彫金日記 ククルカン⑤

ふくりんを作りました。
綿密な計算をしたはずですが、なぜか石がはまらずに作り直すこと1回、今度はぶかぶかになったのでほんの1.5㎜ほど切って繋ぎなおしたらまた石がはまらず、ムッとしながら内側をヤスリで削りました。
そしたら出来た!

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これを、前回作った羽毛の生えた蛇といっしょにロウ付けする。
全体をぴったりつけとかないと、曲げたときに上下でずれるのではと考え、すごーくたくさん9分ロウを置きました。まず本体の上下をロウ付けして、その後ふくりん部分を付ける、と2段階で行きました。

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こげた… まっくろけ… 
その上ふくりん部分がきちんとロウ付けされていない… なました(火であぶった)後に水に入れると本体の下側が反り返ってめらめらに曲がってる…

たいへんよ。もうだめよ。(指輪物語のゴラム風に)
と、今までだったら泣いてましたが、最近失敗や下手さに慣れてきて、泣かずにすぐに手が動くようになりました。 えらい。

まず酸洗いにつけて焦げを取る、黒いのがなくなるとまあまあやる気も出てくる。
そして金床の上で本体を木槌でバンバンたたいてなるべくまっすぐにする。
なます面積を小さくして火の回りをよくするため、本体の下側を上側に合わせて切る。
でもきっちり平らにならないので、とりあえずふくりん部分をもう一度ロウ付けするため、本体部分を手で曲げて隙間を無くしてからげ糸で縛り上げました。そしてふくりん部分だけ再度ロウ付け。

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でけた!
つぎは本体の下部分を削って羽根のふわふわ感をだし、2重になってる部分を透かし模様にしていい感じにしたい。

もう少し磨いたところ。

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