見出し画像

2023年 

2022年が終わり、2023年が始まった。早いものでもう2月だ。

年が変わるだけで他には特別変化がないのに、どうしてこう、「さあ、何か始めないと」という気持ちになるのだろうか。親戚の集まりでは、今年はどんな年にしようか、誰それは就職だ、受験だ、もう〇〇才だ、彼氏彼女はいるだいないだ。こんな話題で持ちきりで。

かくいう私は大学四年間で一人の方とお付き合いしていたが、そのことは身内には内緒にしていたので、「大学四年間恋人のいないヤバイやつ」というレッテルを貼られている。
「ぴすちゃんは恋愛のほうはどうなの?」と幾度となく聞かれ、タイプや婚期、子供のことまで心配されるが、当の本人にその気がなければ仕方ない。

いや別に、私だってずっと一人でいたいと思っているわけではないし、夜に寂しくなる時もある。小さな出来事や嬉しさ悲しさを共有したくなることもある。
本当はそういう相手が欲しい。

男性は私にとって特別で、時に安心を与えてくれるソファみたいな(ひどい喩え)存在だが、多くの場合恐れるべき対象である。
元カレによって植え付けられた固定観念と、私の曲がった思考によって男性はとても最低な存在ともなる。

私は正直、
もう誰も私の中に入ってきてほしくない。
という気持ちが強い。

自分の内面をさらけ出したり、気持ちを伝えたり、あなたにしか頼れないのなんていう恋愛をしたくないのだ。どうせ傷つく、涙を流して、言いたいことも言えずに、ずっと沈黙を通すような。

ひとりでいるのは寂しいが、ずかずかと心に入り込まれるのはごめんだ。
そうなるくらいなら一人でいたい。
もう傷つきたくない。
自分を守ることで精一杯なのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?