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TRPGでの燃え尽きを防ぐためのメモ(2024/06/02 配信台本)

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前書き

今週のTRPGニュース

ダンジョンマスターズガイド 2024の表紙公開


mirror.comより抜粋

表紙に載ってる2人の悪役は誰なんでしょうかね…(そこまでD&Dの歴史が深掘り出来てない人)なんかネームドの悪役らしいのですが…。
DMGは書いてある記事の内容それぞれはいいのですが、『まず最初に世界の作り方から始まるのは初心者向けじゃないでしょう』とか構成面で難が有り余り使い勝手が良くないという批判があり(自分もそう思う)、今回のリニューアルで少し構成をわかりやすく変えるとのことでそれは楽しみですね。
あと、グレイホークがサンプル世界として提示されるとのこと。ゲイリー・ガイギャックスが作った世界であり、ある程度出来上がっていて、その上で自作を挟み込む隙も大きい、とのことで選ばれたと言いますが…実際5thの2014 DMGにはサンプル世界ありませんでしたからね。
4thにはあったんですよネンティア谷っていう小さいがオープンエンドで自作の設定をいくらでも挟み込めるものが。この設定を下に初期のアドベンチャーモジュールは作られていたわけですが…。DMS Guildで検索してもあまり自作設定出てこないあたり、あんまり人気も無かったんだろうなぁ。

Ginny Diの紹介していた気になる本

ボクがよく見ているD&D Youtuber である Ginny Diさんが紹介していた本が気になる。この本の序文を書いているのだけど、どうやら原稿時点でこの本を読んで強く興味を持った、と言うことでこれは案件動画にはなっていないので信頼することとした(現在この会社から出版予定の企画がある模様)

ゲームマスターのための「プロアクティブ・ロールプレイング」ハンドブック と言うタイトルなのだが、このプロアクティブ・ロールプレイングとはなにか、この本の紹介文から考えてみよう。

この独特の新しいRPGガイドブックは、プレイヤー自身が動機と目標を創造し、それを主体的に追求することで、ゲームプレイを変革するように設計されている。従来のTTRPGは何十年もの間、機能するためにプレイヤーの反応に頼ってきた。つまり、悪のウィザードが世界を征服しようとしている。プレイヤーキャラクターは善であり、したがって魔法使いを止めに行くのが彼らの義務である。そしてゲームプレイは、主人公たちが自分たちの世界を現状に戻す、あるいは能力向上に努めるという、伝統的なストーリーテリングの物語に従う。悪人が動き、善人がそれを阻止するために動く。このゲームスタイルの問題点は、プレイヤーが常に目の前のことに反応してしまうことだ。

https://legacy.drivethrurpg.com/product/463026/The-Game-Masters-Handbook-of-Proactive-Roleplaying の紹介文の機械翻訳

本の表紙には「5EアドベンチャーでPC主導の物語を展開するためのガイドラインと戦略」とも書いてある。
この本では、プレイヤーを主体的にキャンペーンに絡ませてみるため、キャラの最終目的とかを決めてもらったり、属する組織とそこと対立する派閥を考えてみたりすると、自然とキャンペーン世界が回り始めるってことを指南している模様。
というわけで、 割と興味があったので、PDFを入手しました。これからざっくり読んでいきたい。

伝統的なTTRPGのほとんどの冒険は、同じように始まる:何か悪いことが起こり、プレイヤーは勇気を振り絞ってそれに立ち向かわなければならない。地元のトロールにさらわれた小犬を助けるにせよ、大公の結婚式で暗殺計画を阻止するにせよ、世界を滅ぼす儀式場の建設を妨害するために軍隊を募集するにせよ、パーティは必ず窮地を救う方法を見つける。結局のところ、犬や公爵や全住民を死なせてしまっては、どんなヒーローになるのだろうか?窮地を救うのは楽しいが、しばらくすると繰り返しになり始める。悪人が何かをしようとし、善人がそれを止めようとする」エンジンをすべてのセッションの原動力にしているとしたら、すべてのプレイヤーの手から主体性を奪ってしまうことになる。
しかし、セッションをプレイする(そして準備する)にはもっと良い方法がある。この『ゲームマスターのためのプロアクティブ・ロールプレイング・ハンドブック』では、 TTRPGのゲームプレイを、予測可能なアクションとリアクションの決まり文句から、すべての 選択肢を(そして準備作業のほとんどを)プレイヤーの手に委ねる、プレイヤー主導のナラティブに転換する方法を示している。目標は彼らのものだ。決断は彼らのものだ。あなたが一緒に作り上げている世界で起こることはすべて、あなたが計画したから起こるのではなく、PCがゲームマスターのパンくずではなく、彼ら自身の道をたどって次の冒険の現場に向かうから起こるのだ。主体的なアプローチにより、すべての戦闘に緊張感があり、すべての派閥に機能があり、すべてのセッションが大きな賭けとなる(そして絶対に楽しい)。

書き手の壁を破る表
- 長年のセッションから得られたケーススタディ
- ゴールを目指すNPCや派閥のテンプレート
- モジュール式の冒険設定とストーリー
その他、盛りだくさん!

