半規管弱そうだなと思ってたけど結構強いのかな？波の揺れだけは大丈夫とか？車の揺れはどう？(佐伯くんの三半規管に解釈違い起こしそうになってすみません)
最初のスキンシップ、ほっぺに触ったら「あんまり見んなよ、バカップルみたいだぞ」と照れ隠しに怒られてしまった。は〜〜〜〜っっ、これ何回聞いてもかわいい………。すき……………。バカップルなろうよ！なあ！？

遊覧船の乗り場に着くと、「デッキのほう、行こうぜ！へさきが波を切るとこ、見たい。」とめちゃくちゃかわいいお誘いをいただいてしまった。
へさきが波を切るとこ、見たいか〜〜！そうかそうか！遊覧船さんにたくさん切ってもらおうネ！😊  助詞がないだけでこんなにcute成分が増すんだ。日本語って、すごいや。

へさきで2人並んで海の向こうの観覧車や街並みを眺めていたら、佐伯くんが心からの声で「いいな。俺、やっぱり、海の上がいい…。」と呟いた。
その横顔があまりに嬉しそうで、穏やかで、心地よさそうで、もうずっと海の上に付き合ってあげたくなった。
「海を見てると心が落ち着くよね」と同意すると、「ああ。どれだけ見てても飽きない…。」と依然幸せそうな声で呟くから、たまらなく愛おしくなった。海の上ではとことん素直な佐伯くん、いいなあ。かわいいなあ。いま私のこと好き？って聞いたら流れで頷いてくれそう。返事せずめちゃくちゃ冷たい舌打ちしてくれても良い。

遊覧船を降りて公園に戻ってくると、「なんか、ガラじゃないけど。今日さ…サンキュー。一応な。」と照れているけど真剣な顔で言ってくれた。ええもうやめてよそんなの泣くから…🥲
こちらこそサンキューなんですけど………泣泣泣 どちらがよりサンキュー度が高いか勝負して“分からせ”てあげたいくらいにはこちらがサンキュー。

また寄り道に誘ってくれたので二つ返事でYesと答えると、また手を握ってもらえた。
あの、「手。…手で分かれよ。ほら。」って言うじゃないですか。これってさ、気恥ずかしくて自分からは繋げないからお前から俺の手を取れってことなの？？？それとも最初は手を差し出して待ってたけど、「ほら。」でデイジーの手を取ったの？？？？ほんとに気になるこれ。でもどちらにせよ、何も言わず不意に手を取れるほどの余裕はないってことなんだね………。。拒まれたら、やだもんね。拒むわけ、ないけどね。(優しい笑顔)

そのまままた海に行くかと思いきや、なんか突然右画面に佐伯くんのドアップが映った。
帰り道の背景で、しかも佐伯くんが動いていて、なんて言うんだ！佐伯くんととにかく一緒に帰っている！！！！なんだこれ！！！すごい！！！ていうかめちゃくちゃ顔がいい！！！！
ていうか目が！目がすごくやさしい……。いつもこんな目でデイジーを見てるの………？？？目に愛が篭もりすぎてこっちが照れちまわい。

これ、「大接近モード」っていうDS版で追加された(？)要素らしい。すごい！！なんだこれ！

参考になるか分からないし全然似てないんですけど、先生を攻略している姉に大接近モードを説明するために画面をスケッチしたものがこちらです(台詞はSimejiの予測変換でいちばん最初に出たものを押しただけなので気にしないでください)

何の説明もなく(もしかしたら私が設定をいじって説明を消してしまったのかもしれない)、佐伯くんの顔にハートが浮かび始めて、わけも分からず無視してたら左画面にあるライフみたいなものが減っていって、そのまま帰宅になった。

え！？なにこれ！？わ………分からない！！！でもなんか大切なチャンスを逃した気がする。
もう二度とできないかもしれないと思ったら涙が出てきたので、いちかばちかその日のデートを最初からやり直した。
選択肢とか触る場所とかをまったく同じにしたら、もう一回大接近モードが出てくれた！！よかった！！でもなんだこれは！！！

とりあえず出てくるハートを触っていると、左上のハートゲージのようなものが増え始めたから、たぶん合ってるんだと思う。多分。
そうしてると、ハートをなぞるたびに「やらしい…」とか「なに？」とか佐伯くんが喋り始めて、しかも頬が赤いからなんかダメなことをしてる気分になってくる。やめて佐伯くん。やめないで佐伯くん。
「あんまり、触られるとさ…ほら、ちょっと近いし。な？」って言われた。
ほらって何！？！？ほらって何！？！？なに言おうと思ったの佐伯くん！！教えて！！
あと「な？」の声がめちゃくちゃ優しくてドキドキした。も〜〜〜ただでさえいい声してるのにそんな甘い声を出すな。裁判沙汰にするぞ。

そのまま触り続けてると、「まーた…お子様モードだよ。」「まだ、いいだろ？」というセリフがあり、夕焼けだった背景が夜に変わった。いいよ。3億年でもこうしていよう。
「ああ、暗くなったな…いや、だからどうってことじゃないぞ？」って言われて、第2ウェーブが始まった。
さっきは夕焼けのまま終わったから、たぶんネクストステージに来たんだ！！いいぞ！！このままファイナルステージも制覇してSASUKEに出ます。
ていうか暗くなって何想像したの佐伯くん。高校生男子。おい。佐伯くん。ねえ。(返事しなくていいよ、佐伯くん…)

第2ウェーブもハートをタッチし続けてると、めちゃくちゃ照れた顔で「やめろ。」って言われた。やめるわけないでしょそんなかわいい顔で怒っても……ふざけるんじゃない。
あと、合間に入る咳払いとか、呆れたような(でも照れてる)ため息がめちゃくちゃかわいい。リアル。ナチュラル。オーガニックボーイ。

途中で「ほらまた、歩きにくいから…」とめちゃくちゃも〜！いい加減にしろ！(もっとやれ)って感じで言われてしまった。言い方が可愛すぎる、ちょっと、全人類に無理やり聞かせたいレベルで可愛い。ていうか歩きにくいほどくっついてんのこの人たち？？ねえ？？どういう状況？
まさかデイジーが佐伯くんの足を毎秒引っかけてるわけではないだろうし……………。
夜道だからってベタベタラブラブしながら歩いてるんだな多分……。もう！かわいい！付き合え！

まだまだ触り続けると、「いやってこともないけど、どういう顔していいか、わかんなくて。」「ガマンだ俺………」と佐伯くんが悶々しはじめた。そうだよね……。好きな女の子とのデート帰りに手を繋いでほっぺとか首とか触られまくってるんだもんね。たまんなくなっちゃうよね。画面越しに見ているだけの私もドキドキしてるもん。
デイジーこれどんな顔で触ってんだろう。真顔だったらどうしよう。

左上のハートゲージがついに真っ赤っかになったあたりで、眉を下げて困り果てた顔をした佐伯くんに、「なぁ…頼むよ。それ、あんまりされるとさ…」と言われた。こ…こんなに心の内を前面に押し出す顔もするんだ！？ひぃ…かわいい……2年目に入ってなお可愛さを更新する佐伯くん怖いよ…………。常に何かの記録を更新してないと禁断症状出ちゃうタイプの方？

ゲージMAXになると、左画面のライフが全回復して、佐伯くんに「タッチ！」みたいな表示が出た。よく分かんないけどとりあえず慌てて佐伯くんを触ってみると、一回触るたびに「ちょっと、それ、やめ、」となんかすごく……卑猥な……いや………ええと……卑猥な…声を上げ始めて、ついに「ああもう！」とブチ切れてしまった。
えっこれ怒らせた？怒らせちゃった？とビクビクしてると、スキンシップの画面が終わり、いつもの会話の画面に戻った。
佐伯くんの突然の大声に、デイジーが「なに！！どうしたの？」とびっくりすると(日が沈むまで触りまくっといてどうしたのってことはないでしょデイジー)、「どうしたじゃないだろ！さっきから、ツンツン、ベタベタ。」と戸惑いと照れと怒りがごっちゃになったような声で怒られた。
オバサン、できるだけ中立の立場でいたいけどこれはデイジーが悪いョ…❣️😕だって佐伯くんはこっちのこと好きなんだよ？ ったく笑(言うな言うなw)

悪いことは悪いとちゃんと認められるいい子・デイジーが「ゴメン、もうやめるから…」と謝ると、「やめんなよ！いや、ちがっ…。」と慌て始めた。もうはい、やりました。はい。もう。佐伯くん。かわいい。かわいいと言われるために生きてる？かわいいと言われないと消えてしまう種族の方？だからそんなにかわいいの？それくらいの理由がないと納得できません。
デイジーが何事かという顔をしてると、「べつにいいんだけど、その、俺も、男だからさ…。」「どうすりゃいいんだよ？」と独り言のように困惑し始めてしまった。
俺も 男 だからさ って やばくない？？？？
そうだね…佐伯くん男の子だもんね……めちゃくちゃ健全な男の子だもの……ね……そうか………………そうか……佐伯くんって男の子なんだ………。う、わ〜〜〜〜〜〜〜(カアァッ…)(エレガント人生)

超ド級鈍感っ子デイジー、「どうすりゃって…どうかしたいの？」とハチャメチャ煽り出してしまった。デイジーそれは駄目だ！！挑発的な意図を与えてしまうかもしれない！！謝っとこう！！な！！！ ＿＿＿中身のない謝罪なんて何の意味もないですよ。
佐伯くんは口にするのを躊躇ってか、更に頬を赤らめて押し黙ってしまった。ほら〜…………デイジーったら………。
そしてその末に「帰る。」と踵を返して走り去って行った。佐伯くん…よく頑張ったよ。偉いよ佐伯くん。ごめんねデイジーが………。

いやでも…デイジーは本当になんのこっちゃ分かんないんだもんね。ただ佐伯くんに触れたかったから触れただけだもんね。そしたら走り去って行っちゃったんだもんね。それなら…責めるのは的外れだよね。ごめんね、デイジー。

デイジー「いいよ」

優しい………。

そのままデート終わっちゃったけど、大接近モードってどんな条件で出るんだろう。運なのかな？とりあえず前は絶対に考えられなかった関係値の会話だったので、仲が深まったと考えていいと思います。明日からも、また、頑張ります。明るい未来のために。

そして春休みも終わり、4月6日。今日から2年生。
担任の先生誰かな〜と思っていると、まさかの2年連続で若王子先生だった。運命じゃん！！！
こんなイケメンが担任なんてドキドキするから逆に嫌だと言ったのに……。あと課外授業のお誘い断るの胸が痛むから違う人が良かった。いやでも若王子先生やさしくて面白くて大好きだからやっぱり嬉しいな。今年もよろしくお願いします先生。
あと先生は間違えて1年生の教室に入っちゃったらしいです。初日から絶好調ですね先生。

その日の帰り、雨が降ってくるイベントが起きた。なんだろう、佐伯くんとの進展かな、と期待してると、靴箱のところでめちゃくちゃかわいい男の子に出会ってしまった。

彼は天地翔太(あまち しょうた)くん。
背は160cm。甘いものがだ〜いすきな、とってもかわいい後輩の男の子。
顔立ちがcuteなのに口元にほくろあるのめちゃくちゃ良くないですか？キュート＆セクシーの国から来たの？おいでませ。
彼は元からすごく素敵な子だけど、話せば話すほどさらに魅力を感じる性格なので、一回お話ししてみてほしいです。色々驚きがあると思います。損することはないです。本当に可愛いので…。

靴箱で出会った天地くんは入学したての1年生で、急な雨に困っていたところをデイジーが相合傘に誘って助けてあげていた。デイジー、初対面のひと相手でもすぐに手をさしのべられるいい子だなあ…。
帰り道、ナチュラルに傘を持ってくれてる天地くんに「入学式が雨で残念だったね」と言うと、「でもそのおかげで先輩とこうやって話せたので、ラッキーだと思ってます」とにっこり笑ってくれた。いい子だなあ！！！？？？？かわいいなあ！？？？！？！？お菓子ほしい？なにがほしい？アポロ？マーブルチョコレート？ ぬれ煎餅？

