話、きいてほしい。


この夏、やりたいと思っていたことを大して実行することもなく無為に過ごしていた私が、延々と見続けたQuizKnockの話を、そろそろ誰か聞いてほしい。



QuizKnock・・・くいずのっく。東大生中心に主にクイズする人たちがいる会社。Webメディアを運営するのと、YouTubeに動画をあげてる。CEOは最近よくテレビで見かける伊沢拓司。この人が東大在学中に仲間を集めて立ち上げ、そのまま会社になった。

なんかとにかく賢い人たちである。知識の多さがすごい賢いと、頭の回転的な賢い、両方。

その頭の良さに、出会い頭殴られた。そのインパクトで、8月全部を費やすぐらい滅茶苦茶になったんだと思う。サマーウォーズってやっぱり面白いよな〜毎年見たくなるよな〜なんてぼんやりしている場合じゃなかった。


よくわからん計算を、よくわからん賢い人たちが文句を言いながら一生懸命解いてる。辛うじて因数分解とか知ってる単語が出てくるけど、あまりにも異次元。500桁とか言われてもわからん。でも人がスラスラ解いてる姿ってめっちゃ面白い。絶対自分ではできないけど、めっちゃ楽しそうだな、と思った。

そう、"めっちゃ楽しそう"にしている人たちを見つけてそれを良いなと思ってしまったら最後。
あと、次々に紹介してくるYouTubeが悪い。


次に見たのが「0文字クイズ」という癖の強すぎるクイズだったのもおそらく良くなかった。視聴者置いてけぼりシリーズの中でも屈指の名作。この不可能をこなす鮮やかさと知識の気持ち悪さたるや。0文字、無理では?



テレビでクイズ番組をみても、またクイズ番組じゃん。と、思ってチャンネル変えるか、流し見る程度。正解をしているのを見ても、賢いなーと思うことがあっても、自分もわかることがあるし。クイズ番組によく出る芸能人のことも、また出てる、ぐらいの認識しかしてなかった。
クイズに対して、好きとか嫌いとかすら思うこともなかった。

自分もわかることあるし、誰でもできるのがクイズじゃね??


この認識が、わたしもボールぐらい蹴れるしちょっと練習したらプロサッカー選手にもなれるんじゃね、と同じだとは思ってもいなかった。



3つ動画みたあたりから、この人たち頭良すぎておかしくない??いや、クイズプレイヤーって何者???となり始める。


最強の作戦 "相手の誤答を待つ"


めっちゃ楽しそうにクイズするやん、と、早押しクイズって相当やばい技術が用いられているのではないか?と薄々気付きはじめる。
人がテンパる姿は、いくつあっても良いものだし、この人たちめちゃくちゃ笑うので、気がついたらつられて笑ってしまう。



身体を張る系の無茶振りは、やりすぎだなと思うと引いてしまう時があるんだけど、頭を使う系の無茶振りは、スポーツのスーパープレイ集を見てるあの感覚。



15本ぐらいみて、気づいたんだけど、早押しクイズはスポーツ。


そして、この辺で、なるほど、QuizKnockの動画は、クイズすごい人たちが異次元なことをして楽しんでいる動画をこっちが、あの人たちやば…って、楽しむ動画なんだなって、わかる。



でも、そうではあるんだけど、実はクイズ初心者が紛れていて、クイズやばい人たちに「ヤバ…化けもんじゃん!」「えぐすぎる」と突っ込んでくれるこちら側の味方がいる。

めちゃくちゃ元気で明るくて、声が大きくて、フレンドリーな須貝さん(東大の物理学の博士課程)
この人もめちゃ賢い人ではあるんだけど、クイズは初心者なので比較的我々寄りの反応をしてくれる。とてつもない親近感。安心感。(と思ったらふとした瞬間に頭の良さで殴られる)





かけ離れた世界だったはずのクイズ界にすごくポジティブに飛び込んでくれるから、こっちも楽しく応援できるし、クイズ王への道と題して、クイズプレイヤーとしての技術を吸収し、成長していく過程がドキュメンタリーでもなんでもないのに、ふとした瞬間にグッとくるのも良い。



基本的にメンバーみんな尊敬しあってて、めちゃくちゃ褒め合うし、痛い苦しい罰ゲームがあんまりなく、見てて居心地がいいな〜と思える人たちなので、暇だったら見てほしいな。


いや見なくてもいいから話を聞いて欲しかった。




何もわからんけど、面白い。たまにわかるとこも面白い。一生使わなさそうな知識が知らぬ間に身についてて面白い。その上にちょっと学べた気になるところがすごくて、その学び感が気付いたら癖になっている。


そして、影響されやすい人間なので、勉強って楽しそうって思いはじめている………。ヘタリアにめっちゃハマって高校選んだだけある軽率さだ。


ここまで書いて、まだ一番好きな動画の話を書いていないので、一番好きな動画の話はまた今度、聞いてほしい。


↓それはそれとして、やっぱ強いCEOの動画はみてほしい(3分)





ありがとう。

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