裏表紙のコメントを翻訳(The Game
Master’s Handbook of Proactive Roleplaying)より抜粋

この Topix Media Lab さんとこのだすソースブックは全体的に質も高く評判もいいので、興味のある方は押さえておくといいですよ。これはボスファイト用の大物Bad Gayのデータと、雑魚モンスターたちの戦術例をまとめた遭遇集になっています。いろんな経歴を持った悪党たちが20人以上。ワンショットアドベンチャーも入ってて使い勝手も良さそう。

D&D Beyond セール中

6月に入ってD&D Beyondのセールが始まった。Foundry VTTにも一応モジュールを使うとインポート出来ると言うのもあり、自分はD&D公式モジュールはD&DBeyondからに入れることもある。
オススメはもちろんコアルールの3冊+ザナサー+ターシャ+Monster本のモルデンカイネンなのだが、何か一品追加したいというなら自分はLairs of Etharisがいいかもしれないね、と思ってる。20個のレベル別アドベンチャーのマップが付いてきて、追加モンスターも89体。値段を考えると結構使いでのある本になっている。

いろんなKickstarterが完了した

で、ボクもいろいろ新しい作品とか興味があるのと、節操がないので、様々なKickstarterプロジェクトに目をつけているのですが、そのうちいくつかが無事に完了したのでそのお話などを。

Bob World Builder さんが企画した DELVE!

https://www.kickstarter.com/projects/bobworldbuilder/delve-5e-shadowdark

自分が信頼しているYoutuberトップ3の中の1人、Bob World Builderさん。さまざまなTRPGの紹介をしたり、プレイTipsを教えてくれたり、時に辛口にD&D商品のレビューをしたりしている人です。ボクがLazy Dungeon Masterスタイルを知ったのもこの人の動画の影響なので、勝手に恩人扱いしている人です(こう…書いてはみたが…知らんおっさんに恩人扱いされるのもだいぶ怖いだろうな…気をつけよう、俺)。

その彼が、ダンジョンシナリオ運営の準備を楽にしつつより深掘るためのプロジェクト、DELVE!を立ち上げたので支援しようと思いました。DriveTHRU RPGでいくつか小冊子を出しているのでライターとしての実績もあるのですが、その彼がEventyr Gamesさんと組んで大型出版物を初めて作成するというので、やっぱ恩もあるし協力したいな、と。あと、ダンジョンモノは大好物だし。
で、その結果$379,019の支援を受けて全てのストレッチゴールが提供されることになりました。嬉しい。

来年の1月には本が届くということで、それまでボクが無事でいられたなら色々レビューしたい。いや、おっさんは一年後どうなってるか判らないからね。"男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ"っていうじゃないですか。おっさんは三日会わざれば病で倒れて病院にいるかもしれんのです。これは笑えない。

個人的に応援していたLyre's Guide to Risk & Reward: A 5th Edition Bestiary

このnoteを作ったときから勝手に応援していた、カナダのストリーマー集団のNat19さんのプロジェクトが終わった。このnoteでは二度も応援しているから知っている人も居ると思う。

このプロジェクトが6/1に終わって、ハードカバー2冊にスリップケース付き大量のアートにクリーチャー、沢山のプレイヤーオプションなど盛りだくさんになりまして…どうも今年の8月頃には届くということなので今から楽しみですね。
すでにテストプレイパケットは沢山届いていて、いろんな種族とかオリジナルクラスとか様々な戦闘用ルールとか、JRPG的なおもちゃ箱のようなタンタジーが楽しめそうでワクワクはしています。なんかの機械に遊んでみたいですね。

燃え尽きを防ぐための色々

TRPGに限らないのですが、ゲームに入れ込みすぎると燃え尽きてしまうことって結構ありますよね。それをどうやって防いでいこう買って話を雑談ではゆるゆるしたいと思います。その際に話したこととかここにかければ。

参考資料

セッションはじめる前になんか逃げたくなる瞬間、確かにあるんですよね。"人類最強の敵は「めんどくさい」"という気持ちと言う言葉もあるくらいで…
なので、ボクは色々DM負荷を下げるためのメソッドや仕組みを活用してみたいと思ってるので、Lazy Dungeon Masterスタイルを取り入れてみたり、あちこちからマップを集めたり、いろんな教本に目を通したり…ってやってますが、これはこれで燃え尽きを招きかねないんですよね。
ある日突然、今まで楽しみで集めてきたモノがゴミにしか見えなくなる瞬間ってのはあると思います。

対策その1:準備を最小限にする

何もかもを全部自分で作ろうとしてはいけない。幸い今はネット上に沢山のフリーリソースがそろっている。『自分のキャンペーンで進めなければいけないこと』以外は全部外からそれっぽいモノを持ってくると言うやり方で十分行けます。

対策その2:過剰にプレイヤーのことを気にするのをやめる

"プレイヤーはそこまで細かいことを気にしてないぞ!"と言う言葉を忘れないようにしたい。PC達に活躍をさせることを忘れないようにしつつ、しかしGMの楽しみはプレイヤー達が真剣に目の前の障害に対応・対策を考えてくれることだ。GMが楽しいと思ったことを優先して用意しよう。極論「面白そうなシチュエーションだけ用意して、そのプレイヤーの反応を楽しむ」位の気持ちでセッション準備するといい。
ただまぁ、プレイヤーの地雷とかは事前に確認した方がいいかもねってのはある。そのためのセッションゼロだ。逆に言えば『そこさえ気をつけていれば大概のことはアリ』だともいえる。

対策その3:自分を信じる。過剰なまでに

セッションをしているその瞬間だけは、自分が最高のGMであると信じる。悩むな、突き進め。大丈夫だ毎週セッションにプレイヤーが来てくれるってことは、相手はこの毎週のセッションを楽しみにしているのだ。それだけでも十分君は成功している。安心してほしい。

対策その4:正直に運営する

『今日は体調がしんどい』とかは早めに言う。無理してセッション運営すると状況がおかしくなるので。実際自分は1回なった。もっとも、そこで少しおかしくなったのでLazy Dungeon Masterスタイルを知って気が楽になったとこもあるんですが…


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