駅に着き、「学校で見かけたら声をかけますね」と約束して天地くんと別れた。
いや〜〜〜〜！！！いい出会いだった。仲良くなりたい。あんなにかわいい後輩と出会えるなんて、末吉も侮り難いなあ😄😄
わたし帰宅部だったせいかもしれないけど高校で後輩という存在とマジで一言も会話してないですね。2年生のころとか誰が先輩で誰が後輩で誰が同級生か全然わからなくて怯えてたもの。3年生になった瞬間堂々と歩き始めました。(ダサ)

それからまた寝たり魅力上げたりしてると、佐伯くんに廊下で声をかけられた。もう分かります笑
デートのお誘い……ですね。ピンポンですか？(ピンポンでした。)
さて今度はどこにお出かけするのかな？遊園地かな？と思っていると、「俺の部屋、つっても珊瑚礁だけど。…来ないか？」と目を伏せて照れ顔で誘われてしまった。

へ………………へ、へ…へ………部屋…………？？？？？？？？？？？？部屋？部屋？えっ？部屋？部屋？！！！？？？？
デートスポット彼の部屋とかあるの！？？えっすごい作り込まれてる〜！！！じゃなくていやえっ、部屋！？ふたりきりで！？部屋！？
うわっっっマジかちょっと嘘でしょ本気？お部屋？おうちデート？付き合ってないのに？
うわ〜！！！！！！聞いてない聞いてない！！！うわ〜！！！ヤバイ！！！正気でいられる自信がまったくありません！！！
どんな気持ちでお部屋誘ってきてんだ佐伯くん！！！ったくもう！！！積極的！！！

大興奮していると、「店、手伝えって意味じゃなく。…念のため。」と追い打ちをかけられてしまった。グア〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！そうか！！！！！！店手伝えじゃない方のね！！！？？？？なるほど！？！？！？
………………そうか……………………………………。
……………そう、か………。
いよいよ鈍感じゃいられないよデイジー。少しずつでも彼の思惑に触れていこう。私も協力するから。(誰ですか？)

それから佐伯くんが当日迎えに来てくれることになった。
はあ…………………………、いや…………もう…なんかもう何も言えない。おうちに誘ってくれること自体もめちゃくちゃ尊くてとんでもないことなんだけど、暇さえあればお店につきっきりになってそうな佐伯くんが、デイジーとの時間を自分から作ってくれるようになったことがなにより嬉しい。
同じくらい大切な存在になりつつあるのだろうか。はあ………。佐伯くん………………。

バイト中、突然佐伯くん(オールバック)に、「スコーンの盛り付け変えた？」と聞かれた。デイジーが「常連さんが喜ぶかと思って変えるようにしてる」と答えると、佐伯くんが満足気に微笑んで、「ふぅん……。おまえさ、やっぱ向いてるよ。この商売。」と言ってくれた。
で、で、デイジー、知らない間にそんなところにも気を配っていたの？？？はあ…もう…いい子すぎて頭がクラクラする。デイジー。好きだ。

あと佐伯くんのセリフは「将来俺と一緒に珊瑚礁を継ごう。もちろん…夫婦で。」というプロポーズと受け取っても大丈夫ですか？

とか勝手に言ってると、佐伯くん(公式)が＿＿＿＿＿「二人で店やったらさ、いい店になるな、きっと。」
と笑ってくれた。
「えっ、それって…？」とデイジーが真意を勘繰ると、「！！ちがっ……いや、例えば、な。例えばだ、うん。」と真っ赤になって慌て始めた。

…………………………………ちょっと〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！それはずるいと思いますけど！！！？？？？！！！妄想の中でなら耐えられた！！！！！！だって妄想だから！！！！！！でも！！！本人に！！！言われると！！！ダメ！！！6億倍興奮しちゃうよ！！！？？？？！
はァっ…はァっ……一緒に！！！店やろう！！！
佐伯く〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん！！！！(20,000Hz)
ハァ………すみません、取り乱して…。

4月15日、日曜日。
佐伯くんのおうちに行く日だ。佐伯くんの……………おうちに、行く、日だ。どうしよう。
手土産とか持っていくべき？いま家にコーンフレークしかないんですけど………。
着替えて外に出ると佐伯くんが迎えに来てくれていた。だからご両親への挨拶を間近に控えた恋人同士じゃんってこんなの……………。
最初のスキンシップで鼻をオラ！と触ると、佐伯くんは目を閉じて「ガマンだ俺…。」と呟いていた。…我慢せず言っちゃえよ。好きだって。

珊瑚礁に着くと、「ちょっと、自慢の部屋なんだ。あがれよ。」とそわそわした様子で誘ってくれた。バイト先だから何度も来ているけど、部屋にお邪魔するのなんて初めてだ。
……ついにここまで来たんだ。私は……。
早速お部屋に上がらせてもらうと、どこか緊張した声色で「ようこそ。珊瑚礁の、もう半分へ。」と言われた。な、な、何その言い方〜〜〜。エンターテイナーか？しかも口角がきゅっと上がっててかわいい。

佐伯くんのお部屋、両角が丸くなったトンネルみたいな形で、窓がたくさんついてて明るい。羨ましい！私もこういうお部屋に住んでみたい！阿●ファー●ランドのまるい部屋みたい！
壁は白いコンクリートっぽくて、床は多分焦げ茶のフローリング。ポスターとか漫画とか、目立った物がなくてものすごくシンプル。
普段から綺麗にしているんだろうか？それともデイジーが来るから片付けたんだろうか？めちゃくちゃ清潔感があっていい部屋だなあ。
なぜか時計がふたつ置いてあるけど、もしかして朝起きられないタイプなのかな？起こしてあげようか？銅鑼で。

「ステキな部屋だね！」と心からの感想を伝えると、佐伯くんが「まあな。結構、自慢。あんまり人に見せたこと無いけど。」と、照れながらも誇らしげな顔で笑った。
そっか〜〜〜〜〜〜泣 あんまり人に見せたことないんだ泣 でも私には見せてくれたんだ…。
そうだよね、佐伯くんめちゃくちゃ警戒心高そうだし…パーソナルスペース武道館くらい広そうだし…。招待してくれて、ありがとう。

それから何をしたのかは分からないけど、フェードアウトが開けたらもう夕方になってた。
ふたりで何したの？ゲーム？佐伯くんの卒アル見せてもらった？デイジー。楽しく過ごせたかな？
部屋を出て、珊瑚礁の前で「サンキューな。俺…また誘うから。」と言ってもらった。お家デート重ねるのは付き合ってるでしょうがもう。素直になれよ。
手を繋いでお家まで送ってもらい、家の前の最後のスキンシップで手を触ると、「ずっと、こうしてたいけど…。」と言われた。私もずっとこうしてたいよ！！！！！！ふたりきりの夜を楽しもうよ。例え月が出なくたって佐伯くんが私を照らすMoonlight伝説だよ…。時を止めてしまえたら良いのに…。(すみません。ポエマーの血が騒いじゃって…)

翌日、学校に行くと帰りに氷上くんに出会った。今まで全敗している「一緒に帰らない？」のお誘い…トラウマが蘇る。
でもまあ…やるだけやってみるか…と思ってやってみると、「構わない。自転車は押して行けばいいし。」と笑顔で了承してもらえた。
やった〜〜！！ようやく心を許してもらえたんだろうか。しかも自転車押してまで帰ってくれるなんて優しい…泣  結構めんどくさいよね、押して帰るの…。氷上くんと楽しく下校した。

数日後、佐伯くんに学校の屋上に呼び出され、植物園デートに誘われた。なに〜！笑 すっかり気に入ってるじゃん植物園！笑
月に2・3回デートしてるんだけど本当に付き合ってないと言うつもりなんでしょうか…….。佐伯くんずっとほっぺ赤いし、幸せそうに笑ったりもどかしそうに眉間にしわ寄せたり、完全に恋を患った顔をしてるのに。
お互いの気持ちはうっすらと分かっているけど確信は持てなくて、でも少なからず好意は持たれているから友達としてふたりきりの時間を過ごす、焦れったくも甘酸っぱいいちばん楽しい時期じゃん。青春じゃん。ナオミ・キャンベルと一緒にLA・LA・LA LOVE SONG歌っちゃおうか。

4月29日。佐伯くんと植物園デート！！！🌵🌲🌳🌴🌱🌿☘️🍀🍃🍂🌵🌲🌳🌴🌱🌿☘️🍀🍃🍂
待ち合わせ場所に行くと佐伯くんまた先に来てた。そんなにはやく来てくれるなんて…よっぽどデイジーに会いたかったんだね。わかるわかる。私も友達と遊ぶとき楽しみすぎていっつもはやく着いちゃうもん。そんで一人で周辺お散歩して最終的にちょっと遅れるもん。(愚か)

植物園に着いてスキンシップが起きたので、犬を撫でる気持ちでおなかのあたりを触ると、「なんか、いい匂いする。」と照れた顔で言われた。何の匂いだろう。昼に食べたエビピラフかな。
佐伯くんもめちゃくちゃいい匂いしそうだけどね〜〜？？？爽やかな匂いがしそう。佐伯くんは青春の擬人化なので……。

中に入り、木々に囲まれた煉瓦道を歩いていると、「ここってさ…いつ来ても、静かだな。つい声が低くなる。」と囁かれた。囁きボイスもハチャメチャにいいな佐伯くん。声帯を保存液につけておきたい。
「恐いような不思議な感じがするね」と返すと、「うん。熱帯の密林にいるみたいだ…。探検したくなるな！」と子供みたいな声で言われた。
はあ〜〜〜〜〜っっ泣泣 いつもクールなのに遊び心満載の佐伯くんかわいい泣泣
 「うん」って返事するの最高に好き。王子様モードのときもうん、って柔らかく返事しそうだけど、そのときとはまた違って…こころを許したからこそ出る素直な頷きというか…。
もう佐伯くんなしじゃ生きられない心臓にされちゃいそうだよ。勘弁して。

2度目のスキンシップ、目を見つめるとピンクのハートがぽろぽろ零れて、「ほら…ラブラブみたいになっちゃうから。」と照れと呆れのまじった顔で言われた。な、な、な、なろうよ〜！！！！！！
ラブラブになろうよ！！！なあ！？なろう！？なれるって私たちなら…。すでにラブラブだろうが。

別れ際、寄り道の誘いを受けてまた手を握ってもらうと、「お前の手ってさ…こうしてると、なんか、つぶれそうだ。」というセリフと共に大接近モードが始まった。
良かった！！！あれ1回きりじゃなかったんだ！！こんなんもう…なんぼあってもいいですからね。
つぶれそうだ、なんて…デイジーの手を乱暴に扱う気一切ないくせにね笑 優しい男だものね笑

佐伯くんの顔の良さと見つめる瞳の優しさにときめきながら、ギリギリのところで最終段階までいくと、「なあ……。」と話しかけられた。いつになく神妙な面持ちだ。
「ん？」と聞き返すと、「なあ…。」とまたつぶやき、「あのさ、おまえ、すぐ俺に触るだろ？」と意を決した顔で言われた。
ば、ば、ば、バレてる〜〜〜〜。むしろ触ってない時間の方が短いくらいの頻度で触ってる。ごめん…でも佐伯くんがかわいいのが悪いと思う。

スキンシップは自覚してるデイジー、「ゴメン、嫌だった？」と聞くと、「嫌じゃないけど…。なんかさ、勘違いしそうになるからさ。」と言われた。勘違いじゃないよ〜！！！？？？？ガンガンに好意と若干の下心をまぜて触ってるよ〜！？！？私は！！！(最低ですね)
デイジーが「勘違い？」と首を傾げると、佐伯くんがじわじわと顔を赤くして、「だから、俺もいいのかな、とか？」と少し声を上ずらせた。
いいよ……welcome to my divisionだよ……。
デイジーとスキンシップしちゃえよ佐伯くん。なあ。世界一お似合いだから。

