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大好きだからちゃんと寂しい





朝から数え切れないほどの溜息が出る。
「溜息をすると幸せが逃げる」なんて知らないどこかの誰かが昔言っていたけれど、それならば私の口から漏れ出た幸せを全部彼に届けてあげたい。



寂しいものは寂しい。
私は素直にそう言いたい。

信じて待とう
笑顔で送ろう
悲しむ顔は見せたくない

多くのアミたちが彼を思い、温かい声をあげている。
わかる。
とってもわかる。
出来ることならば私もそうしたいし、そう立ち振る舞いたい。
けれど、今の私には出来そうにない。






彼と会社が設けてくれたお別れの準備期間の始まり。
どうにか気持ちの落ちどころを見つけその日を迎えようとしていた。
ただ、迫り来るタイムリミットに近づくほど彼だけのコンテンツの供給量は加速し、その通知が来る度にそれは簡単に揺らいだ。
正直、今日という日まで私は彼のコンテンツを何ひとつとしてちゃんと見れていない。
否、見たくなかったというのが正しい。

私が彼のコンテンツを見ることなく過ごしてきたからといって、今日というこの日を迎えた今、時間が巻き戻ることも、時が止まることもない。
何ひとつとしてこの現実は変わらない。

現実は変わらずとも、ちゃんと彼のコンテンツを見ていたらこの気持ちは少しは変わったのだろうか。
もっと落ち着いていたのだろうか。
そう思ったりもしたが、覆水盆に返らず。
けれど、多分、彼のコンテンツを全部消化していたとしても、この今の気持ちはきっと変わらないのだろうな。
だって、寂しいことに変わりはないのだから。








言うまでもなく私と彼らは国籍が違う。
国籍が違うから勿論話す言語も違う。
でも、そんなことはどうでもよかった。
彼らは彼らだから。
ありのままの、7人の青年が好きだったから。

しかし、今回の件で国が違うということを強く感じてしまった。
国境という壁。
近くて遠い国。
そして、自分がいかに無知で無力なのかということ。


兵役に就くということが、彼らの国で重要視されていることは幾度となく取り沙汰されるニュース記事を見ていれば分かる。
職務にあたることを先延ばしにしたことで、彼らが沢山の厳しい言葉の矢を受けていたことも知っている。
だからこそ、兵役が実行されると知れば、その辛さから彼らが解放されるのだと思い、胸を撫で下ろしたりもした。
そして、そのことに納得していた。

納得はした。
けれど、彼らが職務にあたる軍隊という所について知らないことが多すぎることに今度は不安を覚えた。
だから、色々自分なりに調べたりもしたし、本国の軍隊に詳しい人のツイートも漁ったりした。
それでも見えない部分が多すぎる。

職務を全うして、除隊された彼らの先輩方を見ていて悪いことばかりでは無いことも分かっているけど、現役でまだ職務にあたったいる人の良くない情報を目にすれば嫌でも不安と心配は募った。

平和な国でぬくぬくと生活していた私と彼らとの間に大きな隔たりを感じざるを得なかった。





規律ある生活の中心休まる時間はあるのだろうか

とか

食べることが好きな人だから不味いものは出ないだろうか

とか

お腹いっぱい食事は食べれるのだろうか

とか

筋肉が付きにくいと言っていたから筋肉痛で悩まされないだろうか

とか

静かに眠れるのだろうか

とか

商売道具の顔に傷がつかないだろうか

とか

大きな怪我や病気をしないだろうか

とか

努力の人だから出来ないことを努力で補おうとして潰れないだろうか

とか。


昨日、軍隊がアミ用に掲示板を設けたという働き、大変ありがたいことではあるがそれによって彼に不利益が生じないだろうかなどと余計な心配もしてしまった。

ただのお節介おばさんだなと思う。
けれど、それらを飲み込んで送り出すしか私には方法がないのが悔しかったのだ。
それが最善の策でも、未来へ向けた確かな一歩であったとしても……。







こんな言葉を吐き出して、わざわざnoteに残して何になる。
そういう人もいるかもしれない。
ごもっともだ。
これはただの個人的な思いであって、なんの抗力も持たない。

ただ、ネガティブな言葉の羅列を紡いではいけないような雰囲気が苦しかった。
どう足掻いても、寂しいし、悲しいし、苦しいし、心配しかないのだ。
私は私のこの気持ちに簡単に蓋をすることが出来ない。
無理やり閉じた蓋なんて、どうせ閉まり切らないし、結局いつかパカリと開くのだ。
それならば、ちゃんとこの気持ちに向き合ってしっかりと蓋を閉めるべきだと思った。


