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基本知識シリーズ:『びっくり予想』はもう見れないのか…R.I.P.


■バイロン・ウィーン氏が…

今年もそろそろ時期だな~

そんな軽い感じでサイトを探してみると、なんとバイロン・ウィーンが昨年10月に90歳で亡くなられていたではないですか…

そんな大ニュースをミスしていたことよりも彼の『10 Suprises』を15年近くフォローしてた僕としては年始の楽しみが一つなくなってしまうことの方が何とも言えなく寂しくて。

毎年年始はこのネタでめちゃくちゃブローキングしましたからね、昔。

彼の『びっくり予想』とか『ぶっ飛び予想』と日本語で訳される予想は、実は一部では非常に有名で海外機関投資家の間で知らない人はいない、知らないのはアジア地域の人位という
ウォール街の超有名人による超ぶっ飛んだ予想
だったのです。

僕が2022年当時Twitterを本格開始してから昨年年初に初めて皆様に下記note記事で彼の10 Surprisesをご紹介させていただきました。もちろんご存じの方もいましたが初めて知ったという方も多かったと記憶しています。

僕の過去記事に書いていますが彼の予想は
彼の中では起きうる確率は50%、一般的には30%の確率で起きうるという予想。

ですからどちらかというとテールリスク予想です。

ちなみに彼の昨年の予想の中で

株価は年央に底打ち2009年並みのリカバリーを見せる

というのは見事にあたり、ウォール街の重鎮を改めて唸らせています。

2023年12月27日の日経新聞でも彼の予想が的中していることを記事にしていました。

彼の予想はテールリスク予想
外れて当然、当たればデカい、つまり誰も不幸にしない予想

年始はこんな予想の方がエンタメ性があって面白い。

当てに行く予想なんて面白くないし、当たらない。

予想がぶっ飛びすぎて
理解するために勉強しないといけないし、
反駁するためにも知識がいるから勉強しないといけない。

昨年のMMTの話なんていまだに僕はよくわからない…

お時間あれば僕の記事読んでそれらをご自身で分析してみたら如何でしょうか?

新たな気付きがあると思います。

年始SNS上で何だかよくわからん人の話を聞いて分かった気になってるよりよっぽど力になる

SNSはエンタメ

少し遅れましたがご冥福をお祈りします🙏

■いよいよ2024年マーケット本格スタート


さあ明日からいよいよ本番です。

大発会時に見られた大量のEFP見ても、いきなり少し臭いSQが控えています。(僕は金曜日オートサロン行かないといけないので💦)

ネガティブ
旧安倍派付近が騒がしくなってきたこと
米国金利政策の見通しが悪くなってきたこと
地政学的リスク拡大懸念(中東)

ポジティブ
1月15日に資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関する開示を行った企業リストを公開
ドル安一服感
相対的安定感で海外勢による日本株物色意欲

JPXホームページから

昨年僕はこのインパクトを過小評価してしまったので、今回はもっとフラットに企業のリアクションを見ていきたいと思っています。

明日の寄り付きレベルは今晩のNY次第となりそうですが、(今日先物取引がないので)、33250-33500を外に外れたら、その後の動きが見ものです。

また昨年はSQ値が一度も33000円を超えていないことにも注目です
特に12月はSQ前に急落しました。

2023年SQ値一覧

また日経平均先物期近もの推移を見てみると33000円メジアンで上下500円幅を見ると明らかに33500レベルより上は売り物がいたのが2023年

2023年日経平均先物推移

この日経平均バブル後最高値近辺の売り物を如何にこなせるかが指数のポイント、このレベルを下方向に崩さないことが今後史上最高値更新や夢の日記絵平均4万円達成にとって足掛かりとなる。

そんな動きになれば良いと思います。

僕はこのレンジの動きを抜けるかどうかの『やる気』を今回のSQで確認したい。

国内勢が新値にむけて買い向かっていくのはNGです。
海外勢が買い向かい国内勢が売っている状態が相場が上昇する基本。
歴史を紐解けばわかります。

主体別でその辺りも確認したいですね。

とは言え年末からバリュー優勢な展開
1月15日を前にバリュー銘柄の行方にも注目
NT倍率は想像通り低下しています。

年始から化学・素材セクターをポジションに入れたのはこの辺りを狙ってなのです(突発的材料もありますがそれも含めて)が、もう少しど真ん中例えば鉄鋼や不動産でも良いかもしれません。

外人保有率が20%以下の銘柄だと最高です。

また昨年来ずっと保有しているメガバンクですが正直日銀の金融政策もよくわからないので、それほど楽観的には思っていません。
ただここに来てのリバウンドはラッキーでした。

NT倍率(世界の株価と日経平均先物から)

ここまでは僕が昨年末に予想したような展開ですが、一つ気になるのがグロース株

米国利下げに向けての思惑が減る中、少々見通しが違いつつあるような気がします。

Russell2000と東証グロース250指数の比較

Russell2000(米国小型株主要指数)が利下げムードの落ち込みと共に下落しており海外投資家の小型株への投資意欲が予想以上に停滞してしまっていると考えられます。

金利見通しがもう予想しやすくなるまで様子見ムードが長引くかもしれません。

個人的にはグロース株、特に指数寄与度の高い銘柄に注目しているのでここは徹底的に押し目狙いで行きたい、つまり焦って資金を投入しようとは思っていません。

今年もいよいよ本格的にスタートします!

🐸




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