デイジーが「え、つまりそれって…」と呟くと、佐伯くんは顔を真っ赤にして、「ウソ！ウソだよ！ハハッ！バッカだな、おまえ！」「あ〜あ、と。はい！じゃあ、またな！」と下手くそに誤魔化して走り去って行った。
うわ〜〜〜〜〜ん泣 肝心なところで素直になれない佐伯くん、かわいい………。そうだよね…はっきりと言ってしまうのは恐いよネ…。
「あ〜あ、と」の言い方がめちゃくちゃお茶目で可愛さ最高得点。心臓フルコンボです。いつもいつもありがとうございます。
佐伯くんはいつか人間版AEDになりそうですね。

そういえばこの前自動車学校の応急手当の授業で等身大の人型を使って心臓マッサージやAEDの使い方を練習したんですけど、参加者が端から順番に二人一組をつくってAEDの練習をするとき、奇数だったせいで最後尾にいた私だけ余っちゃって「…先生とペアになろうか！」と気を遣った笑顔で言われました。
不可抗力とはいえ、はぶられた人間の切なさ・悔しさ・やるせなさ・宇宙の摂理を感じました。

佐伯くん、いざ付き合ったらスキンシップめちゃくちゃ多い彼氏になりそうで最高だなと思いました。
あ〜あ！はやく付き合わね〜かな！(頭の後ろで腕を組みながら)

2年目 5月

2-5

5月だ〜〜！！！！！！ごが…5月だ！！
特に感想はないな5月。(毎日が誰かのBirthdayなのだから、そんな言い方は無いと思います。)
…あ、皐月って呼び方、かわいいですよね。

デイジーのパラメータが、
学力103(±0)  運動93(-1) 流行94(+7)
芸術90(＋3) 気配り104(＋1) 魅力101(+10)
になった。
魅力ガン上げしてたら学力と運動がおろそかになってしまう…。竜子さんとも先月全然会えてないし。どうすれば上手く上げられるんだ。
頑張るしかない…ですよね。

ゴールデンウィークになったのでパラメータ上げに徹したいと思います。
佐伯くんがすぐデートに誘ってくれてデイジーの日曜日埋まっちゃうからさあ笑  …私はこんなにも暇なのに。

と思ったらゴールデンウィーク明け、早速佐伯くんに遊園地デートに誘われてしまった。
もお〜〜〜ッ、佐伯くんったら…！！！！笑
めちゃくちゃ行きます。地を這ってでも。
「いや、お客からチケットもらったからさ。」って誘われたんだけど、お客さんからもらって「…アイツと行くか…」って真っ先にデイジーを浮かべたのかと考えると愛おしさが爆発しますね。
もしくは自分でチケット用意したけど気恥ずかしくて「お客からもらった」ってことにしたのかもしれない。ああもうどちらにせよ可愛い佐伯くん。もう。好きだ。

5月16日、登校すると、突然「おはようございます！」と大きな挨拶をされた。
何事かとびっくりしたけど、氷上くんが生徒会活動の一環としてあいさつ運動をしているらしい。きっと早起きして来たんだ、えらいなあ、えらいなあ泣
他の生徒から少し笑われていたけど、朝日を浴びて笑顔で挨拶をする氷上くんは誰よりも輝いていた。カッコイイよ、氷上くん。
いつか一緒に大地讃頌歌おうよ、氷上くん。

5月20日。佐伯くんとの遊園地デートの日だ〜〜！！！
待ち合わせ場所に行くと、サーモグラフィー陰陽魚太極図パーカーの佐伯くんがいた。久しぶりだね、その服。ステキ…だね。
遊園地、いままでに2回くらい来たけど、どっちもレースを見たから今日は乗り物に乗ろうと思います。
入口のところでスキンシップが起きたので手首に触れると、「まあ、たまにはな、うん。手、貸せよ。」と目を逸らして照れた顔で言われた。
いやいやいやいや笑 デートのたびに手を繋いでますけど……全然たまにじゃないですけど……。
佐伯くんの感覚どうなってるんだ？と思ったけど、学校じゃスキンシップどころかまともに話すこともできないもんね。
寂しかった…のかな？佐伯くん？笑

「で、どうする？」と聞かれたので、ジェットコースターに乗ろうと誘うと了承してくれた。
「オッケー。そうしよ。」っていつもの1.03倍くらいローテンションな声だけど、どうしたんだろう。お腹すいた？  ベーコンレタスバーガー食べる？
3回目のスキンシップ、顎を触ると、「……狙ってないよな？」と赤い顔でじっとり睨まれた。
な……なんの話だろうか。私は狙ってしかないけど。

ジェットコースターに並んでいると、佐伯くんに「一番前、座れるかな…。おまえさ、小学生の振りして割り込んでみない？」と言われた。
一番前座りたいんだね佐伯くん！！佐伯くんのほうが小学生だよ佐伯くん！！
スタイルこそ最高にいいけど顔と声がハチャメチャ可愛いので小学生でも通じるんじゃないかな。
小学生だろうと割り込みはダメです。(2人格)

順番が来て、ジェットコースターに乗るモーションが入った。佐伯くん、今まで見たことないパーフェクトスマイルだった。楽しそう。
降りたあとも「気持ちいいな、やっぱ！」とご機嫌になってた。
絶叫系好きな人で良かった〜！！やっぱりジェットコースターは乗っておきたいしネ！
友達とテーマパーク行ったとき1人でも絶叫系乗れない子がいたら気を遣い合ってわりと気まずくなっちゃうよね。私だけかな。絶叫系乗れないってわかった上で、それでも一緒にいたら楽しいからって誘ってるので、絶叫系乗れない方も気を遣う必要はないと思いますよ。

「最高！もう1回乗ろうよ！」と誘うと、「いいや、もう2回だ。行くぞ！」と楽しそうに笑ってくれた。
本当にお似合いすぎない？この2人……。式場決めておこうか？いや、でしゃばっちゃダメだよね。ゴメン。笑

そのあとまた手を繋ぎ、大接近モード。
これってこんな高頻度で起きるものなんだ？？満足度高すぎるモードだけどお金要求されない？大丈夫？佐伯くんにお金せびられたら秒で借金しますが…。
大接近のスキンシップ、段々上手くなってる気がする。順調に最後まで来た。
佐伯くん、時折「おい！」とか「こら。」とか「やめろ。」とか言うけど、顔が赤すぎて全然怖くない。口じゃツンツンしてるけど表情が素直なんだ…。かわいいね泣泣泣

「あのさ。えぇと…確認、だけどさ。」と不意に口を開いた佐伯くんに相槌を返すと、「おまえ、結構その、触るだろ？俺に。」と言われた。
うん………それは本当にごめん。反省の気持ちで溢れてる。
デイジーも「そうかも」と認めると、「それって、女は普通にやること？」と聞かれた。
あ〜〜〜〜〜なるほど〜〜〜デイジーのスキンシップの意味を探ろうとしてるんだね佐伯くん。私は下心のみで触ってるけど確かにデイジーはどんな気持ちで触ってるんだろうか？？？
人との距離がもともと近いタイプなのかな？？

佐伯くん、なんでもないふうを装ってるけど、声に緊張と焦りと照れがまざっててかわいい。

でもそんな意図に気付かず、デイジーが「人それぞれじゃないかな。」と普通に返すと、「じゃあさ、相手によって変わるもの？相手によって、その、さわる場所とか回数とか。」と更に早口で問うてくる。もう、もどかしくて仕方ないって感じがしてすごい。すごいよ佐伯くん。
「俺のことが好きだから触るの？」って聞きたいんだろうか。はっきり聞けなくて遠回りしちゃうところがいじらしくて最高………好きだ………………好きだ〜〜〜〜〜〜ッ！！！！！！！！

「それは、自然にそうなると思うよ。」と言うと、「ふぅん……そっか。自然ね。難しいな自然か…。」とぶつぶつ呟きはじめてしまった。悩める男の子だ。
その様子を見てデイジーが不思議そうに「瑛くん？」と声をかけると、「わっ、ゴメン！？ あ、いや、べつにまだ何もしてないだろ？してないよ！」と更に真っ赤になって慌て出した。
何を考えてたんだ佐伯くん。本当に…その…なにもう…かわいい………好きな女の子を前にしたら、穏やかで爽やかなプリンスの面影がなくなっちゃうの、たまらなく良い。最高。
いずれ彼は何をするつもりなんでしょうか…。

佐伯くんはそのまま、「うん……帰る、じゃあ。」と小さく呟いて、また走り去って行った。
デイジーは、(瑛くん、すごく、慌ててた…)と思いながらその後ろ姿を眺めてた。
で、で、デイジーのせいだよ〜〜！！デイジーが可愛くて鈍感だから………。もう…そんな魅力的な子、そりゃあ佐伯くんも好きになっちゃうよ…。
佐伯くんの想いが報われますように。
……佐伯くんのデイジーに向けた一言目が「ゲッ」だったのを思い出して、関係の進み具合に脳が焼かれてしまいました。愛おしいナ…。

勉強しつつ数日後、またまた廊下で佐伯くんにデートに誘われてしまった。
す…スパンがあまりにも短い。学校でもたぶん毎日合ってるだろうし、バイトも一緒だし、休みの日も一緒って…………。同じ空気吸いすぎて混ざりあってひとつになっちゃわない？大丈夫？？
そして今回は商店街に誘ってくれたんだけど、「商店街でいろいろ見たいんだけど、一緒に来るか？」って誘い方が最高。
「行こうぜ」とか「来いよ」じゃなく、無理強いをせず、断りやすさも残し、デイジーにすべて委ねてくる感じ…。うまいな佐伯くん。
行く！と答えたら「よし！」って笑顔になるのがかわいい。嬉しそうに笑うなあ…。

3日後の昼休み、学校の中庭が映り、デイジーが「よしっ、一番乗り！うーん、気持いい！」とルンルンでお弁当を広げようとすると、芝生の木陰で佐伯くんが寝転んでいるのを見つけた。

ね、ね、ね、寝顔スチルだ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！？？？？
仰向けになって、両腕を横に広げて、すごく気持ちよさそうに寝てる。これちょっと休憩ってレベルの睡眠じゃないな。
あとデイジーチャイムと同時に着いたのにもう寝てるってことは、4限目サボったんだな佐伯くん。
…………お疲れなのかな。

デイジーが「瑛くん？」と声をかけたけど、返ってくるのは寝息だけだった。
(よく寝てる…。そうだ！この機会にいつもの仕返しを…。やっぱりチョップ？ 顔に落書きしちゃおうかな…)
とデイジーが小学生みたいなイタズラを嬉々として考えていると(かわいい)、佐伯くんが安心しきったような深い息を吐いた。

(無防備に寝てるな。安らかな顔しちゃって…。でもちょっと、可愛いかも。)と見つめ続けても、口元をむにゃむにゃ動かすばかりで起きる気配がない。
それを見たデイジーが、いつも忙しいもんね、そっとしておいてあげよう、と立ち去ろうとしたタイミングで、佐伯くんが目を覚ましてしまった。
うっすら目を開けて、「……ん？」と眠たげな声のままこちらを見た。

「瑛くん、よく寝てたね？」と声をかけると、覚醒しきってない声で「今、何時？」と聞かれた。
「お昼休み。もうすぐ午後の予鈴が鳴るとこ。」と教えてあげると(デイジー、もしかして30分くらい見つめてたの？)、佐伯くんは
「…いけね。ホースラディッシュとブラウンシュガーだ。」「ウエハース3ダース、ジャージ…体育館履きは…何ダースだっけ？」
と寝起き特有の低い声でわけの分からないことを言い始めた。
か、か、か、完全に寝ぼけてる…。なんてかわいい。佐伯くん。かわいい。体育館履きは6ダースだったと思うよ。

