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Ordinary Days (ゆっくりボカロ曲投稿祭2022冬)

「ゆっくりボカロ曲投稿祭2022冬」というイベントへの投稿曲です。
これまでとは異なるアプローチで作曲しました。
背景や込めた想いなどを紹介します。

ゆっくりボカロ曲投稿祭とは?

135BPM以下のミドルテンポのボカロ曲の投稿祭です。
「冬」がテーマです。

曲の概要

曲名:Ordinary Days(邦題:何てことない日常)

  • 家族愛の曲で、100%自己投影しています。

  • 1年前に深夜の2時間DTMのお題「今年一年を振り返って」で作った曲をベースにしています。

  • 90と105BPMを行ったり来たりします。

  • 動画の家族写真は、全てPixabayの写真であり、ピロ家ではありません。

背景

この曲のベースを作ったのが2021年末。
深夜の2時間DTMのお題「今年一年を振り返って」を受けて、実際に子供たちと振り返ってみた内容を歌にしました。

私は海外在住なのですが、2021年は新型コロナによるロックダウンが非常に厳しく、外出もままならない状態でした。
子供たちの貴重な一年を窮屈にさせてしまった…と思っていたのですが、子供たち自身は何だかんだで楽しかった、と言ってくれて救われた事を覚えています。

その後、2022年には一通り規制が解除されて、帰国して祖父母に会えたり、運動会や友達と集まることなどもできるようになりました。
今回のゆっくり投稿祭の曲の最後は、その窮屈な2021年から2022年への変化を表しています。

このあたり、解説がないと絶対に伝わらないのですが、後述する理由でそのままにしています。

作曲方針

今回、この曲を作るにあたり、これまでとは真逆のアプローチとしました。

これまで:人に聞いて貰う、楽しんで貰うことを意識
今回:自分の感情を込める、自己満足

今回の曲は、子供がいない方には響かないだろうし、一般的なボカロリスナーの好みとは真逆だと思います。
でも、私自身の感情は詰め込めたし、きっと私の妻にも響くと思います。
完全に自己満足の世界です。

実はここ半年ほど、今後の活動方針に悩んでました。まだ答えも出ていません。
そんな中で、前回のボカコレ曲は「人に聞いて貰う、楽しんで貰う」ための曲として突き詰めました。
それはそれで良かったのですが、今回は敢えて逆に振ってみよう、としてみました。

どちらが正解でもなく、どちらかのみに振ることは今後もしませんが、こうやって色々と試しながら方向性を探っていきたいな、と思っています。

最後に、歌詞を公開します。

歌詞

Ordinary Days (何てことない日常)

今年は何した? 自転車に乗れた
今年は何した? 縄跳びが上手くなった
今年は何した? ピアノが弾けた
今年は何した? プログラミングを覚えた

どれも何てことない日常だけれど
閉じ込められた日々(※)で、僕らは確かに生きてきたんだ
公園も行ったね
お寺も見に行けたね
島にも渡って綺麗な海も見たね
※新型コロナによるロックダウン

今年は何した? 友達と遊んだ
今年は何した? お祭りで舟を流した
今年は何した? 花火が見れた
今年は何した? 新しい友達ができた

(どれも何てことない日常だけれど
 僕らは確かに生きてきたんだ
 この街角で、この国で)

こうして僕らの毎日は過ぎて行き
君はまた一つ歳を重ね、心なしか大人びてきたかな?
いずれは君もこの部屋から旅立ち
まだ見ぬ誰かと手を取り合って、こんな日々を過ごすのだろうか?

どれも何てことない日常だけれど
僕らには、その一つ一つがキラキラと輝いてたんだ
きっと君は忘れちゃうかもしれない
でも僕は忘れはしない
このかけがえない、でも何てことない日常よ

今年は何した? 運動会で踊った
今年は何した? じいじとばあばに会いに行けた
今年は何した? 友達とパーティができた
今年は何した? みんな健康に過ごせた

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