自然周期系のClinic(NAC)と一般的な刺激系のClinicの移殖は こんなにも違う!
■ 自然周期系のClinic(NAC)と 一般的な刺激系のClinicの移殖は
こんなにも違う! ホルモン補充(HRT)
Q:どこが 全く違うのかわかりますか?
それぞれの薬剤をみて、その目的を頭の体操で自分で考えてみてください。
<ヒント>
一般のClinicでは移殖ホルモン補充周期に排卵してしまうと
P4値があがって窓がずれるから移殖中止になるのが殆どですが、
あえて、ホルモン補充周期だからこそ、
ブセレ3PUSHをいれて排卵させてしまう方法がNAC。
もちろん ブセレ前に排卵してしまったら移殖はキャンセル。
ここで、NACを知る為の”7つの質問”を
頭の体操でやってみましょう。
■ NAC(ナチュラルアートクリニック日本橋)を知る為の”7つの質問”
いくつ?答えられますか?
Q❶:このプロトコル(手順)では
ブセレで排卵しちゃうんですけど・・
じゃあ ブセレ後に排卵はなぜいいのか?
逆に なぜ?ブセレ前の排卵は
NACでもNG一発!移殖中止なのか?
Q❷:排卵後になぜ?DUP(デュファストン)を移殖日のはるか?
手前なのにスタートさせてしまうのか?
Q❸:上の表のCD13つまりD0(事実上の黄体ホルモンの開始日)に
黄体ホルモンを盛るではなくて、なぜ?
その翌日(D1)からガチに!盛り始めるのか?
Q❹:D1からのPLV(=プラノバール)とルテイム膣錠は2択。
D1からルテイム膣錠400mg(1-0-1)はわかるが、なぜ?
PLV:黄体ホルモン成分が多い中容量ピル)をいれて
移殖日までに、E2を落としてまくっていくのか?
※ D1とは移植日がD5ならば逆算して
4日前GOAL@移殖当日の狙いのE2値は、
上のイラスト中にヒントあり。
Q❺:ルテイム膣錠とプラノバールが二択になっているが
私(=患者さん)のホルモン値や、卵胞の成長のくせでは
どちらがいいのか?
Q❻:色々あるけど・・
このNACのHRT(ホルモン補充)プロトコル
肝は一言でいって 何をどうしたい訳?
「リクツはいいのよ!」
「で (高齢の)私にはどうなの?!」そう思いますよね?
Q➐:絵の下にも書いてあるけど・・
NACではブレセ3PUSHで高いE2から排卵させて・・
その8日後に、移植日を設定しているのはなぜ??
(特に高齢患者では E2ジェルを盛りまくっている時に
卵胞が育ってしまうヒトがすくなくない)
A: 頭の訓練はどうでしたか?
いくつ答えることができましたか?
答えを全部書いていくと、Conference(有料)になってしまうので
スマホで超高速★瞬間スクロールができる
(それで内容を把握もできる才能)
「気の短いあなた」には、答えを一言でいいますね。
「いい悪いに関わらず・・そう、好き嫌い関わらず、
自然のホルモンの動きに忠実になるように薬剤を組んでいる。」
ということです。
そして大切なのは・・
上記の自然のホルモンの動きに合わせるには、
高齢患者だと無理がある人も中にはいるということ。
でも!ホルモン値とエコーがずれた時、
どう?ズレたことを患者が認識するか?