デイジーが「？？？」と困惑していると同時に午後の予鈴が鳴り、「昼休み終わり！？」と佐伯くんがやっと覚醒した。
「化学準備室、行かなきゃ！」と身を起こし、慌ててデイジーに「…っと、寝癖、大丈夫？」と確認してくる。どんなときでも身だしなみに気を抜かない佐伯くん、素敵だ。だからそんなにかっこいいんだね🎶
その様子を目を瞬かせながら見ていたデイジーが「う、うん、大丈夫かな？」と答えると被せるように「どっち！？」と問い詰められ、慌てて「大丈夫！」と言ったけど、佐伯くんは「遅い！」とチョップをかまして走り去って行った。

デイジーは痛っ！と訴えながら、佐伯くんの後ろ姿に向かって「もうっ！“可愛い”は取り消しだ！」とプンスカ怒っていた。

……………………信じられます？まだ付き合ってないなんて……………。
あと、もしも寝てるのを見つけたのが他の女の子だったら、佐伯くん飛び起きてプリンスオーラ纏ってたと思うんですよ……………。デイジーだから安心して寝ぼけられたんだなきっと。
はあ………(お天道様に向けた大合掌)

デイジーが一番乗りで中庭に来て佐伯くんのお昼寝を見かけたのも、すべては運命のお導きってことですよね笑

このふたりに繋がれた赤い糸がけして切れないようにビニールで補強する仕事に就きたいなと強く思いました。(なんてロマンチストなんだ？私)

2年目 6月

2-6

6月になった。先月あんまりデートしてないせいか１ヶ月経つの早く感じたな〜！！！
夏といえば海、海といえば佐伯くん、佐伯くんといえば夏、なので今夏はたくさんデートしたいなと思います。

デイジーのパラメータが、
学力108(+5)  運動99(+6) 流行104(+10)
芸術96(＋6) 気配り111(＋7) 魅力102(+1)
になった。
デート我慢してパラメータ上げに専念したおかげでなかなかいい数値になってきた気がする！これからも頑張ろうね、デイジー🎶

6月3日、デートの日だ！確か商店街に行く約束をしてた気がする。
いつものようにデイジーが遅刻して(次は気を付けようね)アーケードの前まで来ると、「行ってみるか。なんか店で使えそうなのあったら、教えろよ。」と言われた。お休みの日もお店のために来たのかな？泣   とことん心を尽くしててすごい。

最初のスキンシップ、手に触れてみると、「ああ、そっか……。手、つなぐか。」と面映い顔をした。なにもう………隣を歩くときは手を繋ぐのがふたりのお約束になっているの？？？？
商店街に買い物に来た買い物袋からネギ飛び出してるオバチャンになってその様子をすれ違いざまに凝視したすぎるけど…。

レディースの洋服屋さんを見ていると、突然佐伯くんに「なあなあ、あれ！おまえに、ピッタリだ。」と何かの服を指さされた。
そのあと右画面にいつもの3つの選択肢が出たんだけど、間違って連続でタッチしちゃって適当に選んでしまった。
な…なにを選んだかもわからなかった。えっ…私何言ったんだろうか。「センスと頭大丈夫か？」とかいう選択肢にしてたらどうしよう。

ドキドキしてたけど、佐伯くんはなんでもない顔で「だよな、フツー。でも、おまえが着たとこ、ちょっと見てみたいかも。」と言ってた。
う…ん…わ…悪くはなかったっぽい……？？？？なにが起きてたんだろう今。時を戻したいです。松陰寺太勇さん助けてくれませんか？
「バッチリ好印象！」が表示されたからいい選択肢だったみたいだ。良かった良かった。

そのまま夕方までショッピングを楽しみ、また手を繋いで寄り道に出かけた。
出会ってまだ1年とは思えなほどの距離の縮まりよう…。よっぽど相性が良かったんだネ😁💖
そのまま大接近モード来るかと思ったけど、海に来た。やっぱり毎回は来ないかあのモード…。
ちょっと残念だけど佐伯くんと海に来るのは実質新婚旅行だと思ってるからオールオッケーです。

将来の夢がなにか聞いてみると、「店もそうだけど、ちゃんと勉強してバリスタになりたい。」と教えてくれた。バリスタって、とデイジーが聞くと、
「ああ。コーヒーの専門家。コーヒー淹れるだけじゃなくて、デザートも食器も店の装飾のことも…。」「最高のコーヒーを飲ませるために、あらゆる知識が必要なんだ。」
と詳しく教えてくれた。
まだふたりが友達ですらなかったときも、下校中にこの夢を教えてくれたなあと思い出して、胸があたたかくなった。佐伯くんとデイジーはいつだってあったかいな。素敵だな…❣️

「大変そうだね…。じゃあ、大学へは進学しないの？」と聞くと、「考え中。店やるなら、やっぱり経営とか、経済とかキチンと勉強しないとな。」とものすごくしっかりした答えが返ってきた。
偉すぎる………。私大学で経済学学んでるけどマジで意味わかんないよ。助けてほしいよ佐伯くん。教授のベルトが締められずずっと腹にくい込んでるのが気になって集中できないよ。

ちゃんと考えてるんだねえ…と呟くと、「当たり前だろ？ガキじゃあるまいし。おまえはどうなんだよ？」とジト目で聞き返されてしまった。
デイジーは魅力的で頑張り屋さんだから何にだってなれると思います。
「わたし？わたしは、どうしよう…。」と悩み出すと、佐伯くんは依然呆れた目で、「おまえな…。じゃあ、幼稚園児みたいに、可愛いお嫁さんとかにしとけ。」と言ってきた。
えっっっっ………これプロポーズ？今度こそプロポーズじゃない？ 俺のとこに嫁に来ればいいだろ。ってことじゃない？これは流石に………。

デイジーが笑いながら「うん、それもいいかも！」と冗談めかして返すと、間髪入れずに「誰のだよ？」と聞かれた。
いや！！！プロポーズじゃんて！！！「佐伯くんのって言えよ…」って圧出してるって！！！ねえ！！！デイジー！！！
思わぬ質問にデイジーが「えっ？」とびっくりしていると、佐伯くんはほっぺを赤くして、「べつに、どうでもいいけど……」と呟いたっきり黙ってしまった。

いやいやいやいや…どうでもいいわけがないでしょふざけちゃって…………。。。
めちゃくちゃ拗ねてるじゃん……かわいいじゃん……やば………ここまで好意全開にしてくることある？？？？？？？？？？？？
言い方が「べつに？どうでもいいけど？」って感じでハチャメチャにcuteだった。
自分じゃない誰かのお嫁さんになるデイジー想像して勝手に拗ねちゃったのか！！！なあ！！！佐伯くん！！！！佐伯く〜〜〜ん！！！！！！

「拗ねちゃった」って打とうとしたら予測変換の一番前にスネちゃまが出てきて微妙な気持ちになりました。

はあ……初夏だからって初っ端からお熱いねお二人さん笑 ヨッ！笑
…………地球温暖化が進むからはやく付き合って……………。

それからしばらく竜子さんと遊んだり竜子さんと遊んだり天地くんと一緒に帰ったり竜子さんと遊んだりしていると、2年目の体育祭の日が来た。
佐伯くんに脱兎の走りを求められたあの日からもう1年か……。フフッ、懐かしいな。

せっかくだし去年とは違うやつに挑戦してみようと思って二人三脚を選ぶと、デイジーが「パートナー、どうしよう」と呟いた。
そんなことだろうとは思ったけどやっぱり決まってなかったんだ。自由参加って羨ましいな〜！と思うけど自由すぎてビビる。

パートナー探しをしていると佐伯くんがなぜか顔を赤らめながら近付いてきて、
「あのさ……べつに、俺、ヘンなこと狙ってないからな？」
と謎の主張をしてきた。よく分からないけどそれはもう狙ってる人が言うセリフなんよ佐伯くん。本当に狙ってない人はわざわざ言いに来ないと思うよ佐伯くん。
デイジーが「ヘンなこと？」と首を傾げると、「……いつか学校帰りに、ほら、ぶつかった時みたいな………。」と照れMAXで言われた。
あっ……そんなこともあったね佐伯くん。ごめんちょっと忘れかけてたよ。本当にごめん。
デイジーがあまりにも気にしてないもんだから………。もしかしたら1年間ずっと気にしてたのかな佐伯くん。

それに対してデイジーは、「あ、うん…。」とめちゃくちゃ冷めた返しをしてて笑ってしまった。
でも特段気にした様子もない佐伯くんは、「……行こうか？ 二人三脚。」と当たり前のように誘ってくれた。
他の女の子たちの視線が身体中に突き刺さりそうだけど佐伯くんから誘ってきたからしょうがないよね！！！💦😅

次に進むと二人三脚のミニゲームの説明が出てきたけど、佐伯くんの「みぎ」「ひだり」の掛け声に合わせて右と左を交互にタッチすればいいらしい。たのしそう。
いざやってみるとめちゃくちゃ簡単で、本当に佐伯くんの指示通りに右左してればぶっちぎりの1位でゴールできた。
やったよ佐伯くん！！！ゥチらの仲の良さ全世界に見せつけられたんぢゃね？爆笑

負けず嫌い佐伯くん、さぞかし喜んでいるだろうなと思ってたら、「やった、1位だ！ まあ、俺たちなら楽勝だよな？息が合ってるもんな！」とめちゃくちゃハイテンションで言ってくれた。
想像の3倍は嬉しそうで私も嬉しいよォ〜〜🥲🥲🥲💖💖💖
うん♥佐伯くん♥ウチらの絆はボブ・クレイマーシリーズの包丁でだって切れないもんね♥

ていうか再三言うけど私は佐伯くんと同じクラスなんですか？？？？？？？？
まあ当日参加するか決めるくらいだし、運動会のチームとかあるわけないか…。

競技を終えると、最後にフォークダンスの時間になった。
順番が回ってきて佐伯くんに当たると、「なんだ…おまえか。…ほら、手、貸せよ。」と言葉はぶっきらぼうだけど優しい笑顔で手を差し出してくれた。   エーン！泣泣泣泣泣泣泣泣泣泣泣泣
嬉しすぎるよ………。だって去年の体育祭のとき、佐伯くん「ゲッ、おまえか。」って言ってたんだよ。めちゃくちゃ嫌そうだったんだよ。
なんて素晴らしい進歩でしょうか。

佐伯くんとの順番が終わると、次に氷上くんが相手になった。真剣な声色で、「足を踏んだら、ごめん。」と先に謝られた。
全然いいよ氷上くん。足踏まれたくらいじゃご褒美にしかならないんでね笑

次は天地くんだった。ちょっと待ってよ、イケメン回転寿司ゾーン来ちゃってる？
天地くんはにっこり天使のような笑みを浮かべて、「よろしくお願いします！」と言ってくれた。律儀な子だな〜💖好き 友達になって。

ていうかフォークダンスやったことないから分からないけど、学年の違う男子とも踊るの？？マジで在籍してるすべての男子と踊るってこと？？気が狂いそうじゃないですか？(小声)

そんな感じで今年の体育祭もHAPPYHAPPYで幕を閉じた。モテまくりで困っちゃうな！？休む暇もないなこんなんじゃ！？

翌日の休みは寝て一日を過ごした。

数日後学校に行くと、佐伯くんに遊園地に誘われた。もお〜〜！！！！佐伯くん、デイジーをデートに誘うの日課になってない！？もちろん行くよ💖💖💖佐伯くんお客さんからチケット貰いすぎでウケる。
…最近誘われてばっかりで受け身になってるな。これはいけない。忙しさにかまけないでこちらからも誘わないと…。

