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膝の手術後スムーズにスポーツ復帰出来ない理由

膝の手術をされたスポーツをされている方の中で、病院でリハビリをやってもうまくスポーツ復帰できない人が一定数います。


スムーズに復帰できない2つのパターン

パターンは大きく2つあって
1つは本人がリハビリを頑張れなかった場合

もう1つが
病院で提供されるリハビリや指示が「てきとう」になっていた場合
です。

先にお断りをしておくと、僕は病院批判がしたいわけではありません。僕たちが普段一緒にお仕事をさせていただいている、ドクターや理学療法士の方は、本当に尊敬する素晴らしい方たちばかりです。

どんな業界でも同じだと思いますが、ピンキリがあり、それが飲食店であれ、トレーナーであれ、病院であれ、自分で選択をしっかりしていかなければならないと考えています。

どこに行っても同じ質のものが提供されるという保証はどこにもないという認識は、全ての業種でサービスを受けるときに共通して持っておく必要があると思います。

しかし、専門性の高い領域の話になると、その判断基準は中々持てません。


スポーツ復帰がうまく出来ない人に起こっていた4つの事例

これまで15年間、大学のリハビリルームやチームのトレーナーとして、沢山の膝のリバビリを担当して来ました。

また、病院の先生や治療家の先生にご依頼頂き、その方達と一緒に多くの【術後リハ】を見てきました。

その中で、病院で言われたことを信じて一生懸命やってたのに、その指示が実は無茶苦茶なことを言われていた

という場合がたまにあり、後からお話を聞いて、

「それは可愛そうだな」

と思うことがありました。

今回は僕が実際に遭遇した例の中から、いくつかピックアップしてご紹介していきます。


僕が、これまで遭遇したひどいなーと思う例は・・・

・判断基準が曖昧

前十字靭帯(ぜんしゅうじじんたい)や半月板の術後、経過した時間(期間)だけを判断基準にし
全く本人の能力(筋力の回復具合や怪我の原因となった悪い癖の改善具合)を確認せずに
「ジョギングやっていいよ〜」みたいな指示を出すパターン

期間だけで判断して「筋力不足」や「アライメント不良(悪い使い方のクセ)」の問題が解決していない場合、痛みが再発します。

その状態になって
病院で言われるのは
「安静にして」
などの的の外れた指示です。
安静にしても、また走れば痛くなります。

そんな状態ではスポーツに復帰できません。


・スポーツ復帰の基準が曖昧

スポーツへの復帰基準も曖昧です。
「徐々にやっていいよ〜」
みたいなことを
その人の能力や動きを確認もしないで、
簡単に言う病院の先生がいますが

「どうやって
それを判断したんだろう?」
と不思議でした。

本人の能力が戻っていない状態でスポーツを再開すると、最悪の場合、【怪我の再発】=また同じ手術をしなくてはならない状態になったりします。

過去には

そうやってなんの確認もせずに許可を出しておいて
「再発したのはお前の責任だ」
みたいなことをご本人に話す方もいらっしゃいました。

・リハビリ計画の順序がめちゃくちゃ

膝の手術後スポーツ復帰までのリハビリは段階を積み上げていきながら徐々に負荷・強度を増していき、スポーツ動作の一部から再開させていきます。

ところが、その順序、導入タイミングがめちゃくちゃになっている例もよく見ます。

例えば、リハビリの計画表でスクワットとジョギングが同じタイミングでスタートする予定になっていたりします。

スクワットは僕たちの基準で言えば、ジョギングが出来るようになる2つ前の段階でやるメニューです。これは色々な考え方があるので正解が1つではないと思いますが、間違いなくスクワットとジョギングを同時にスタートさせることはありません。

僕は、そんなこと怖くて出来ません。

なぜ、順番がめちゃくちゃになっているのか?はよくわからないですが、そんな計画表のリハビリを信じて一生懸命やってきた方を見ると、とても気の毒になります。


・レベルが低いことしかやっていない

スポーツに復帰する前提でリハビリをしているはずなのに、高齢者の方が日常生活に復帰するために行うぐらいのレベルの低いリハビリのままで、いつまで経っても負荷が上がらずに、いきなり、競技復帰にワープさせる例もありました。
もちろんこのような場合も、せっかく覚悟を決めて手術したのに、再発のリスク、痛みがでるリスクはかなり高くなります。

膝の手術後スムーズに復帰するために大事なたった1つのポイント

例を上げだすとキリがないですが
このように、スポーツ復帰を前提として考えている方が、膝の手術後スムーズに回復していかない理由は、御本人の問題ではないことも多々あります。

ここまでお伝えしたとおり

手術後からスムーズにスポーツ復帰するためには

その過程の中で
要所要所にある一定の基準をクリアしていることを確認しながら
徐々にリハビリの内容やレベルを上げていかなくてはなりません。もちろん個人差があるので、期間が変わったり、やるべきことが変わったりすることも多々あります。

その設計や管理がずさんな場合、スポーツになかなか復帰できないという状況になります。

あなたのケースに沿ってもう少し詳しいアドバイスが知りたい場合。。。

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