患者はもちろん専門家ではないので、
あらゆるシュミレートをする必要はなく
主治医に「ポン♪」と投げる自分の結果の為の
キラー★クエスチョンを出すこと。
そして 先生の答えが返ってきたら、
次はどんなクエスチョンをなげるか?ONE♪ Two♪
「徹子の部屋」の黒柳徹子さんのように、
ゲストである主治医の先生に
ペラペラとスムーズに話してもらうこと。
すると・・? 一気に距離が縮まります。
この間まで 遠かった先生が、
本当に近くまでよって来てくれます。
それも患者の頭にあるコトバに翻訳してくれて、
その先生は一緒に考えてくれます。
良い質問は、良い答えに勝ります。
患者さんは次の内診で
Doctorにかける質問と先生の発するコトバの意味が
とてもクリアになります。
落としどころは、貴重な卵をベストの状態で戻すこと。
たったそれだけなのです。
Q:私がクライアントさんと一緒に考えている世界観は・・
A: 1つ目は
「患者と主治医の本当の意味でのインフォームド・コンセントの実現」
先生と患者の二人が、納得して決める診察室の空気感を出すこと
※ 「失敗したら文句はいいません」というの
それは本当の意味でのインフォームド・コンセントではないです。
2つ目は
「患者物語」に耳を傾けるDrは、治療も関係も最強になる。
その為には 信頼している先生に、
気持ちよく自分の厄介な感情の起伏まで理解しているようなフリを
してもらいたい!!
なぜならば、そうしたフリ(=Fake)はいずれ、本物になるから。
主治医の先生が、目の前の患者の感情の変化までも理解した上で
治療方針を説明してくれるようになる。
Drが 「患者の物語」に耳をかたむけ、科学(=ART)を患者が
使う患者のコトバに翻訳して、説明できるようになるとその
Drは最強になります。双方にとって。
■やっと”本論”
長くなりました。あきてしまいましたよね(笑)本論です。
採卵が低刺激だから・・自然周期のClinicを選ぶという患者さんは多いで
しょう。
そして、移殖周期に入ってきたら 先生の言われるがままに
何の疑問もなく、受け入れてしまう方が殆どでしょう。
だから、先生に患者サイドから質問をするのは
「失礼だから黙っていようと・・そう考える人は多いです。
■ ここは低刺激系の総本山
「寺本先生率いるNAC」 日本橋Natural Art Clinic
うちのクライアントさんで、初めてのHRTで2回移殖がキャンセルになり
本番の移殖に向かう方が、以下のように仰られました。
「いまでは凄く良い人間関係をつくっています。」
患者さん:
「ここは、NACなんです。
普通だと患者は、1言って・・先生から10返されるNACです!!
でも・・
先生に自分の意見を言っていいですのですね。
福島さん(ワタシ)と解析をいれてもらって、ホルモンの動きと
先生(主治医)の狙う落としどころを事前にレクチャーされているので 先生との会話がスムーズです。先生と意思疎通がよくできています。
ここNACでも先生を上手に選べる智慧を教えてくださり
ありがとうございます」
「echoをして内診までの空き時間に、
LINEでExcel(その方のdata)が分かりやすく書かれているものを
スクショで timelineにながしてもらい
それを見ながら・・リアルタイムで話せるし」
そう・・笑顔でおっしゃられておりました。(笑)
■ 患者さんがなぜ?主治医と距離を詰められることが出来たのか?
この患者さんは、blogの最初に書いた7つの質問には
全部こたえることができます。
それを内診前には事前に教えてあります。
わかりやすく。専門用語をあまり使わずに。
HRTは初めての方だのに・・年齢も高いのに。
なぜ?答えれるか?というと理由が3つあります。
1) 移殖キャンセルでたくさんのことを自分事として学んだからです
2) 先生に色々と勇気をだして質問していかないと、
自分の思うような治療は出来ないと悟ったからです
3)NACの先生は答えてくれると信じたからです。
■追伸P.S
ひさしぶりにblogを書こうとおもったら
少し 難しいblogになってしまいました。
すべては、苦労している高齢妊活患者さんの成功のために。
納得できる治療をしてもらいだけなのです。
そこに至るまでの「プロセス管理」と「プロセス理解」が一番大事。
グッドラック♪
あなたの未来がHAPPYであらんこと✟ AMEN
結果は求めるものではなくて、
あとになって自然と付いてくる最終的なプロダクト。
「PIO-ART(体外受精)解析相談室」
「 こんな相談室が欲しかった」という声が一番多いです。「利害関係のない中立性を保っているからと・・。」
公式HPは・・ こちらに。
https://www.pio-art-counseling.com/
【ツィッター】
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【営業時間】 11:00~23:00
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