当日バス停に向かうと、黒いタンクトップの上に柳色のノースリーブブラウスを重ねた佐伯くんがいた。
…………の、ノースリーブオンノースリーブ………。
櫻井さんのパーカーオンパーカー以来の衝撃が走りました。たぶん顔が良くないと許されないよその着こなし。顔がいいから許されるどころかマイナスをプラスに変えちゃってるけど。マイナスをプラスに変えるマスターかな？

一発目のスキンシップで首のあたりを触ると、「反撃だ！コラ、逃げんな！」とじゃれつきセリフをいただいてしまった。こ、これ初めて聞いた〜！！バス停でイチャつくな。
遊園地について「どうする？」と聞かれたので、ゴーカートに乗ろう！と誘うと、「そうしようぜ！」と賛同してくれた。なんだか上機嫌だ。ゴーカート好きなんだね佐伯くん😄

ゴーカート乗り場に着くと、目を輝かせた佐伯くんが「スゲェ、本格的…。よし、俺の最速理論を見せてやる！」とめちゃくちゃハイになってた。
最速理論って何！？！？分からないけどあまりにも語呂がいい。最速理論見せて❤️ってうちわ持ちたい。

乗り終わったら「気分いいな〜！」と嬉しそうにしていたので、「わたしの最速理論を証明してみせる…。」というセリフを選択をすると、
「なんだとっ！？ 面白い…ナビは頼んだ！」とノリノリで返してくれた。
いっつも思うけど、佐伯くん顔も声もスタイルも頭も運動神経も接客技術もいいのにノリまでいいってなんなの？？ 神から何物を奪い取ったのだろうか。
＿＿＿＿＿…ううん、ごめん。きっとそのうちのたくさんが、努力によるものだよね。何もしなくても勝手に与えられたものみたいな言い方してゴメン。一発殴って欲しい。

それからもう恒例となった、帰り道に手を繋いでの大接近モード。恒例よ。もう。何回やるのこれ？最高すぎる。
いつも通り顔や体をぺたぺた触りまくってたら、突然冷静に名前を呼ばれた。
「なあ、まじめに言うんだけど、さ。」と前置きされて心臓が高鳴る。めちゃくちゃ普通にスキンシップやめろよとか拒絶されたらどうしよう。泣くかもしれない。土下寝するしかない。
デイジーが「はい。」と姿勢を正して返事すると、
「おまえは、そんなつもり無いんだろうけど、あんまりくっついたり、そういうのされると…」
「おまえに、その…つい、なんかバカなことしちゃうんじゃないかって、時々、俺。」
とものすごく真剣な声で伝えられた。

その気持ちを汲んで、デイジーが「ゴメンね、ちょっと無神経だったかも。」と謝ると、
「いや、いいんだけど、俺もほら、思春期っていうかさ、意外かもしれないけど。」
「べつに、俺だってさ、おまえがもし、その、そういうことなら、ほら….。」
とたびたび口籠もりつつ、でもはっきりと気持ちを伝えてくれた。
めちゃくちゃ言いづらいことだろうによく言ってくれたネ…。ありがとう佐伯くん。
…………………………佐伯くん、思春期、なんだね。いやっ、なんか不思議な気持ちになっちゃって…ごめん。………思春期男子佐伯くん………。

佐伯くんの言いたいことを上手く汲み取れなかったデイジーが「そういうこと？」と聞き返すと、なにかを諦めたらしい佐伯くんは、
「いや、なんでも。ぜんぜん、なんでも。」と半分ヤケになって呟いて、また走り去ってしまった。

…………………………………………………………。
…………………やばくない？(小声)

デイジーのこと大好きで、デイジーのスキンシップが嬉しいけどもう耐えられなくなってきてない？おまえにバカなことするんじゃないかって、ってやばくない？え？やば？え？うそ？まじ？うわ〜〜〜………勘弁して…………。
……勘弁して！！！？？？？！！！？？？？(ブチ切れ)
バカなことしそうだって正直に伝えてくれる佐伯くんの誠実さよ…………………。佐伯くんやばい。本当にとんでもない。なんかもう、一緒にいればいるほど大好きなところが増えていく。
そんな彼の気持ちに応えるべく、私も誠実に生きていきたいなと思いました。

でもスキンシップは生きる糧なので多分一生やめません。ごめん佐伯くん。

デート終わり、動揺して同じ場所に3回セーブしてしまった。佐伯くんは危ない薬なので取り締まった方がいいんじゃないでしょうか？？？

6月24日、なんの予定もない日曜日だったから佐伯くんをデートに誘おうと電話をかけると、ワンコールで「もしもし？どうした？」と出てくれた。…電話に出てくれるタイミングは私のタッチ次第ですが………。
デイジーが名前を名乗ると、「ああ、俺もいま、かけるとこだった。」「あのさ…。いや。やっぱ、おまえが先。」
と甘酸っぱいやり取りを交わす2人(付き合ってない)。このセリフ聞いたことないな、と思ったら、そういえば好き状態になってから電話かけるの初めてかもしれない！？
もうずっと佐伯くんからのお誘いに甘えてきちゃったんだ、私は…………。最初はあんなに必死に誘っていたのに。
諸行ならいつも無常とは言いますが、変わっちゃいけない心だって、あるよな。

これからは定期的に電話をしようと心に決めて、7月1日にボウリングに行こうと誘うと、「オッケー。」とすぐに乗ってくれた。
デイジーが「それで、瑛くんの用は？」と聞くと、「ん？…あぁ、もう済んだ。じゃあな。」と言って切られた。
………向こうもデートに誘おうとしてたってことジャ〜〜〜〜〜ン……！！！！？？？？？？？🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️
無理無理………遠回しにそれを伝えてくるところ愛おしすぎて胃もたれするって……………。
太田胃散A買っとかなきゃ………………………。

2年目 7月

2-7

7月！！！HAPPYでSUMMERなSEASONですね。
佐伯くんの誕生月というだけで何億倍もわくわくしちゃう🎶😁‼️

デイジーのパラメータが
学力109(+1)  運動100(+1) 流行101(-3)
芸術96(±0) 気配り114(＋3) 魅力100(-2)
になった。
やばい。ストレスが上がってきたのが怖くて眠り姫がごとく寝続けてたらめちゃくちゃ微妙な感じになってしまった。
でも佐伯くんと月3でデートしたいよ泣 誰か助けて……………………泣

7月1日、初日から佐伯くんとデートの予定を入れていたので(先週の自分天才だな)、バス停に向かって佐伯くんに遅刻をちょっぴり怒られつつダーツコーナーに向かった。
……いつもだったらここまでで2回くらいスキンシップ来てたのに、今日は1度も来ない。
前回のデートであんなこと言われたから、デイジーも自重してるんだろうか。
偉いなデイジー🎶と思う反面さみしい。ヤダよ〜〜〜〜泣 佐伯くんに不躾に触れて顔真っ赤にしながら怒られたいよォ泣

ダーツコーナーに到着すると、「501で良いよな？」みたいなこと言われた。何の話？？？何？わかんない。ダーツまともにやったことないから難しい話しないで？？
でも佐伯くんは勝負相手が欲しいだろうから、「どっちが勝つか真剣勝負！」と強がってみた。
ごめんデイジー、あとは任せた。

結果がよく分からないままダーツが終わり、商店街に戻ってきたら、「今日さ、サンキューな。」といつも通りお礼を言われた。
このセリフ、ちょっと声がかすれててめちゃくちゃsexyだな…………？？？？はしゃいじゃって叫んで声枯らしたのかな。(また勝手な推測を)

手を繋いで海に寄り道して、異性の好みについて聞いてみると(デイジーったら大胆な質問🤭)、
「なに企んでるんだよ？」と不満げに言われた。
「なにも企んでないよ！もう、屈折してるなあ…」と言い返すと、「悪かったな。」と口をとがらせた。恋愛の話をしたら不機嫌になっちゃう佐伯くん、KAWAII〜〜！！！！

佐伯くんは「でも、まあ、そうだな…。」と呟いたあと、少し間を置き、ひとつ息を吐いて、
「本当の俺を見ていてくれる人がいい。」
と言った。

さ…………………佐伯くん……………………………。
佐伯くん。佐伯くん…………。そんなん言われたらまた激重感情溢れちゃうョ………………。こちとら涙腺がいつ崩壊してもおかしくない体なんだから……。タウシュベツ川橋梁と呼んでください。

その言い方が寂しそうで、泣きそうにも見えて、諦めもどこかに感じて、なんだかもうたまらなくなった。今すぐ抱きしめてあげてデイジー。

「本当の、瑛くん？」と聞き返すと、
「ああ。店に立ってるとき、学校にいるときとか…。ときどき、何がなんだか、どれがホントの自分か判らなくなる。言っててバカみたいだけど」
と吐露した。自分を嘲るようにあげた口角が痛々しくて切ない。

「じゃあ、今は？」と聞くと、佐伯くんは「…え？」と驚いたように目を瞠った。
「今、わたしが見てる瑛くんは、本当の瑛くん？」
佐伯くんは首を縦にも横にも降らず、目線を下に落として黙り込んでしまった。
もう日も落ちて人もいない夕方の浜辺、お互い口を噤んだ中で、夕日に反射して光る海だけが静かに波の音をたてている。
昼と夜の合間、橙と紫のグラデーションがかった空を映した水面が綺麗で、そのぶんさらに苦しくなった。(こんなドデカヤバシーン見せられたら流石にポエマーになっちゃうよ)

やがて佐伯くんは目を閉じて、
「わからない。でも、そうならいいと、そうありたいと、思ってる。」と呟いた。
そこには普段の意地も、ひとかけらの見栄もなくて、心からの言葉なんだろうなと感じる。

デイジーがそんな佐伯くんを見やって、瑛くん、と心の中で名前を呼んだところで、その日のデートは終わりを迎えた。

佐伯くんは珊瑚礁を継ぐ意志を抱いてからデイジーに出会うまで、ずっとずっと本当の自分を隠しながら生きてきたのかな…。泣
親にも応援はしてもらえなくて、学校ではいつも笑顔を崩せなくて、毎日どんな思いで過ごしているんだろう。
そんな中、唯一肩肘張らずにいられる相手ができて、少しは嬉しく思ってくれてるかな…。

いつだったか、同じく夕方の浜辺で学校生活について尋ねたとき、「煩わしいことばっかで、面白くもなんともない。」と吐き捨てられたことを思い出した。
佐伯くんはこんなにも世界に優しいのに、この世界はあんまり佐伯くんに優しくないから切ないナ……。

はやく石油を掘り当ててどうにかこうにか佐伯くんを幸せにしてあげたい。
誰かシャベル貸してください。

7月2日、夏休み前の期末テストが始まった。
結構100超えのパラメータも出てきたしどうかな〜…！！！？とドキドキしながら結果を見ると、総合478点で学年1位を取ることができた！

や、や、や、やった〜！！！！！！❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️念願の学年！！！！！！1位！！！！！！佐伯くん！！！みて！！！1位！！！！！！！！！Go to the TOP！！！

後ろから佐伯くんの「負けたか…」という落胆の声が聞こえてきたので振り向くと、
「おめでとう。すごいや、おまえ。」とめちゃくちゃ素直に褒めてくれた。
あ、あ、…………ありがとう佐伯くん……泣泣
1位を取ったことももちろんだけど佐伯くんに褒めて貰えたことが何より嬉しい。

「ありがとう！瑛くんもね？」と学年15以内に入っていた佐伯くんを讃えると、
「おっ、なんか生意気…。まあ、今日くらいは、勘弁してやるか。」と悪友みたいに笑った。
うう………頑張ってよかったねデイジー。おめでとうデイジー…………デイジーは素晴らしい子。世界有数の宝物。ファンタスティックビースト。

