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喫煙所撤去について思うこと

最近、タバコを吸える場所がめっきり減った。

コンビニも灰皿を撤去するところが増えたし、駅も店もあらゆる場所で吸えなくなっている。

去年、私の近所の大きい駅でも、唯一あった喫煙所が撤去された。

カバンからタバコを取り出し、吸う気満々で行ったのにないから、何とも言えない気分になった。


私は普段、家でしかタバコを吸わない。

というか、家でしか吸わなくなった。

あまりにも外で吸う場所が無いからだ。

それと、自粛生活ムードが続いて外に出る気にならなかったことが大きい。


海外では、外で吸って中では吸わないのが普通らしいが、日本では逆である。

煙なんだから外で吸うのが当たり前だと思うのだが、一体どういうつもりなのか。

フィリピンでは路上喫煙禁止だったと思うが、旅行に行ったときは普通に外で吸えた。

そこら辺でタバコのばら売りしてるし、灰皿は置いてないが、ばら売りのおばちゃんがでかいゴミ袋を持ってるからそこに捨てられた。

発展途上で全体がゆるかったんだろうが、それが心地よかった。


どこでも吸えるようにしてほしいわけではない。

吸う場所はきちんと作ってほしい。

「健康増進法で~」というわけのわからない警告文も余計なお世話だ。

喫煙者は減っているのに、肺がんの患者は増えているというのを聞いたことがある。


本気で国民の健康を願うなら、車を真っ先に減らすべきだろう。

排出してる煙の量が段違いなのだ。

何故減らさないのか。


健康が大事なら酒も禁止にして、ジャンクフードも体に悪いから禁止、揚げ物やお菓子も禁止、とすればいい。

公共交通機関を使うと歩かなくなって体に悪いから禁止。

スマホやパソコンも目の健康に悪いから、個人の所有は禁止。

そんな感じで禁止していったらどうなるんだろう。

どっかの研究機関でやってほしい。

身体に悪いものを徹底的に排除した環境で生活すると、人はどうなるのか。

究極の健康体を手に入れるのか、それともストレスで早死にするのか。


私は田舎に住んでるから、喫煙所に関しては都会ほど厳しくない。

でも、それも時間の問題だろう。

そもそもタバコが急激に値上がりしてる。

そのうち高すぎて買えない時代が来る。

やめればいいだろ、って話だ。


タバコを吸ってうまいとは5~6年前から思わなくなった。

それでも吸ってるのは、辛い時も楽しい時も、常にタバコとともに生きてきたからだ。

タバコの銘柄を見ると、あの時こんなことがあったな~、と思い出すことがある。


タバコをやめるとは、日常のアクセントが1つ減ることだ。

1つくらい減っても大した影響はないだろう。

喫煙所が減るのも、家でしか吸わない私には影響がない。

でも、日常のオアシスが1つ減るみたいで、少し寂しいのだ。

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