悲しむことで何になるのか。
何にもならない。
そんなこと、皆とっくに知っている。
だからみんな前を向こうとしていて、彼に向けた溢れる愛情にリボンをかけて贈るのだろう。
みんながみんな強いわけではないことも知っているが、それでも私にはそうあろうとしている人たちは強い人だなと感じた。
私の場合は上辺だけの前向きや、貼り付けた笑顔を振りまくほどの強さは持ち合わせていなかったから。


同じように吐き出そうにも吐き出せない人達も少なからずいると思う。
でもネガティブな言葉を吐き出す役割を負うのは私だけでいいとも思うのだ。

言霊。
ネガティブな言葉はネガティブな現象を引き寄せる。
だから、他のアミにはポジティブな言葉だけを、前を向けるようなキラキラしたあったかい愛だけをたくさん彼に届けて欲しいとおもうのだ。
このネガティブを潰すほど愛の言葉を彼に届けて欲しいのだ。


しかしながら、私のこの悲しみだって愛があるが故の悲しみだ。
「哀」をもう一度「愛」として大きく膨らませるための過程。
まだまだ乗り越えるには時間を要する。
その間にほかのメンバーの情報も出てくるだろう。
その度に私の心は萎んで膨らんでを繰り返すのだろう。
だけど、その中で、自分が届けられる分の精一杯の愛情を私も彼らに贈りたいなとは思ってはいるのだ。







思いつくままに書いたからかなり支離滅裂だし、むちゃくちゃで読みづらいnoteだな。
結局何が言いたいかも分からないね。
ただ、吐露する場所が欲しかっただけなのかもな……。

不快な思いをされた方がいましたら謝ります。
ごめんなさい。
でも、無理。
泣いちゃう。
普通に無理なんだよ……ウウッ。

お粗末さまでした(土下座からのドロン)




以下は届かないお手紙のお焚き上げです。
スルーでいいよ。
イタい女だからさ(死んだ魚の目)

あんにょん。



















ジンくんへ



Twitterとかみんなの前ではいつもソクジンなんて呼んでるけど、実は一人であなたと向き合う時はジンくんって呼んでいるんだよ。
ヌナはね、見栄っ張りの意地っ張りなの。
しょーもなって思ってるでしょ。
大丈夫、自分でもそう思ってるよ。


初めてバンタンを知って、ジンくんの顔を判別するために意識して見てたのはそのぽってりした唇だった。
そして、ハマり始めた当初、その唇から発せられる変な笑い声と真っ直ぐな美しい歌声とのギャップに驚いたし、バンタンの長兄だと知ったときはもっと驚いたんだよ。

「長兄らしくない長兄」そう思ったのは確か。
でも、知れば知るほどそれはジンくんの優しさからくるもだって知って、ちゃんと長兄なんだなって愛おしくなった。


ねぇ、ジンくん。
ジンくんはアミが辛い思いをするのは嫌と言ってくれたけど、それは私も同じ気持ちだよ。
ジンくんが辛い思いをするのは嫌なんだ。
だからさ、笑って送り出したかったんだ。
でも出来なかった。
ごめんね。
大好きだから出来なかった。
大好きだからちゃんと寂しくなってしまった。
きっとジンくんが戻ってくるまでずっとこの寂しいは残ってしまうんだ。
ジンくんによって欠けてしまったピースはジンくんじゃなきゃ埋められないんだよ。
だから、寂しいを抱えたままジンくんへ愛を贈り続けることにするよ。
不器用でごめんね。


いつもジンくんの心と体の健康を願うし、冬は暖かく夏は涼しく過ごせるように祈るよ。
だから、お願い。
私のこの欠けたピースをちゃんと埋めるために無事に戻ってきてね。


とっても言いたくない言葉ではあるんだけどさ、ちゃんと言うよ。
言わないと後悔すると思うから。

ジンくん、いってらっしゃい。
先陣を切ってくれてありがとう。
アミのみんなと待ってるね。
いつだってアミはジンくんのHOMEだからね。




네 곁에 있어 줄게
네 빛이 되어 줄게
All for you

ジンくんが私にそうであったように、心だけはいつもジンくんなそばに置かせてね。

항상 당신을 생각합니다.
사랑해요.



みかより

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