『ビリーヴ!シー・オブ・ドリームス』観た



『ビリーヴ!シー・オブ・ドリームス』今一番素晴らしいエンターテイメント!って海に向かって叫びたい気持ちでいっぱい!

最初のアナウンス「みなさん願い事が叶うと信じていますか?」が全てだった。
願いはありますか?とか願い事はなんですか?という語りかけではなく、見てる側の今の願いのあるなしに関わらず、願いが叶うと信じているかを問いかけてくるところがまずすごくてそのことに感動した。優しく語りかけられる言葉はどれもみんなの魔法を呼び起こすためのものだったし、「さぁ、今、すべての願いをもう一度信じるときが来たのです」で、自分自身がかつて魔法を使えていたときの記憶をブワッと蘇らせられるような感覚になってボロボロ泣いてた。

幕開けの音楽。真っ白のライトが四方の私たちを照らし、また真ん中の塔に集まっていく。一番シンプルな照明。全てを照らして、また中央に集める大好きな光の演出を屋外で、しかもたくさんの人が見る中で見る贅沢よ。空には星も出てて冒頭からあまりにも出来すぎている。
ピーターパンたちが願い星について話すところ、もうすでに良い。みんなの願いが集まる場所がこの世界にあるの本当に嬉しいことだよ。正直もうすでに泣いてたため、記憶が本当にない。光がちかちかしてる。「願いは叶った!!」

いいタイミングであがる花火、音のハマりが気持ち良いなんてレベルじゃなくない?天才。

最高の音楽と共に今回のメインの子たちがフロートに現れて一人一人願いを言ってくの本当にいいし、ミゲルが「僕は世界一のミュージシャンになる!!!」って言った時愛おしさがピークを超えて感情の制御不能だった。
ディズニーのエンタメに込められた美しい祈りが届きすぎる。受け取る手が足りない。全身でも足りない。5周分の人生がほしい。

(ここあたりで泣きすぎて右目のコンタクトを失ったたぶん)

ジーーーーニーーーーーー!!!!!!!

ジーニーオンステージ、この世でいちばんずっと観ていたいものかも。好きすぎ。最高。曲がずっと騒がしくって楽しくってhappy!手にしたものの価値が最高の友だちって気づくの難しいよ。願えばなんでも叶えてくれる魔法のランプ。

一息つく間も無く音楽が繋がっていくの強い。この30分に世界の全てがある!!シー・オブ・ドリームス見てる最中ってずっと最高だったので最高以上の表現なくて世界の全てを手にした状態だった。

(コンタクト以外……)

ミゲルの「音楽がぼくの家族」を爆音で聴けることあるんだ……嬉しい………めちゃくちゃ嬉しい………ウン・ポコ・ロコ!!!!ぐらいの振り幅で踊っていた。ありがとうミゲルをこのショーに呼んでくれた人。彼の願いを見つけてくれた人。

アースラ様本当にかっこいい。ヴィランの人たちって筋が通りすぎてて結果的にヴィランだったりですっごい好き。それもまた一つの願いの姿。さっきからずっとそうだけど良い歌が畳み掛けてきているので揺さぶられすぎて立っているのが不思議状態。立ってる?本当に??浮いてない?
「さぁ歌って」の絶望からラブソングシンクロハーモニーを考えた人もちょっとやりすぎかも??まぁいっか、愛なんていくらあってもいい!って吹っ切れたんだと思う。

ディズニーの物語って映画一本ごとに独立してて、街が繋がってるとか、世界が地続きになってないのに不思議と一つのワールドの中にあるなって思ってたけど、これを見て完全に理解した。そこに流れる想いを重ねられる地点があり、歌を合わせて大きな愛を共有することだってできる。違う場所でも、お互いのことを知らなくてもディズニーのもとで私たちは一つである。ひとつなぎの秘宝ビリーヴ!シー・オブ・ドリームス。めちゃくちゃすごいよ。

(夜闇の中で手探りでコンタクトをつける魔法、奇跡的に成功)

シー・オブ・ドリームスを巡ってるのがピーターパンと子どもたちっていいな。
「願いが叶うってこんなに素敵なのね」そうだね。
「叶うわけがないって諦めちゃうからだよ!」
その通りだけどさ〜〜ピーターパンの強さ眩しい。


マウイ〜〜〜〜!!!!!!!!
全力で手を振る。マウイ〜〜最高〜〜こっちだよ〜!!

