生け花とは?

池坊の華道の扉を叩いて13年

育児でお稽古できていない期間が2年

そんな私の主観ですが生け花とは?というざっくりした質問を受けることは多々あるので少しだけお話を。


華道 自体は元々は武士の嗜みであって

意識を集中させたり、本当の美しさを引き出すために余計な部分を切っていくというところが、戦で相手に勝つためにも必要な感性だと言われていたようだ


池坊の生け花は、陰と陽のバランスを保ち、宇宙の真理を花で表すと言われている。

それは完成された作品の目指すところであって、その過程に、集中する力、そして要らないものを削ぎ落としていく「引き算」の技術が必要となるが、これは我々の日常生活の中でも非常に肝となる考え方だと私は思う。


ゴールがあって、そこにたどり着くには何が必要なの?じゃあ何が必要じゃないのか?と引き算して考えていくと、ずっとシンプルに答えが導き出される瞬間がある。

お花を生けることは宇宙の真理を表すこと。

そして生き方の真理を追求することとも言えるのかもしれない、とかぼんやり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?