翌週、運動不足だったので竜子さんと遊びまくっていると、靴箱で佐伯くんから「ゲームセンター、行かないか？なんかそういう気分。」とデートのお誘いを受けた。
靴箱でのお誘いってさ〜！！！なんかいい！！
帰るところでばったり会って、駆け寄ってきて「あのさ、」って誘ってくれてる感じがする。そのまま一緒に帰っちゃったりしてネ！？！？😁😁いや、まあ全部妄想だけど………………。

7月15日、早速デートの日が来た🎶
最初のスキンシップ、フェイスラインをなぞると、顔を赤くして「な、なあ……。そういうのは、人のいないとこで、な？」とかるく窘められた。
人のいないところだったらいいんだ………………………………………………………………。(フーン………？？？？？？)

そういえば駅で集合のとき、いっつも左奥に1人だけやたらと輪郭と陰影のくっきりしたイケメンがいるんですけど誰なんだろう。

黒幕？合成みたいになってる。

あとこちらが今日の佐伯くん。
ウーン………かわいい！！！ やっぱり2Dのイラストっていいですよね。表情が分かりやすい。
イマドキの3Dモデルもリアリティがあって良いけど、こっちが廃れるのは寂しいなあと常々思います。……急に語っちゃってすみません笑

ゲームセンターに到着し、ビデオゲームとメダルゲームの選択肢があったので、ビデオゲームで遊ぶことにした。
佐伯くん、「チンタラメダル入れて、なにが楽しいんだよ。」とか言うかもしれないし…。(勝手な妄想で悪い言葉を吐かせてゴメン)

２回目のスキンシップ、肩のあたりをなぞったら、「そうされると、その、感触が…」と赤い顔で見つめられた。
なんの感触？ねえ？佐伯くん？なんの感触？ねえ？なに？ねえ……佐伯くん？？？？思春期？？？？？？？？(ごめん……)

ゲームセンターに入ると、「ゲーセンって中2の時以来だ……。なにやる？」と物珍しそうな顔をしながら聞いてくれた。
佐伯くん、行きたい場所とか乗りたいアトラクションとかやりたいこと、いっつもデイジーの意見を尊重してくれる。素敵な男の子だなあ…。泣

ていうか中2の時は来たんだ。佐伯くん………あの………答えたくなかったら大丈夫なんだけど、今男の子の友達っている？😅(小声)

やっぱり対戦ゲームでしょ！と勝負をしかけると、「ああ、俺、得意だ！久しぶりだな……。」と目を輝かせた。負けず嫌いだからめちゃくちゃ練習してそう、こういうの。可愛いね佐伯くん😊

私はNARUTO疾風伝 激闘忍者大戦EX2を小学生のころからやってきたんですけど、対戦相手が姉しかいなくて寂しいです。
誰か一緒に遊びませんか？ 推しを倒すのは罪悪感あるので使用キャラは我愛羅以外にしてほしいです(我儘言うな)
ちなみに未だに操作がよく分かんないし腕前は下の中です。よろしくお願いします。

たくさん遊んで商店街に戻ってきたら、例の通り寄り道に誘われた。もう誘われなくても行くけどね？ 慎重で愛おしいな佐伯くん…笑 フフッ笑
腕をなぞってみると、「いいよ…。ここ、捕まってろよ。」と言ってくれて、腕を組むことに成功した。
こ、こ、……高校生男女(付き合ってない)の距離感じゃないって！！！！！！！？？？
ほんとに…とんでもないなこの子たち。一生やっててください。

大接近モードの始まりで、「またどっか行こうな？二人で。」と優しく微笑んでくれた。
どこにでも行くよ〜〜〜〜！！！泣泣 地の果てまでも……………………。

途中、佐伯くんが「ほらまた、歩きにくいから！」って言ってくるときがあって、どこかで似た類の言い方聞いたことあるな……ってずっと考えてたんだけど、思い出しました。
上野…里さんと中村…也さんが夫婦役で出演してるD-roomのCMだ。

上野…里さんがメキシコに行ってる中、ひとりでのお風呂を怖がって「いつ帰ってきますか？明日？」って中村…也さんが電話越しに尋ねたときの上野…里さんの
「無理だよ〜メキシコだし。」だ。
つまり佐伯くんはデイジーにくっつかれたとき、明日メキシコから帰ってきてと頼まれたときくらいの困惑度を見せている…ってコト！？
(すみません 多分何言ってるか伝わらないと思います 気にしないでください)

家の前に着くと、佐伯くんから「なあ、」と声をかけられた。デイジーがうん、と返事すると、
「なあ、もっと、こっち来いよ。」と囁かれる。
えっっっ？？？？あっ？えっ？なに？えっ………………なに………………そんな急にときめきボイスで言われても………そんな………。えっ？？？？焦る。

デイジーが困惑しつつ「うん…。」と頷いて少し寄ると、「もっと……」と更に誘われる。
何！！！？？な、何！！！？？？？色仕掛け！？！？困る困る…………そんな綺麗な顔とかわいい声でこっちに来ないでほしい。好きになってしまうので！！！！もう好きだけど！！！！

普段と明らかに様子の違う佐伯くんに、デイジーが「え？あの……え？」と戸惑って、
「瑛くん、あの、わたし……ゴメン。」と訳も分からないまま謝ると、
佐伯くんは自分の気持ちを抑えるようにひとつ息を吐いて、
「うん………。いや、俺のほうだろ、謝るの。ごめん、ごめんな。」
とデイジーを安心させるためか、いつもより明るいトーンで言った。

ううん、と首を振ってみせると、佐伯くんは
「次に会うときは、忘れてくれるか？今のこと、さ。」といつもと同じ顔で笑った。
声に滲む暗さと明るい笑顔が釣り合っていなくて、なにを考えているのか分からない。
犬が遠くで吠えてるBGMも相まって、ちょっと怖かった……。佐伯くんに怖さを感じるなんて…。

忘れる、と約束すると、「ありがとう…帰るよ。なんか、ばつ悪いし。じゃあ。」と自嘲交じりに呟いて、佐伯くんは立ち去った。

こ………声はすごく優しいのに、今まで見たことない姿でちょっと鳥肌立った。
佐伯くん、どんな想いを隠し持ってるんだろう…。
どうか健全な方向のハッピーエンドを迎えますように。……メリバも大好きですが………いやっ、ノマカプはやっぱりハッピーエンドが良いよな…。
切り替えてこ！！！！🎶

次の日曜日、せっかくの夏なので海に行くしかないっしょ！！！と佐伯くんをデートに誘ったら、二つ返事でOKしてくれた😄😄
海デートってめちゃくちゃ嫌われてない限り来てくれる気がする！！……でもその思想を持っててもし断られたら傷付くので撤回しようカナ。

翌日、「明日は瑛くんの誕生日！プレゼントを買いに行こう！」のイベントが起こった。
選択肢は、
① ガラスの一輪挿し
② クラシックギターのCD
③ 大怪獣大パジャマ
の3つだった。

だ…………大怪獣大パジャマ！？！？なんだそれ？？着てほしさしかないんですけど？？！！？！？
でも贈ったら死ぬほどキレられそう。大好きな佐伯くんの誕生日を血で汚すわけにはいかない。

うわ〜！！！！！！クラシックギターのCDかな！？佐伯くんお花とか飾らなさそうだし……。
佐伯くんって向日葵似合うよね。夏の男だからかな？
えっ…めちゃくちゃ迷う。なんだこの究極の2択。
でもファーストインプレッションでクラシックギターのCDだと思ったのでそっちにしよう。
佐伯くん、これ聴いて練習頑張ってね💖

結論から言うと微妙だった。
私は秒で誕生日前のデータをロードして戻ってきた。

え〜！！！！！！ガラスの一輪挿しなんだ！？！そっか……ごめん佐伯くん、お花と佐伯くんの親和性を侮っちゃったみたい。そうだよね、佐伯くんがお花なのにお花が似合わないわけないよね。
あらためて一輪挿しを選んで、当日屋上に呼び出すと、「なんだよ…。わざわざ、こんなとこで。」とちょっぴり不機嫌そうに現れた。

「はい、これ！誕生日プレゼントだよ。」と元気100%で渡すと、
「ああ、そうか……うん。サンキュウ。」と、素っ気ない口ぶりだけどほっぺを赤くしてお礼を言ってくれた。
か、か、か、かわいいなあ〜！！！なんだその顔は！！！嬉しいなら嬉しい顔をしな！！！！！！嘘だよ……………♡心と顔がかけ離れた感情出しちゃうところ、好きだよ♡♡♡♡♡♡♡♡

中身を見た佐伯くんは、「いいな……。うん、すごくいい。おまえ、俺の好みよくわかってる。」と嬉しそうに笑ってくれた。
大事にする、と言ってくれたから、今年の誕生日も大成功だ。やったネ！！！！！！

22日、デートの日。
海だ！水着だ！ 去年と同じ水着だ！
新しいの買いに行った方が良かったカナ…とほんのり後悔しつつ、松陰寺太勇さんではない私は時を戻せないので、クローゼットにしまい込んでいた黄色いビキニを着てデートに向かう。

駅前に行くと、例のごとく佐伯くんは先に来ていた。呆れた顔をしつつも「もうちょっと可愛く謝ったら許す」と意地悪く笑う佐伯くん、お前が世界でいちばんKAWAIIよ…………。LOVE。
ちなみに今日の彼は黒いタンクトップの上にノースリーブシャツを重ね着した新進気鋭ファッション。今日も今日とて尖ってるね🎶

海に到着し、着替えて浜辺に集合すると、
「なぁ、ちょっとここから歩くけど、入り江の岩場まで行かないか？ 潜るのにいいところがあるんだ。」と提案された。
え！？そんな特別な誘い方されることもあるんだ！？  これが…………海の力？
デイジーは羽ヶ崎のモアナってワケ？……モアナ未視聴なのに生意気言ってすみません。
デイジーも「いいよ！行こう！」と二つ返事で了承し、岩場まで歩いて行った。

どうでもいいことなんですけど海に来たときに佐伯くんの後ろに映るブーメランパンツ半ケツ男めちゃくちゃ気になる。尻肉がはみ出してて見ててソワソワしてしまう。自分では気付いてないのかな。親しい方、誰か教えてあげてください。

場面が切り替わり、なんだかこう…夕焼け！海！ピンクと青のグラデーション！といった感じの、めちゃくちゃキレイなスチルが映った。
ホントに綺麗！これ！すごい！すごい綺麗！

デイジーが水面に向かって「瑛くん！」と声をかけると、シュノーケルを付けた佐伯くんが海から顔を出して来た。ちょっとビックリした。
夕焼けに照らされる佐伯くんも、キレイだね…///(当たり前だろ？何言ってんだ)

佐伯くんはかなりの時間潜っていたようで、しばらく呼吸を整えてから「なんだ？ おまえ、もう泳がないの？」とデイジーを見上げた。
岩場に先に上がっているデイジーが「うん、ちょっと水が冷たくなってきたし。瑛くんも、もう上がったら？」と答えると、
「もうちょっといいだろ？ ここ、久しぶりなんだ。」と珍しくデイジーの提案を断った。

佐伯くんはすごく楽しそうに無邪気な顔で笑ってて、え〜なにその顔〜なんでも許しちゃうけど？？？？？何時間でも潜っとけ？？となった。でも体ふやけるからそろそろ上がったほうがいいと思う(冷静な人格)。

佐伯くんは「小学生の頃はさ、じいさんとここでよく潜ったんだぜ！サザエとかトコブシとか獲れるんだ！」と更に嬉しそうに続けた。
マスター……いや、おじいさんとの思い出の場所、なんだ…………。🥲なら潜るっきゃないよネ！
私どうぶつの森でしかサザエ獲ったことないです。
サザエ繋がりで思い出したんですけど、サザエさんっておそらく人類の9割は知ってるキャラクターじゃないですか。
だけど似顔絵描こうと思ったとき全然描けなくないですか？？？ シンプルな顔なのにマジで描けない。
あとジャイアンこと剛田武くん(6/15生まれ)もいざ描こうとすると全然描けないので、皆さんぜひ挑戦してみてほしいです。

