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聴いちゃうベーシスト。Rodney Whitaker

どもリーマンコントラバシストです。
好き、というか聴いていて性に合うベーシストっていうのがやっぱりいます。

ジャズは新しいというアイデンティティも根強くあり、それがある意味呪縛みたいになっています。なのでなるべく最近の音源を聴こうとしがちなんですが、基本はさらっと流してます。

ジャズというのは好みという偏見で凝り固まった個人メモリを物理的にも文化的にも密な空間で解放するせいか、その人の基本的な歌い回しは若い頃からあまり変わらない気がします。

JPopは最近のばかり聴きますが、ジャズは聴いているミュージシャンは結局自分の20代を最後にあまり変わっていません。Jpopは形を変えやすく時代の流行り感がすごく表現されています。つまり「古さ」という概念が強め。ジャズは終わらない同窓会をずっと続けているようなものかもしれません。

同窓会はやってる本人としてはずっと楽しい、というのが私リーマンベーシストの実体なのかも。学校の同窓会は古いからイマイチだけど、今の仕事仲間との会合は楽しい。一方、昔の音楽仲間との再会はいつでも大歓迎。

その意味では20歳ごろのNYジャズシーンが自分の好きな憧れたジャズなので、今となっては20年以上前になった音源がやっぱり好きなのです。多分昔の方が優れたミュージシャンとか音楽性とかという話ではなくて、そういう背景なんでしょう。

当時は情報が多すぎるし俯瞰して見れなかったジャズシーンですが、達観しつつある今なら再評価できそうです。Back to the 90’s jazz!

そう思ったら結構気楽に向き合える気がして当時の売れっ子ベーシストを聴き直したくなりました。まずはロドニー・ウィタカー(Rodney Whitaker)。

巧くて重い、はクリスチャン・マクブライドが流行り始めた頃の定番スタイル。今となってはこのスタイルがポップだし、聴きやすいなーと思ってます。音色いいなー。


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