……………。

「私は選ばれたの」「選び間違いだ」決別する2人。自由を願ってあげれないアラジン。叫ぶアナ。落下するミゲル……………容赦ない諦めの連鎖。人と人との分かり合えなさ、譲れないもの、信じてたものが見えなくなってしまう暗闇。不穏な音楽。荒波。

!??

髪を結んで、遠くから駆け抜けてきて、海(?)を割いて、全てを凍らせて、馬にのって颯爽と戦い走っていくエルサ!!!

エルサ先輩ーーー!!!!!!

わたしが来たからには諦めるなんて言わせないわ!!(アナ雪2見てないので状況がわからないが)おそらく一人で困難という困難に堂々と立ち向かう姿、強くて美しい憧れのヒーローすぎて両手を握ってときめいてしまった。
容赦ない諦めの連鎖から一転、爆速逆転道切り拓きタイム。エイがさぁ、泳ぐってことは、おばあちゃんじゃん。また泣くってば………。泣くわけにはいかんのに。
心の声、自分の声に従うことが大切で、それを忘れてはならない。高らかに歌われる私はモアナが響き、壊れんばかりに輝く願い星。燃える海。エルサとモアナの力強い歌を同時に流しましょうって考えた人がこの世にいるんだ…もうなんだってできるのかも。ティフィティの心を返すシーン、センターオブジアースに映る心で完全再現だったよ。行く前にモアナ見てて心底良かった。

それぞれの名シーンが流れる中、ヘクターとミゲルのシーンをがっつり入れるの、ほんっっっとズルい。嬉しい。ありがとう。感謝。嬉しすぎて心がゆるゆるに。油断したところに、「ジーニー君を自由にする」「自由だぞー!!!」のシーンが…本当に……。
ここでようやく、わたしがいちばん好きな作品がアラジンで、私はアラジンとジーニーの関係が好きで好きで、アラジンがジーニーの願いを叶える瞬間が好きでたまらないんだったって自覚した。願いを叶える力をもったものが、いつも自分の願いだけ叶えられないことを諦めてて。陽気なノリでいるから気づかれないけど…それを叶えてくれたアラジンとジーニーの関係が最高の友だちなの本当に良い。自由最高〜!だからこそ自分の意志でアラジンを助けることを選べるんだよね。

ビリーヴ!シー・オブ・ドリームス最高。ありがとう。エンターテイメントがエンターテイメントを産む。芯がある作品同士は調和して響き合う。
「諦めなければ願いは叶う」ある意味使い古されてもうほとんどそのままの意味で信じられなくなってしまった言葉がもう一度息を吹き返して少しでも信じられる言葉となってショーを観るたくさんの人々の心に返っていく。

「信じるわ、楽しいこと!」



眩すぎる光。



満を持して出てくるミッキーマウスたちのなんたる力強さ。永遠に翳ることのない、消えることのない光があるってこういうことなんだって思った。
ここに来れば、忘れても無くしても思い出させてくれるんじゃん。何かを信じる強さを。
「願い」で物語を繋いでこのショーが作れるの、「願い」に真剣に向き合って物語や音楽を作り上げてきた人々がいたからで…そして100周年記念作品のタイトルが「ウィッシュ」なのって凄まじい一貫性だ。考えすぎかも。

歩いてる途中で見てる人もいる、なんとなく見てる人もいる、遠くで聞こえてるだけの人もいる。誰に対しても開かれてるところが野外のいいところで、私がエンタメに究極こうであってほしいと願ってる姿って本当にこれで、だからこそこのショーが今ここにある喜びで満たされた。本当に良かった。

ありがとう、ディズニー。
楽しかったです。

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