デイジーが「へぇー……あっ！でも、勝手に海のものを獲っちゃダメなんでしょ？」と聞くと、佐伯くんは「そう！組合の人に見つかって、一緒にめちゃくちゃ怒られた！」と返して、大きな声で笑った。

佐伯くんのこんな楽しそうな笑い声、初めて聞いたかもしれない。
なんか本当に、海と、おじいさんと、デイジーのことが好きなんだなあと思って、全然泣くシーンじゃないのに泣きそうになってしまう。
怒られたことも大切な思い出なんだね佐伯くん。
お裾分けしてくれてありがとうね佐伯くん…。

「アハハって。悪いなぁ、二人とも！」とデイジーが笑い返す(これは私の想像)と、
「うちのじいさん、ああ見えて前は結構ワイルドだったんだぜ？ このあたり全然かわってないよ……。」と教えてくれた。
あの紳士的なマスターがワイルド要素も備えてるなんてそんなん好きになる道しか無くね？
ワイルドとマイルドの融合人間てワケ？SexyZoneじゃん(SexyZoneさんのこと全然詳しくないのに大きな口きいてすみません)(何も知らないな 私)

「でも、日も落ちてきたしいい加減に上がらないと、風邪ひくよ？」と再度声をかけると、佐伯くんは「お願い！あと、もう1回だけっ！なっ？」とあざとくおねだりし始めた。
海の中では嘘つきそうにないからマジでなんの意図もない心からの行動なんだと思うけどあまりに可愛いので勘弁してほしい💢💢💢💢
このままではあざとくて何が悪いの？に呼ばれてしまいますよ。呼ばれてしまえいっそのこと…。

佐伯くん、何かを見つけたらしく「オッ！？」と声を上げて海に潜ったきりしばらく上がってこなくて、デイジーが「もしかして…！？」と最悪の事態を想像して焦ってたところでぶはァ！と顔を出した。
「もうっ！溺れたかと思ったよ！」とデイジーが怒ると、「ごめんっ！これお土産、ホラッ！」と何かを投げ付けて来た。ビチャ！みたいな音がした気がする。何？ビチャビチャのオムツ？
何事かとそちらを見てみると、佐伯くんは大層楽しそうに「タコっ！」と笑った。
いや高校生男子が突然タコ投げ付けて来るな。マジでクソガキじゃん佐伯くん…そういうところも最高。

デイジーが「ぎゃあ！！」とわりと野太めな悲鳴をあげると、佐伯くんは「アハハッ！！」と爆笑してた。好きな女の子をいじめちゃう小2男子にしか見えないんですけど？？？？？？？
ホントに勘弁してよ佐伯くん。好きなら好きって言えよ。わざわざ海潜ってタコ捕まえて投げつけるよりよっぽど手っ取り早い告白あるでしょ！？

＿＿＿＿＿ううん、タコも佐伯くんなりの愛情表現なんだよね。否定するようなこと言って、ゴメンね。

場面変わって、岩場から砂浜まで帰ってきた。
佐伯くんは少し目を細めて、頬を赤らめて、「今日さ、サンキュー。一応な？」とクールにお礼を言ってきた。そんな顔してもさっきのクソガキ行為取り消せないよ？？？
「行こう。俺、送るから。」と言われ、そのまま大接近モードなしでデイジーの家まで辿り着いた。
特別なデートだったからコミュニケーションは無しか…。ちょっと残念だけど最高の1日だったからオールOK！！！！🎶🎶

翌日23日、知能下がってきたし勉強するか〜と勉強コマンド実行してたら、突然デイジーの家のチャイムが鳴った。何？佐川急便？
出ると、そこには竜子さんが立っていて、「今日、誕生日だから。これ、渡しに来たんだ。」とプレゼントをくれた。

海デートで頭いっぱいになって忘れてたけど今日デイジーの誕生日か！！おめでとうデイジー！！ありがとう竜子さん！！🎉🎉🎉😄💖😄💖
はしゃぐデイジーに「礼を言ってもらうような代物じゃないよ。それじゃ。」だけ言って帰る竜子さん、あまりにイケメンすぎない？好きになっちゃわない？もう好きだけど…。

部屋に戻ってプレゼントを開けてみると、爪磨きセットが入ってた。た、た、竜子さん…。なんて素敵な贈り物をする人なんだろう。贈り物のセンスがある人ってすごいよね。大切にしよう。
胸に抱いたところで、またチャイムが鳴った。
これは…彼、来ちゃうんじゃないの？？笑（笑）

玄関に向かうと、期待通り佐伯くんが立っていた。佐伯くんだ！！！去年こっちはプレゼントを渡したにも関わらず私にはおめでとうの一言もかけてくれなかった佐伯くんだ！！！！

「ゴメン、急に来て。」と少し気取った感じで言う佐伯くんに、デイジーが「どうしたの？」と驚いていると、「どうってこともないけど、言いそびれたから……ほら、アレを。」と途端に顔を赤らめて目を逸らしてしまった。
分かりやすい！！！分かりやすいよ佐伯くん！！分かりやすい男だよ！！！！
学校では女の子たちの目があるからおめでとう言えなかったんだね………。わざわざ家まで来てくれて、ありがとう。
…そっちの方がハードル高くね？？？

佐伯くんは少し躊躇ったあと、ようやく微笑んで、「誕生日、おめでとう。」とプレゼントをくれた。

デイジーに「覚えててくれたんだ！」と言われてたじろいでたけど、そりゃ大好きな女の子の誕生日忘れるはずないよね笑 うんうん笑 分かるよ😁
デイジーがお礼を言うと、「うん。良かった、今日中に言えて。じゃあ、また。」と照れを残しつつ立ち去った。
早速プレゼント開けると、中にはチョーカーが入っていた。
ちょ、チョーカー！？？！チョーカー……チョーカー！？！？ チョーカー！？！！！！
な……なんとも思ってない女の子にチョーカー贈らないよね？普通ね？ね？こんなん………こんなん…………好きな子の首元を独占したいという欲望の表れじゃん？？？？？(偏見)
ターーーーーー………佐伯くんやば。愛がすごい。ごめん。全部私の勝手な妄想だけどごめん。愛がすげえわ。ありがとう。大切に…するね！

29日、日曜日。
そういえば花火大会が来週の日曜日だったので慌てて佐伯くんに電話をかけてデートの約束を取り付けた。危ない危ない。
でもストレスがいま70行っちゃったからマジで眠りたい。デイジー、ごめん。まだいけるか？

やっぱり体調が心配だから1週間眠ることにした。ごめんデイジー。ストレスは減ったけどパラメータも減ってしまった。ごめん。うまくいかなくて………。私、ダメなプレイヤーだ。デイジーはあんなにも素敵な女の子なのに…。泣泣泣

せめてデートは上手く行きますようにと願いながら、2年目の7月を見送った。

2年目 8月

2-8

8月といえば〜〜！！？？？？？？？
………花火ですね！恋人たちの……季節ですね❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️❣️🏵🏵🏵🏵🏵🏵これなんの絵文字？
HANABI is LOVE festival！！！！

デイジーのパラメータが、
学力112(+3)  運動100(±0) 流行101(±0)
芸術99(+3) 気配り122(＋8) 魅力102(+2)
になった。
先月から減りこそしてないけど目立って上がってるわけでもない………。これパラメータ間に合うでしょうか。佐伯くん、パラメータ足りなくても愛してくれる？？？？
まああと1年あるし大丈夫か。

パラメータとか建前なんで、佐伯くんはどんなデイジーでも愛してくれると思います。愛って、世界を救うので。

5日。早速花火デートの日が来た！！！
花火柄の紺色の浴衣を着て待ち合わせ場所に向かうと、そこには真夏の潮風ボーイこと浴衣姿の佐伯くんがいた。
私、去年と同じ浴衣で大丈夫かな💦って心配してたんだけど、佐伯くんも去年と同じだから良かった〜！！！安心😁🎶

でも常に新鮮なトキメキを与えてくれるからすげえな佐伯くんって………。無農薬野菜？

早速一回目のスキンシップ、佐伯くんの首元に触れると、真っ赤な顔で「…狙ってないよな？」と言われてしまった。狙ってしかないです。
そのまま「おまえ、それ…。」とまじまじ見つめられたので、「うん、浴衣だよ。どうかな？」と聞いてみると、「…ああ」とか「…うん」とか曖昧な返事をされた。デイジーのこと大好きなのにま〜だ素直に可愛いと言えないのかな？笑

でも「あんまり、好きじゃなかった？」と不安げにしてみると、即答で「好き。」と微笑まれた。
いやあのコレ…比喩じゃなくてマジで即答なんだよね……………私の画面タッチ次第とかじゃなく……マジで……絶対食い気味で「好き」って言ってると思う。
てか素直に好きって言えてるじゃん！！！！！！！！そのまま言っちゃえよ！！！！浴衣じゃなくて…お前のことが…って！！ホラ！！！！！！！！

…多分去年もまったく同じ会話を交わしたと思うのに、まだ興奮してしまう。佐伯くんって恐ろしい男だな…。

花火大会の会場に付くと、途端に周りがざわざわし始めた。
「ちょっと、時間、早かったな。なあ、縁日見に行こうぜ！」とはしゃぐ佐伯くんの笑顔、眩し〜〜〜ッ！！！！泣泣 俺の太陽か？俺の太陽なのか？なあ………。心まで焦がしてくれ。

2人で縁日見て回ってると、佐伯くんが不意に立ち止まって「あっ、リンゴ飴だ。俺、買おうかな…」と呟いた。 
えっ、リンゴ飴好きなの！？アラー可愛いね😭😭佐伯くんこそ現代の白雪姫ですが……。いやごめん、本人にその意思がないのにお姫様に例えるのは良くないよね。佐伯くんはリンゴプリンスだよ。リンゴって実はバラ科らしいよ(不二先輩情報)

この「あ、リンゴ飴だあ…」の言い方がめちゃくちゃ幼くてマジcuteなので8回くらい聴いて欲しいです。ぽやみがすごい…。赤子？

デイジーも「ふふ、瑛くん、小さい子みたいだよ？」って微笑ましく見ててたまらない泣泣
恋人通り越して夫婦通り越して母子になったんか？ 血の繋がりを得たんか？
佐伯くん、ちょっと照れて拗ねたみたいに「いいだろ、べつに…」って小さく言い返してた。何？可愛いけど？何？？ 
「うん、いいよ？べつに」と返すと、「……言っとくけどな、いま流行ってんだぞ？ リンゴ飴ダイエット。」と苦し紛れの嘘を付いてきた。
縁日以外でほぼ見かけないリンゴ飴ダイエットが流行る世界線どない？？
カロリーもきっとバカ高では？？？と思って調べたら、まるまる1個でも290kcalくらいらしい。意外と低いんだ〜？！
でも豆腐一丁で195kcalだから豆腐を食え。

純粋天使HappyGirlデイジー、あからさまな嘘を信じて「そうなの！？」と身を乗り出すと、「そんなワケあるか。」と一刀両断されてしまった。
あの！！！！なんか声が可愛い！！！！いやいつも可愛いんだけど、拗ねと照れと揶揄いをこう…上手い感じにミキサーでミックスしたみたいな絶妙な声してる………。泣泣  こんなんボイスドラマでも恋しちゃうけど泣

しばらく縁日回って、ようやく花火が上がった。パンパパンと小気味よい音を立てて咲く花火を見上げてると、佐伯くんが
「いま上がったヤツさ、なんか、潰れたオニギリみたいだな？」と興奮気味に声をかけてきた。

潰れたオニギリ…？？ 高校時代に数多のおにぎりを教科書で潰してきたのにその比喩を理解できなくてごめん佐伯くん。潰れたオニギリみたいな花火ってどんなん？？スチル出してくれませんか？？

