days7 君の笑顔
MIU404 8話「君の笑顔」を見て、それ以外のことを考えるなんてできるはずがなかった。
人生の分岐点、そこに誰が関わるか、どう関わるか、人を救えるのか救えないのか、人は救われるのか、救われないのか。
いろんな社会問題を提起しながら、あくまでもそこに生きる一人一人の人間の人生について描いてきたMIU404
恩人が殺人を犯した。その恩人を目の前に、伊吹は「どうすればよかった」と問う。
その殺人を、止めるスイッチは一体どこにあったのかと。
「お前にできることはなにもなかった」
なんと冷たく残酷な言葉だろうと思ったけれど、それがガマさんから伊吹への精一杯だったんだろうって今これを書きながらふと思った。
この選択をしたのは、自分ただ一人の責任であると。誰のせいでもない。
脚本家の野木さんが以前Twitterに書いていた「人はそう簡単に救えないし、救われない」が突き刺さる。
救えない人間もいるし、救われようとしない人間もいる。
そうだとわかっていても、二人はきっと走ることをやめない。
最後、あの、二人が固く握った手は、たとえ地獄だろうと離さないとかそういう類のものじゃないと思う。この現実で生きるしかないというただ一つの答えのような気がした。
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