note100本ノック #2 「メロン記念日」

ご実家がメロン農家のチームメンバーからメロンが届いた。「『この甘みがいいね』と君が言ったから六月十六日はメロン記念日」ってやかましいわ。

ところでここだけの話、昔から「サラダ記念日」については気になっていた。記念日にするほど記憶に残る味のサラダなんかある？それほぼドレッシングの味じゃね？と思ってこれを機に調べたんですよ。

そしたら「サラダ記念日」のサラダは「実はカレー味の唐揚げだったのよ〜」という俵万智さんのインタビューを見つけた。彼氏と野球見に行くとき、弁当にひとひねり加えて唐揚げをカレー味にしたらウケたから記念日だうな。それ唐揚げ記念日じゃん。より正確に言えば「カレー味の唐揚げ記念日」じゃん。

一方で事実に即して「『このカレー味がいいね』と君が言ったから七月六日はカレー味の唐揚げ記念日」とすると途端にわせ弁※のコピーっぽい感じ出るから、日本語って超難しいですね。超魔界村。

ここまで読んで「なんか、唐揚げとカレーとサラダのマンガが読みたくなってきたかも！！！」というトリッキーな性癖をお持ちの方には以下のお薬出しておきますね。

美味しんぼ15巻7話「不思議なからあげ」
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カエルのカラアゲより美味しいカラアゲを出すことに自分のクビを賭けた山岡士郎の漢気が光る珠玉のエピソード。「俺はきみに、利子を払わなきゃならないんでね」は美味しんぼ屈指の名ゼリフ。惚れた。

美味しんぼ24巻「カレー勝負」
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1巻まるごとカレーの話。海原雄山がカレーショップの店長に投げかけた「ところで店主、カレーとは何か？カレー粉とは何か？そしてカレーは米の飯と一緒に食べるのが正しいのか？」は森羅万象に通じる問い。（「マンガとは何か？コマ割りとは何か？マンガは横見開きで、雑誌で読むのが正しいのか？」に超速で置き換えられる）

美味しんぼ34巻「サラダ勝負」
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鉢植えのトマトをそのまま出して「これが至高のサラダだ」と言い切る臆面のなさに痺れる。節子、それサラダちゃう。生野菜や。

※わせ弁
早稲田大学近くにある超有名な弁当屋。正式名称「わせだの弁当屋」。四半期に一度ぐらいの頻度で今も買いに行く中毒性のある弁当。「ナスカラマシマシ」なる呪文のような注文形態には大いなる神秘への憧憬を禁じ得ない。
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13000054/