頭上に？を浮かべながら進めると、
①ハートマークじゃない？
②型物っていうんだって、ああいうの
③えっ？ オニギリじゃないの？
の選択肢が出た。うわっっっっっこれめちゃくちゃ難しいな？？？？

①を選んだら「コイツ、あの不細工な形をハートと捉えるのか？ …物の見方も可愛すぎだろ」って思われちゃうし、
②を選んだら「コイツ、そういうマニアックなことも知ってんのか…。可愛い上に博識って、俺をどうする気だよ」って思われちゃうし、
③を選んだら「コイツ、マジでオニギリって思ってたんだ…。コイツのために俺が世界中のオニギリを潰してやるしかないじゃん」って思われちゃう…。

え！！！！これどうしよう！！！！悩む〜！！💦
でも「価値観が同じ」ってとても大事だと思うので③にしようかな。(価値観が違っても気の合う人もとても素敵だと思います)
それにしても「えっ？オニギリじゃないの？」って言うデイジーめちゃくちゃ可愛いな？

③を選んだら、「ハートマークだろ。うわ、マジボケだ……アハハ！」と笑われてしまった。
ハートマークって分かってたならそう言ってよ！！デイジーに恥をかかせないでっ…。
でもデイジーの言葉に腹の底から笑っちゃう佐伯くん可愛いから許しました❤️(別に佐伯くんはお前に許されなくても全く気にしないと思います)

そのあとスキンシップがきて、なんとなく鼻先をつついてみると、真っ赤なハートがポポンと生まれて「うなじ……いや、なんでも。」とぼそぼそ呟いた。
＿＿＿＿＿佐伯くんそうやって不意打ちで高校生男子の人格出すのやめて＿＿＿＿＿(高校生男子なんだから高校生男子の人格でしかないよ)
好きな女の子と花火大会デート、浴衣姿、普段は見えないうなじ……って青春の香りしかしないじゃん！！！！？？？？💢💢
いまの2人の空気感をビニール袋につめて「青春」て名称のフレグランスにしても許されるのでは？

花火が終わり、「行こう。俺、送るから。」と少し目を細めて頬を赤くして誘ってもらった。
当然のように手も繋いだ。家の前でキスしようとして「……ここじゃ、マズイだろ？」と満更でもない顔で窘められ、2年目の夏祭りは終わりを迎えた。
…………甘酸っぱッ…。最高…🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️🤦‍♂️

その翌日から竜子さんと遊んでいると、夜に突然佐伯くんから電話がかかってきて、遊園地デートに誘われた。
さ、さ、佐伯くん、デイジーの休日を独占しすぎでは！！！？？？ デイジーのこと大好きじゃん…。知ってたけど……。もちろん二つ返事で了承しました🎶

秒で平日をやり過ごし、12日、さっそく遊園地デートの日が来た。
黄色のボレロとピンクのスカート(これ6回くらいずっと履いてる気がする)(まあいいや)を着て待ち合わせ場所に向かうと、晴天をも凌駕するような目の覚める青いTシャツを着た佐伯くんが待ってくれていた。デイジーのこと好きになってから毎回待たせてゴメンね？ホントに…。

一回目のスキンシップでむきだしの左肘窩を触ってみると、「もういいや、バカップルで……」と目を閉じて諦めたように言われた。
ちょっっえっっこれ初めて聞いたかもしれない、というか、え、めちゃくちゃいい何これ！！！！？？？？
「あ〜〜〜…もういいや…」ってアドリブ入ってて、なんだろう、こう、「別に俺はそんなつもりじゃないのにいっつもそうやって触ってきて…！あ〜もう！ったく、バカップルでいいよ！」というヤレヤレ感と、「あ〜〜〜〜…(合掌)もういいや、バカップルで……(幸福)」というデイジー大好き感が同時に伝わってくる。
そんなことできる人間、この世に佐伯くんしかいなくね？マジ半端ない……、好き……🤦‍♂️❤️💢

遊園地に入って、どのアトラクションに乗る？と聞かれたので、佐伯くんジェットコースター好きだったなと思い出してジェットコースターを選んだ。ていうか私がただジェットコースター乗りたいだけですね。

2人でジェットコースターの列に行って、「結構、待つなこれは……。ま、それも醍醐味か」と話しているうちに順番が来た。
待ち時間すらも醍醐味として楽しめちゃう佐伯くん、心広いな〜！！日々における色々なものを楽しめる人って素敵だ。
乗り終わったあと「やっぱ、ジェットコースターは先頭に限るな」と楽しそうにしてたので、「良かったね？前に乗れて」と微笑ましデイジーを君臨させたら、「……うん、良かった。」とほっぺ赤くしてた。
えーーッッちょっ………急に素直にならないで！！！！？？？何？？可愛いからやめて！？何！？💢💢💢 すぐキレてごめん。血が上りやすくて…。

そのあとスキンシップが来たので目を見つめてみると、「あんまり見んなよ……。バカップルみたいだぞ？」と目を逸らされてしまった。
バカップルでもいいんでしょ？ね？朝そう言ってたもんね？強がってるだけだもんね？笑笑

空が夕焼けに変わって、そろそろお開きかな〜と思ってると、「そういえば、いまの時期ナイトパレード、やってるって。観てこうぜ？ な？」とさりげなく誘われた。
ナイトパレード！！え！めちゃくちゃいい！！楽しそう！！そういえばそういうお知らせ来てた気がする！！！！
……佐伯くん、なんでもないふうに言ってるけど、絶対ナイトパレードの時期に合わせてデート誘ってきたよね？？？ アイツこういうの好きそうだな……でも、俺ナイトパレード観たいな…でもどっちでも超いい。佐伯くん、いい。

いいね！観よう！と賛成すると、さっきまで夕焼けだった空が一気に夜に変わった。
この2人の愛は自然現象までも思いのまま操れるんだね笑
ナイトパレード、キラキラしてて猫ちゃんのバルーンみたいなのあってすごい！かわいい！！！！！ナイトパレードきれい！！

かわいい。この猫何？きぐるみ？とってもいい笑顔で素敵ですね❣️😊😊❣️
辛いときも笑顔でいなきゃいけないのは、きっと大変な日もあるでしょうね。

佐伯くん、ナイトパレードを眺めながらひとつ深い感嘆の息を吐いて、「キレイだな。なんか、圧倒される……。」と呟いてた。
そんな佐伯くんの横顔も、すごくキレイだろうな…😁
デイジーが「いつまでも見ていたいな…」とうっとりすると、「そうだな。俺も今、そう、思った。」と同意してくれた。
………これ、パレードのライトを映していつもの数倍きらめくデイジーの瞳を「ずっと見ていたい」と思ったってことない？？ねえ？佐伯くん？実はそうなんじゃないの？素直に言っちゃいな？？楽になるよ？？

パレードが終わって、佐伯くんといつも通り手を繋いで家まで送ってもらった。
……めちゃくちゃ幸せでめちゃくちゃ素敵な時間だったんだけど、最近夜まで一緒にいるから大接近モード出なくて寂しいな……。
なんて、ワガママ言うもんじゃないですよね笑

それからしばらく竜子さんと遊んだり若王子先生の課外授業の電話を断ったり気まぐれに勉強したりしていると、25日土曜日の夜、また佐伯くんにデートに誘われてしまった。
「植物園、行ってみないか？ あんま好きじゃないんだけど、どういうわけか、そんな気分。」って……好きじゃない場所も好きな女の子と一緒なら好きになれるって寸法？？？笑
＿＿＿＿＿前も同じこと言った気がする。

26日日曜日！またデートだ！スパンが短い！
嬉しいんだけどストレス値とパラメータがバカほど心配になってきた。デート断って休日に休めばいいんだろうけど、あんなかわいい佐伯くんのお誘い断れる人類存在しないよ、、泣泣

待ち合わせ場所に向かうと、珍しく佐伯くんが遅刻してきた。「待たせてごめん！ナンパとか、大丈夫だった？」って久しぶりに言ってもらえた😭💖🥲🥲🥲❣️
やっぱりいいなこのセリフ…。デイジーのこと、ちょっと目を離したらすぐ他の男に声掛けられるほど魅力的な女の子だと思ってるんだな😊私もそう思います🎶

植物園に着いて中を見て回ってると、「なあ…この、白くてモワモワしてんの……サボテンだよな？」と聞かれた。サボテンの知識なさすぎてなにも分かんないから調べてみたら、わたげみたいなのに包まれたサボテンが出てきた。え〜！可愛い！子犬みたい！！❤️
いやすみません言うほど子犬ではないな

「玉翁殿(ぎょくおうでん)っていうサボテンだって」と教えてあげると、「へえ……たしかに、ウチの爺さんの白髪みたいだ」と呟いてた。
どんなときにも思い出しちゃうんだね笑 マスターのこと大好きな佐伯くん、可愛いネッ。

植物園から出るともう夕方になってた。
「もうこんな時間か。また誘うから。付き合えよ？」と笑顔を向けられた。付き合えよっていうのは告白と受け取っても？？あ、違う？
寄り道誘われたので二つ返事で受けると、久々の大接近モードが始まった。ヤッター！！！！

ぺたぺた触りまくり、佐伯くんの「それ、好き」「歩きにくいから！」「なに？(激優しボイス)」を堪能しているとあっという間にゲージが満タンまで溜まった。
佐伯くんが不意に黙り込んでしまったので、デイジーが「ん？」と首を傾げると、
「俺さ……俺。 最近、ちょっと、ヤバイ。」と突然告げられた。

急にどた？笑とドキドキしつつ思ったけど、佐伯くんがあまりにも真剣な顔をしてるから何も言えなくなった。
「ヤバイ、って？」と聞き返すと、
「こんな風におまえに触れられてると、急にたまらなくなって…」「こうして、このまま、つい…。」と呟かれた。
いつもデイジーと話すときは頬を染めて柔らかく笑ってくれるのに、色のない顔をしててドキドキしてしまう。

デイジーが「あの、わたし……。」と不安げな顔をすると、
「大丈夫。俺、おまえに嫌われたくないよ。だから……」「だから、お前の嫌がることは、絶対したくない。」
そう、強い意志と覚悟を決めた顔で見つめてくる。
デイジーが押し黙ってしまったのを見て、「それだけだ。それだけ、ちゃんと言っとこうと思って。」と、佐伯くんがやっと笑った。

「うん、言ってくれてありがとう。」と呟いたデイジーに、佐伯くんは依然優しい笑顔のまま、
「多分、おまえより、自分のために言ったんだ。バカなことする前に。……じゃあ、またな。」
と言って去っていった。

…………佐伯、く、ん……………………………………………………ヤバ…………？？？？？？？？？

自分の気持ちとデイジーの気持ちを同時にたくさん考えて、考えた末に、デイジーを絶対に傷付けない道を選んだんだな、、、、。
デイジーの行動に時折苦しくなる自分の気持ちを、ひとつも嘘をつかないで全部正直に伝えたうえで、それでもデイジーには変われと言わない佐伯くん…………。泣泣泣
本当にすごい。本当に愛。高校生が持てる愛の深さじゃないよこれ。
どうかどうか幸せになって………、、

佐伯くんのデイジーへの想いの純粋さに涙を流してたらいつの間にか8月が終わってた。怖っ​。

…そういえば、もう2年目の8月。

卒業式は3年目の2月が終わった後？らしいので、ちょうどあと1年半残ってるってことですね。
文章力ヤバくなってきたのでここらで後半に続きたいと思います。
もしここまでお付き合いくださった方がいらっしゃいましたら、誠にありがとうございます！

なるべく近いうちに2年目9月〜卒業までの後編をあげる(予定)なので、もしよければそちらもお付き合いください。

……………佐伯くんとの恋がどう結ばれるのか、楽しみすぎて生きようとする力しか湧かないな🎶